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ガク視点
俺は店長さんに頭を下げて、おねえさんの送別会の日時と場所を教えてもらった。
ただ、送別会開始時間には行くなとくぎを刺された。
「バイト達もあいつに会いたがっていたし、ちゃんと送別会をさせてやれ。
どうせお前が行ったら、あいつの気持ちは置いといても、周りが騒いで送別会どころじゃなくなるだろ。」
感じの悪い店長は、けっこういい人かもしれない。
「まあ、そこでお前があいつをちゃんと捕まえられるかはお前次第だろうけどな。」
意地悪そうに笑う店長。お前、やっぱり感じ悪い。もう、店来ねえぞと思っていると、
「こないだお前があいつを迎えに来た時、あいつ嬉しそうな顔してただろ。ガードが固いあいつのあんな顔見た事なかった。
、、俺には見せなかった顔だ。、、まあ、なんだ、、頼む。」
そう言って俺の肩をポンと叩いて、店長はスタッフルームに消えた。
、、やっぱり上司以上の気持ちあったんじゃねえの?
おねえさんが見たことない嬉しそうな顔を俺にしてたっていうのは嬉しいけど、なんとなく複雑な気分になった。
やっぱり、あんなエロくて可愛いお姉さんは早く捕まえないと、どこの者とも知れないオヤジに持って行かれてしまうかも。いや、俺みたいなひよっこも、おねえさんの優しさとエロさを知ったら、、まずい。男全てが敵に見える。。
内心焦る様な気持ちを隠しつつ、ランチから戻り業務に取り掛かる。
おねえさんにどうにか木曜日には会えると分かり、俺は午前中のミスを取り返す様に仕事に励んだ。
すると就業時間を過ぎた頃、
「やっと、集中したな。なんかあったのかは知らないが、仕事にプライベートは持ち込むな。
まあ、俺も人の事は言えないがな。」
俺の憧れる冴木課長が声をかけてきた。
「すみません。ちょっと色々あって。とりあえず、あとは勝負するしかないんで。」
そう、おねえさんにもう逃げられないように。。
「勝負?、、喧嘩はするなよ?」
冴木課長は困った奴だと言いたげに微笑んで席に戻った。
、、いた。ここに大人の男。
課長みたいになれば、おねえさんは俺に捕まってくれるだろうか。
ちょっと、課長を観察する。
課長はニヤリとして何かを見ていたので、その視線を追うと、、、恋人になったばかりの加藤さん。
なにやら美魔女谷口さんと話して顔を赤くしている。今日の加藤さんはなんだか色っぽい。とても眼福だが、、もう一度視線を課長を向けると、俺を睨みつけていた。
見るな、減る!とでも言う様な視線。
人は見るだけじゃ減りませんよ、と思いつつ恋した大人の男は参考にはならない事が分かった。
そんな時、
「おー!冴木!今日は飲みに行くぞ。やっと、くっついたんだって?良かったなぁ。逃げられなくて。」
でかい声でそう言いながら室内に入ってきたのは、和田部長。その顔は悪巧みをする様にニヤニヤとしている。
和田部長は俺を工場に向かわせた人。そういえば、この人も大人の男。。。
大きな声と、ラガーマンだったらしい大きな体躯。いつも大きな声で周りを混乱の渦に巻き込み、下ネタ大好きという困った人だけど、なんだか憎めない大人の男。
うーん、参考になるんだろうか。。嫌がる冴木課長を強引に連れ出そうとする部長を見ていると、
「よお、宮本!お前、ちゃんと工場行って話してきたか?工場の人間と少しはネットワークを持てよ!」
ズバリなことを言われたが、
「はい、行ってきました。責任者の佐野さんとも、他の工場の人ともコミュニケーションを取ってきました。自分の目で見て、話を聞けと言われたんですが、とても勉強になりました!」
そう、あの日は有意義だった。
「そうか!よかったな。早く独り立ちしろよ!あ、シモネタじゃねえよ。」ニヤリと笑って、冴木課長と出て行った。
。。。どうやら参考にはならない様だ。
その時、工場の佐野さんを思い出した。あの強面の佐野さん。手に結婚指輪はなかったな。佐野さんも、大人な男だ、どうやって女の子を口説くんだろう。
俺はちょっと想像してみた。
強面の佐野さんが、可愛らしくおとなしい女の子をちょっと来いっと凄んで連れて行き、あーれーっという感じでモノにする、、そんなちょっと濃厚なエロ付き映像、、。ダメだ、それはリアルでやると犯罪だ。
どうやら参考になる大人な男は俺の周りにはいない様だ。
お姉さん視点
「副店長!お疲れ様でーす!」
「カンパーイ!」
可愛いバイトちゃん達から有給中に送別会をしてくれるとの連絡があり、今日はカフェの近くの居酒屋で送別会兼忘年会だ。
忘年会シーズンの居酒屋はサラリーマンやお姉さん達ですごく混み合っている。
もうすぐ、冬休みって言う開放感からか、みんな楽しそうに飲んで、騒いで盛り上がって笑いが溢れる。
みんな仲良しだから、このお店を去るのはちょっと寂しい。
「今日シフトの子かわいそうだね。」
「早上がりの子は後から来るって。」
「年末、どうする?年越し予定ある?」
「んー。多分カウントダウンイベント行く。で、正月は実家。」
なんだか、ただの飲み会になっているがそれでいい。
寂しいんですなんて、言われちゃうとなんかしんみりしちゃう。
「そういえば、またイケメン来てましたよ、美女と。」
ん?それはあの甘いカップルか?
「なんか、すっごいあまーい雰囲気でした。だって、イケメンが美女にあーんしてましたよ。ロコモコ。
美女、顔真っ赤で超かわいかった。」
相変わらずの甘さだ。しかし、あのカップルの甘さはそんなもんじゃないんだけど。
はたして、あーんで済んだのか、、。ちょっとしたおさわりぐらいあったに違いない。
そう思い、話を聞いてると、
「そういえばキラキライケメン、今週一回来ただけだったね。ほぼ毎日来てたのに。」
ドキッとした。
これはガクの事だろう。
そうなんだ、今日木曜日だから火、水来なかったんだ。2日連続来ないなんて初めて来た日からはなかったな。
きっと、仕事年末だし忙しいのかも。
ちゃんと野菜も食べてるかな。。元飼い主としては気になるところだ。
今日もカフェ近くの居酒屋集合だったから、会っちゃったらどうしようかと思ったが、そんなに忙しそうならいらない心配だったな。
。。会いたいなら電話をすればいいんだろうけど、、向こうがどう思ってるかなんて分からないし、
もしかして、カフェの誰かに私の連絡先聞いたりして?なんて変な期待をしてしまったが、そんな事言う子はいない。もしあれば、この可愛いバイトちゃん達はきっと大騒ぎだ。
、、ということは、そのぐらいの好意だったということ。
確かに懐いてくれたし、身体を重ねたけど、私たちの間に未来に繋がる確かなものはなかったんだ。
、、ああ、やばい。なんか涙腺弱くなったのかな。
手に持っていたサングリアを一気飲みで飲み干す。
はあぁ!いつまでもネチネチとっ!こういう湿っぽいのは嫌なんだってばっ!
自分で自分にイライラとしてしまう。だから可愛げないのかも。
いや、考えない、考えない。今日は飲むんだ!明日も休みだし!
「さすが副店!飲みっぷりが男前。次何飲みます?焼酎のボトルいきますか?」
「いいね。みんなで割って飲んじゃうか!」
「いいねぇ~!」
つい最近のお酒の失敗などころりと忘れた私は、飲んだ。呑んだくれた。
でも、みんなも飲んだ。
焼酎を最初ロックで飲んだら美味しかったけど、バイトちゃん達が色々割り始めた。
緑茶、ソーダ、りんごジュース、コーラ、、、、どうなのそれはっ?なんて回し飲みしていたら、追加でもう一本、もう二本?割ってはいるものの結構酔いが回ってきた。
「副店、、ほんとはすごくさみしいんです。。副店厳しいけど優しいから」
「、、もう、今日はそれ言わないって言ったのに、、。でも、私も副店いなくなったら、あのドS店長をどうしていいのかわかりません。」
「、、そうなんです。店長、めっちゃ怖いんです!ランチでオーダーたまったら、てめえやる気あんのか!って言われました!」
そう言うのは、私の代わりにランチの厨房にホールから異動したバイトの男の子。ゆくゆく正社員になるのが決まっている。
「そ、そうなんだー。まあ、店長ならそれぐらい普通だよ。私も最初そうだったし。
でもさ、期待してるから言うんだよ。だって、店長一人で回した方が早いのに、手を出さないで見ててくれたんでしょ?
手伝って、やってあげるのは簡単だけど、一人で出来る様にサポートするのって店長の優しさじゃない?
口は悪いけど。」
そう言うと、男の子がガバリと抱きついてきた。
「副店!やっぱ優しい!俺、副店に行って欲しくない!」
「そーだ、そーだ。」
ここには酔っ払いしかいないらしい。
しかし、
「ちょっと!何してんですか!俺のおねえさんだからっ!」
個室をお店の人に案内され、障子を開けられた途端に、酔っ払い達の様子を見てワンコが吠えた。
「え?ガク?」
「え?キラキライケメン?俺のお姉さんって、、副店?」
「え?何修羅場?」
「え?それ相手、俺?」
抱きついていたバイトちゃんが離れるのと同時に、ガクが私を後ろから羽交い締めするように自分に私を引き寄せた。
俺は店長さんに頭を下げて、おねえさんの送別会の日時と場所を教えてもらった。
ただ、送別会開始時間には行くなとくぎを刺された。
「バイト達もあいつに会いたがっていたし、ちゃんと送別会をさせてやれ。
どうせお前が行ったら、あいつの気持ちは置いといても、周りが騒いで送別会どころじゃなくなるだろ。」
感じの悪い店長は、けっこういい人かもしれない。
「まあ、そこでお前があいつをちゃんと捕まえられるかはお前次第だろうけどな。」
意地悪そうに笑う店長。お前、やっぱり感じ悪い。もう、店来ねえぞと思っていると、
「こないだお前があいつを迎えに来た時、あいつ嬉しそうな顔してただろ。ガードが固いあいつのあんな顔見た事なかった。
、、俺には見せなかった顔だ。、、まあ、なんだ、、頼む。」
そう言って俺の肩をポンと叩いて、店長はスタッフルームに消えた。
、、やっぱり上司以上の気持ちあったんじゃねえの?
おねえさんが見たことない嬉しそうな顔を俺にしてたっていうのは嬉しいけど、なんとなく複雑な気分になった。
やっぱり、あんなエロくて可愛いお姉さんは早く捕まえないと、どこの者とも知れないオヤジに持って行かれてしまうかも。いや、俺みたいなひよっこも、おねえさんの優しさとエロさを知ったら、、まずい。男全てが敵に見える。。
内心焦る様な気持ちを隠しつつ、ランチから戻り業務に取り掛かる。
おねえさんにどうにか木曜日には会えると分かり、俺は午前中のミスを取り返す様に仕事に励んだ。
すると就業時間を過ぎた頃、
「やっと、集中したな。なんかあったのかは知らないが、仕事にプライベートは持ち込むな。
まあ、俺も人の事は言えないがな。」
俺の憧れる冴木課長が声をかけてきた。
「すみません。ちょっと色々あって。とりあえず、あとは勝負するしかないんで。」
そう、おねえさんにもう逃げられないように。。
「勝負?、、喧嘩はするなよ?」
冴木課長は困った奴だと言いたげに微笑んで席に戻った。
、、いた。ここに大人の男。
課長みたいになれば、おねえさんは俺に捕まってくれるだろうか。
ちょっと、課長を観察する。
課長はニヤリとして何かを見ていたので、その視線を追うと、、、恋人になったばかりの加藤さん。
なにやら美魔女谷口さんと話して顔を赤くしている。今日の加藤さんはなんだか色っぽい。とても眼福だが、、もう一度視線を課長を向けると、俺を睨みつけていた。
見るな、減る!とでも言う様な視線。
人は見るだけじゃ減りませんよ、と思いつつ恋した大人の男は参考にはならない事が分かった。
そんな時、
「おー!冴木!今日は飲みに行くぞ。やっと、くっついたんだって?良かったなぁ。逃げられなくて。」
でかい声でそう言いながら室内に入ってきたのは、和田部長。その顔は悪巧みをする様にニヤニヤとしている。
和田部長は俺を工場に向かわせた人。そういえば、この人も大人の男。。。
大きな声と、ラガーマンだったらしい大きな体躯。いつも大きな声で周りを混乱の渦に巻き込み、下ネタ大好きという困った人だけど、なんだか憎めない大人の男。
うーん、参考になるんだろうか。。嫌がる冴木課長を強引に連れ出そうとする部長を見ていると、
「よお、宮本!お前、ちゃんと工場行って話してきたか?工場の人間と少しはネットワークを持てよ!」
ズバリなことを言われたが、
「はい、行ってきました。責任者の佐野さんとも、他の工場の人ともコミュニケーションを取ってきました。自分の目で見て、話を聞けと言われたんですが、とても勉強になりました!」
そう、あの日は有意義だった。
「そうか!よかったな。早く独り立ちしろよ!あ、シモネタじゃねえよ。」ニヤリと笑って、冴木課長と出て行った。
。。。どうやら参考にはならない様だ。
その時、工場の佐野さんを思い出した。あの強面の佐野さん。手に結婚指輪はなかったな。佐野さんも、大人な男だ、どうやって女の子を口説くんだろう。
俺はちょっと想像してみた。
強面の佐野さんが、可愛らしくおとなしい女の子をちょっと来いっと凄んで連れて行き、あーれーっという感じでモノにする、、そんなちょっと濃厚なエロ付き映像、、。ダメだ、それはリアルでやると犯罪だ。
どうやら参考になる大人な男は俺の周りにはいない様だ。
お姉さん視点
「副店長!お疲れ様でーす!」
「カンパーイ!」
可愛いバイトちゃん達から有給中に送別会をしてくれるとの連絡があり、今日はカフェの近くの居酒屋で送別会兼忘年会だ。
忘年会シーズンの居酒屋はサラリーマンやお姉さん達ですごく混み合っている。
もうすぐ、冬休みって言う開放感からか、みんな楽しそうに飲んで、騒いで盛り上がって笑いが溢れる。
みんな仲良しだから、このお店を去るのはちょっと寂しい。
「今日シフトの子かわいそうだね。」
「早上がりの子は後から来るって。」
「年末、どうする?年越し予定ある?」
「んー。多分カウントダウンイベント行く。で、正月は実家。」
なんだか、ただの飲み会になっているがそれでいい。
寂しいんですなんて、言われちゃうとなんかしんみりしちゃう。
「そういえば、またイケメン来てましたよ、美女と。」
ん?それはあの甘いカップルか?
「なんか、すっごいあまーい雰囲気でした。だって、イケメンが美女にあーんしてましたよ。ロコモコ。
美女、顔真っ赤で超かわいかった。」
相変わらずの甘さだ。しかし、あのカップルの甘さはそんなもんじゃないんだけど。
はたして、あーんで済んだのか、、。ちょっとしたおさわりぐらいあったに違いない。
そう思い、話を聞いてると、
「そういえばキラキライケメン、今週一回来ただけだったね。ほぼ毎日来てたのに。」
ドキッとした。
これはガクの事だろう。
そうなんだ、今日木曜日だから火、水来なかったんだ。2日連続来ないなんて初めて来た日からはなかったな。
きっと、仕事年末だし忙しいのかも。
ちゃんと野菜も食べてるかな。。元飼い主としては気になるところだ。
今日もカフェ近くの居酒屋集合だったから、会っちゃったらどうしようかと思ったが、そんなに忙しそうならいらない心配だったな。
。。会いたいなら電話をすればいいんだろうけど、、向こうがどう思ってるかなんて分からないし、
もしかして、カフェの誰かに私の連絡先聞いたりして?なんて変な期待をしてしまったが、そんな事言う子はいない。もしあれば、この可愛いバイトちゃん達はきっと大騒ぎだ。
、、ということは、そのぐらいの好意だったということ。
確かに懐いてくれたし、身体を重ねたけど、私たちの間に未来に繋がる確かなものはなかったんだ。
、、ああ、やばい。なんか涙腺弱くなったのかな。
手に持っていたサングリアを一気飲みで飲み干す。
はあぁ!いつまでもネチネチとっ!こういう湿っぽいのは嫌なんだってばっ!
自分で自分にイライラとしてしまう。だから可愛げないのかも。
いや、考えない、考えない。今日は飲むんだ!明日も休みだし!
「さすが副店!飲みっぷりが男前。次何飲みます?焼酎のボトルいきますか?」
「いいね。みんなで割って飲んじゃうか!」
「いいねぇ~!」
つい最近のお酒の失敗などころりと忘れた私は、飲んだ。呑んだくれた。
でも、みんなも飲んだ。
焼酎を最初ロックで飲んだら美味しかったけど、バイトちゃん達が色々割り始めた。
緑茶、ソーダ、りんごジュース、コーラ、、、、どうなのそれはっ?なんて回し飲みしていたら、追加でもう一本、もう二本?割ってはいるものの結構酔いが回ってきた。
「副店、、ほんとはすごくさみしいんです。。副店厳しいけど優しいから」
「、、もう、今日はそれ言わないって言ったのに、、。でも、私も副店いなくなったら、あのドS店長をどうしていいのかわかりません。」
「、、そうなんです。店長、めっちゃ怖いんです!ランチでオーダーたまったら、てめえやる気あんのか!って言われました!」
そう言うのは、私の代わりにランチの厨房にホールから異動したバイトの男の子。ゆくゆく正社員になるのが決まっている。
「そ、そうなんだー。まあ、店長ならそれぐらい普通だよ。私も最初そうだったし。
でもさ、期待してるから言うんだよ。だって、店長一人で回した方が早いのに、手を出さないで見ててくれたんでしょ?
手伝って、やってあげるのは簡単だけど、一人で出来る様にサポートするのって店長の優しさじゃない?
口は悪いけど。」
そう言うと、男の子がガバリと抱きついてきた。
「副店!やっぱ優しい!俺、副店に行って欲しくない!」
「そーだ、そーだ。」
ここには酔っ払いしかいないらしい。
しかし、
「ちょっと!何してんですか!俺のおねえさんだからっ!」
個室をお店の人に案内され、障子を開けられた途端に、酔っ払い達の様子を見てワンコが吠えた。
「え?ガク?」
「え?キラキライケメン?俺のお姉さんって、、副店?」
「え?何修羅場?」
「え?それ相手、俺?」
抱きついていたバイトちゃんが離れるのと同時に、ガクが私を後ろから羽交い締めするように自分に私を引き寄せた。
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