2 / 2
本編
1
しおりを挟む
私はこの家で飼われている。
この家の人が言うに、家の前に捨てられていたものを拾ったから飼っているペットみたいなものらしい。
けれど、どれもこれも人が話しているのを聞いただけだから確かかは分からない。ただ分かるのはこの家に住んでる人は私のことが嫌いということ。
私の一日は朝食を作ることから始まる。物心ついた頃にこの家の家事の全てをやらされるようになった。
朝ごはんを作るのが終わったら次は掃除。どこもかしこもピカピカになるまで掃除をする。ホコリや髪の毛がちょっとでも見つかったら鞭で打たれる。もう打たれすぎて痛みを感じることはないけれど外に買い物へいく時に奇妙な目で見られるからできるだけ体に痕が残ることはされたくない。それで大事になって住む家がなくなったら大変だ。
昼頃はこの家には誰もいなくなる。
誰かが帰って来たらチェックが入るからこの時間に掃除をやり切らないといけない。
この家に住んでるのは大きな男とその男の大事な女の人。
昼頃は2人とも働きに出ているらしい。多分2人は夫婦だと思う。毎日同じベッドで寝ているから。
夜はこの家の人らが疲れ切ってストレスが溜まっている時間。何か私がやらかすと鞭打ちが始まる。
昨日は私を見てイライラしたから。一昨日は私が作った料理が熱くてびっくりしたから。何故か鞭打ちを回避しようとしても毎日打たれてしまう。多分私が役立たずだからだと思う。
私は話すのも下手。人と話すことが今までなかったからだと思う。理解はできるけど声に出すってなったら、失礼にならないかなとか怒られないかなとかんがえてしまって全然話せなくなる。だから鞭打ち中に回数を数えろといつも言われるけどいつも苦労する。
鞭打ち回数は日によって違う。打っている人が早くにあきてしまうと早くに終わるし、イライラしている日だったら長い時間鞭を打たれる。
もう痛みを感じることはないけれど、話すのはこの時ぐらいだから舌も回ってくれないし、だんだん目が見えにくくなって眠くなってしまうからいつも最後の方は覚えていなくていつも頬にあたる冷たい床の感触で目が覚める。
けど今日は何か違うものが頬にあたってる気がする。柔らかくて、暖かいものに体全部包まれてるような気がする。
何か聞こえる…?
安心するとても優しそうな声。
もっと近くで聞きたいな
________________
全話1000字程度で書いていくつもりです。
1週間に1話以上更新するのを目標に書いていきたいと思います。
この家の人が言うに、家の前に捨てられていたものを拾ったから飼っているペットみたいなものらしい。
けれど、どれもこれも人が話しているのを聞いただけだから確かかは分からない。ただ分かるのはこの家に住んでる人は私のことが嫌いということ。
私の一日は朝食を作ることから始まる。物心ついた頃にこの家の家事の全てをやらされるようになった。
朝ごはんを作るのが終わったら次は掃除。どこもかしこもピカピカになるまで掃除をする。ホコリや髪の毛がちょっとでも見つかったら鞭で打たれる。もう打たれすぎて痛みを感じることはないけれど外に買い物へいく時に奇妙な目で見られるからできるだけ体に痕が残ることはされたくない。それで大事になって住む家がなくなったら大変だ。
昼頃はこの家には誰もいなくなる。
誰かが帰って来たらチェックが入るからこの時間に掃除をやり切らないといけない。
この家に住んでるのは大きな男とその男の大事な女の人。
昼頃は2人とも働きに出ているらしい。多分2人は夫婦だと思う。毎日同じベッドで寝ているから。
夜はこの家の人らが疲れ切ってストレスが溜まっている時間。何か私がやらかすと鞭打ちが始まる。
昨日は私を見てイライラしたから。一昨日は私が作った料理が熱くてびっくりしたから。何故か鞭打ちを回避しようとしても毎日打たれてしまう。多分私が役立たずだからだと思う。
私は話すのも下手。人と話すことが今までなかったからだと思う。理解はできるけど声に出すってなったら、失礼にならないかなとか怒られないかなとかんがえてしまって全然話せなくなる。だから鞭打ち中に回数を数えろといつも言われるけどいつも苦労する。
鞭打ち回数は日によって違う。打っている人が早くにあきてしまうと早くに終わるし、イライラしている日だったら長い時間鞭を打たれる。
もう痛みを感じることはないけれど、話すのはこの時ぐらいだから舌も回ってくれないし、だんだん目が見えにくくなって眠くなってしまうからいつも最後の方は覚えていなくていつも頬にあたる冷たい床の感触で目が覚める。
けど今日は何か違うものが頬にあたってる気がする。柔らかくて、暖かいものに体全部包まれてるような気がする。
何か聞こえる…?
安心するとても優しそうな声。
もっと近くで聞きたいな
________________
全話1000字程度で書いていくつもりです。
1週間に1話以上更新するのを目標に書いていきたいと思います。
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
黒騎士団の娼婦
星森
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
旦那様の愛が重い
おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。
毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。
他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。
甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。
本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる