からだからでもいい?

長月〜kugatu〜

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<鍵>

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馬乗りにつながったまま郷の胸にもたれる悠歩の背中を優しく抱きしめながら
「わたしは悠歩に夢中なんです。だから、もっとわたしを信じて欲しい」
「もっと自信をもって、わたしを翻弄して」

郷はそう言うと強く腰を突き上げる
悠歩の奥深くを刺激して思わずいやらしい声が漏れる。

「あっはあん・・・」
「いじわるっ」

奥が疼いて仕方が無いのに、中を埋め尽くしたまま焦らされ悠歩は体中が甘く痺れ熱が上がっていく。
熱を放出するために自ら腰を揺らし感じる場所を刺激していく。

「んあっ、もうイキそう」

グチュグチュと卑猥な音が二人の感度を上げていく。

「悠歩はエッチをしているときは積極的でエロいね」
悠歩の動きに合わせて突き上げ熱を胎内に注ぐと悠歩は身体を反らせて吐精した。

郷に抱きつき息を整えてから耳元で
「置いて来ちゃった鍵が欲しいです・・・」

その姿がいじらしく抱き潰してしまいそうになる。

「いらないと言われるんじゃないかと思った」

イヤイヤをするように頭を振ると
「ごめんなさい・・・欲しいです。鍵も郷さんも」

「覚えておいて、どちらも悠歩のモノです」


しばらく抱き合ったまま他愛も無い話をしながら二人の時間をすごす、そんなささやかな時間も愛おしい。
「さて、そろそろ帰ります。いつでも部屋に来てくださいね。麗華にはしっかり言っておきましたから」
そう言って玄関のドアノブに手をかけたとき、パンツにシャツのボタンをかけず羽織っただけで悠歩が見送りにくる。

「実にそそる姿でここで押し倒したくなるね」

悠歩は自分の姿に改めて気付いて少し恥ずかしそうにしながらも、軽く唇を重ねながら郷の手の中に小さな金属を握らせた。

「おやすみ、郷さん」

「お休み」

部屋を出て階段を降りながら渡されたものを確認すると部屋のディンプルキーだった。

車を駐車しているコインパーキングに向かいながら悠歩のかわいい行動についにやけてしまう。

ニヤニヤしながら歩いていたら変な人だと思われるだろうな。
まぁ、今日はそう思われてもいいくらい気分がいい。

そんなことを考えているとコインパーキングに到着した。駐車料金を精算しようとした時に背後を歩いて行く青年に見覚えがあった。
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