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第一章:この養成施設は終わってる
第4話:《化け物》VS《怪物》
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総勢三十八名の物理測定が終わった。リンネ以降の新入生が落胆的な表情を滲ませる。
「よし! とりあえずお疲れ! それに……あれだ。リンネが異常だっただけで、他のやつらも良かったぞ、うん。それじゃあ次は魔法の測定に移るっ。しばし待て!」
グベルフが指示をすると同時に、新入生たちはへたり込む。結果を聞いただけで疲れたのだろう。その間グベルフたちはせっせと同じように人形(仮)を用意している。先程とは違い光沢が見える。
「リンネってさ。なんなの?」
「え? いや、普通の人間だけど」
「普通の人はね、殴っただけで木はへし折れないよ?」
「うん。それは俺も異常だと思う」
リンネとアルムが会話をしていると、再びグベルフから声がかけられる。
「準備ができたぞー! 今度は攻撃魔法、及び〝スキル〟でコレを攻撃してもらう。攻撃魔法や〝スキル〟の使えない者は無理に参加しなくてもいいぞ? 結果に反映はされない」
「それでは一番っ!」とグベルフが叫ぶ。一番目であるセリカと呼ばれた女性は「はいぃ……」と疲れたように声を出す。
また、指導者やその周りにいる職員の手には束ねられた紙を持ってあり、その紙には個人のことが書かれている。書かれている内容はどれも簡単なもので『支援魔法が使えない』だの『〝スキル〟を持っていない』だの、得意・不得意の項目が書かれているだけだった。
「九番っ、エリス・オーセルティアっ!」
「はーい」
指導者であるグベルフの威勢のいい声とは反対に、どこか気の抜けた声が返ってくる。
空のように澄んだ青い髪に、白いローブを羽織った十五歳くらいの少女が出てくる。
「自分のタイミングでやるように」
「あいあいさー」
微笑を浮かべて、エリスと呼ばれた少女は印の付けられた位置に移動する。距離や魔法使いの使う杖は決められている。測定器から約十メートルは離れている。
「それじゃあ行きまーす」
気の抜けた声で手を挙げ宣言する。そして、杖を測定器へと向けるが、目の色が変わった。
「──爆ぜろっ! 〝大爆発〟ッ!」
それは、大地すら震わすほどの爆発だった。丁度彼女から十メートル先にある測定器を爆心地に、巨大なクレーターができあがる。
「うむ。満足っ」
「今度からその魔法禁止な」
「何故ですかっ!?」
エリスは声を上げてグベルフに抗議するが、どう考えてもグベルフが正しい。訓練中に毎度グラウンドにクレーターを作られては修理費がいくらあっても足りない。土魔法で直したとしても魔力が足りなくなってしまう。
職員の一人が土魔法でクレーターを埋め、そのまま測定器をぶっ刺す。強引に直ったことを確認してグベルフは口を開く。
「エリスには後で施設長のところに行くように。続いて十番っ、クルル・クラントっ!」
グラウンド内には、尚、抗議するエリスの声と、シーンと静まり返った静寂が支配する。
「クルル・クラントォっ! あれ? いないのか? 十番っ! クルルー!?」
「………………い」
静かなグラウンド内に、やっと返事らしき声が聞こえる。
「お? なんだ、いるのか? いるなら前に来い。俺は別に怒らんぞ?」
姿を現したのは、金髪で誰かさんと同じく旋毛辺りからぴょんと可愛らしいアホ毛の生えた、黒いローブを着用した九歳くらいの女の子だった。非常に眠そうな顔をしている。今も頭の上にマンガでよくあるたくさんの『〇』が存在していた。
そんな少女を見たリンネは。
「妙な親近感が湧いてきた」
「リンネってまさか……」
「違うよ?」
アルムに「もしやロリコン?」と本気で心配されながらもめげることなく、行動を見ていく。
「先に言っとくぞ? 爆発、禁止。OK?」
「…………(グッ」
クルルは親指を立てて印へと向かう。
印にたどり着いたクルルは杖を前に突き出す。しかし、その顔は眠そうであるが、無表情と呼んだ方が正しい。
「……〝火炎球〟」
詠唱とともに、杖の先端から火の球が飛び出す。通常の〝ファイアーボール〟は拳くらいの大きさ、速度は詠唱者によって変わるがボールを投げる程度には速い。
そしてクルルの放った〝ファイアーボール〟は豆粒のように小さく、速度も何かへなへなしていた。しかも、測定器に当たる前に「もう限界っす」と言いた気に消えた。
「……いつもより飛んだ」
「続いて十一番っ!」
どんどんと進行されていった。
「十四番っ……リンネ? まさかだと思うが……」
「拳ですが、なにか?」
「もうどうにでもなれ」
冷たい表情で見送られながらリンネは印へと向かう。ちなみに十三番であるカレンは未だに寝込んでいるため『測定不能』という結果となった。十番のクルルも同じである。
「〝スキル〟でもいいんすよね?」
「構わん」
「了解」
グベルフの淡々と放つ言葉には「もう驚かんぞ」という強い意思すら感じる。
「できれば離れていてください」
「…………壊すなよ」
「善処します」
新入生と職員たちがリンネの周りから放れたことを確認して、〝スキル〟を解放する。
「《化け物》発動。《腕力》発動。《脚力》・《耐久》発動っ」
リンネは《化け物》を発動し、身体能力を強化する。
次いで更に《腕力》で強化。
《脚力》はパンチの威力で吹き飛ばないように踏ん張るため。
《耐久》は体に負担がかからないようにするため。
今できる限りの力を、リンネは今、見せるらしい。
「ちょっ、待っ、リンネっ!? リンネっ!!?」
グベルフの言葉が届かないリンネは、中腰になり、右拳に魔力を集中させていく。光のオーラをまとっているその姿は、某週刊少年雑誌に載っている主人公のようだった。
「〝ブラストォォォ〟ッ!!」
即興で作った必殺技をリンネは測定器目掛けて放つ。十メートル離れているのにも関わらず、衝撃が届く辺り、もうそれはパンチとは呼べないだろう。正しく〝破壊砲〟である。
「すいません、抉っちゃいました」
土煙が風で流され、グラウンドが顔を出すと、グラウンドには大きな溝ができていた。ギリギリ奥にあった壁には当たらなかったようである。
「今回の新入生、マジでなんなの?」
グベルフが素で聞き返した一言だった。
「次で最後だ! 最後は模擬戦をしてもらう。! まず、うん。言わずもがな今までの中でトップの実力を持つアマギリ・リンネから行ってもらおう」
「うぃー」
リンネたちは現在闘技場のような場所に移動していた。リンネ以外は模擬戦の邪魔になるとのことで、観客席なる場所に連れていかれていた。
「ケガしないでね」
「任せとけって」
去り際にアルムと会話を交わす。対戦相手はまだかと、リンネが待っていると観客席からリンネと同じ背丈の少年がフィールドに飛び降りる。
「アンタは?」
「俺はグランカ、お前の対戦相手だよ。〝スキル保持者〟は〝スキル保持者〟と戦わないと損だぜ? 楽しもうや」
そう言って少年は背中に担いでいた木でできた片手剣を抜き、構える。白い髪に黒いメッシュを入れたロングコートの少年。
リンネがチラッとグベルフの方を見ると、気付いたのかウンと頷く。目の前の少年が対戦相手で間違いないことを認識させる。
「リンネ、って言ったよな? 俺は剣を使うが、お前はいいのか?」
「あぁ。コッチの方が慣れてる」
「そうか」と言ってグランカは再び構え直す。それを開戦の合図ととったグベルフは大声で宣言する。
「新入生の中でもトップの実力者であろうアマギリ・リンネと《怪物》グランカ・ホーネットの模擬戦を認めるっ! 両者本気で挑むようにっ」
──始めっ!!
気迫のある掛け声と同時に、リンネは《化け物》を発動して一直線に走り込む。そのスピードは凄まじく、常人であれば目で追うのもやっとだ。
「ハハッ、マジで速ぇや」
そう言ってグランカは躊躇なく殴りかかってきたリンネの拳を容易く躱す。
「なっ!?」
「ガラ空きだぜ?」
リンネが驚愕している隙を突いて、グランカはその空いた腹に向けて蹴りを放つ。
「グブッ」
鈍い音とともに上空に撃ち上がる。
「飛んだ飛んだっ。くたばんなよ?」
グランカは足に魔力を集め、強化された跳躍力で上空のリンネの元へと瞬時にたどり着く。
「もう一発っ!!」
両手を握り合わせて、ハンマーの如き強力な一撃がリンネの背を襲う。しかし、リンネはそれをクルッと回転して避けると遠心力の加わった左足をグランカの脳天目掛けてぶちかます。
「お返しっ!」
一撃がモロに入ったグランカはそのまま一直線に地面へと戻る。地面にはポッカリと人三人は入る程の穴が空く。
「修繕費…………が…………」
「しかし、あの新人グランに一発喰らわせやがったぞ!? 期待以上じゃねーか!」
観客席にいる全員のボルテージも次第に上がっていく。特に職員陣はグランカの実力を理解していた。なぜなら、このグランカと呼ばれる少年は一人で一分もあれば、ドラゴン十体以上は余裕。そんなふざけた力を持っているのだ。
「楽しめそうだな。もっと本気で来いよ、リンネ」
「言われなくてもっ」
あの一撃を喰らってもほぼ無傷なグランカは不敵な笑みを浮かべる。
「よし! とりあえずお疲れ! それに……あれだ。リンネが異常だっただけで、他のやつらも良かったぞ、うん。それじゃあ次は魔法の測定に移るっ。しばし待て!」
グベルフが指示をすると同時に、新入生たちはへたり込む。結果を聞いただけで疲れたのだろう。その間グベルフたちはせっせと同じように人形(仮)を用意している。先程とは違い光沢が見える。
「リンネってさ。なんなの?」
「え? いや、普通の人間だけど」
「普通の人はね、殴っただけで木はへし折れないよ?」
「うん。それは俺も異常だと思う」
リンネとアルムが会話をしていると、再びグベルフから声がかけられる。
「準備ができたぞー! 今度は攻撃魔法、及び〝スキル〟でコレを攻撃してもらう。攻撃魔法や〝スキル〟の使えない者は無理に参加しなくてもいいぞ? 結果に反映はされない」
「それでは一番っ!」とグベルフが叫ぶ。一番目であるセリカと呼ばれた女性は「はいぃ……」と疲れたように声を出す。
また、指導者やその周りにいる職員の手には束ねられた紙を持ってあり、その紙には個人のことが書かれている。書かれている内容はどれも簡単なもので『支援魔法が使えない』だの『〝スキル〟を持っていない』だの、得意・不得意の項目が書かれているだけだった。
「九番っ、エリス・オーセルティアっ!」
「はーい」
指導者であるグベルフの威勢のいい声とは反対に、どこか気の抜けた声が返ってくる。
空のように澄んだ青い髪に、白いローブを羽織った十五歳くらいの少女が出てくる。
「自分のタイミングでやるように」
「あいあいさー」
微笑を浮かべて、エリスと呼ばれた少女は印の付けられた位置に移動する。距離や魔法使いの使う杖は決められている。測定器から約十メートルは離れている。
「それじゃあ行きまーす」
気の抜けた声で手を挙げ宣言する。そして、杖を測定器へと向けるが、目の色が変わった。
「──爆ぜろっ! 〝大爆発〟ッ!」
それは、大地すら震わすほどの爆発だった。丁度彼女から十メートル先にある測定器を爆心地に、巨大なクレーターができあがる。
「うむ。満足っ」
「今度からその魔法禁止な」
「何故ですかっ!?」
エリスは声を上げてグベルフに抗議するが、どう考えてもグベルフが正しい。訓練中に毎度グラウンドにクレーターを作られては修理費がいくらあっても足りない。土魔法で直したとしても魔力が足りなくなってしまう。
職員の一人が土魔法でクレーターを埋め、そのまま測定器をぶっ刺す。強引に直ったことを確認してグベルフは口を開く。
「エリスには後で施設長のところに行くように。続いて十番っ、クルル・クラントっ!」
グラウンド内には、尚、抗議するエリスの声と、シーンと静まり返った静寂が支配する。
「クルル・クラントォっ! あれ? いないのか? 十番っ! クルルー!?」
「………………い」
静かなグラウンド内に、やっと返事らしき声が聞こえる。
「お? なんだ、いるのか? いるなら前に来い。俺は別に怒らんぞ?」
姿を現したのは、金髪で誰かさんと同じく旋毛辺りからぴょんと可愛らしいアホ毛の生えた、黒いローブを着用した九歳くらいの女の子だった。非常に眠そうな顔をしている。今も頭の上にマンガでよくあるたくさんの『〇』が存在していた。
そんな少女を見たリンネは。
「妙な親近感が湧いてきた」
「リンネってまさか……」
「違うよ?」
アルムに「もしやロリコン?」と本気で心配されながらもめげることなく、行動を見ていく。
「先に言っとくぞ? 爆発、禁止。OK?」
「…………(グッ」
クルルは親指を立てて印へと向かう。
印にたどり着いたクルルは杖を前に突き出す。しかし、その顔は眠そうであるが、無表情と呼んだ方が正しい。
「……〝火炎球〟」
詠唱とともに、杖の先端から火の球が飛び出す。通常の〝ファイアーボール〟は拳くらいの大きさ、速度は詠唱者によって変わるがボールを投げる程度には速い。
そしてクルルの放った〝ファイアーボール〟は豆粒のように小さく、速度も何かへなへなしていた。しかも、測定器に当たる前に「もう限界っす」と言いた気に消えた。
「……いつもより飛んだ」
「続いて十一番っ!」
どんどんと進行されていった。
「十四番っ……リンネ? まさかだと思うが……」
「拳ですが、なにか?」
「もうどうにでもなれ」
冷たい表情で見送られながらリンネは印へと向かう。ちなみに十三番であるカレンは未だに寝込んでいるため『測定不能』という結果となった。十番のクルルも同じである。
「〝スキル〟でもいいんすよね?」
「構わん」
「了解」
グベルフの淡々と放つ言葉には「もう驚かんぞ」という強い意思すら感じる。
「できれば離れていてください」
「…………壊すなよ」
「善処します」
新入生と職員たちがリンネの周りから放れたことを確認して、〝スキル〟を解放する。
「《化け物》発動。《腕力》発動。《脚力》・《耐久》発動っ」
リンネは《化け物》を発動し、身体能力を強化する。
次いで更に《腕力》で強化。
《脚力》はパンチの威力で吹き飛ばないように踏ん張るため。
《耐久》は体に負担がかからないようにするため。
今できる限りの力を、リンネは今、見せるらしい。
「ちょっ、待っ、リンネっ!? リンネっ!!?」
グベルフの言葉が届かないリンネは、中腰になり、右拳に魔力を集中させていく。光のオーラをまとっているその姿は、某週刊少年雑誌に載っている主人公のようだった。
「〝ブラストォォォ〟ッ!!」
即興で作った必殺技をリンネは測定器目掛けて放つ。十メートル離れているのにも関わらず、衝撃が届く辺り、もうそれはパンチとは呼べないだろう。正しく〝破壊砲〟である。
「すいません、抉っちゃいました」
土煙が風で流され、グラウンドが顔を出すと、グラウンドには大きな溝ができていた。ギリギリ奥にあった壁には当たらなかったようである。
「今回の新入生、マジでなんなの?」
グベルフが素で聞き返した一言だった。
「次で最後だ! 最後は模擬戦をしてもらう。! まず、うん。言わずもがな今までの中でトップの実力を持つアマギリ・リンネから行ってもらおう」
「うぃー」
リンネたちは現在闘技場のような場所に移動していた。リンネ以外は模擬戦の邪魔になるとのことで、観客席なる場所に連れていかれていた。
「ケガしないでね」
「任せとけって」
去り際にアルムと会話を交わす。対戦相手はまだかと、リンネが待っていると観客席からリンネと同じ背丈の少年がフィールドに飛び降りる。
「アンタは?」
「俺はグランカ、お前の対戦相手だよ。〝スキル保持者〟は〝スキル保持者〟と戦わないと損だぜ? 楽しもうや」
そう言って少年は背中に担いでいた木でできた片手剣を抜き、構える。白い髪に黒いメッシュを入れたロングコートの少年。
リンネがチラッとグベルフの方を見ると、気付いたのかウンと頷く。目の前の少年が対戦相手で間違いないことを認識させる。
「リンネ、って言ったよな? 俺は剣を使うが、お前はいいのか?」
「あぁ。コッチの方が慣れてる」
「そうか」と言ってグランカは再び構え直す。それを開戦の合図ととったグベルフは大声で宣言する。
「新入生の中でもトップの実力者であろうアマギリ・リンネと《怪物》グランカ・ホーネットの模擬戦を認めるっ! 両者本気で挑むようにっ」
──始めっ!!
気迫のある掛け声と同時に、リンネは《化け物》を発動して一直線に走り込む。そのスピードは凄まじく、常人であれば目で追うのもやっとだ。
「ハハッ、マジで速ぇや」
そう言ってグランカは躊躇なく殴りかかってきたリンネの拳を容易く躱す。
「なっ!?」
「ガラ空きだぜ?」
リンネが驚愕している隙を突いて、グランカはその空いた腹に向けて蹴りを放つ。
「グブッ」
鈍い音とともに上空に撃ち上がる。
「飛んだ飛んだっ。くたばんなよ?」
グランカは足に魔力を集め、強化された跳躍力で上空のリンネの元へと瞬時にたどり着く。
「もう一発っ!!」
両手を握り合わせて、ハンマーの如き強力な一撃がリンネの背を襲う。しかし、リンネはそれをクルッと回転して避けると遠心力の加わった左足をグランカの脳天目掛けてぶちかます。
「お返しっ!」
一撃がモロに入ったグランカはそのまま一直線に地面へと戻る。地面にはポッカリと人三人は入る程の穴が空く。
「修繕費…………が…………」
「しかし、あの新人グランに一発喰らわせやがったぞ!? 期待以上じゃねーか!」
観客席にいる全員のボルテージも次第に上がっていく。特に職員陣はグランカの実力を理解していた。なぜなら、このグランカと呼ばれる少年は一人で一分もあれば、ドラゴン十体以上は余裕。そんなふざけた力を持っているのだ。
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