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三日目

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 熱と湿気のこもった狭い部屋に、女の淫らな嬌声が響き渡る。

「あぁんっ! んあぁああんっ! あぁっ、あぁあんっ!」

 ベッドの上で大きく股を広げる全裸の女は、男の硬い肉棒に奥を強く突かれる度に、凄まじい快感に悶え、上体を大きく反らせる。

「ああんっ、やぁっ……、やだ、やだっ! また、イッちゃうぅっ!!」

 もはや何度目かもわからぬ絶頂を迎えて、女は、ガクン、ガクンと激しく痙攣する。

 しかし男は、それに気づいているのかいないのか、一定の速度で強く腰を振り続ける。

「あぁああんっ、ほんと、だめぇっ! ちょっとっ、まってぇ! うち、ほんと、おかしくなっちゃうぅっ」

 女が涙ながらに懇願すると、男は微笑んでかぶりを振った。

「だめだ。桜井のが気持ちよすぎて、止められない。もっと、もっと俺を感じてほしい」
「やぁあんっ、だめぇ……もう、感じすぎちゃってるからぁっ! あぁんっ、やだやだぁっ、またっ、イッ――!」

 あっという間にふたたび絶頂させられた女は、強すぎる快感に苦しみ悶え、汗まみれの顔を醜く歪ませる。

(もう、ほんと、やだぁ)
(こんなエッチ続けてたら、うち、本当に死んじゃうっ……)

 しかし、そんな思いとは裏腹に、彼女の秘所はいまも大量の愛液を流しつつ、男の肉棒をがっちりと咥えて離そうとせず、さらなる刺激を求めて、淫らに蠢いている。

(やだぁ……もう自分のカラダが、自分のモノじゃないみたい……)
(このままじゃ、うち、きっとおかしくなっちゃう……。でも――)

 男の下半身が強烈に放つ、とても甘く、すこし苦い、奇妙な匂いを嗅いでいるうちに、女の防衛本能はどんどん薄れていき、逆に、性的興奮が異常なまでに高まっていく。

「やっ! またっ、んぁあああああんっ!!」
「そろそろ出すぞ」

 全身をビンと硬直させつつ泣き叫んだ女は、直後に男が呟いた言葉に、ふと我に返る。

(えっ、このまま、中に出しちゃうってこと……?)
(それだけは、ダメ……)
(今日、けっこう危ない日だもん……)

「だめだよ……」

 女が首を横に振って、両腕で相手の腰をつかむと、男は動きを止めた。

「だめ?」

 男は悪戯っぽく呟きつつ、亀のようにのろのろと、怒張しきった肉棒を女の秘所から慎重に引き抜いていく。

 大きく膨らんだ亀頭が膣内の敏感なトコロをじっくり丁寧に、優しく擦っていき、その、これまでとはまったく違う快感に女はふたたび、喘ぐ。

「んっぁああんっ……」

 すると、男は、一度先端まで引き抜いたそれを、また、女の濡れそぼった肉穴の一番奥まで、一ミリずつ、のろのろと突き入れていく。

「やぁあぁ……」

 快感に悶える女が、唇を噛みながら恨めしそうに見上げると、男は愉しげに笑い、またその責め苦をはじめから、先ほどよりもさらにゆっくりと続ける。
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