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【第一章】 『オルナレアの剣聖』アンドローズ
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「隙だらけだな」
男達の動きを冷静に観察したアンドローズは、その場を一歩も動かぬまま、ヴンヴンッ! と二度、素早く長剣を振るった。
すると――、
「ゔっ……」
「……ぐぉ」
かすかな呻き声をあげて、彼女に肉薄していた男数人がまとめて倒れる。
「ふん。やはり、この程度か……」
女騎士はつまらなそうに言って、先ほどよりもいい加減に剣を構える。
「ほら次、さっさとかかってこい」
「ぐぅ……」
「……なんだ、来ないのか。それなら、こっちからいくぞ――」
言い終らぬうちに、男達の視界から女騎士の姿がかき消え、ほぼ同時、
「ぐぁっ」「げぉ!」「ぐはぁ」「ぶへぇ!」
と、バラエティ豊かな呻き声を出しながら、彼女の近くにいた者達が次々と倒れる。
「なっ、ば、ばかなっ……!」
ドロガスは、驚愕に目を見開いたまま、その場でわなわなと震えだした。
(こ、この女……バケモノかっ……!)
それから、本来の実力の半分も出していないアンドローズが、五十人の男全員を片付けるまで、三分もかからなかった。
「……あとは、貴様だけだぞ」
女騎士は、地面に倒れたままひいひい泣き声を上げている男達をガシガシ踏みつけながら、ゆっくりとドロガスへ近づいていく。
「や、やめてくれっ……たのむっ……」
男は、脂肪まみれの体を震わせながら、かすれた声を出した。
「そっ、そうだっ! 金をやる! 金をやるぞっ! 俺の女になるなら、これから一生遊んで暮らせるだけの金をやるっ! どうだ、悪くないだろうっ!」
「……っ! このわたしを、金で買うだと……?」
「あ、ああそうだっ。俺の金があれば、何でも買えるぞっ。服でも、宝石でも、お前の望む物はなんでも好きなだけ買ってやるっ!」
ドロガスは言いつつ、女騎士の豊満な胸や肉感的な太腿に濁った視線を這わせた。
(ちくしょう、見れば見るほど、いい女だぜ……。こいつを用心棒につけて、しかも毎日好き放題に犯しまくれるなら、いくら払っても惜しくはねぇ……)
「な、なあ……こんなうまい話を断るほど、お前も馬鹿じゃねえよなぁ?」
「……」
女騎士が無言のまま俯いて大人しくなったのをみると、ドロガスはニィッと口角を上げつつ、懐から金貨の詰まった革袋を取り出し、地面に放った。
「よしよし、いい子だ……。とりあえず、それを取っとけ」
すでに勝利を確信した男は、いきなり下着ごとズボンを脱いで、ずんぐりとした醜い肉棒を女騎士の眼前に晒す。
「さっきは、お前に邪魔されたせいでイけなかったからなぁ? とりあえず、その可愛い口でおしゃぶりしてくれよ。ちゃあんとイかせられたら、ご褒美にその金の三倍出すぞぉ?」
「……」
女騎士は、男の股間をじっと凝視したまま、ぶるりと身体を震わせた。
「んん? 俺様のが大きすぎて、ちとビビらせちまったかぁ? 心配すんな。何度もヤッてるうちにお前の穴もちゃあんとほぐれて、最高に気持ちよくなるからよぉっ!」
そう言って、ドロガスが天を向いて馬鹿笑いした時――、
「……下衆が」
アンドローズが呟きつつ、男の無防備な股間を思いきり蹴り上げた。
「っ!? ぐぎゃがぁあああぁああっ!!」
想像を絶する激痛が下半身を襲い、ドロガスは絶叫しつつその場で七転八倒する。
「貴様ほど性根の腐りきった男を見たのは久しぶりだ……」
女騎士は、ドンッ! と男の腹を勢いよく踏みつけると、その美しい長剣の切先を男の赤黒い肉竿に近づけた。
「この醜いモノを斬り落としてやれば、少しはマシな人間になるか……?」
「やっ、やめろっ! それだけはやめてくれぇっ!」
「やめろ、だと……?」
「っ! や、やめてくださいぃっ! この通りですっ! 何でも言うこと聞きますからぁっ!」
「ふん……。貴様の頼みなど聞きたくはないが、この不潔で不快極まりない肉塊を斬って、わたしの剣が汚れるのも不本意だな……」
「そっ、そうですよっ! 俺のイチモツなんて斬っても、あなたに何の得もありませんよぉっ!」
泣きべそをかきながら必死に訴える男を見下ろして、女騎士は酷薄に笑う。
「……よし、ではこうしよう。今夜だけは、貴様を見逃してやる」
「あっ、ありがとうございますぅっ!」
「そのかわり……今後一切、この町のあらゆる悪事から手を引け。そして、これまで稼いだ汚い金はすべて恵まれぬ者たちに配って、これからは彼らから尊敬されるような、まっとうな仕事をしろ」
「……っ」
「どうした? 返事は?」
女騎士が長剣の刃を男の肉棒の裏筋に触れさせると、そこからつーと細く血が流れた。
「っ!? はっ、はいぃぃっ! すべて、あなた様のおっしゃるとおりにいたしますぅっ!!」
「よし。いいか、よく聞けよ……」女騎士は、男に顔を近づけ、その絶対零度の眼差しで相手の目を覗き込んだ。「これから先、どこかの町で、また貴様の悪い噂を一度でも耳にしたら、わたしはすぐさまここへ戻って来て、今度こそ貴様のその醜いモノを斬り落とし、それを口に咥えさせたまま首を刎ねてやるからな? これは、脅しでもハッタリでもないぞ。それは、貴様が一番よくわかっているな?」
「はっ、はいいぃぃぃぃっ!」
「わかったなら、わたしの気が変わらぬうちにさっさと失せろ!」
「はい! 失せますっ! すぐに失せさせていただきますぅっ!」
ドロガスが、下半身を丸だしにしたままへこへこ不格好な足取りで逃げていくと、アンドローズは長剣を腰の鞘に戻して、長々と息を吐いた。
「これで、この町がすこしはマシになってくれればいいが……」
つぶやいて、女騎士がまたひとり通りを歩きだした、その時――、
「キミ、強いねぇっ」
すぐ側の路地の暗がりから、この場の雰囲気に似つかわしくない、やたらと明るくて、呑気な声がした。
「誰だっ」
アンドローズが素早く剣の柄に手をかけながら問うと、まもなく、闇の奥から旅人風の服を着た黒髪の少年が姿を現した。
「……奴の仲間がまだ残っていたか」
「ちがうちがうっ!」
少年は、慌てて両手を振る。
「オレは、アイツらの仲間なんかじゃないよ」
「……そうか」
アンドローズは、少年が丸腰であるのを見てとると、剣の柄からゆっくりと手を離した。
「それで、わたしに何か用か?」
問われた少年は、腰に両手を当てながら、無邪気に笑った。
「単刀直入に言うと、キミにオレの仲間になって欲しいんだ」
「断る。他をあたれ」
即答して、さっさと歩き去ろうとする女騎士をみて、少年もさすがに焦る。
「ちょっ、ちょっと待って! 決断はやすぎるでしょっ! せめてオレが仲間を探してる理由くらい聞いてよっ!」
「……」
アンドローズは振り向いて、面倒臭そうに腕を組んだ。
「なぜ、仲間が必要なんだ?」
少年は、よくぞ聞いてくれたとばかりに胸を張り、誇りに満ちた声で言った。
「北の魔王ザラヴァンドールを、この手で倒すためさっ!」
「……っ!」
しばらく、目と口を大きく開いたまま固まっていた女騎士は、やがて、その青碧の瞳に烈しい怒りをたぎらせて、言った。
「お前が魔王を倒す、だと? ふざけたことをぬかすな」
「ふざけてないよ。オレは本気だ」
「本気か、そうか。その心意気は買うが、お前ごときでは魔王はおろか手負いのオーク一匹倒せはしないぞ」
すると、少年は、真剣な表情ではっきりと言った。
「言っとくけど、オレは強いよ。たぶん、キミよりも」
その瞬間、女騎士の全身から、じわりと猛々しい闘気が立ち昇る。
「なんだと……? いま、なんていった?」
「オレは、キミよりも強いって言ったんだ。信じられないなら、今ここで確かめてみるかい?」
「ふざけるな……」
「だから、ふざけてないって。オレは、この指一本で、キミを倒せる」
そう言って、少年が右手の人差し指を顔の前で振りながら笑ってみせた時、ついにアンドローズの堪忍袋の緒が切れた。
「そこまで言うなら、いいだろう。手合わせしてやる」
「そうこなくっちゃ」
少年は、ニッコリ笑って、頷いた。
男達の動きを冷静に観察したアンドローズは、その場を一歩も動かぬまま、ヴンヴンッ! と二度、素早く長剣を振るった。
すると――、
「ゔっ……」
「……ぐぉ」
かすかな呻き声をあげて、彼女に肉薄していた男数人がまとめて倒れる。
「ふん。やはり、この程度か……」
女騎士はつまらなそうに言って、先ほどよりもいい加減に剣を構える。
「ほら次、さっさとかかってこい」
「ぐぅ……」
「……なんだ、来ないのか。それなら、こっちからいくぞ――」
言い終らぬうちに、男達の視界から女騎士の姿がかき消え、ほぼ同時、
「ぐぁっ」「げぉ!」「ぐはぁ」「ぶへぇ!」
と、バラエティ豊かな呻き声を出しながら、彼女の近くにいた者達が次々と倒れる。
「なっ、ば、ばかなっ……!」
ドロガスは、驚愕に目を見開いたまま、その場でわなわなと震えだした。
(こ、この女……バケモノかっ……!)
それから、本来の実力の半分も出していないアンドローズが、五十人の男全員を片付けるまで、三分もかからなかった。
「……あとは、貴様だけだぞ」
女騎士は、地面に倒れたままひいひい泣き声を上げている男達をガシガシ踏みつけながら、ゆっくりとドロガスへ近づいていく。
「や、やめてくれっ……たのむっ……」
男は、脂肪まみれの体を震わせながら、かすれた声を出した。
「そっ、そうだっ! 金をやる! 金をやるぞっ! 俺の女になるなら、これから一生遊んで暮らせるだけの金をやるっ! どうだ、悪くないだろうっ!」
「……っ! このわたしを、金で買うだと……?」
「あ、ああそうだっ。俺の金があれば、何でも買えるぞっ。服でも、宝石でも、お前の望む物はなんでも好きなだけ買ってやるっ!」
ドロガスは言いつつ、女騎士の豊満な胸や肉感的な太腿に濁った視線を這わせた。
(ちくしょう、見れば見るほど、いい女だぜ……。こいつを用心棒につけて、しかも毎日好き放題に犯しまくれるなら、いくら払っても惜しくはねぇ……)
「な、なあ……こんなうまい話を断るほど、お前も馬鹿じゃねえよなぁ?」
「……」
女騎士が無言のまま俯いて大人しくなったのをみると、ドロガスはニィッと口角を上げつつ、懐から金貨の詰まった革袋を取り出し、地面に放った。
「よしよし、いい子だ……。とりあえず、それを取っとけ」
すでに勝利を確信した男は、いきなり下着ごとズボンを脱いで、ずんぐりとした醜い肉棒を女騎士の眼前に晒す。
「さっきは、お前に邪魔されたせいでイけなかったからなぁ? とりあえず、その可愛い口でおしゃぶりしてくれよ。ちゃあんとイかせられたら、ご褒美にその金の三倍出すぞぉ?」
「……」
女騎士は、男の股間をじっと凝視したまま、ぶるりと身体を震わせた。
「んん? 俺様のが大きすぎて、ちとビビらせちまったかぁ? 心配すんな。何度もヤッてるうちにお前の穴もちゃあんとほぐれて、最高に気持ちよくなるからよぉっ!」
そう言って、ドロガスが天を向いて馬鹿笑いした時――、
「……下衆が」
アンドローズが呟きつつ、男の無防備な股間を思いきり蹴り上げた。
「っ!? ぐぎゃがぁあああぁああっ!!」
想像を絶する激痛が下半身を襲い、ドロガスは絶叫しつつその場で七転八倒する。
「貴様ほど性根の腐りきった男を見たのは久しぶりだ……」
女騎士は、ドンッ! と男の腹を勢いよく踏みつけると、その美しい長剣の切先を男の赤黒い肉竿に近づけた。
「この醜いモノを斬り落としてやれば、少しはマシな人間になるか……?」
「やっ、やめろっ! それだけはやめてくれぇっ!」
「やめろ、だと……?」
「っ! や、やめてくださいぃっ! この通りですっ! 何でも言うこと聞きますからぁっ!」
「ふん……。貴様の頼みなど聞きたくはないが、この不潔で不快極まりない肉塊を斬って、わたしの剣が汚れるのも不本意だな……」
「そっ、そうですよっ! 俺のイチモツなんて斬っても、あなたに何の得もありませんよぉっ!」
泣きべそをかきながら必死に訴える男を見下ろして、女騎士は酷薄に笑う。
「……よし、ではこうしよう。今夜だけは、貴様を見逃してやる」
「あっ、ありがとうございますぅっ!」
「そのかわり……今後一切、この町のあらゆる悪事から手を引け。そして、これまで稼いだ汚い金はすべて恵まれぬ者たちに配って、これからは彼らから尊敬されるような、まっとうな仕事をしろ」
「……っ」
「どうした? 返事は?」
女騎士が長剣の刃を男の肉棒の裏筋に触れさせると、そこからつーと細く血が流れた。
「っ!? はっ、はいぃぃっ! すべて、あなた様のおっしゃるとおりにいたしますぅっ!!」
「よし。いいか、よく聞けよ……」女騎士は、男に顔を近づけ、その絶対零度の眼差しで相手の目を覗き込んだ。「これから先、どこかの町で、また貴様の悪い噂を一度でも耳にしたら、わたしはすぐさまここへ戻って来て、今度こそ貴様のその醜いモノを斬り落とし、それを口に咥えさせたまま首を刎ねてやるからな? これは、脅しでもハッタリでもないぞ。それは、貴様が一番よくわかっているな?」
「はっ、はいいぃぃぃぃっ!」
「わかったなら、わたしの気が変わらぬうちにさっさと失せろ!」
「はい! 失せますっ! すぐに失せさせていただきますぅっ!」
ドロガスが、下半身を丸だしにしたままへこへこ不格好な足取りで逃げていくと、アンドローズは長剣を腰の鞘に戻して、長々と息を吐いた。
「これで、この町がすこしはマシになってくれればいいが……」
つぶやいて、女騎士がまたひとり通りを歩きだした、その時――、
「キミ、強いねぇっ」
すぐ側の路地の暗がりから、この場の雰囲気に似つかわしくない、やたらと明るくて、呑気な声がした。
「誰だっ」
アンドローズが素早く剣の柄に手をかけながら問うと、まもなく、闇の奥から旅人風の服を着た黒髪の少年が姿を現した。
「……奴の仲間がまだ残っていたか」
「ちがうちがうっ!」
少年は、慌てて両手を振る。
「オレは、アイツらの仲間なんかじゃないよ」
「……そうか」
アンドローズは、少年が丸腰であるのを見てとると、剣の柄からゆっくりと手を離した。
「それで、わたしに何か用か?」
問われた少年は、腰に両手を当てながら、無邪気に笑った。
「単刀直入に言うと、キミにオレの仲間になって欲しいんだ」
「断る。他をあたれ」
即答して、さっさと歩き去ろうとする女騎士をみて、少年もさすがに焦る。
「ちょっ、ちょっと待って! 決断はやすぎるでしょっ! せめてオレが仲間を探してる理由くらい聞いてよっ!」
「……」
アンドローズは振り向いて、面倒臭そうに腕を組んだ。
「なぜ、仲間が必要なんだ?」
少年は、よくぞ聞いてくれたとばかりに胸を張り、誇りに満ちた声で言った。
「北の魔王ザラヴァンドールを、この手で倒すためさっ!」
「……っ!」
しばらく、目と口を大きく開いたまま固まっていた女騎士は、やがて、その青碧の瞳に烈しい怒りをたぎらせて、言った。
「お前が魔王を倒す、だと? ふざけたことをぬかすな」
「ふざけてないよ。オレは本気だ」
「本気か、そうか。その心意気は買うが、お前ごときでは魔王はおろか手負いのオーク一匹倒せはしないぞ」
すると、少年は、真剣な表情ではっきりと言った。
「言っとくけど、オレは強いよ。たぶん、キミよりも」
その瞬間、女騎士の全身から、じわりと猛々しい闘気が立ち昇る。
「なんだと……? いま、なんていった?」
「オレは、キミよりも強いって言ったんだ。信じられないなら、今ここで確かめてみるかい?」
「ふざけるな……」
「だから、ふざけてないって。オレは、この指一本で、キミを倒せる」
そう言って、少年が右手の人差し指を顔の前で振りながら笑ってみせた時、ついにアンドローズの堪忍袋の緒が切れた。
「そこまで言うなら、いいだろう。手合わせしてやる」
「そうこなくっちゃ」
少年は、ニッコリ笑って、頷いた。
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