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最終章:愛の残骸
#13:三年間、同じ人に渡し続けたチョコ Ep.02
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放課後。
健斗が部活に行くのを見送った後、私は教室に残っていた。
友達の沙織が話しかけてくる。
「ねえ、あんた今年もあげたの?」
「うん」
「進展なし?」
「なし」
沙織は深いため息をついた。
「あんたさぁ、いい加減にしなよ。健斗、鈍感すぎてイライラするわ」
「でも、関係壊したくないし」
「壊れるときは壊れるのよ! てか、他に好きな人できたとか言われたらどうすんの?」
不吉なことを言わないでほしい。
健斗に好きな人なんて……。
いや、あいつはモテる。
サッカー部だし、顔もそこそこいいし、性格も(私以外には)優しい。
いつ誰に取られてもおかしくない。
でも、私には「3年間の実績」がある。
毎年チョコをあげて、一番近くにいるのは私だ。
それが既成事実となって、いつか自然と……なんて甘い期待を抱いていた。
その時、廊下が騒がしくなった。
「おい、健斗が告ってるぞ!」
男子の声。
耳を疑った。
告白されてる、じゃない。
告ってる?
健斗が? 誰かに?
私は椅子を蹴飛ばす勢いで立ち上がり、廊下へ走った。
沙織もついてくる。
目指すは校舎裏。
告白の名所。
心臓が早鐘を打つ。
嘘だ。
あいつは今日、私のチョコを食べたばっかりだ。
「調子いい」って言ってた。
まさか、その「調子」って……告白する勇気のこと?
私のお守りが、他の女への告白を後押ししたってこと?
(つづく)
健斗が部活に行くのを見送った後、私は教室に残っていた。
友達の沙織が話しかけてくる。
「ねえ、あんた今年もあげたの?」
「うん」
「進展なし?」
「なし」
沙織は深いため息をついた。
「あんたさぁ、いい加減にしなよ。健斗、鈍感すぎてイライラするわ」
「でも、関係壊したくないし」
「壊れるときは壊れるのよ! てか、他に好きな人できたとか言われたらどうすんの?」
不吉なことを言わないでほしい。
健斗に好きな人なんて……。
いや、あいつはモテる。
サッカー部だし、顔もそこそこいいし、性格も(私以外には)優しい。
いつ誰に取られてもおかしくない。
でも、私には「3年間の実績」がある。
毎年チョコをあげて、一番近くにいるのは私だ。
それが既成事実となって、いつか自然と……なんて甘い期待を抱いていた。
その時、廊下が騒がしくなった。
「おい、健斗が告ってるぞ!」
男子の声。
耳を疑った。
告白されてる、じゃない。
告ってる?
健斗が? 誰かに?
私は椅子を蹴飛ばす勢いで立ち上がり、廊下へ走った。
沙織もついてくる。
目指すは校舎裏。
告白の名所。
心臓が早鐘を打つ。
嘘だ。
あいつは今日、私のチョコを食べたばっかりだ。
「調子いい」って言ってた。
まさか、その「調子」って……告白する勇気のこと?
私のお守りが、他の女への告白を後押ししたってこと?
(つづく)
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