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女として マルレーヌ
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太陽が傾き、テラスに落ちる影が長くなる頃、キースは満足げにゆきの乱れた髪を指で梳いた。
「……また、呼んでくれるよね?」
問いかけの形をしているが、その瞳は答えを求めていない。
ゆきが頷くしかないことを、彼は分かっている。
こくり、と小さく頷くと、キースは初めて会った時のような人懐っこい笑顔に戻り、「じゃあ、また後でね」と軽い口調でその場を去っていった。
一人残されたゆきは、その場にずるずると座り込んだ。
石壁の冷たさが、火照った身体にはむしろ心地よかった。
腰の奥がまだ甘く疼き、脚の付け根からは、彼が残していったものがゆっくりと伝い落ちるのを感じる。その生々しい感覚に、羞恥で顔が熱くなった。
カイにされたことは、暴力的な支配だった。抗う術もなく、ただ流されるしかなかった。
けれど、キースにされたことは?
彼はゆきを導き、誘い、そして、自らの意思で快楽を求めさせた。
「自分で動いてごらんよ」
あの言葉が、悪魔の囁きのように耳にこびりついて離れない。
言われるがままに腰を動かした瞬間の、背徳的な興奮。
それは、カイに与えられたものとは全く質の違う、心を直接蝕むような毒だった。
自分はなんて淫らな女なのだろう。
昨日まで、普通の生活を送っていたはずなのに。
たった一日で、二人の男に身体を許し、快楽に溺れてしまった。
絶望と自己嫌悪で涙が溢れる。
もう、元には戻れない。
ここはそういう世界なのだ。男たちに愛玩され、可愛がられることでしか、生きていけない。
「……うぅ……っ」
嗚咽を漏らしながら、ゆきはふらつく足で立ち上がった。
カイの部屋に戻りたくなかった。
キースの笑顔を思い出したくもなかった。ただ、一人になれる場所が欲しかった。
城塞の中を、当てもなく彷徨う。
武骨な男たちの住処であるはずなのに、意外にも中庭には手入れの行き届いた小さな花園があった。
色とりどりの花が咲き乱れ、甘い香りが漂っている。
その花園の中心にある噴水の縁に、一人の女性が座っているのが見えた。
(女の、ひと……?)
ゆきは自分の目を疑った。
この砦にいるのは、屈強な男たちだけではなかったのか。
その女性は、ゆきが見たこともないような、優美なドレスに身を包んでいた。
夕陽に照らされた横顔は彫刻のように美しく、長い睫毛が物憂げな影を落としている。
ゆきがその場に立ち尽くしていると、女性はふとこちらに気づき、ゆっくりと顔を上げた。そして、花が綻ぶように、ふわりと微笑んだ。
「あら……。あなたが、新しくいらした方ですわね?」
鈴を転がすような、可憐な声。
その声と微笑みには、男たちの下卑た視線とは全く違う、清らかな響きがあった。
ゆきは緊張しながらも、小さく頷いた。
「初めまして。わたくしはマルレーヌと申します。この砦で、皆様のお針子などをしておりますの」
マルレーヌと名乗った女性は、優雅な仕草で立ち上がると、ゆきに歩み寄ってきた。近づくと、彼女からは気品のある花の香りがした。
「あなたのお名前は?」
「……ゆき、です」
「ゆき様。素敵なお名前ですわね」
マルレーヌはそう言うと、ゆきの目元を心配そうに覗き込んだ。
「どうかなさいました? お顔の色が優れませんわ。……ああ、そうでしたわね。男ばかりの場所ですもの。息が詰まるでしょう?」
その言葉に、ゆきの中で張り詰めていた糸がぷつりと切れた。
そうだ、自分はずっと息が詰まっていたのだ。言葉の通じない世界で、獣のような男たちに囲まれて、たった一人で。
マルレーヌの同情的な眼差しに、堰を切ったように涙が溢れ出した。
「う……っ、ひっく……」
「まあ……! お可哀想に……大丈夫?」
マルレーヌは驚いたように目を見開いた後、ためらうことなく、ゆきの身体をその華奢な腕でそっと抱きしめた。
柔らかな胸の感触と、温かい体温。
それは、カイやキースの、雄々しい身体とは違う、女性特有の優しさだった。
ゆきは子供のように、彼女の胸に顔を埋めてしゃくり上げた。
「怖かったでしょう。心細かったでしょう。ええ、分かりますわ」
マルレーヌは、まるで母親か姉のように、ゆきの背中を優しく撫でてくれる。
その手は少し大きい気もしたが、心地よいリズムで上下するその感触に、ゆきの心は次第に落ち着きを取り戻していった。
しばらくして、ゆきが顔を上げると、マルレーヌは美しいレースのハンカチでその涙を拭ってくれた。
「少しは落ち着きました?」
「……はい。すみません、突然……」
「いいえ。溜め込んでしまうのが一番よろしくありませんわ。殿方は、どうしても力ずくで物事を解決しようとなさいますから」
彼女の言葉は、まるでゆきの心の中を見透かしているかのようだった。
カイのこと、キースのこと。そのすべてを、この人なら分かってくれるかもしれない。
「わたくしでよければ、お話をお聞きしますわ。ここは、わたくしたち女の秘密の花園ですもの」
マルレーヌは悪戯っぽく微笑むと、ゆきの手を取って噴水の縁に座るよう促した。
その手に引かれながら、ゆきは久しぶりに心からの安らぎを感じていた。
この人となら、友達になれるかもしれない。
この殺伐とした世界で、唯一の心の拠り所になってくれるかもしれない。
ゆきは、ぽつりぽつりと、自分の身に起きたことを語り始めた。
もちろん、男たちと肌を重ねることになったこと、自分が「愛玩人形」として扱われていること、その運命から逃れられない絶望を打ち明けた。
マルレーヌは、ただ黙って、優しく相槌を打ちながら話を聞いてくれる。
「そうですか……。それは、お辛いことですわね……中々受け入れられるものでもございませんし……」
「……はい」
「でも、ゆき様。一つだけ、忘れないでくださいまし」
マルレーヌはゆきの手を両手でぎゅっと握りしめた。
その力は、見た目の可憐さからは想像できないほど強い。
「殿方は皆、あなたを宝物のように思っている。それは、紛れもない事実ですわ。ただ、その愛情の示し方が、少しばかり不器用で、歪んでいるだけ」
「ここは女性が少ないですから扱いに慣れていないんです」
その言葉は、まるで男たちの肩を持つようにも聞こえたが、不思議と不快ではなかった。
「あなたは、ただ愛されているだけではいけませんわ。愛されるだけでなく、彼らを『愛してあげる』のです」
「……愛して、あげる……?」
「ええ。与えられるばかりでは、いつまでもお人形のまま。あなたが、あなたの意思で、彼らに愛を与え、快楽を与え、心を支配するのですわ」
「でも……いきなり好きになるなんて無理……」
「振りでも良いんです。少なくとも彼等がそう思えば……」
それは、キースに言われたことと少し似ているようで、でも決定的に違う、女性側の思想だった。
「わたくしが、その方法をお教えしますわ。この砦の男たちを、あなたの虜にする方法を……」
マルレーヌはそう言うと、ゆきの耳元に顔を寄せた。
彼女の吐息が、甘い香りと共に耳をくすぐる。ぞくり、と奇妙な感覚が背筋を走った。
「まずは……そう……。今夜、わたくしのお部屋にいらっしゃいな。女同士、肌を寄せ合って、ゆっくりとお話の続きをいたしましょう?」
その誘いは、あまりにも甘く、魅惑的だった。
男たちの熱とは違う、しっとりとした、蠱惑的な熱。
ゆきは無意識のうちに、こくりと頷いていた。
この美しい女性が差し伸べてくれた蜘蛛の糸が、新たな快楽と背徳への入り口であることに、まだ気づかずに。
「……また、呼んでくれるよね?」
問いかけの形をしているが、その瞳は答えを求めていない。
ゆきが頷くしかないことを、彼は分かっている。
こくり、と小さく頷くと、キースは初めて会った時のような人懐っこい笑顔に戻り、「じゃあ、また後でね」と軽い口調でその場を去っていった。
一人残されたゆきは、その場にずるずると座り込んだ。
石壁の冷たさが、火照った身体にはむしろ心地よかった。
腰の奥がまだ甘く疼き、脚の付け根からは、彼が残していったものがゆっくりと伝い落ちるのを感じる。その生々しい感覚に、羞恥で顔が熱くなった。
カイにされたことは、暴力的な支配だった。抗う術もなく、ただ流されるしかなかった。
けれど、キースにされたことは?
彼はゆきを導き、誘い、そして、自らの意思で快楽を求めさせた。
「自分で動いてごらんよ」
あの言葉が、悪魔の囁きのように耳にこびりついて離れない。
言われるがままに腰を動かした瞬間の、背徳的な興奮。
それは、カイに与えられたものとは全く質の違う、心を直接蝕むような毒だった。
自分はなんて淫らな女なのだろう。
昨日まで、普通の生活を送っていたはずなのに。
たった一日で、二人の男に身体を許し、快楽に溺れてしまった。
絶望と自己嫌悪で涙が溢れる。
もう、元には戻れない。
ここはそういう世界なのだ。男たちに愛玩され、可愛がられることでしか、生きていけない。
「……うぅ……っ」
嗚咽を漏らしながら、ゆきはふらつく足で立ち上がった。
カイの部屋に戻りたくなかった。
キースの笑顔を思い出したくもなかった。ただ、一人になれる場所が欲しかった。
城塞の中を、当てもなく彷徨う。
武骨な男たちの住処であるはずなのに、意外にも中庭には手入れの行き届いた小さな花園があった。
色とりどりの花が咲き乱れ、甘い香りが漂っている。
その花園の中心にある噴水の縁に、一人の女性が座っているのが見えた。
(女の、ひと……?)
ゆきは自分の目を疑った。
この砦にいるのは、屈強な男たちだけではなかったのか。
その女性は、ゆきが見たこともないような、優美なドレスに身を包んでいた。
夕陽に照らされた横顔は彫刻のように美しく、長い睫毛が物憂げな影を落としている。
ゆきがその場に立ち尽くしていると、女性はふとこちらに気づき、ゆっくりと顔を上げた。そして、花が綻ぶように、ふわりと微笑んだ。
「あら……。あなたが、新しくいらした方ですわね?」
鈴を転がすような、可憐な声。
その声と微笑みには、男たちの下卑た視線とは全く違う、清らかな響きがあった。
ゆきは緊張しながらも、小さく頷いた。
「初めまして。わたくしはマルレーヌと申します。この砦で、皆様のお針子などをしておりますの」
マルレーヌと名乗った女性は、優雅な仕草で立ち上がると、ゆきに歩み寄ってきた。近づくと、彼女からは気品のある花の香りがした。
「あなたのお名前は?」
「……ゆき、です」
「ゆき様。素敵なお名前ですわね」
マルレーヌはそう言うと、ゆきの目元を心配そうに覗き込んだ。
「どうかなさいました? お顔の色が優れませんわ。……ああ、そうでしたわね。男ばかりの場所ですもの。息が詰まるでしょう?」
その言葉に、ゆきの中で張り詰めていた糸がぷつりと切れた。
そうだ、自分はずっと息が詰まっていたのだ。言葉の通じない世界で、獣のような男たちに囲まれて、たった一人で。
マルレーヌの同情的な眼差しに、堰を切ったように涙が溢れ出した。
「う……っ、ひっく……」
「まあ……! お可哀想に……大丈夫?」
マルレーヌは驚いたように目を見開いた後、ためらうことなく、ゆきの身体をその華奢な腕でそっと抱きしめた。
柔らかな胸の感触と、温かい体温。
それは、カイやキースの、雄々しい身体とは違う、女性特有の優しさだった。
ゆきは子供のように、彼女の胸に顔を埋めてしゃくり上げた。
「怖かったでしょう。心細かったでしょう。ええ、分かりますわ」
マルレーヌは、まるで母親か姉のように、ゆきの背中を優しく撫でてくれる。
その手は少し大きい気もしたが、心地よいリズムで上下するその感触に、ゆきの心は次第に落ち着きを取り戻していった。
しばらくして、ゆきが顔を上げると、マルレーヌは美しいレースのハンカチでその涙を拭ってくれた。
「少しは落ち着きました?」
「……はい。すみません、突然……」
「いいえ。溜め込んでしまうのが一番よろしくありませんわ。殿方は、どうしても力ずくで物事を解決しようとなさいますから」
彼女の言葉は、まるでゆきの心の中を見透かしているかのようだった。
カイのこと、キースのこと。そのすべてを、この人なら分かってくれるかもしれない。
「わたくしでよければ、お話をお聞きしますわ。ここは、わたくしたち女の秘密の花園ですもの」
マルレーヌは悪戯っぽく微笑むと、ゆきの手を取って噴水の縁に座るよう促した。
その手に引かれながら、ゆきは久しぶりに心からの安らぎを感じていた。
この人となら、友達になれるかもしれない。
この殺伐とした世界で、唯一の心の拠り所になってくれるかもしれない。
ゆきは、ぽつりぽつりと、自分の身に起きたことを語り始めた。
もちろん、男たちと肌を重ねることになったこと、自分が「愛玩人形」として扱われていること、その運命から逃れられない絶望を打ち明けた。
マルレーヌは、ただ黙って、優しく相槌を打ちながら話を聞いてくれる。
「そうですか……。それは、お辛いことですわね……中々受け入れられるものでもございませんし……」
「……はい」
「でも、ゆき様。一つだけ、忘れないでくださいまし」
マルレーヌはゆきの手を両手でぎゅっと握りしめた。
その力は、見た目の可憐さからは想像できないほど強い。
「殿方は皆、あなたを宝物のように思っている。それは、紛れもない事実ですわ。ただ、その愛情の示し方が、少しばかり不器用で、歪んでいるだけ」
「ここは女性が少ないですから扱いに慣れていないんです」
その言葉は、まるで男たちの肩を持つようにも聞こえたが、不思議と不快ではなかった。
「あなたは、ただ愛されているだけではいけませんわ。愛されるだけでなく、彼らを『愛してあげる』のです」
「……愛して、あげる……?」
「ええ。与えられるばかりでは、いつまでもお人形のまま。あなたが、あなたの意思で、彼らに愛を与え、快楽を与え、心を支配するのですわ」
「でも……いきなり好きになるなんて無理……」
「振りでも良いんです。少なくとも彼等がそう思えば……」
それは、キースに言われたことと少し似ているようで、でも決定的に違う、女性側の思想だった。
「わたくしが、その方法をお教えしますわ。この砦の男たちを、あなたの虜にする方法を……」
マルレーヌはそう言うと、ゆきの耳元に顔を寄せた。
彼女の吐息が、甘い香りと共に耳をくすぐる。ぞくり、と奇妙な感覚が背筋を走った。
「まずは……そう……。今夜、わたくしのお部屋にいらっしゃいな。女同士、肌を寄せ合って、ゆっくりとお話の続きをいたしましょう?」
その誘いは、あまりにも甘く、魅惑的だった。
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