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1章 食育に至った経緯
03 帰還の決意は意外とちょろい理由
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やってきたのは、かなり大きな国だった。
人々が行き交って、活気もある。
さすがに東京ほどの人口密度じゃないけど、それでも十分なレベルだ。
(……だけど、1つ気になることが)
すれ違う人のほぼ全てが、同じようなネックレスをしている。
形こそそれぞれだけど、特徴的な宝石のようなものが中心に必ずあるんだ。
つけていないのは、子供ぐらいかも。
ネックレスが特産品だったりするのかな、この国。
「到着! ここ、オレの一押しの店」
「ほー、いいチョイスじゃねーかリベール」
「お褒めに預かり恐悦至極。チカもきっと気に入ると思うぜ」
周囲の要素を見ているうちに、目的の場所についたようだ。
店内に入ると、ファミレスの異世界版、と思えばいいのかもしれない。
家族連れもいるし、若い冒険者さんっぽい人たちなど、いろんな人がいた。
僕らも席に案内されて、着席するんだけど。
「……メニューが読めない」
知らない単語で書かれており、いきなりの挫折。
リベールさんたちとは普通に会話できたから、文字も日本語かなと思ったら。
「チカは持ってないのか? コレ」
「なんですか、それ」
向かい側に座っていたリベールさんが、胸元からあるものを取り出す。
それはネックレス。
ここまでで見かけた、多くの人たちがつけていたものと似た品だ。
……まぁ、彼のものはちょっと豪華っぽいけど。
「えっと、そのネックレスは一体なんなんでしょうか。身分証明書?」
「それもあるけど、通訳と翻訳機でもある」
えええ、なにその便利機能。
理由を聞くと実に簡単な話だった。
この世界は、僕らの世界と同様に大陸や国ごとに言語が異なっているんだとか。
で、冒険者を筆頭に言語の壁で探索が難しい、メンバーを揃えられないと不便、という問題が発生。
それを解決すべく開発されたのが、彼らがつけているネックレスだ。
最初は冒険者のみだったが、その便利性から、やがて一般にも普及して、今ではみんなが身につける必需品になったのだとか。
うらやましい、心の底から、うらやましい。
それがあれば、英語やほかの言語を覚える必要なくなるじゃん。
「メニュー内容、読み上げるから好きなの頼んでくれ」
「わかりました。ありがとうございます」
読み上げたラインナップは、元の世界でもよくある料理名ばかりだ。
もしかすると、翻訳機能で限りなく近いメニューが選ばれているのかもしれない。
想像しやすくて助かるけどね。
「うーん、ここは無難にピザあたりにしようかな」
「わかった。店員さーん、注文お願いしまーす!」
リベールさんは手を上げ、近くを通ったウェイトレスにメニューを伝える。
というか、ギルマスさんはいつの間に決めたんだろう。
「つか、これすら知らないってことは……チカ、キミは一体……?」
「んーと……信じてもらえるかはわからないんですが、僕、異世界の人間っぽいです」
「「異世界?」」
リベールさんと、ギルマスさんが同時に疑問符を投げてきた。
「別の技術が発展したり、魔物が存在しないとか、こことは全く異なる歴史を持つ世界のことです」
「ありえない話ではないな。ほら、魔術で魔物の力を借りる時なんかがいい例だ」
「あー、アレ。別の場所にいるのに、呼び出したら出てくる術! それの別世界版ってワケか」
似たような魔術があって本当に良かった。
……って、それ、召喚術っていわないのかな。
「となると、チカは元の世界に戻るために旅をしているのかな」
「むしろ、ついさっきココに来たといいますか……」
盗賊たちに襲われるまでは、確かに僕はいつもの日常を過ごしていた。
普通に学校へ行き、部活を終え、帰宅しながら何食べようかなー……と思った矢先だし。
「来たばかりなら、あんな無防備なのも頷けるな、ギルマスさんもそうですよね?」
「まぁな。あまりにも自殺行為な身なりだし」
「はい、なので元の世界に帰り……せかい、に」
そこで、僕の言葉が止まってしまった。
(……元の世界に戻って、どうなんだろう)
普段の生活を思い出し、心が揺らぎ始める。
学校は楽しいけど……本来、一番、心が落ち着く場所はそうじゃない。
「どうしたんだ、チカ」
「いえ、その……ちょっと、考え事を……」
「オレで良ければ聞くぞ。そもそも別世界だしな、ここは。知り合いに聞かれることもないさ」
リベールさんの提案に、僕は少し考える。
たしかに、両親や友達に聞かれるわけでもない。
普段言えない愚痴を吐いても、いいよね。
「僕の家、家族仲が悪くて、小さい頃から息苦しくてさ」
なんというか、互いにマウント取り合うような出世競争をしちゃっているんだ。
夫婦じゃなくて、蹴落とす存在、みたいな。
どうしてそうなったのか、聞く機会がなかったし、雰囲気じゃなかったから知らないんだけど。
「で、そうなると僕は、いつ帰ってもまっくらな家でさ」
リビングの机には、お金と紙が1枚。
そこに書かれているのは、いつも同じ。
―――これで、好きなものを食べていなさい。
僕は、朝・昼・晩のすべてを、そのお金で賄っていた。
幸いにも、今の時代はコンビニという便利な場所があったからさ。
毎日そこへ行って、ご飯を調達していた。
……時々、小さい子が毎日来ると、通報されたりもしたっけ。
「帰ってきたら来たで、両親は喧嘩やマウントばっかり……」
高校は県外へ行ってしまおうかと考えていた。
なのに、両親はこんな時だけ意気投合して、それを阻止してきたんだよね。
おかげで、進学校だけど家から一番近い場所に行くことに。
「そりゃ、友達はみんないいやつだし、サッカーも楽しいし、ゲームもめっちゃ楽しいけど……」
心が休まらない。
そのうち、今、楽しいと思っているものも、全部が面白くない、と感じそうで怖い。
正直、何度も友達をうらやましいと思った。
普通の家族でありたかったし、当たり前の日常を過ごしたいし。
「……僕、本当は帰りたくないのかもしれないなぁ」
「チカ……」
「あははは、なんか、その結論が腑に落ちたというか、しゃべって納得しちゃったかも」
自分の気持ちを客観視することができた。
ある意味、それは大きな収穫だったかもしれない。
ちょっとだけ、悲しみと胸の痛みがあるけど。
「一番、安全で落ち着ける我が家が苦痛なのは、何よりもしんどいもんさ」
「リベールさん……」
「オレも多少なりとも、分かる。同情とかじゃなくて、本当にさ」
「そうなんですか?」
「チカほど壮絶じゃないけど、オレの実家も兄弟同士でピリピリしてんだよ」
思い出しただけでも気が滅入る、とリベールさんは背もたれに全体重をかけて天井を見上げる。
「ワシは逆にわからん感覚……いやまて、1つあった。子供の名前がひどかった」
「えっと? どういう」
「ギルマスが本名なんだよ。ワシの名前」
……はあああああああああ!?
ギルマスって、ギルドマスターの略じゃなくて、本名!?
「異世界キラキラネームとか、出会いたくなかった」
「「きらきら?」」
なんだそれ、と言わぬ感じで僕を見てくる2人。
せ、説明が難しいんですけど。
「お待たせしましたー、ご注文の品でーす!」
な、ナイスタイミング!
ウェイトレスさんから、料理を受け取り、それぞれに配る。
「おおぉ! おいしそうだ」
最後に受け取ったのは、間違いなくピザだった。
チーズたっぷり、トマトっぽいものや、ベーコンっぽいもの。
うん、どこからどう見ても、ピザである。
香りもばっちり、めっちゃ食欲をそそられる!
(異世界って、僕らの世界と比べて食事が劣るのがテンプレなのに……)
まさか、遜色ないとは、ありがたい!
やっぱり人間、食べる楽しみは大切だもんね。
(これなら、この世界で生きていくのもありかも)
僕はピザを手に持つ。おぉ、伸びてる、チーズが伸びてる、完璧。
さあ、異世界で初めてのごはん!
「いただきまーす!」
ぱくりっ、と一口食べる。
1秒。
2秒。
3秒。
4秒……
「? どうした、チカ」
「もしかして、美味しくて感動しているんじゃないか?」
沈黙する僕をよそに、リベールさんたちはそんな会話をしているのだが……
「味が、全然しない!? なにこれぇ!」
「「は?」」
見た目は完璧。
食感だって、想像通りだ。
なのに、味が薄い、薄すぎる!?
ピザらしい味が、まったく口の中に広がらないんですけど―――!?
「……うん、やっぱり味がしない。調味料が全然足りない、とか? まさか」
何度、口に運んでも結果は同じ。
アレだよ、レーションみたいな非常食な感じ。
味は二の次、栄養を摂取できればオッケー、みたいな。
でも、1つだけ確信した。
「漫画とかで、現代人は舌が肥えすぎてて マズ過ぎて食べられないのが原因で飢え死にするって、マジなのか……」
こんな食べた気がしない食事、ないも同然。
食べたい、という気持ちが一気に消失してゆく。
同時に、僕は察した……
「急いで元の世界に戻らないと、餓死する!」
家族に対する不満や不安<<<<越えられない壁<<<餓死の危機
僕の中で、この法則が成立した瞬間であった。
え? 自炊はって?
サッカー部の高校生なんて、食べる専門みたいなものだから、ないです!
それでも得意料理をあげるなら、卵かけご飯! と、堂々と言います、はい。
人々が行き交って、活気もある。
さすがに東京ほどの人口密度じゃないけど、それでも十分なレベルだ。
(……だけど、1つ気になることが)
すれ違う人のほぼ全てが、同じようなネックレスをしている。
形こそそれぞれだけど、特徴的な宝石のようなものが中心に必ずあるんだ。
つけていないのは、子供ぐらいかも。
ネックレスが特産品だったりするのかな、この国。
「到着! ここ、オレの一押しの店」
「ほー、いいチョイスじゃねーかリベール」
「お褒めに預かり恐悦至極。チカもきっと気に入ると思うぜ」
周囲の要素を見ているうちに、目的の場所についたようだ。
店内に入ると、ファミレスの異世界版、と思えばいいのかもしれない。
家族連れもいるし、若い冒険者さんっぽい人たちなど、いろんな人がいた。
僕らも席に案内されて、着席するんだけど。
「……メニューが読めない」
知らない単語で書かれており、いきなりの挫折。
リベールさんたちとは普通に会話できたから、文字も日本語かなと思ったら。
「チカは持ってないのか? コレ」
「なんですか、それ」
向かい側に座っていたリベールさんが、胸元からあるものを取り出す。
それはネックレス。
ここまでで見かけた、多くの人たちがつけていたものと似た品だ。
……まぁ、彼のものはちょっと豪華っぽいけど。
「えっと、そのネックレスは一体なんなんでしょうか。身分証明書?」
「それもあるけど、通訳と翻訳機でもある」
えええ、なにその便利機能。
理由を聞くと実に簡単な話だった。
この世界は、僕らの世界と同様に大陸や国ごとに言語が異なっているんだとか。
で、冒険者を筆頭に言語の壁で探索が難しい、メンバーを揃えられないと不便、という問題が発生。
それを解決すべく開発されたのが、彼らがつけているネックレスだ。
最初は冒険者のみだったが、その便利性から、やがて一般にも普及して、今ではみんなが身につける必需品になったのだとか。
うらやましい、心の底から、うらやましい。
それがあれば、英語やほかの言語を覚える必要なくなるじゃん。
「メニュー内容、読み上げるから好きなの頼んでくれ」
「わかりました。ありがとうございます」
読み上げたラインナップは、元の世界でもよくある料理名ばかりだ。
もしかすると、翻訳機能で限りなく近いメニューが選ばれているのかもしれない。
想像しやすくて助かるけどね。
「うーん、ここは無難にピザあたりにしようかな」
「わかった。店員さーん、注文お願いしまーす!」
リベールさんは手を上げ、近くを通ったウェイトレスにメニューを伝える。
というか、ギルマスさんはいつの間に決めたんだろう。
「つか、これすら知らないってことは……チカ、キミは一体……?」
「んーと……信じてもらえるかはわからないんですが、僕、異世界の人間っぽいです」
「「異世界?」」
リベールさんと、ギルマスさんが同時に疑問符を投げてきた。
「別の技術が発展したり、魔物が存在しないとか、こことは全く異なる歴史を持つ世界のことです」
「ありえない話ではないな。ほら、魔術で魔物の力を借りる時なんかがいい例だ」
「あー、アレ。別の場所にいるのに、呼び出したら出てくる術! それの別世界版ってワケか」
似たような魔術があって本当に良かった。
……って、それ、召喚術っていわないのかな。
「となると、チカは元の世界に戻るために旅をしているのかな」
「むしろ、ついさっきココに来たといいますか……」
盗賊たちに襲われるまでは、確かに僕はいつもの日常を過ごしていた。
普通に学校へ行き、部活を終え、帰宅しながら何食べようかなー……と思った矢先だし。
「来たばかりなら、あんな無防備なのも頷けるな、ギルマスさんもそうですよね?」
「まぁな。あまりにも自殺行為な身なりだし」
「はい、なので元の世界に帰り……せかい、に」
そこで、僕の言葉が止まってしまった。
(……元の世界に戻って、どうなんだろう)
普段の生活を思い出し、心が揺らぎ始める。
学校は楽しいけど……本来、一番、心が落ち着く場所はそうじゃない。
「どうしたんだ、チカ」
「いえ、その……ちょっと、考え事を……」
「オレで良ければ聞くぞ。そもそも別世界だしな、ここは。知り合いに聞かれることもないさ」
リベールさんの提案に、僕は少し考える。
たしかに、両親や友達に聞かれるわけでもない。
普段言えない愚痴を吐いても、いいよね。
「僕の家、家族仲が悪くて、小さい頃から息苦しくてさ」
なんというか、互いにマウント取り合うような出世競争をしちゃっているんだ。
夫婦じゃなくて、蹴落とす存在、みたいな。
どうしてそうなったのか、聞く機会がなかったし、雰囲気じゃなかったから知らないんだけど。
「で、そうなると僕は、いつ帰ってもまっくらな家でさ」
リビングの机には、お金と紙が1枚。
そこに書かれているのは、いつも同じ。
―――これで、好きなものを食べていなさい。
僕は、朝・昼・晩のすべてを、そのお金で賄っていた。
幸いにも、今の時代はコンビニという便利な場所があったからさ。
毎日そこへ行って、ご飯を調達していた。
……時々、小さい子が毎日来ると、通報されたりもしたっけ。
「帰ってきたら来たで、両親は喧嘩やマウントばっかり……」
高校は県外へ行ってしまおうかと考えていた。
なのに、両親はこんな時だけ意気投合して、それを阻止してきたんだよね。
おかげで、進学校だけど家から一番近い場所に行くことに。
「そりゃ、友達はみんないいやつだし、サッカーも楽しいし、ゲームもめっちゃ楽しいけど……」
心が休まらない。
そのうち、今、楽しいと思っているものも、全部が面白くない、と感じそうで怖い。
正直、何度も友達をうらやましいと思った。
普通の家族でありたかったし、当たり前の日常を過ごしたいし。
「……僕、本当は帰りたくないのかもしれないなぁ」
「チカ……」
「あははは、なんか、その結論が腑に落ちたというか、しゃべって納得しちゃったかも」
自分の気持ちを客観視することができた。
ある意味、それは大きな収穫だったかもしれない。
ちょっとだけ、悲しみと胸の痛みがあるけど。
「一番、安全で落ち着ける我が家が苦痛なのは、何よりもしんどいもんさ」
「リベールさん……」
「オレも多少なりとも、分かる。同情とかじゃなくて、本当にさ」
「そうなんですか?」
「チカほど壮絶じゃないけど、オレの実家も兄弟同士でピリピリしてんだよ」
思い出しただけでも気が滅入る、とリベールさんは背もたれに全体重をかけて天井を見上げる。
「ワシは逆にわからん感覚……いやまて、1つあった。子供の名前がひどかった」
「えっと? どういう」
「ギルマスが本名なんだよ。ワシの名前」
……はあああああああああ!?
ギルマスって、ギルドマスターの略じゃなくて、本名!?
「異世界キラキラネームとか、出会いたくなかった」
「「きらきら?」」
なんだそれ、と言わぬ感じで僕を見てくる2人。
せ、説明が難しいんですけど。
「お待たせしましたー、ご注文の品でーす!」
な、ナイスタイミング!
ウェイトレスさんから、料理を受け取り、それぞれに配る。
「おおぉ! おいしそうだ」
最後に受け取ったのは、間違いなくピザだった。
チーズたっぷり、トマトっぽいものや、ベーコンっぽいもの。
うん、どこからどう見ても、ピザである。
香りもばっちり、めっちゃ食欲をそそられる!
(異世界って、僕らの世界と比べて食事が劣るのがテンプレなのに……)
まさか、遜色ないとは、ありがたい!
やっぱり人間、食べる楽しみは大切だもんね。
(これなら、この世界で生きていくのもありかも)
僕はピザを手に持つ。おぉ、伸びてる、チーズが伸びてる、完璧。
さあ、異世界で初めてのごはん!
「いただきまーす!」
ぱくりっ、と一口食べる。
1秒。
2秒。
3秒。
4秒……
「? どうした、チカ」
「もしかして、美味しくて感動しているんじゃないか?」
沈黙する僕をよそに、リベールさんたちはそんな会話をしているのだが……
「味が、全然しない!? なにこれぇ!」
「「は?」」
見た目は完璧。
食感だって、想像通りだ。
なのに、味が薄い、薄すぎる!?
ピザらしい味が、まったく口の中に広がらないんですけど―――!?
「……うん、やっぱり味がしない。調味料が全然足りない、とか? まさか」
何度、口に運んでも結果は同じ。
アレだよ、レーションみたいな非常食な感じ。
味は二の次、栄養を摂取できればオッケー、みたいな。
でも、1つだけ確信した。
「漫画とかで、現代人は舌が肥えすぎてて マズ過ぎて食べられないのが原因で飢え死にするって、マジなのか……」
こんな食べた気がしない食事、ないも同然。
食べたい、という気持ちが一気に消失してゆく。
同時に、僕は察した……
「急いで元の世界に戻らないと、餓死する!」
家族に対する不満や不安<<<<越えられない壁<<<餓死の危機
僕の中で、この法則が成立した瞬間であった。
え? 自炊はって?
サッカー部の高校生なんて、食べる専門みたいなものだから、ないです!
それでも得意料理をあげるなら、卵かけご飯! と、堂々と言います、はい。
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