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番外編3 バンコクの出来事
一日目の夜②(※)
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和臣さんに見られながら、俺は自分の股の下から、和臣さんの精液を絡めた中指を挿入していく。いつも準備するときみたいに。普段はローションだけど。
ほぐしたり、少し出し入れしたり。和臣さんのベッドにローションがあったから、ごはん食べる前に少し準備しておいて、入れられても大丈夫な状態。
「俺の精液、ローション代わり? 多紀くん、まだ入れてないのに、精液まみれになってるんだ」
腕を引かれて、立ち上がる。シャワーを出しながら、タイルの壁に向かわされる。
ほしかったものが双丘を割ろうとしている感覚。だけど射精して固さが抜けてしまって、ぐいぐい押し付けたり、ぺちぺち叩いたりしてくる。
穴を探る和臣さんの指。俺よりも巧みで丁寧で執拗。一本、二本……。
「大きな声を出すと響くよ」
両手を背後に回して、自分の尻を両手で広げながら、俺は答えた。
「静かにしてるから、ください……」
「しーだよ。しー」
和臣さんは嬉しそうに俺の背中にぴったり張り付きながら、下半身は、突き上げるように、両手で広げた緩んだ穴にぴたりと当てて、ゆっくりと入れてくる。
静かにしないと、なのに。
「ああああ……!」
多紀くん、と耳元でたしなめながら、和臣さんは、挿入しながら、大きな手のひらで俺の口を覆う。声がこもる。無理矢理やられてるみたい。
「ふっ、うう……」
「しー」
「う……」
「多紀くん、これほしかった?」
手のひらが離れていく。
「ほしかったです……」
「あげようね。静かにね」
俺の体重がかかるように、体を持ち上げて、その下から差し込んでくる。軽く腰掛けるような体勢になる。全部はいって、いつぶりの挿入だっけ。六月頭以来か。
あのときも二泊三日で帰国して、俺の部屋でやりまくってたな……。
「あ、多紀くん、精液でてる」
「ふぁ……」
下を見ると、挿入されながら、先端から白い液体がぴゅっぴゅっと出て垂れている。残滓ではなくて、あらたに射精したもの。挿入されただけなのに。
羞恥心に、肌がかっと熱くなる。いまさら。
「あ……やだ……」
鼠径部を両手で押されて、押しつけられて、和臣さんの恥骨が当たる。
和臣さんのそれが長すぎて、深いへんな感覚のところに入ってる。のぼせそう。先っぽの部分がぐぽぐぽと、そこにキスするみたいに。
「多紀くん、わかる?」
「そこ、や……」
「ここにほしかったね。多紀くんのいやらしいアナル、きゅんきゅんしてる」
「う……」
「いまなにしてて、これから何をしてほしいか言えたら、俺は全部するよ。なんでもしてあげる」
言わせたいだけ。
俺のおねだりが大好物。
「えっちなことしてます……」
「誰と?」
「和臣さんと、エッチしてる」
「いいの? 俺と多紀くん、エッチしてていい? 男同士なのに」
「男同士だけど、こ、恋人同士だし、気持ちいい、から、いいです……」
「多紀くん、好き。大好き」
うなじをぴちゃぴちゃ舐めながら、和臣さんは両腕を回してきて、激しく突いてくる。ぱんぱんと肌がぶつかる規則正しい音が響く。
「あっ、う、あ、奥……」
「奥がいいね。ここ、突いててあげる。ぐりぐりしよっかな。多紀くんのなか、すっごく気持ちいい。多紀くんは気持ちいい?」
「ん、んん……はい、あ、やば、奥ぐりぐりされると」
「他には?」
「ち、乳首、してほしい……おねがい」
「多紀くんのおねだりすごく可愛い。なんでそんなに可愛いのかな」
和臣さんの指が、濡れた乳首をつまみにくる。つまんだり、はねさせたり、くりくりされて、すぐに乳首も勃起してしまう。望んでたとおり。その指先に触れられるだけで感じる。熱い。
和臣さんは俺の首筋や耳の裏や、耳の中を、遠慮なしにぺろぺろ舐める。
「多紀くん、多紀くん。大好き。多紀くんとひとつになってる。俺とひとつになってるのわかる? えっちぃね。セックスしてるね。多紀くん、ぐちょぐちょだよ。ちんぽ咥えて乳首やられて精液垂れ流し、だらしなくてかわいいね……」
「やっ、あっ、あっ」
「声大きい。塞ぐよ」
突かれながらあごを掴まれて、顔を振り向かせられながら口づけ。
「んん、んあ」
「つながってるの気持ちいい。ずっとつながっていたいよ。多紀くん、俺の舌ちんぽ吸って。お口やアナルでちんぽ吸うみたいにやらしく吸って」
「はい……」
差し出された温かいそれを一所懸命吸う。上も下も。がくがく揺さぶられて立っていられず、和臣さんに身を委ねるしかなくて。
口を離すと唾液が垂れて糸を引く。
「あ……っ、やっ、あー、あぅ……」
「多紀くん、やらしい顔。セックスで気持ちよくなってとろっとろの多紀くん、そんな顔しちゃうの。あー、締めてくる。多紀くん、俺のちんぽ吸いすぎ……はあ、気持ちいい。もう無理、限界、優しくできないよ」
「い、いつも、やさしく、ない」
「そう? 優しいよ?」
と言いながら、腰を固定して激しくしてくる。どんどん強くなってる。
「ああっ、やだ、や、激し」
「これでも、もっと激しくしたいのを」
「あっ、あっ、んんっ、ああっ、あ……!」
「我慢してるんだよ?」
「あ、あっ、あああ……」
「ね、多紀くん」
かすれる囁き。低くて色っぽくて変態。いつも優しくて、俺を気遣ってくれるのに、隠してる本性。こういうときだけは容赦のない濡れた声音。
犯される。頭の中までやられる。
ほぐしたり、少し出し入れしたり。和臣さんのベッドにローションがあったから、ごはん食べる前に少し準備しておいて、入れられても大丈夫な状態。
「俺の精液、ローション代わり? 多紀くん、まだ入れてないのに、精液まみれになってるんだ」
腕を引かれて、立ち上がる。シャワーを出しながら、タイルの壁に向かわされる。
ほしかったものが双丘を割ろうとしている感覚。だけど射精して固さが抜けてしまって、ぐいぐい押し付けたり、ぺちぺち叩いたりしてくる。
穴を探る和臣さんの指。俺よりも巧みで丁寧で執拗。一本、二本……。
「大きな声を出すと響くよ」
両手を背後に回して、自分の尻を両手で広げながら、俺は答えた。
「静かにしてるから、ください……」
「しーだよ。しー」
和臣さんは嬉しそうに俺の背中にぴったり張り付きながら、下半身は、突き上げるように、両手で広げた緩んだ穴にぴたりと当てて、ゆっくりと入れてくる。
静かにしないと、なのに。
「ああああ……!」
多紀くん、と耳元でたしなめながら、和臣さんは、挿入しながら、大きな手のひらで俺の口を覆う。声がこもる。無理矢理やられてるみたい。
「ふっ、うう……」
「しー」
「う……」
「多紀くん、これほしかった?」
手のひらが離れていく。
「ほしかったです……」
「あげようね。静かにね」
俺の体重がかかるように、体を持ち上げて、その下から差し込んでくる。軽く腰掛けるような体勢になる。全部はいって、いつぶりの挿入だっけ。六月頭以来か。
あのときも二泊三日で帰国して、俺の部屋でやりまくってたな……。
「あ、多紀くん、精液でてる」
「ふぁ……」
下を見ると、挿入されながら、先端から白い液体がぴゅっぴゅっと出て垂れている。残滓ではなくて、あらたに射精したもの。挿入されただけなのに。
羞恥心に、肌がかっと熱くなる。いまさら。
「あ……やだ……」
鼠径部を両手で押されて、押しつけられて、和臣さんの恥骨が当たる。
和臣さんのそれが長すぎて、深いへんな感覚のところに入ってる。のぼせそう。先っぽの部分がぐぽぐぽと、そこにキスするみたいに。
「多紀くん、わかる?」
「そこ、や……」
「ここにほしかったね。多紀くんのいやらしいアナル、きゅんきゅんしてる」
「う……」
「いまなにしてて、これから何をしてほしいか言えたら、俺は全部するよ。なんでもしてあげる」
言わせたいだけ。
俺のおねだりが大好物。
「えっちなことしてます……」
「誰と?」
「和臣さんと、エッチしてる」
「いいの? 俺と多紀くん、エッチしてていい? 男同士なのに」
「男同士だけど、こ、恋人同士だし、気持ちいい、から、いいです……」
「多紀くん、好き。大好き」
うなじをぴちゃぴちゃ舐めながら、和臣さんは両腕を回してきて、激しく突いてくる。ぱんぱんと肌がぶつかる規則正しい音が響く。
「あっ、う、あ、奥……」
「奥がいいね。ここ、突いててあげる。ぐりぐりしよっかな。多紀くんのなか、すっごく気持ちいい。多紀くんは気持ちいい?」
「ん、んん……はい、あ、やば、奥ぐりぐりされると」
「他には?」
「ち、乳首、してほしい……おねがい」
「多紀くんのおねだりすごく可愛い。なんでそんなに可愛いのかな」
和臣さんの指が、濡れた乳首をつまみにくる。つまんだり、はねさせたり、くりくりされて、すぐに乳首も勃起してしまう。望んでたとおり。その指先に触れられるだけで感じる。熱い。
和臣さんは俺の首筋や耳の裏や、耳の中を、遠慮なしにぺろぺろ舐める。
「多紀くん、多紀くん。大好き。多紀くんとひとつになってる。俺とひとつになってるのわかる? えっちぃね。セックスしてるね。多紀くん、ぐちょぐちょだよ。ちんぽ咥えて乳首やられて精液垂れ流し、だらしなくてかわいいね……」
「やっ、あっ、あっ」
「声大きい。塞ぐよ」
突かれながらあごを掴まれて、顔を振り向かせられながら口づけ。
「んん、んあ」
「つながってるの気持ちいい。ずっとつながっていたいよ。多紀くん、俺の舌ちんぽ吸って。お口やアナルでちんぽ吸うみたいにやらしく吸って」
「はい……」
差し出された温かいそれを一所懸命吸う。上も下も。がくがく揺さぶられて立っていられず、和臣さんに身を委ねるしかなくて。
口を離すと唾液が垂れて糸を引く。
「あ……っ、やっ、あー、あぅ……」
「多紀くん、やらしい顔。セックスで気持ちよくなってとろっとろの多紀くん、そんな顔しちゃうの。あー、締めてくる。多紀くん、俺のちんぽ吸いすぎ……はあ、気持ちいい。もう無理、限界、優しくできないよ」
「い、いつも、やさしく、ない」
「そう? 優しいよ?」
と言いながら、腰を固定して激しくしてくる。どんどん強くなってる。
「ああっ、やだ、や、激し」
「これでも、もっと激しくしたいのを」
「あっ、あっ、んんっ、ああっ、あ……!」
「我慢してるんだよ?」
「あ、あっ、あああ……」
「ね、多紀くん」
かすれる囁き。低くて色っぽくて変態。いつも優しくて、俺を気遣ってくれるのに、隠してる本性。こういうときだけは容赦のない濡れた声音。
犯される。頭の中までやられる。
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