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番外編11 ツイノベまとめ
4 オメガバースパロ
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「おかえり、大丈夫だった?」
「連れの人がいたみたいで。驚きましたね、急にヒート? 倒れるのとか気の毒ですね。オメガって俺初めて見ました」
「隠してる人も多いもんね。…触った後、手洗った?」
「トイレで洗いましたけど…」
「…まだ匂いついてる」
「あっ、カズ先輩…アルファ…」
「隠してるけど、実は」
「納得です」
「そうかな。フリー同士だとあのフェロモンに当てられるんだ…」
「暑いですか? 店出ましょうか」
「ごめんね。今日は帰るね」
「食べ終わってるから大丈夫です! カズ先輩こそ」
「俺は大丈夫。すぐだから」
「お部屋まで送りますね!」
「ありがとう…」
マンション到着
「何階ですか?」
「六階。ごめんね」
「いえいえ! わっ、大丈夫ですか? 俺の肩つかまってください」
「たきくん、だめ、手を出さないで」
「え?」
カプ
「いてっ」
カプカプ
「ごめんごめんごめんごめん…!」
「いえっ、び、びっくりした…」
「また埋め合わせさせて…!」
「フリーだと当てられるってことは、つがい? がいないんですよね。おひとりで大丈夫ですか?」
「大丈夫。たきくんが傍にいるとまた指を噛んじゃうからだめ。またね、また連絡するね」
「あ、はい」
~後日~
「カズ先輩、遅れてすみません」
「俺も今来たとこ。この間はごめんね。大丈夫? 顔色悪いよ」
「なんかこのところビミョーに具合悪くて…」
「あとさ、またオメガと接触した? すっごい甘いにおいする…」
「え? 覚えがないんですけど…」
「………………たきくんって、ベータ?」
「診断では」
「たきくん、オメガじゃないの?」
「そんなことあります?? におい移っただけでは?」
「そんなことない、たきくんからにおう。強い甘いにおい」
クンクン
「診断間違ってることあるし後天的に変異するって珍しいケースもあるみたいだよ」
「へぇ…」
「くらくらする…」
「そんな嗅ぐからですよ」
マンション到着
「六階つきましたよ」
「部屋に連れてってほしい…」
「歩けます? あ、肩を貸すのまずいんですかね」
「貸してほしい…」
「どうぞ。着きましたよ」
「鍵、開けてほしい…」
「なんか暑……カズ先輩のにおいする…」
「左の寝室開けてほしい…ベッドまで連れてってほしい」
(要望が多いな…)
「寝室、やば、カズ先輩のにおい」
「やっぱりオメガなんだよ、たきくん。嬉しいな…ひと目見たときから運命だと思ってた。好き…」
「!?」
「噛んでもいい? あと妊娠させていいよね?」
「先輩、大問題、先輩の一生にもかかわる大問題!」
「たきくんのこと一生大切にする…」
めでたしめでたし
「連れの人がいたみたいで。驚きましたね、急にヒート? 倒れるのとか気の毒ですね。オメガって俺初めて見ました」
「隠してる人も多いもんね。…触った後、手洗った?」
「トイレで洗いましたけど…」
「…まだ匂いついてる」
「あっ、カズ先輩…アルファ…」
「隠してるけど、実は」
「納得です」
「そうかな。フリー同士だとあのフェロモンに当てられるんだ…」
「暑いですか? 店出ましょうか」
「ごめんね。今日は帰るね」
「食べ終わってるから大丈夫です! カズ先輩こそ」
「俺は大丈夫。すぐだから」
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「ありがとう…」
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「六階。ごめんね」
「いえいえ! わっ、大丈夫ですか? 俺の肩つかまってください」
「たきくん、だめ、手を出さないで」
「え?」
カプ
「いてっ」
カプカプ
「ごめんごめんごめんごめん…!」
「いえっ、び、びっくりした…」
「また埋め合わせさせて…!」
「フリーだと当てられるってことは、つがい? がいないんですよね。おひとりで大丈夫ですか?」
「大丈夫。たきくんが傍にいるとまた指を噛んじゃうからだめ。またね、また連絡するね」
「あ、はい」
~後日~
「カズ先輩、遅れてすみません」
「俺も今来たとこ。この間はごめんね。大丈夫? 顔色悪いよ」
「なんかこのところビミョーに具合悪くて…」
「あとさ、またオメガと接触した? すっごい甘いにおいする…」
「え? 覚えがないんですけど…」
「………………たきくんって、ベータ?」
「診断では」
「たきくん、オメガじゃないの?」
「そんなことあります?? におい移っただけでは?」
「そんなことない、たきくんからにおう。強い甘いにおい」
クンクン
「診断間違ってることあるし後天的に変異するって珍しいケースもあるみたいだよ」
「へぇ…」
「くらくらする…」
「そんな嗅ぐからですよ」
マンション到着
「六階つきましたよ」
「部屋に連れてってほしい…」
「歩けます? あ、肩を貸すのまずいんですかね」
「貸してほしい…」
「どうぞ。着きましたよ」
「鍵、開けてほしい…」
「なんか暑……カズ先輩のにおいする…」
「左の寝室開けてほしい…ベッドまで連れてってほしい」
(要望が多いな…)
「寝室、やば、カズ先輩のにおい」
「やっぱりオメガなんだよ、たきくん。嬉しいな…ひと目見たときから運命だと思ってた。好き…」
「!?」
「噛んでもいい? あと妊娠させていいよね?」
「先輩、大問題、先輩の一生にもかかわる大問題!」
「たきくんのこと一生大切にする…」
めでたしめでたし
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