エリート先輩はうかつな後輩に執着する

みつきみつか

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5 ある何の変哲もない日常(和臣視点)

三 もう一回(※)

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 貫いた瞬間、多紀くんは甲高い声をあげた。

「あああ……っ」
「多紀くん……!」

 締め付けがきつくてすぐ出ちゃいそう。
 根元までハメて一旦停止。動いたらまずいな。目を閉じて我慢。
 射精感をやり過ごして目を開ける。
 多紀くんは真っ赤になって、壁に額をつけて、小さく震えている。

「多紀くん、どうしたの」
「ま、待って、あっ、はっ」
「理由がないと待てないよ?」
「お願い、中、イった、から」

 挿入しただけで中イキ。最高。
 理由があってもやっぱり待てない。にゅーっとじっくり引き抜いていく。

「ああっ……」
「多紀くん。多紀くんの中、気持ちよすぎて俺イきそう。奥こすっていい? 浅くしたほうがいい?」

 と言いながら、浅いところをこすってみる。
 多紀くん、奥も好きだけど、ここも好き。俺もここをこするの好き。全部好き。

「んん、あっあっ」
「あまり大きな声で喘いじゃだめだよ。換気口、外に繋がってるからね。しー」

 エレベーターから最も遠い角部屋だから、換気口の前まで来ない限り、聞こえないはずだけど。土砂降りだしね。

「か、和臣さん……」
「そんないやらしい声音で呼んだら、俺たちがエッチしてるのバレちゃうよ」

 とささやきながら、前立腺、多紀くんの性感帯を先っぽで突くと、膝をがくがくさせて感じている。両手で腰を持ってしっかり固定しながら突く。
 声を小さくしようとしてるのに、どうしても漏れてしまうらしい。

「あっ、ふっ、ああっ、あっあっ、あっ」
「多紀くんの喘ぎ声、可愛いね。帰ってきてすぐエッチしちゃったねー」
「あっ、かず、おみさ、あ、あう……」
「こっちもしてあげる」

 俺は壁に背をつけて、多紀くんの背中を引っ張って、中腰の俺の上に座らせる。
 深くまで入れながら、ローションを垂らして、多紀くんのものを掴んだ。優しくしてあげたいけど、油断していると俺もイきそう。先にイかせたい。
 激しく扱く。俺は多紀くんが感じる強弱を熟知している。指で作った輪でカリを引っ掛けて、絞るように。

「やっ、それ、イく……!」
「愛してる、多紀くん。俺にやられてイって」

 首から喉にかけてを舌を伸ばしてぴちゃぴちゃ舐めながら。多紀くんはびくびくしながら喉をそらしている。

「和臣さんっ、あっ、イく、奥で、して」

 俺も多紀くんの奥をこするのが好き。密着しながらめちゃくちゃに突き上げる。
 多紀くんは両手で、俺が扱いているのを必死になって止めた。
 半分以下になったお湯の上に、多紀くんの精液がぴゅっぴゅっと飛ぶ。

「あーっ……あっ……」
「多紀くん……! 俺もイく……!」

 引き抜いて、多紀くんの体を抱きしめながら、多紀くんと同じように湯船に射精。精液が混ざるのを見るのが好き。

「和臣さん……」

 息も絶え絶えになった多紀くんが振り向いて、俺の下唇を食んでくる。
 激しい鼓動。お互いにのぼせていて、真っ赤。息は荒い。ふーふーいいながら、興奮がおさまっていく。満足感。
 呼吸が落ち着いてきて、唇を離した。

「ふふ、のぼせるね。流して出よっか」
「ん……」
「ごはん食べよ」

 と言おうとした唇を、もう一度奪われる。今度は舌を入れてくる。両手で俺の手を取って、お尻を擦りつけてくる。
 多紀くんのおねだり。可愛い。
 またすぐ固くなってくる。

「和臣さん、もっとして……」
「多紀くんのえっち。次にハメたら中出しする」

 いつもするんだけどね。

「ん……」

 多紀くんの同意。濡れた瞳と、喉の奥から漏れるような吐息。多紀くんの性欲、まだおさまっていないみたい。
 舌を絡ませて激しく吸ってくる。
 腰が砕けそう。

「多紀くん、このままだとまたここで多紀くんのことやっちゃう」
「ん……もう一回、したい……」

 多紀くんの細い顎を掴んで貪りながら、抱きしめた。
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