エリート先輩はうかつな後輩に執着する

みつきみつか

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番外編15 リクエストなどなど2

縛りたい④(※)

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 和臣さんは俺の要望どおり、根元まで奥に穿ちながら、先走りに濡れたそれを乱暴に扱いてくる。
 その上、寝巻き越しに乳首にこねられて、与えられる強い刺激に視界がちかちかした。ねだるみたいな甘える声が勝手に出てくる。涙が滲んでくる。気持ちよすぎだって。どうなってんの。

「和臣さん、すき、ぜんぶすき、へんになる、あっ、すき、きもちいいの、つよくて、すき」

 俺が素直に甘えると本当にうれしそうな顔をしている。
 腰を打ちつけながら目を細めて見下ろしてくる。

「俺も好きー。多紀くんのメスイキも射精も、ぜんぶ見ていてあげる」
「乳首も、イっちゃう、ゆび、ぴんって、しないで」
「してほしいね。してあげようね、こりこりもしてあげる」
「っ、っ、んんっ」
「多紀くん乳首、固く勃起してるね」
「お尻も、イっちゃう」
「ひくひくしてて気持ちよさそうだよ。可愛いね、多紀くん。ぜんぶイっちゃうね」

 和臣さんは、時折縄を掴んで俺の体を持ち上げたり、引っ張ったりする。そのたびに身体に縄が食い込む。苦しくも痛くもないけど俺は上擦った声をあげる。和臣さんは、縄を引っ張ったと思いきや縄ごしに俺の体を撫でるのを繰り返している。
 こういうの好きなのかな。
 すごく好きそうだな……。俺を見る目がいつもよりいやらしい。
 俺の内腿に腹を擦り付けるみたいにして最奥を抉る和臣さんの動きに、両足が震えて跳ねて、奥が切ない。足の指まで開かせながら、耐えきれずに甘くイってしまう。
 素足の両足首を掴まれて、されるがままのおもちゃ。
 和臣さんの汗が落ちてくる。重ねた身体が熱い。

「あー、締める。多紀くん」

 そこ、前立腺……。分厚い先っぽで強く押されると快感が膨らむみたい。体を反らせて、シーツに後頭部を押しつけながら絶叫してしまう。
 いつもより乱れてるかも。

「あぅ、ああ、んぁっ、あー、あーっ!」
「あー、出てる、可愛い、ちんぽ気持ちよさそうに射精してるね、射精きもちいーね」

 気づいたら射精していた。そんなに量は出ておらず、和臣さんは手のひらで受け止めてすすって、自分の手のひらを舐めている。腰の動きを止めてくれない。濡れた手のひらで亀頭を腹に押しつけるみたいにぐりぐりしてきてつらい。

「あっ、あっ、……? か、かず、和臣さん、も、止まって、あっ、きつい」
「まだ潮吹いてない。やめないよ?」
「やっ、ゆっくり、あっ、あっ、気持ちいっ、あっ、だめっ」

 和臣さんは俺の最初の要望どおり、潮を吹いてもやめずに強くしたまま。ばちばち突いてきて、中でそろそろ出しそう。
 と思ったんだけど。

「あン、っ、和臣さん、イく、ん、んー!」
「まだだよ。俺まだイかないよ。多紀くんをとろとろにする。ね、多紀くん。今日、一日中エッチしよ」

 声と言葉だけでもイきそうになってるぐらい、性欲むき出しのそれに耳がやられてる。頭の中が期待に支配される。一日中、和臣さんにこんなエッチ続けられたら、どうなっちゃうんだろ。期待だけでイきそう。
 俺、淫乱になったな……。
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