元カレが社内で迫ってくる

みつきみつか

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番外編

同棲してる話

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 同棲してる話




「っ、ん、ん、あっ、っ!」

 正常位でなかを行き来され、裏側から擦られて、どうしよう、めちゃくちゃ気持ちいい。太くて長くて固くて、上反りで、俺のなかを蹂躙してくる。
 押されるたびに体をこじ開けられて埋まってくる感覚、引かれると喪失感。
 そしてそのたびに、びりびりするほどの強烈な快感に頭が真っ白になる。
 喘ぎ声がこらえられず、喉が枯れるほど。

「徹平くん、すご……」
「あっ、う、は、あああっ」

 我慢できずにとうとう腹の間で射精してしまった。それでも止まらずに揺さぶられ、精液が肌を伝って、敷いたシーツにこぼれそうで、俺は慌てた。

「っ、高岡主任、待って、と、止まって」
「修」
「修さん、俺、出た、シーツに、しみちゃう……!」

 と言うと、俺を閉じ込めるみたいに覆い被さっていた修さんは一旦ピストンをやめて、挿入したまま、引き締まった汗だくの上半身を軽く浮かせた。
 ふたりの腹の間は俺の精液まみれでぐちょぐちょ。

「ほんとだ。出てる」
「すみません……気持ちよくて、出しちゃった……」

 シンガポールに行くまでの間、修さんの部屋で暮らすことになって、現在同棲中だ。しかも会社公認。
 修さんは「三年分を取り返す」と言って帰宅すると磁石かと思うほど俺から離れなくて、ごはんと風呂の後、毎日寝るまでひっついて愛し合っている。
 シーツは平日でも洗濯できるけど、マットレスを日に当てたりは週末になりがちなので、できるだけ濡らしたくない。
 だけど毎晩エッチすると、どうしても汗だく。精液をこぼすのだけは避けたいんだけど……。
 仰向けの俺は喉をそらせるようにして、ベッドボードを見上げて、右腕をあげて箱ティッシュを探る。早くとりたいのに、部屋は常夜灯でよく見えない。大きく動くと垂れそう。
 と、喉にぬるりと這う感触に驚いて、俺は「んんっ」と声をあげた。

「っ、な、なに、修さん?」
「ごめん、つい」

 修さん、俺の喉仏を舐めて、にこにこしてる。そんなのしてる場合じゃないよ。
 熱い舌が力強くて、でもくすぐったくて、修さんの息も熱くてぞくぞくする。

「汗っぽいですよ……」
「うん」

 聞いてなさそう。
 間近に迫る端正な顔立ちには普段の余裕はない。俺を食うのに必死。はぁ、と吐息。俺の脇の下に腕を差し入れて、胸を合わせ、俺の体を潰してくる。
 と同時に、奥を狙ってぐうっと入ってきた。

「あっあっ、待っ」

 俺の唇を奪う、貪るような口づけ。舌をねじこんできて、舌を絡ませて、なんだか、さらに興奮してるみたいだ。

「はぁ、徹平くんのにおい……」
「精液くさいです」
「……すごい、いい」

 ティッシュー!
 やっと見つけた。だが、しゅっしゅっと二枚とった俺の手首を、修さんが強く掴んだ。そのままシーツに押し付けてくる。

「??」

 修さんのそれ、なかで固さが増してる。なかの俺の気持ちいいところに先っぽを当てて、重くのしかかってきて、「ここ擦るね」と耳元で囁いてくる。
 つまり、拭くのを阻止してる。なんで??

「っ、拭かなきゃ……」
「ごめん、徹平くんの精液のにおい……好き……」

 修さんの切羽詰まったような声。
 ぐちゅん、と粘着質な音を立てて、固い先端がそこを強く突く。

「うぐ、そ、そこ、俺、弱くて」
「徹平くんの弱点?」
「です、だから、だ、めぇ」

 そうなんだ、と修さんはそこをさらに強く押した。ぶちゅ、と体内でまた音がする。
 全身で潰されながら、固くて濡れた先端で抉られて、いやらしい音を立てられて、どんどん、スピードが上がってくる。
 俺は涙目になって懇願。

「弱いから、だめ」

 修さんは突きながら、気持ちよさそうに喉を鳴らし、くすくす笑っている。

「自分で自分の弱点を言ったら、こうされるの、わかってるでしょ」

 ぐちゅん、ぐちゅん、とわざと音を立ててる。逃げられない。

「しゅ、修さん……っ」
「あー、すご。徹平くん」
「修さ、あっあっ、俺、もうだめぇ」
「なかでイってる? すごい吸いつき」

 そんなピストンをされて、もうどこがイってるのかわからないくらい気持ちいい。
 とくに激しく根元まで突き入れてくるときは、震えるほどの強い快感が走る。いやらしくて、どうにかなりそう。修さんも凄く気持ちよさそう。

「はぁ、好き。好きだ、徹平くん……!」
「修さん、俺も」
「徹平くんが満足できるように、僕、がんばるからね……!」

 ??
 修さんは濡れた声で、俺の頭を両手で挟んで口づけ、全身ですりつぶすみたいに俺を揺さぶりながら、俺の顔中をついばんで、時々また唇に吸い付いたりもしつつ、俺が射精するまでそこをしつこく突き続けたのだった。




〈同棲してる話 終わり〉
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