10 / 16
3-2 氷月のセレネ ― 遠目の強火です
しおりを挟む
第3章 魔神四天王との遭遇
3-2 氷月のセレネ ― 遠目の強火です
炎獄界が静まり返った。
かつて灼熱の海だったその地は、いまや一面の黒焦げ。
マグマさえ蒸発し、地形が“焼けた皿”のように平らになっている。
その中心で、ダイアは腰に手を当てていた。
「ふぅ……焼き加減、ちょっと強かったかな。
もうちょっと中火で止めるべきでしたね~」
その呟きを聞いた者は、もう誰もいなかった。
---
その少し離れた次元の裂け目で、
氷のように透き通った瞳の女が静かに息をついた。
「イグニスが……消滅、ですか?」
「ええ、跡形もなく」
報告を受けたのは、魔神四天王のひとり、氷月のセレネ。
彼女の周囲の空気は、息をするだけで凍る。
白銀の髪が風に揺れるたび、粉雪が舞う。
「彼、あれでも炎の支配者でしたのに……。
人間風情に“強火で焼かれる”なんて、聞いたことがありませんわ」
セレネは薄く笑い、氷の扇を開いた。
「面白い。では、今度は私がその“人間”とやらを冷ましてあげましょう」
次の瞬間、世界が凍った。
空間そのものが氷に覆われ、ダイアの立つ地平が一瞬で白く染まる。
---
「……え?」
ダイアがきょとんとした顔を上げた。
炎獄界だったはずの大地が、一面の氷原に変わっている。
氷の結晶が空に浮かび、輝きながら音を立てて降り注いでいた。
「わぁ~! きれい……! 雪景色ですか? ここ、エアコン効きすぎですね!」
「……“エアコン”?」
声が響く。
氷の柱の上に立つセレネは、まるで氷の女王のようだった。
「我は氷月のセレネ。魔神四天王の一角です。
あなたが、我らの同胞――イグニスを灰に変えた張本人、ですね?」
「はいっ! えっと、ちょっと焼きすぎちゃって……反省してます!」
「“焼きすぎ”という表現で済ませる気ですか?」
「もうちょっと焦げ目控えめにするべきでした!」
「料理の話ではありません!」
---
セレネは静かに扇を閉じた。
「あなたがどれほどの存在であれ、我が氷結の前では全てが静止します。
――凍てつきなさい、《アブソリュート・フリーズ》」
彼女の声とともに、世界が瞬時に凍結する。
音が消え、光が止まり、時間さえ氷に閉じ込められた。
あらゆる生命が凍り、神々の観測鏡が次々と“データ停止”を報告する。
「全系統、凍結エラー発生! 観測不能です!」
「セレネ様、範囲広すぎます! このままだと神界も凍結を――」
「構いません。静寂こそ、至高です。」
---
氷の世界の中心で、ダイアは動かずに立っていた。
氷の結晶が頬に触れても、微動だにしない。
「……」
セレネは勝ち誇ったように微笑む。
「ふふ、終わりです。
あなたの炎など、もう――」
「くしゅんっ!」
「え?」
氷原の中心で、くしゃみが響いた。
凍っていた時間が震え、世界に小さな亀裂が走る。
ダイアが両腕をこすりながら言った。
「さ、寒いぃぃ! 冷えすぎですって!」
「なっ……動ける……!?」
セレネは驚愕した。
彼女の氷結魔法は“神格”すら停止させる絶対零度の術。
それを破るなど、理論上不可能。
「どういう……存在なの、あなたは……」
「体が冷えると、魔力の循環が悪くなるんですよ~。
だから――あっためますね♪」
---
その笑顔に、セレネは本能的な恐怖を覚えた。
次の瞬間、世界が“逆に”燃え上がる。
「――Lv5ファイヤー・コンベクション!」
彼女の頭上で、赤と白の光が爆ぜた。
炎の柱が遥か彼方から降り注ぎ、氷原を覆い尽くす。
火と氷がせめぎ合い、空間そのものが悲鳴を上げる。
「ば、馬鹿な……この熱、次元が溶けていく……!」
「遠目の強火で~す!」
「遠目ってなに!?」
「近いと焦げすぎるんで、ちょっと離して焼くんです!」
「料理人かぁぁぁ!!!」
氷が蒸気になり、蒸気が光になり、光が爆発する。
瞬間、空が白く閃いた。
---
王座の間。
神々の観測班が慌ただしく走り回る。
「報告! セレネ様、観測から消失!」
「え!? まさかイグニス様のときと同じ!?」
「同じどころか、氷界そのものが蒸発しました!」
「氷界が……蒸発……?」
「温度逆転現象です!! 凍土が気化しました!!!」
「えっ、氷の世界が“お湯”になったの!?!?」
「正確には“超臨界水”です!!」
「わけわかんねぇぇぇぇ!!!」
---
セレネは、氷の残骸の中で震えていた。
髪は焦げ、扇は溶け、表情は完全に真っ白。
その視界に、ダイアがにっこり笑って映る。
「すっごくあったかくなりましたね! 体ポカポカです!」
「……あ、あんた……なんなの……?」
「温活系魔法使いです!」
「そんなジャンルねぇぇぇ!!!」
セレネはそのまま意識を失った。
氷の花びらが溶けるように、ゆっくりと倒れ込む。
---
遠く離れた神王宮。
アズモディアスが顎に手を当て、映像を見つめていた。
「……なるほど。炎獄を焼き、氷界を蒸発させるとは。」
「どうしますか、陛下?」とオルドが問う。
「放っておくのも一興だが……退屈しのぎには、まだ良い刺激だ。」
魔神王は口角を上げた。
「では次は――“知識の支配者”たるお前が行け、オルド。」
「……はっ。しかし、あれはもはや理屈を超越した存在。
言葉が通じるかどうかも……」
「だからこそ面白い。」
---
一方その頃、ダイアは気持ちよさそうに伸びをしていた。
「氷の人って、けっこう頑丈なんですね~。
でも、次はどんな方がいらっしゃるんだろう。楽しみです!」
彼女の足元では、湯気がもうもうと立ちのぼっている。
――氷界は、完全に“露天風呂”になっていた。
---
3-2 氷月のセレネ ― 遠目の強火です
炎獄界が静まり返った。
かつて灼熱の海だったその地は、いまや一面の黒焦げ。
マグマさえ蒸発し、地形が“焼けた皿”のように平らになっている。
その中心で、ダイアは腰に手を当てていた。
「ふぅ……焼き加減、ちょっと強かったかな。
もうちょっと中火で止めるべきでしたね~」
その呟きを聞いた者は、もう誰もいなかった。
---
その少し離れた次元の裂け目で、
氷のように透き通った瞳の女が静かに息をついた。
「イグニスが……消滅、ですか?」
「ええ、跡形もなく」
報告を受けたのは、魔神四天王のひとり、氷月のセレネ。
彼女の周囲の空気は、息をするだけで凍る。
白銀の髪が風に揺れるたび、粉雪が舞う。
「彼、あれでも炎の支配者でしたのに……。
人間風情に“強火で焼かれる”なんて、聞いたことがありませんわ」
セレネは薄く笑い、氷の扇を開いた。
「面白い。では、今度は私がその“人間”とやらを冷ましてあげましょう」
次の瞬間、世界が凍った。
空間そのものが氷に覆われ、ダイアの立つ地平が一瞬で白く染まる。
---
「……え?」
ダイアがきょとんとした顔を上げた。
炎獄界だったはずの大地が、一面の氷原に変わっている。
氷の結晶が空に浮かび、輝きながら音を立てて降り注いでいた。
「わぁ~! きれい……! 雪景色ですか? ここ、エアコン効きすぎですね!」
「……“エアコン”?」
声が響く。
氷の柱の上に立つセレネは、まるで氷の女王のようだった。
「我は氷月のセレネ。魔神四天王の一角です。
あなたが、我らの同胞――イグニスを灰に変えた張本人、ですね?」
「はいっ! えっと、ちょっと焼きすぎちゃって……反省してます!」
「“焼きすぎ”という表現で済ませる気ですか?」
「もうちょっと焦げ目控えめにするべきでした!」
「料理の話ではありません!」
---
セレネは静かに扇を閉じた。
「あなたがどれほどの存在であれ、我が氷結の前では全てが静止します。
――凍てつきなさい、《アブソリュート・フリーズ》」
彼女の声とともに、世界が瞬時に凍結する。
音が消え、光が止まり、時間さえ氷に閉じ込められた。
あらゆる生命が凍り、神々の観測鏡が次々と“データ停止”を報告する。
「全系統、凍結エラー発生! 観測不能です!」
「セレネ様、範囲広すぎます! このままだと神界も凍結を――」
「構いません。静寂こそ、至高です。」
---
氷の世界の中心で、ダイアは動かずに立っていた。
氷の結晶が頬に触れても、微動だにしない。
「……」
セレネは勝ち誇ったように微笑む。
「ふふ、終わりです。
あなたの炎など、もう――」
「くしゅんっ!」
「え?」
氷原の中心で、くしゃみが響いた。
凍っていた時間が震え、世界に小さな亀裂が走る。
ダイアが両腕をこすりながら言った。
「さ、寒いぃぃ! 冷えすぎですって!」
「なっ……動ける……!?」
セレネは驚愕した。
彼女の氷結魔法は“神格”すら停止させる絶対零度の術。
それを破るなど、理論上不可能。
「どういう……存在なの、あなたは……」
「体が冷えると、魔力の循環が悪くなるんですよ~。
だから――あっためますね♪」
---
その笑顔に、セレネは本能的な恐怖を覚えた。
次の瞬間、世界が“逆に”燃え上がる。
「――Lv5ファイヤー・コンベクション!」
彼女の頭上で、赤と白の光が爆ぜた。
炎の柱が遥か彼方から降り注ぎ、氷原を覆い尽くす。
火と氷がせめぎ合い、空間そのものが悲鳴を上げる。
「ば、馬鹿な……この熱、次元が溶けていく……!」
「遠目の強火で~す!」
「遠目ってなに!?」
「近いと焦げすぎるんで、ちょっと離して焼くんです!」
「料理人かぁぁぁ!!!」
氷が蒸気になり、蒸気が光になり、光が爆発する。
瞬間、空が白く閃いた。
---
王座の間。
神々の観測班が慌ただしく走り回る。
「報告! セレネ様、観測から消失!」
「え!? まさかイグニス様のときと同じ!?」
「同じどころか、氷界そのものが蒸発しました!」
「氷界が……蒸発……?」
「温度逆転現象です!! 凍土が気化しました!!!」
「えっ、氷の世界が“お湯”になったの!?!?」
「正確には“超臨界水”です!!」
「わけわかんねぇぇぇぇ!!!」
---
セレネは、氷の残骸の中で震えていた。
髪は焦げ、扇は溶け、表情は完全に真っ白。
その視界に、ダイアがにっこり笑って映る。
「すっごくあったかくなりましたね! 体ポカポカです!」
「……あ、あんた……なんなの……?」
「温活系魔法使いです!」
「そんなジャンルねぇぇぇ!!!」
セレネはそのまま意識を失った。
氷の花びらが溶けるように、ゆっくりと倒れ込む。
---
遠く離れた神王宮。
アズモディアスが顎に手を当て、映像を見つめていた。
「……なるほど。炎獄を焼き、氷界を蒸発させるとは。」
「どうしますか、陛下?」とオルドが問う。
「放っておくのも一興だが……退屈しのぎには、まだ良い刺激だ。」
魔神王は口角を上げた。
「では次は――“知識の支配者”たるお前が行け、オルド。」
「……はっ。しかし、あれはもはや理屈を超越した存在。
言葉が通じるかどうかも……」
「だからこそ面白い。」
---
一方その頃、ダイアは気持ちよさそうに伸びをしていた。
「氷の人って、けっこう頑丈なんですね~。
でも、次はどんな方がいらっしゃるんだろう。楽しみです!」
彼女の足元では、湯気がもうもうと立ちのぼっている。
――氷界は、完全に“露天風呂”になっていた。
---
0
あなたにおすすめの小説
「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」
(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。
王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。
風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
偽夫婦お家騒動始末記
紫紺
歴史・時代
【第10回歴史時代大賞、奨励賞受賞しました!】
故郷を捨て、江戸で寺子屋の先生を生業として暮らす篠宮隼(しのみやはやて)は、ある夜、茶屋から足抜けしてきた陰間と出会う。
紫音(しおん)という若い男との奇妙な共同生活が始まるのだが。
隼には胸に秘めた決意があり、紫音との生活はそれを遂げるための策の一つだ。だが、紫音の方にも実は裏があって……。
江戸を舞台に様々な陰謀が駆け巡る。敢えて裏街道を走る隼に、念願を叶える日はくるのだろうか。
そして、拾った陰間、紫音の正体は。
活劇と謎解き、そして恋心の長編エンタメ時代小説です。
【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【俺たちが飛ばされた魔物島には恐ろしいモンスターたちが棲みついていた――!?】
・コミュ障主人公のレベリング無双ファンタジー!
十九歳の男子学生、柴木善は大学の入学式の最中突如として起こった大地震により気を失ってしまう。
そして柴木が目覚めた場所は見たことのないモンスターたちが跋扈する絶海の孤島だった。
その島ではレベルシステムが発現しており、倒したモンスターに応じて経験値を獲得できた。
さらに有用なアイテムをドロップすることもあり、それらはスマホによって管理が可能となっていた。
柴木以外の入学式に参加していた学生や教師たちもまたその島に飛ばされていて、恐ろしいモンスターたちを相手にしたサバイバル生活を強いられてしまう。
しかしそんな明日をも知れぬサバイバル生活の中、柴木だけは割と快適な日常を送っていた。
人と関わることが苦手な柴木はほかの学生たちとは距離を取り、一人でただひたすらにモンスターを狩っていたのだが、モンスターが落とすアイテムを上手く使いながら孤島の生活に順応していたのだ。
そしてそんな生活を一人で三ヶ月も続けていた柴木は、ほかの学生たちとは文字通りレベルが桁違いに上がっていて、自分でも気付かないうちに人間の限界を超えていたのだった。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる