想いつづければ…きっと。

ryuma@安心院

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第1部

*第1話:観察

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フラれた日の翌日…

白乃と友達の有紗は、何故か男子トイレの前の柱でコソコソ隠れていた。

小日向 白乃こひなた はくの「本当に、こんなことしなきゃダメ??」

暁 有紗あかつき ありさ「もちのろん!!当然だよ。」

気が進まない…
思わず、ため息が出てしまう。

小日向 白乃「はぁ~…」

と、ここで…
がトイレから出てきたみたいだ。

暁 有紗「あ、ほら。白乃!!…」

こんなことになってしまった理由は、昨日の帰りまで遡る…

***

昨日の帰り…

小日向 白乃「一ノ瀬くんに振り向いてもらうためには…どうしたらいいんだろ…?」

そんなふうに呟いてみると、それに有紗が反応した。

暁 有紗「それはもう…
するに決まってるじゃん!」

あれ?気のせいかな…さっきと比べてイキイキしてるようか気が…。
ま、まずい…なんか私の体から危険信号が発せられてる。

小日向 白乃「あ、あのー…というのは…?」

恐る恐る聞いてみる。

暁 有紗「だよ!!
さっそく、明日から開始だ~!」

小日向 白乃「お、お~?」

そして、今に至る。

暁 有紗「あ、ほら。白乃!!
と…だ、誰?」

小日向 白乃「え、何が?」

あーちゃんの視線の先を見ると、昨日私を振った、と…

見たことない男の子が一緒にいた。

一ノ瀬 来斗「次の授業、なんだっけ?」

???「次は、体育。
早く更衣室行って着替えないとマズイよ」

一ノ瀬 来斗「うぉ!?
やべー…あと5分しかないじゃん」

???「じゃあ、急ごっか」

どうやら、次が移動教室で急いでいる様子だった。

小日向 白乃「うわぁ~~。
次、一ノ瀬くんのクラスは体育かー…。
今の時期、男子はバスケだよね!?
一ノ瀬くんのプレイ姿みたいなぁ…」

そんなふうに自分の気持ちを話していたら、隣であーちゃんが震えている…

暁 有紗「…は、白乃。」

小日向 白乃「な、何…?
ま、まずい…なんか危険な香りがする…」

暁 有紗「あんなのに負けてていいの?!」

何を言い出すかと思ったら…隣にいた男の子と私の恋愛と何の関係性が…?

小日向 白乃「負けるって…あの男の子と一ノ瀬くんが付き合ってるわけでもないんだから…」

暁 有紗「いや、それは違うな。
小日向くん。」

あれ?これって…
毎週土曜日の午後6時から放送されてる、 のシーンみたいな…苦笑。

このノリは一体…?

小日向 白乃「それって、どういうこと?」

暁 有紗「一ノ瀬 来斗の隣にいた、あの男は…
あの男は…!」

場の雰囲気に呑まれて、つい唾を飲み込む。

暁 有紗「幼馴染みの、榊原 時雨さかきばら しぐれだ!!!」

小日向 白乃「な、なんですって!?」

少し沈黙で空白の時間が過ぎた。

小日向 白乃「…って、なんであの子が一ノ瀬くんと付き合ってることになるの?!」

もう、本当に腐女子が考えていることはわからん…。

ただ単に、自分の頭の中でカップリングさせただけなのではないか…?
と、思ってしまう。

暁 有紗「理由は簡単だ!!」

小日向 白乃「え、なに!?理由教えて!」

暁 有紗「私が、あの2人はお似合いだと思うからだ。」

小日向 白乃「・・・。」

ですよねぇー!!
そうだと思いました。

<第2話:単刀直入> につづく…

***



榊原 時雨さかきばら しぐれ

まだ分からないところばかりだが、有紗の予想によると、来斗と付き合ってる…かもしれない。
彼とは幼馴染みで、ずっと一緒にいるらしい。
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