3 / 8
第1部
*第2話:単刀直入
しおりを挟む
翌朝…学校で。
暁 有紗「やっぱりもう…単刀直入に聞いてみるしかないと思う の!!」
まだ諦めてなかったんだ…
小日向 白乃「私、そんなすぐに 2人の関係知らなくても良いけどな…」
暁 有紗「なに言ってんの、白乃!
さあ行くよ!!
レッツゴー!」
小日向 白乃「うわぁぁぁぁ!!」
今回も彼女に連れてかれました(笑)。
本当は、私の恋なんだけどな…
最近は、彼女に振り回されてばかり。
絶対、私の今の状況楽しんでるでしょ!
小日向 白乃「はぁ~~…」
また、ため息が出てしまった。
***
あーちゃんに連れてかれた先は、一ノ瀬くんの教室。
暁 有紗「ほら、着いたよ!」
小日向 白乃「え…ここって一ノ瀬くんの教室だよね?
それ…本気なの?」
暁 有紗「うん、当然だよ」
なんと…本当に彼女は一ノ瀬くんに聞くらしい。
小日向 白乃「じゃあ、頑張ってね~」
そう言って、この場から立ち去ろうとした時。
後ろから腕をつかまれた。
暁 有紗「白乃の好きな相手でしょ?
さぁ、ほら!行った、行った!!」
小日向 白乃「えーー!」
そして、あーちゃんがまたもや余計なことを…
暁 有紗「一ノ瀬くん、いるー?!」
気づいたのか、彼が近づいてくる。
ああ、もう嫌だ。
あの時のことがよみがえる…
***
先日、学校の屋上で…
小日向 白乃「あの、私と…
付き合ってください!!
一ノ瀬 来斗「ごめんね。」
***
あの時の絶望感といったらもう…とんでもなくたまらないものだった。
この学校の生徒(ちなみに私も)は初等部からの持ち上がりが多いため、受験で絶望したこともなかったので、なおさら。
気がつくと、一ノ瀬くんは私たちの目の前にいた。
一ノ瀬 来斗「えっと…どうしたの??」
暁 有紗「白乃が君に用があるんだってさ。ほら、白乃!!」
え。
そこで私!?
一ノ瀬と私って先日いろいろあったんだから…気まずいに決まってるじゃん!!
小日向 白乃「えっとー…」
でも、ここまで来てしまったのならしょうがない。
勇気を振り絞って…言うしか…
小日向 白乃あ、あの!」
うわぁぁぁあ!!
声裏返っちゃった…恥ずかしい…
緊張してるの丸わかりじゃん。
声が震えてしまう…
一ノ瀬 来斗「なに?」
一ノ瀬くんは余裕な様子だ…
さすがだな…こういうのいっぱい経験ありそうだし…
小日向 白乃「一ノ瀬くんは…」
深呼吸して、一息ついた。
そして、勇気を振り絞って言う!
小日向 白乃「榊原くんと付き合っているんですか??」
い、言った…。
なぜか、このことを聞くだけなのにすごい疲労感が…
そして、一ノ瀬くんの顔を見てみると、真っ赤に染まっていた。
一ノ瀬 来斗「…え、えーっとそれは…あのー、そのー…」
必死に何か言おうとしてる!
一ノ瀬くんの新しい仕草が見れて、嬉しい。
戸惑っている姿は、まるで小動物でとても可愛く見えた。
でも、少し経つと一ノ瀬くんは気持ちを落ち着かせ、真剣な表情になった。
一ノ瀬 来斗「うん。俺は…
幼馴染みの榊原 時雨と付き合ってる。」
暁 有紗「やっぱり!
私の予想、当たったよ白乃。」
え。
そこであーちゃん出てくる?普通。
真剣な話で今の今まで黙って聞いてたのに、そこで言葉発しちゃうの!?
空気読んでよ…
一ノ瀬 来斗「え、予想!?」
一ノ瀬くんはあーちゃんの発言聞いて、驚いていた。
まあ、当然だと思う。
まさか自分が女子に付き合ってる相手の予想をされているなんて、思ってもみなかっただろう。
と、そこへ。
噂の彼がやって来た。
榊原 時雨「何してるの?来斗。」
<第3話:頑丈な壁>につづく…
暁 有紗「やっぱりもう…単刀直入に聞いてみるしかないと思う の!!」
まだ諦めてなかったんだ…
小日向 白乃「私、そんなすぐに 2人の関係知らなくても良いけどな…」
暁 有紗「なに言ってんの、白乃!
さあ行くよ!!
レッツゴー!」
小日向 白乃「うわぁぁぁぁ!!」
今回も彼女に連れてかれました(笑)。
本当は、私の恋なんだけどな…
最近は、彼女に振り回されてばかり。
絶対、私の今の状況楽しんでるでしょ!
小日向 白乃「はぁ~~…」
また、ため息が出てしまった。
***
あーちゃんに連れてかれた先は、一ノ瀬くんの教室。
暁 有紗「ほら、着いたよ!」
小日向 白乃「え…ここって一ノ瀬くんの教室だよね?
それ…本気なの?」
暁 有紗「うん、当然だよ」
なんと…本当に彼女は一ノ瀬くんに聞くらしい。
小日向 白乃「じゃあ、頑張ってね~」
そう言って、この場から立ち去ろうとした時。
後ろから腕をつかまれた。
暁 有紗「白乃の好きな相手でしょ?
さぁ、ほら!行った、行った!!」
小日向 白乃「えーー!」
そして、あーちゃんがまたもや余計なことを…
暁 有紗「一ノ瀬くん、いるー?!」
気づいたのか、彼が近づいてくる。
ああ、もう嫌だ。
あの時のことがよみがえる…
***
先日、学校の屋上で…
小日向 白乃「あの、私と…
付き合ってください!!
一ノ瀬 来斗「ごめんね。」
***
あの時の絶望感といったらもう…とんでもなくたまらないものだった。
この学校の生徒(ちなみに私も)は初等部からの持ち上がりが多いため、受験で絶望したこともなかったので、なおさら。
気がつくと、一ノ瀬くんは私たちの目の前にいた。
一ノ瀬 来斗「えっと…どうしたの??」
暁 有紗「白乃が君に用があるんだってさ。ほら、白乃!!」
え。
そこで私!?
一ノ瀬と私って先日いろいろあったんだから…気まずいに決まってるじゃん!!
小日向 白乃「えっとー…」
でも、ここまで来てしまったのならしょうがない。
勇気を振り絞って…言うしか…
小日向 白乃あ、あの!」
うわぁぁぁあ!!
声裏返っちゃった…恥ずかしい…
緊張してるの丸わかりじゃん。
声が震えてしまう…
一ノ瀬 来斗「なに?」
一ノ瀬くんは余裕な様子だ…
さすがだな…こういうのいっぱい経験ありそうだし…
小日向 白乃「一ノ瀬くんは…」
深呼吸して、一息ついた。
そして、勇気を振り絞って言う!
小日向 白乃「榊原くんと付き合っているんですか??」
い、言った…。
なぜか、このことを聞くだけなのにすごい疲労感が…
そして、一ノ瀬くんの顔を見てみると、真っ赤に染まっていた。
一ノ瀬 来斗「…え、えーっとそれは…あのー、そのー…」
必死に何か言おうとしてる!
一ノ瀬くんの新しい仕草が見れて、嬉しい。
戸惑っている姿は、まるで小動物でとても可愛く見えた。
でも、少し経つと一ノ瀬くんは気持ちを落ち着かせ、真剣な表情になった。
一ノ瀬 来斗「うん。俺は…
幼馴染みの榊原 時雨と付き合ってる。」
暁 有紗「やっぱり!
私の予想、当たったよ白乃。」
え。
そこであーちゃん出てくる?普通。
真剣な話で今の今まで黙って聞いてたのに、そこで言葉発しちゃうの!?
空気読んでよ…
一ノ瀬 来斗「え、予想!?」
一ノ瀬くんはあーちゃんの発言聞いて、驚いていた。
まあ、当然だと思う。
まさか自分が女子に付き合ってる相手の予想をされているなんて、思ってもみなかっただろう。
と、そこへ。
噂の彼がやって来た。
榊原 時雨「何してるの?来斗。」
<第3話:頑丈な壁>につづく…
0
あなたにおすすめの小説
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
愛のかたち
凛子
恋愛
プライドが邪魔をして素直になれない夫(白藤翔)。しかし夫の気持ちはちゃんと妻(彩華)に伝わっていた。そんな夫婦に訪れた突然の別れ。
ある人物の粋な計らいによって再会を果たした二人は……
情けない男の不器用な愛。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる