想いつづければ…きっと。

ryuma@安心院

文字の大きさ
4 / 8
第1部

*第3話:頑丈な壁

しおりを挟む
えっ!?まさかの、
ここで 榊原くんの登場…
とても嫌な予感がするのは私だけかな?

一ノ瀬 来斗「あ、時雨!
実は彼女たちに捕まってて…」

暁 有紗「私たちが捕まえてるとは失礼な…ね!白乃。」

小日向 白乃「あ、うん。そだね…」

頼むからもう変な発言はしないでくれ。
そう、願っていたとき。

榊原くんはこっちを睨み、思わぬ発言をしてきた。

榊原 時雨「あのさ、2人とも」

小日向 白乃「は、はぃ!!」

暁 有紗「なんでそんな気合入ってんの?笑」

そこは、つっこまなくてよろしい。

榊原 時雨「この際、はっきり言っておくけど…」

あれ、なんだこの感じ。
前の屋上の時の、デジャブ??
あの時みたいな、緊迫した空気が痛い…

榊原 時雨「もう一切、来斗と関わらないでほしい」

ん??
あれ?
今なんて言った…?

小日向 白乃「ごめんなさい、上手く聞き取れなかったから、もう1回言ってくれませんか?」

さっきの発言、ちょっと怪しい香りが漂う…

ほら、右手を見ると誰かさんの目がキラキラ光ってる笑。
多分その誰かさんは、「僕と来斗は誰にも邪魔されない愛で結ばれてるから、お前らが入る余地ないんだよ!」的なことを期待してるのだろう。

でも、そんなことは絶対にない…はずだから!

榊原 時雨「だから…来斗ともう関わるな!!」

小日向 白乃「えっ…ど、どうして??」

やっぱり、そんなことを言われたら傷ついてしまうのは当たり前のこと。
心に針が刺されたような気がした。

暁 有紗「も、もしかして…やっぱりあれだから?
あれだから??」

1人だけ空気を読んでなくて、若干気まずくなってしまう。
なんだこれ。

榊原 時雨「あーもう!!
調子狂うなぁ!!!
君は黙っていてくれよ」

暁 有紗「はーい…」

悲しそうな声の余韻が響く…
そんな中。
やはり彼は私の期待とは違ったことを言った。

榊原 時雨「話戻すけど」

一ノ瀬 来斗もう本当、早くしてくれ。
君たちに割いてる時間はそんなにないんだ」

小日向 白乃「はい。」

改まってそんなことを言われると、やはり緊張するものだ。
私の体は心身ともにガチガチに固まっていた。

榊原 時雨「僕と来斗は…」

そして、少し間を開けて。
一ノ瀬くんに抱きつき、思わぬ言葉が彼の口から出てきた。

榊原 時雨「排他的な愛で結ばれてるから、君たちは邪魔なの。」

暁 有紗「キャーーーーー!!
神様、今日もありがとうございますーー!!!」

奇声を発して誰かさんはどこかへ消えていった。

そんなことよりも。
えーーっと…
排他的、排他的…
排他的かぁ…。

たしか排他的って、
「自分が認めた以外の者すべてを受け入れない、退ける」
みたいな意味だったよーな…。

って、それって…
え!?

小日向 白乃「えーーー!?!?」

私は、自分でもどこから声を出したのか、わからないくらい大きな声で絶叫したのであった…。

<第4話:彼らの愛>につづく…

~作者より~
長らく更新を停止してしまい、申し訳ありませんでした。

本作「想いつづければ…きっと。」の他サイトでの公開を停止し、アルファポリスに今後移行していくつもりですので、よろしくお願いします。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

裏切者には神罰を

夜桜
恋愛
 幸せな生活は途端に終わりを告げた。  辺境伯令嬢フィリス・クラインは毒殺、暗殺、撲殺、絞殺、刺殺――あらゆる方法で婚約者の伯爵ハンスから命を狙われた。  けれど、フィリスは全てをある能力で神回避していた。  あまりの殺意に復讐を決め、ハンスを逆に地獄へ送る。

~春の国~片足の不自由な王妃様

クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。 春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。 街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。 それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。 しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。 花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??

壊れていく音を聞きながら

夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。 妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪 何気ない日常のひと幕が、 思いもよらない“ひび”を生んでいく。 母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。 誰も気づきがないまま、 家族のかたちが静かに崩れていく――。 壊れていく音を聞きながら、 それでも誰かを思うことはできるのか。

貴方の側にずっと

麻実
恋愛
夫の不倫をきっかけに、妻は自分の気持ちと向き合うことになる。 本当に好きな人に逢えた時・・・

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

橘若頭と怖がり姫

真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。 その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。 高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。

貴妃エレーナ

無味無臭(不定期更新)
恋愛
「君は、私のことを恨んでいるか?」 後宮で暮らして数十年の月日が流れたある日のこと。国王ローレンスから突然そう聞かれた貴妃エレーナは戸惑ったように答えた。 「急に、どうされたのですか?」 「…分かるだろう、はぐらかさないでくれ。」 「恨んでなどいませんよ。あれは遠い昔のことですから。」 そう言われて、私は今まで蓋をしていた記憶を辿った。 どうやら彼は、若かりし頃に私とあの人の仲を引き裂いてしまったことを今も悔やんでいるらしい。 けれど、もう安心してほしい。 私は既に、今世ではあの人と縁がなかったんだと諦めている。 だから… 「陛下…!大変です、内乱が…」 え…? ーーーーーーーーーーーーー ここは、どこ? さっきまで内乱が… 「エレーナ?」 陛下…? でも若いわ。 バッと自分の顔を触る。 するとそこにはハリもあってモチモチとした、まるで若い頃の私の肌があった。 懐かしい空間と若い肌…まさか私、昔の時代に戻ったの?!

行動あるのみです!

恋愛
※一部タイトル修正しました。 シェリ・オーンジュ公爵令嬢は、長年の婚約者レーヴが想いを寄せる名高い【聖女】と結ばれる為に身を引く決意をする。 自身の我儘のせいで好きでもない相手と婚約させられていたレーヴの為と思った行動。 これが実は勘違いだと、シェリは知らない。

処理中です...