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第1章 雪のち晴
第3話 死神
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「ここが私達の家だ」
家ねー。久しぶりにその単語を聞いた。今のところ、人生の25%程を拘置所で過ごしていたので、最近の自分の家とは拘置所である。
「ここに2人で暮らすぞ」
いきなり言われても…。そういえば、
「あの、前にあなたは自分が死神だと言ってましたよね?」
「あぁ。死神だよ」
やはり聞き間違いではなかったようだ。
「だったらなんで僕を殺さないんですか?」
すると死神は納得した顔をして、
「あー確かに死神ってそう思われてるな。
けど安心しろ青年。私はそう簡単に人なん
か殺さないよ」
そういうものなのか。
「それは殺そうと思えば殺すこともできる
んですか?」
「まあ殺そうと思えばな」
なら話は簡単だ。
「なら僕を殺してください」
どうせ死刑になる予定なんだ。もうこの世界は面倒くさいし。
「なんでそうなるんだよ!?これだと脱獄
した意味ないじゃん!」
何というか自分の死神のイメージと全然違う。
「私はね、スリルを求めてるんだよ。警察に捕まるか捕まらないか」
「そんなの警察の迷惑ですよ」
ギャンブル好きの死神だなー。
「ていうかあんた冤罪じゃん。別に幸せになる権利くらいはあるよ」
そういえばなんでこの死神は冤罪のことを知ってるんだろ。聞こうと思ったが、別に今聞く必要はないと思ったので、
「死神さんは僕に何を望んでるんですか?」
「あんたと一緒に暮らす事を望んでる」
「嫌です」
何度言えばわかるんだろう。もうどうでもいいのだ。さっさと死んで今すぐにでも成仏したいくらいなのだ。
「ならこうしよう。今から1年間私といて警察に捕まらなかったら、私が君を殺してあげよう。逆に捕まれば、また拘置所でそのうち死刑されるだろ」
確かにその内容ならどちらに転んでも、死ぬことができる。
「よし、乗った」
死神は嬉しそうにしている。
「そういえばば名乗っていなかったな。私
は赤鳥晴」
「白糸雪」
「雪君というのか。女の子みたいな名前だな」
確かにそうだと思う。母親が女の子が欲しかったらしく、名前だけ女の子っぽくしたのだ。
「晴さんこそ、男みたいな名前ですよ」
「そんなことないだろ。女子でもこんな名
前のやついっぱいいるぞ」
そうなのか。小学校の時に、男子ではるという子がいたので、男子の名前かと思っていた。
「じゃあとりあえず布団買いに行こう。う
ちの家、1個しか布団ないし」
「え?今雪ですよ」
「大丈夫大丈夫。近いし、それくらい余裕だよ」
これは、白糸雪が赤鳥晴に殺してもらうための物語だ。
家ねー。久しぶりにその単語を聞いた。今のところ、人生の25%程を拘置所で過ごしていたので、最近の自分の家とは拘置所である。
「ここに2人で暮らすぞ」
いきなり言われても…。そういえば、
「あの、前にあなたは自分が死神だと言ってましたよね?」
「あぁ。死神だよ」
やはり聞き間違いではなかったようだ。
「だったらなんで僕を殺さないんですか?」
すると死神は納得した顔をして、
「あー確かに死神ってそう思われてるな。
けど安心しろ青年。私はそう簡単に人なん
か殺さないよ」
そういうものなのか。
「それは殺そうと思えば殺すこともできる
んですか?」
「まあ殺そうと思えばな」
なら話は簡単だ。
「なら僕を殺してください」
どうせ死刑になる予定なんだ。もうこの世界は面倒くさいし。
「なんでそうなるんだよ!?これだと脱獄
した意味ないじゃん!」
何というか自分の死神のイメージと全然違う。
「私はね、スリルを求めてるんだよ。警察に捕まるか捕まらないか」
「そんなの警察の迷惑ですよ」
ギャンブル好きの死神だなー。
「ていうかあんた冤罪じゃん。別に幸せになる権利くらいはあるよ」
そういえばなんでこの死神は冤罪のことを知ってるんだろ。聞こうと思ったが、別に今聞く必要はないと思ったので、
「死神さんは僕に何を望んでるんですか?」
「あんたと一緒に暮らす事を望んでる」
「嫌です」
何度言えばわかるんだろう。もうどうでもいいのだ。さっさと死んで今すぐにでも成仏したいくらいなのだ。
「ならこうしよう。今から1年間私といて警察に捕まらなかったら、私が君を殺してあげよう。逆に捕まれば、また拘置所でそのうち死刑されるだろ」
確かにその内容ならどちらに転んでも、死ぬことができる。
「よし、乗った」
死神は嬉しそうにしている。
「そういえばば名乗っていなかったな。私
は赤鳥晴」
「白糸雪」
「雪君というのか。女の子みたいな名前だな」
確かにそうだと思う。母親が女の子が欲しかったらしく、名前だけ女の子っぽくしたのだ。
「晴さんこそ、男みたいな名前ですよ」
「そんなことないだろ。女子でもこんな名
前のやついっぱいいるぞ」
そうなのか。小学校の時に、男子ではるという子がいたので、男子の名前かと思っていた。
「じゃあとりあえず布団買いに行こう。う
ちの家、1個しか布団ないし」
「え?今雪ですよ」
「大丈夫大丈夫。近いし、それくらい余裕だよ」
これは、白糸雪が赤鳥晴に殺してもらうための物語だ。
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