4 / 34
第1章
004 男殺しのピンクパルチザン(携帯用)
しおりを挟む
これは……。
鑑定虫メガネを通して性能を確認すると、このように表示された。
名称:男殺しのピンクパルチザン(携帯用)
レア度:R
【効果】
起動することで本来の姿を現し、以下の効果を発揮する。
肉体的男性に対して特攻効果。
肉体的男性の尻に突き刺した場合、相手に快感を与えると同時に麻痺状態にする。
肉体的女性に対しては威力が著しく低下する。
男色系モンスターを魅了して引き寄せる。
一定の確率でモンスターを男色に目覚めさせる。
「男殺しのピンクパルチザン……」
効果だけを見れば、確かに強い。
敵の性別で武器を使い分ければ、デメリットも解消される。
しかし、後ろ二つのデメリットがひどい。
ある意味、呪われた装備だ。
特にこのダンジョンでは、危険だろう。
何せここは、男色ゴブリンが闊歩しているのである。
運が悪ければ、数十体の男色ゴブリンに追いかけられる可能性もあった。
今回使うのは止めるか? いや、通常武器としては頼りになりそうだし……。
くそ、どうするべきか。
俺は悩みながらも、ひとまず筒にあるボタンを押せば本来の姿を現すようなので、一度押してみることにした。
ちなみに、鑑定虫メガネは既に煙となって消えている。
そして俺がボタンを押すと、筒は一瞬光り真の姿を現す。
「おおっ!」
気が付けば、俺の手におよそ1.8mほどの槍が現れる。
名称の通り、パルチザンという槍なのだろう。
形はとてもカッコいい。
それだけに、この色調だけが残念でならなかった。
「なんで、ピンク一色なんだよ……」
槍は上から下まで全てが、ドギツイピンクの蛍光色である。
これはとてつもなく目立つ。
まあ男色ゴブリンが持っていた槍もピンク色だったし、これは仕方がないか。
俺は見た目について諦めると、槍にも中心付近にスライド式の隠しボタンを見つけた。
おそらくこれを押すことで、元の筒に戻るのだろう。
一先ずこの状態では男色ゴブリンが引き寄せられるので、俺はボタンを押して元の筒に戻す。
伸び縮みする姿から、まるで西遊記に出てくる如意棒を彷彿とさせた。
長物を小さくできるというのは、大変便利だ。
俺の場合頬袋にしまう関係上、長いと取り出すのが不便である。
なのでこの機能は、普通にありがたかった。
そうして俺は、左頬の空きスペースに筒を収納する。
デメリットの問題はあるが、目の前に男色ゴブリンが現れたときにさっそく使ってみることにしよう。
何はともあれ、俺は新たな武器を手に入れたことで頬が緩む。
色調以外が思ったよりも、カッコ良かったからかもしれない。
そして部屋を出ると、ダンジョン攻略を再開するのであった。
◆
「ぐぎゃ!?」
俺の突き出したピンクパルチザンが、男色ゴブリンの腹部を貫く。
特攻効果があるだけに、面白いように倒せてしまう。
しかしそこで、調子に乗らないようにすることが大事だ。
今も近くから、男色ゴブリンたちが寄ってきている。
俺はすぐさまピンクパルチザンをしまうと、その場から走り出す。
もちろん、男色ゴブリンの気配がしない方向に。
そして単独や隙のある二人組を見つけては、少しずつ狩っていく。
だいぶ倒せたな。モンスターが補充されている気配もないし、この調子で殲滅しよう。
俺がちまちまと男色ゴブリンを狩るのには、理由があった。
まず1に倒せば倒すほど金になる。
2にダンジョンにもよるが、このダンジョンでは男色ゴブリンが補充されないので、多く倒すことで不意に囲まれる可能性が減少する。
3に手に入れたピンクパルチザンの使い勝手を確かめるため。
4に男色ゴブリンの攻撃パターンや行動を覚えることで、上位種が出てくる可能性が高いボス戦にある程度備える。
5にストレス発散。
「おりゃ!」
「ぎぎぁ!?」
男色ゴブリンの血しぶきが飛び、俺の顔を汚す。
だが男色ゴブリンを倒すと、顔に付着した血も一緒に消える。
なので汚れる心配はなかった。
楽しい。
客観的に見ても、今の俺はイキった異常者だろう。
しかし、こんな世界でまともな方が逆におかしい。
そもそも俺は今後、孤独にダンジョンを攻略し続ける可能性が高かった。
戦闘に怯えて引き籠ってしまうよりも、よっぽど良い。
なによりこの世界で一番不味いのは、鬱になって自ら命を絶ってしてしまうことだ。
ダンジョンで死亡しても、復活することができる。
けれども自殺したら、生き返ることは無い。
既に自殺者は結構な数が出ており、動画での不穏な言動や、音信不通の者が続出した。
そして何よりも信憑性が増したのは、その者たちのチャンネル名が半透明に変化していることだろう。
普段は黒文字であるチャンネル名の色の変化を見て、俺は自殺した者が復活しないということを確信した。
動画の更新も無いので、この考えは間違っていないだろう。
なので鬱になるくらいなら、少し狂ったくらいが丁度良いのだ。
またこれは、俺がソロで活動する理由の一つでもある。
俺が引き当てた特殊なダンジョンで精神が病んで自殺された場合、確実に俺も病んでしまう。
そうした意味からも、俺はソロの方が良い。
かくして俺は、男色ゴブリンを一方的に屠ることに楽しみを見出している。
真面目なやつほど病みやすい。
優しいやつほど病みやすい。
良いやつほど病みやすい。
既に日本の倫理観など、等に捨てた。
でなければ、俺は確実に自ら命を絶ってしまうだろう。
「ぐぎゃっ!?」
そしてまた、男色ゴブリンを刺し殺した。
◆
あれからしばらくして、ダンジョン内で男色ゴブリンをほとんど見かけなくなった。
後半ではピンクパルチザンの扱いにも慣れて、一度に四体を相手に勝利を収めている。
もちろん普通に特攻したのではなく、激臭の水鉄砲で隙を作ってからになるが。
それもこれも、主力武器を手に入れたのが大きい。
やはり初期装備の木剣は弱かったのだと、今更考えてしまう。
特攻効果があるピンクパルチザンは、正直以前に買った武器よりも強かった。
また繰り返しになるが、その武器は爆竹と泥棒の森で泥棒リスに盗まれている。
何度思い返しても、あれにはかなり落ち込む。
それはそうと今俺がいる場所は、あのとき逃げ出した最初の部屋である。
当然中でフィーバーしていた男色ゴブリンたちは、既に倒していた。
この部屋のせいで、体中がぬるぬるである。
男色ゴブリンたちは海でカップルが行うように、俺へぬるぬるした液体をすくって飛ばしてきたのだ。
更にこのぬるぬるは部屋の罠の一種なのか、男色ゴブリンたちを倒しても消えることはなかった。
くそ、あの男色ゴブリンたちが何故か部屋から出てこないかと思ったら、これが狙いなのかよ。
これならあの時、急いで逃げる必要はなかったかもしれない。
俺は大きな溜息を吐くと、生気を失った瞳で今手に持っているアイテムを見る。
それはこの部屋にもあった宝箱に入っていたもので、見た目は先のとがったボトルだった。
もちろんとがった上部はピンクであり、透明な下部の容器には何やらどろっとした液体が入っている。
その見た目に嫌な予感はしたが、念のため鑑定してみるとこのようになっていた。
名称:ぬるぬるすっきりポーション
レア度:R
【効果】
飲むことで即座に全てを排泄してすっきりすることができる。
直接塗ることで内部を浄化して保護する。
時間経過で自動的に補充される。
明らかにアレするための道具である。
地味に高性能なのが憎たらしい。
けれども便秘の時や怪我した時に使えると思うので、取っておくことにする。
そうして俺は、このぬるぬるに満ちたヤバイ部屋を出た。
出た後はすぐに右頬にしまっていた小さなバッグからタオルを取り出すと、全身に付着したヌルヌルを必死に落とす。
その時全裸になったが、視聴しているものには謎の光で肝心なところは見えないから、問題はない。
もちろん男色ゴブリンが現れる可能性もあったので、気配には常に気を使った。
さて、これくらい落とせば十分か。
やれることはやったし、そろそろボスに挑もう。
身支度を整えると、俺は既に発見していたボス部屋へ向けて歩き出すのだった。
鑑定虫メガネを通して性能を確認すると、このように表示された。
名称:男殺しのピンクパルチザン(携帯用)
レア度:R
【効果】
起動することで本来の姿を現し、以下の効果を発揮する。
肉体的男性に対して特攻効果。
肉体的男性の尻に突き刺した場合、相手に快感を与えると同時に麻痺状態にする。
肉体的女性に対しては威力が著しく低下する。
男色系モンスターを魅了して引き寄せる。
一定の確率でモンスターを男色に目覚めさせる。
「男殺しのピンクパルチザン……」
効果だけを見れば、確かに強い。
敵の性別で武器を使い分ければ、デメリットも解消される。
しかし、後ろ二つのデメリットがひどい。
ある意味、呪われた装備だ。
特にこのダンジョンでは、危険だろう。
何せここは、男色ゴブリンが闊歩しているのである。
運が悪ければ、数十体の男色ゴブリンに追いかけられる可能性もあった。
今回使うのは止めるか? いや、通常武器としては頼りになりそうだし……。
くそ、どうするべきか。
俺は悩みながらも、ひとまず筒にあるボタンを押せば本来の姿を現すようなので、一度押してみることにした。
ちなみに、鑑定虫メガネは既に煙となって消えている。
そして俺がボタンを押すと、筒は一瞬光り真の姿を現す。
「おおっ!」
気が付けば、俺の手におよそ1.8mほどの槍が現れる。
名称の通り、パルチザンという槍なのだろう。
形はとてもカッコいい。
それだけに、この色調だけが残念でならなかった。
「なんで、ピンク一色なんだよ……」
槍は上から下まで全てが、ドギツイピンクの蛍光色である。
これはとてつもなく目立つ。
まあ男色ゴブリンが持っていた槍もピンク色だったし、これは仕方がないか。
俺は見た目について諦めると、槍にも中心付近にスライド式の隠しボタンを見つけた。
おそらくこれを押すことで、元の筒に戻るのだろう。
一先ずこの状態では男色ゴブリンが引き寄せられるので、俺はボタンを押して元の筒に戻す。
伸び縮みする姿から、まるで西遊記に出てくる如意棒を彷彿とさせた。
長物を小さくできるというのは、大変便利だ。
俺の場合頬袋にしまう関係上、長いと取り出すのが不便である。
なのでこの機能は、普通にありがたかった。
そうして俺は、左頬の空きスペースに筒を収納する。
デメリットの問題はあるが、目の前に男色ゴブリンが現れたときにさっそく使ってみることにしよう。
何はともあれ、俺は新たな武器を手に入れたことで頬が緩む。
色調以外が思ったよりも、カッコ良かったからかもしれない。
そして部屋を出ると、ダンジョン攻略を再開するのであった。
◆
「ぐぎゃ!?」
俺の突き出したピンクパルチザンが、男色ゴブリンの腹部を貫く。
特攻効果があるだけに、面白いように倒せてしまう。
しかしそこで、調子に乗らないようにすることが大事だ。
今も近くから、男色ゴブリンたちが寄ってきている。
俺はすぐさまピンクパルチザンをしまうと、その場から走り出す。
もちろん、男色ゴブリンの気配がしない方向に。
そして単独や隙のある二人組を見つけては、少しずつ狩っていく。
だいぶ倒せたな。モンスターが補充されている気配もないし、この調子で殲滅しよう。
俺がちまちまと男色ゴブリンを狩るのには、理由があった。
まず1に倒せば倒すほど金になる。
2にダンジョンにもよるが、このダンジョンでは男色ゴブリンが補充されないので、多く倒すことで不意に囲まれる可能性が減少する。
3に手に入れたピンクパルチザンの使い勝手を確かめるため。
4に男色ゴブリンの攻撃パターンや行動を覚えることで、上位種が出てくる可能性が高いボス戦にある程度備える。
5にストレス発散。
「おりゃ!」
「ぎぎぁ!?」
男色ゴブリンの血しぶきが飛び、俺の顔を汚す。
だが男色ゴブリンを倒すと、顔に付着した血も一緒に消える。
なので汚れる心配はなかった。
楽しい。
客観的に見ても、今の俺はイキった異常者だろう。
しかし、こんな世界でまともな方が逆におかしい。
そもそも俺は今後、孤独にダンジョンを攻略し続ける可能性が高かった。
戦闘に怯えて引き籠ってしまうよりも、よっぽど良い。
なによりこの世界で一番不味いのは、鬱になって自ら命を絶ってしてしまうことだ。
ダンジョンで死亡しても、復活することができる。
けれども自殺したら、生き返ることは無い。
既に自殺者は結構な数が出ており、動画での不穏な言動や、音信不通の者が続出した。
そして何よりも信憑性が増したのは、その者たちのチャンネル名が半透明に変化していることだろう。
普段は黒文字であるチャンネル名の色の変化を見て、俺は自殺した者が復活しないということを確信した。
動画の更新も無いので、この考えは間違っていないだろう。
なので鬱になるくらいなら、少し狂ったくらいが丁度良いのだ。
またこれは、俺がソロで活動する理由の一つでもある。
俺が引き当てた特殊なダンジョンで精神が病んで自殺された場合、確実に俺も病んでしまう。
そうした意味からも、俺はソロの方が良い。
かくして俺は、男色ゴブリンを一方的に屠ることに楽しみを見出している。
真面目なやつほど病みやすい。
優しいやつほど病みやすい。
良いやつほど病みやすい。
既に日本の倫理観など、等に捨てた。
でなければ、俺は確実に自ら命を絶ってしまうだろう。
「ぐぎゃっ!?」
そしてまた、男色ゴブリンを刺し殺した。
◆
あれからしばらくして、ダンジョン内で男色ゴブリンをほとんど見かけなくなった。
後半ではピンクパルチザンの扱いにも慣れて、一度に四体を相手に勝利を収めている。
もちろん普通に特攻したのではなく、激臭の水鉄砲で隙を作ってからになるが。
それもこれも、主力武器を手に入れたのが大きい。
やはり初期装備の木剣は弱かったのだと、今更考えてしまう。
特攻効果があるピンクパルチザンは、正直以前に買った武器よりも強かった。
また繰り返しになるが、その武器は爆竹と泥棒の森で泥棒リスに盗まれている。
何度思い返しても、あれにはかなり落ち込む。
それはそうと今俺がいる場所は、あのとき逃げ出した最初の部屋である。
当然中でフィーバーしていた男色ゴブリンたちは、既に倒していた。
この部屋のせいで、体中がぬるぬるである。
男色ゴブリンたちは海でカップルが行うように、俺へぬるぬるした液体をすくって飛ばしてきたのだ。
更にこのぬるぬるは部屋の罠の一種なのか、男色ゴブリンたちを倒しても消えることはなかった。
くそ、あの男色ゴブリンたちが何故か部屋から出てこないかと思ったら、これが狙いなのかよ。
これならあの時、急いで逃げる必要はなかったかもしれない。
俺は大きな溜息を吐くと、生気を失った瞳で今手に持っているアイテムを見る。
それはこの部屋にもあった宝箱に入っていたもので、見た目は先のとがったボトルだった。
もちろんとがった上部はピンクであり、透明な下部の容器には何やらどろっとした液体が入っている。
その見た目に嫌な予感はしたが、念のため鑑定してみるとこのようになっていた。
名称:ぬるぬるすっきりポーション
レア度:R
【効果】
飲むことで即座に全てを排泄してすっきりすることができる。
直接塗ることで内部を浄化して保護する。
時間経過で自動的に補充される。
明らかにアレするための道具である。
地味に高性能なのが憎たらしい。
けれども便秘の時や怪我した時に使えると思うので、取っておくことにする。
そうして俺は、このぬるぬるに満ちたヤバイ部屋を出た。
出た後はすぐに右頬にしまっていた小さなバッグからタオルを取り出すと、全身に付着したヌルヌルを必死に落とす。
その時全裸になったが、視聴しているものには謎の光で肝心なところは見えないから、問題はない。
もちろん男色ゴブリンが現れる可能性もあったので、気配には常に気を使った。
さて、これくらい落とせば十分か。
やれることはやったし、そろそろボスに挑もう。
身支度を整えると、俺は既に発見していたボス部屋へ向けて歩き出すのだった。
10
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
好き勝手スローライフしていただけなのに伝説の英雄になってしまった件~異世界転移させられた先は世界最凶の魔境だった~
狐火いりす@商業作家
ファンタジー
事故でショボ死した主人公──星宮なぎさは神によって異世界に転移させられる。
そこは、Sランク以上の魔物が当たり前のように闊歩する世界最凶の魔境だった。
「せっかく手に入れた第二の人生、楽しみつくさねぇともったいねぇだろ!」
神様の力によって【創造】スキルと最強フィジカルを手に入れたなぎさは、自由気ままなスローライフを始める。
露天風呂付きの家を建てたり、倒した魔物でおいしい料理を作ったり、美人な悪霊を仲間にしたり、ペットを飼ってみたり。
やりたいことをやって好き勝手に生きていく。
なぜか人類未踏破ダンジョンを攻略しちゃったり、ペットが神獣と幻獣だったり、邪竜から目をつけられたりするけど、細かいことは気にしない。
人類最強の主人公がただひたすら好き放題生きていたら伝説になってしまった、そんなほのぼのギャグコメディ。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる