30 / 34
第1章
030 上位種に勝つための賭け
しおりを挟む
一度仮拠点に戻って来た俺たちは、軽食を取りつつ作戦の打ち合わせをする。
といってもできることは限られているし、当然危険が伴う。
失敗すれば終わってしまうような、そんな賭けに出るしかない。
仙人河童の時も、賭けに打ち勝って今がある。
だが、こうした賭けは本来よろしくない。
毎回成功すると考えていれば、いずれ破滅する。
だからこそ、それを理解した上で望む必要があった。
特にペロロさんは、負ければ言葉にできないことになるだろう。
不安はある。けど、ここまで来て止まることはできない。
「クルコン君、もしこの作戦が上手く行ったら、何か一つ何でもお願いを聞いてくれないかな?
「ペロロさん、それ死亡フラグだよ……」
「もちろん分かっているさ。代わりに僕も、クルコン君のお願いを何でも一つ聞いてあげるよ! え、えっちなことだって……ど、どんとこいさ!」
そう言って笑みを浮かべるペロロさんからは、どこか緊張した雰囲気を感じた。
ペロロさんも不安なんだ。だからこそ、こんな風におかしなことを言ったのだろう。
なら、それに乗らないわけにはいかないよな。
「そうか、じゃあ、凄いことをお願いすることにする。ペロロさん、覚悟していてくれ」
「しゅ、しゅごいこと……う、うん。がんばる。ぼく、どんなことでも受け止めるよ」
「? まあ、頑張ってくれ」
少々ペロロさんの反応が気になるが、こうして俺たちは休息を終えるのだった。
持ち物は最低限持ち、仮拠点を出る。
ここからは別行動だ。
作戦上、仕方がない。
なのでペロロさんと顔を合わせるのは、このイベントでは最後になるかもしれなかった。
「クルコン君、少ししゃがんでくれないかい?」
「ん? ああ」
ペロロさんがそう言うので、言われた通りしゃがむ。
するとペロロさんは不意に俺の頬を両手で掴み、口づけをしてきた。
「なっ!?」
「へへっ、これ、僕のファーストキスだからね。最悪の場合を考えたら、ここでクルコン君にあげた方がいいと思ったんだ。僕みたいな可愛い子にキスされて、嬉しいでしょ?」
突然の出来事に、俺は言葉が出ない。
だが、その理由を聞いて理解した。
仮に作戦が失敗してペロロさんが敗れれば、オタオークに襲われることになる。
だからこそ、友人でもある俺にファーストキスをくれたのだろう。
正直、うれしい。
ペロロさんの容姿が優れていることはもちろん、これまでの密着や会話などで少なからず心が動かされた。
このイベントが終わったら、俺もそろそろ真剣に考えた方がいいだろう。
だから、絶対に作戦は成功させる。
「じゃあ、またね。絶対に負けちゃだめだよ? 僕も貞操だけは死守するからね」
そう言って、ペロロさんは一人駆けだしていった。
「俺も、行くか」
残された俺は一人呟き、自分のすべきことをする為に、移動を開始する。
おそらくこれが俺たちにとって、イベントでの最後の大一番になるだろう。
こんな世界に連れてきた神には祈らないが、俺を信じてくれるペロロさんを信じる。
さあ、行くぞ。
◆
俺の現在位置は、地図にするとこの場所になる。
山山山山山山山
山オ果果果河山
山☆森森森果山
山森森塔森森山
山森森森拠森山
山森森森森森山
山山山山山山山
☆=現在地
拠=拠点
塔=中央の塔
森=森
果=果物
河=オタガッパの群れ
オ=オタオークの群れ
山=山
俺はここで、ペロロさんが事を起こすのを待つだけだ。
作戦が上手く行けば、すぐにでも分かるはず。
実際、これは成功するだろう。
問題は、俺が上手くいくかだ。
俺の行動が上手くいくかどうかによって、ペロロさんの生存に大きな影響を与える。
緊張に胸が張り裂けそうだが、覚悟を決めた。
勝つ。ただそれだけだ。
するとそれからしばらくして、状況に変化が生じる。
「がっぱ!」
「ろりっぱ!」
「ががががぁ!」
木の上から望遠鏡を覗くと、北東から大量のオタガッパたちが現れた。
どうしてオタガッパたちが現れるのかというと、その先頭に秘密がある。
「どうしたのぉ? 僕一人捕まえられないなんてぇ~、おじさんたちよわ~い! ざぁこ♡ ざぁこ♡」
オタガッパたちを煽りながら、ペロロさんが走っていた。
そう、これが作戦の第一段階だ。
当然オタガッパが進んだ先にあるのは、オタオークの住処である。
「ぶぎぃ!!」
「ろりっ!」
「ぶぎゃぎゃぎゃ!」
それに気が付いたオタオーク達が、迎え撃つように出てきた。
よく見れば、統率されたように列を為している。
おそらく、上位種が命令を下したのだろう。
そしてオタガッパとオタオークはお互いを認識すると、争い始めた。
協力して、ペロロさんを襲う気はないようである。
よし、賭けに一つ勝ったな。
「ぶぎい!!」
「がっぱ!」
「ぶぎゃぁ! ろりっ!」
「すもうっぱ!」
オタガッパとオタオークの争いは、統率されている分オタオークの方が有利である。
そこでペロロさんが、場をかき乱しながらオタオークを刈り取っていく。
これで、オタガッパの不利は多少軽減されただろう。
さて、こっちはどうなっているかだな。
争っている場所はしばらく大丈夫そうなので、俺はオタオークの住処に双眼鏡を向ける。
上位種の小屋の前には、オタオークが二匹か。
あれを始末しようとすれば、上位種に気が付かれるだろう。
まあその途中で、発見される可能性が高いんだけどな。
オタオークの上位種は、一定の範囲内の鏡から相手を見つけることができる。
なので如何にして素早く接近して、味方が来る前に倒すかが、一番重要なポイントだ。
あれ?
すると、見張りのオタオーク二匹が動き出す。
行く先を追えば、捕らえられているプレイヤーがいる可能性があるボロ小屋に入っていった。
命令無視か? それとも、上位種の命令? 何のために?
罠かもしれないが、これはチャンスだろう。
行くなら、今しかない。
俺は双眼鏡をしまって木から降りると、その場から駆け出す。
目的の場所は、上位種のいる小屋である。
もうそろそろで、範囲内か。
上位種が感知できる予想範囲内に俺は入り込み、いつ気が付かれてもいいように気を引き締める。
だがどういう訳か、何の接触もない。
やはり、あれは罠だったのではないか?
そんな不安が胸を襲う。
けれども、ここで止まれるはずがない。
俺はそのままオタオークの住処に入り込むと、上位種の小屋の前にやってくる。
ここまで近付いても、オタオークが現れて襲ってくる気配が無い。
この先に、何が待っているんだ?
俺は木剣を手に、慎重に進んでいく。
「ぎゅっふ。ろりぃ。ぶひひっ」
何やら上位種らしき、気持ちの悪い声が聞こえる。
小屋は薄暗く、周囲にはゴミが散乱していた。
捕らわれているプレイヤーの姿はない。
そして少し進んだ先で、俺の視界に上位種が映りこむ。
まじか……。
上位種はなんと、大画面でペロロさんを眺めていてこちらに気が付いていない。
あまりにも無防備な、後ろ姿だった。
だから俺が、尻穴爆竹の串を突き刺すのは必然といえる。
「ぶぎゃっ!?」
「あっ……やっちまった」
しかし、もう遅い。
俺はその場から逃げるように駆けだす。
「ろりっ――ぶぎゃらばっ!」
背後から聞こえた叫びと共に、小屋が吹き飛んだ。
俺は後ろを振り返り、上位種が生存しているか意識を向ける。
頼む、あれで倒れてくれ。
崩壊した小屋を、俺は見つめ続けた。
といってもできることは限られているし、当然危険が伴う。
失敗すれば終わってしまうような、そんな賭けに出るしかない。
仙人河童の時も、賭けに打ち勝って今がある。
だが、こうした賭けは本来よろしくない。
毎回成功すると考えていれば、いずれ破滅する。
だからこそ、それを理解した上で望む必要があった。
特にペロロさんは、負ければ言葉にできないことになるだろう。
不安はある。けど、ここまで来て止まることはできない。
「クルコン君、もしこの作戦が上手く行ったら、何か一つ何でもお願いを聞いてくれないかな?
「ペロロさん、それ死亡フラグだよ……」
「もちろん分かっているさ。代わりに僕も、クルコン君のお願いを何でも一つ聞いてあげるよ! え、えっちなことだって……ど、どんとこいさ!」
そう言って笑みを浮かべるペロロさんからは、どこか緊張した雰囲気を感じた。
ペロロさんも不安なんだ。だからこそ、こんな風におかしなことを言ったのだろう。
なら、それに乗らないわけにはいかないよな。
「そうか、じゃあ、凄いことをお願いすることにする。ペロロさん、覚悟していてくれ」
「しゅ、しゅごいこと……う、うん。がんばる。ぼく、どんなことでも受け止めるよ」
「? まあ、頑張ってくれ」
少々ペロロさんの反応が気になるが、こうして俺たちは休息を終えるのだった。
持ち物は最低限持ち、仮拠点を出る。
ここからは別行動だ。
作戦上、仕方がない。
なのでペロロさんと顔を合わせるのは、このイベントでは最後になるかもしれなかった。
「クルコン君、少ししゃがんでくれないかい?」
「ん? ああ」
ペロロさんがそう言うので、言われた通りしゃがむ。
するとペロロさんは不意に俺の頬を両手で掴み、口づけをしてきた。
「なっ!?」
「へへっ、これ、僕のファーストキスだからね。最悪の場合を考えたら、ここでクルコン君にあげた方がいいと思ったんだ。僕みたいな可愛い子にキスされて、嬉しいでしょ?」
突然の出来事に、俺は言葉が出ない。
だが、その理由を聞いて理解した。
仮に作戦が失敗してペロロさんが敗れれば、オタオークに襲われることになる。
だからこそ、友人でもある俺にファーストキスをくれたのだろう。
正直、うれしい。
ペロロさんの容姿が優れていることはもちろん、これまでの密着や会話などで少なからず心が動かされた。
このイベントが終わったら、俺もそろそろ真剣に考えた方がいいだろう。
だから、絶対に作戦は成功させる。
「じゃあ、またね。絶対に負けちゃだめだよ? 僕も貞操だけは死守するからね」
そう言って、ペロロさんは一人駆けだしていった。
「俺も、行くか」
残された俺は一人呟き、自分のすべきことをする為に、移動を開始する。
おそらくこれが俺たちにとって、イベントでの最後の大一番になるだろう。
こんな世界に連れてきた神には祈らないが、俺を信じてくれるペロロさんを信じる。
さあ、行くぞ。
◆
俺の現在位置は、地図にするとこの場所になる。
山山山山山山山
山オ果果果河山
山☆森森森果山
山森森塔森森山
山森森森拠森山
山森森森森森山
山山山山山山山
☆=現在地
拠=拠点
塔=中央の塔
森=森
果=果物
河=オタガッパの群れ
オ=オタオークの群れ
山=山
俺はここで、ペロロさんが事を起こすのを待つだけだ。
作戦が上手く行けば、すぐにでも分かるはず。
実際、これは成功するだろう。
問題は、俺が上手くいくかだ。
俺の行動が上手くいくかどうかによって、ペロロさんの生存に大きな影響を与える。
緊張に胸が張り裂けそうだが、覚悟を決めた。
勝つ。ただそれだけだ。
するとそれからしばらくして、状況に変化が生じる。
「がっぱ!」
「ろりっぱ!」
「ががががぁ!」
木の上から望遠鏡を覗くと、北東から大量のオタガッパたちが現れた。
どうしてオタガッパたちが現れるのかというと、その先頭に秘密がある。
「どうしたのぉ? 僕一人捕まえられないなんてぇ~、おじさんたちよわ~い! ざぁこ♡ ざぁこ♡」
オタガッパたちを煽りながら、ペロロさんが走っていた。
そう、これが作戦の第一段階だ。
当然オタガッパが進んだ先にあるのは、オタオークの住処である。
「ぶぎぃ!!」
「ろりっ!」
「ぶぎゃぎゃぎゃ!」
それに気が付いたオタオーク達が、迎え撃つように出てきた。
よく見れば、統率されたように列を為している。
おそらく、上位種が命令を下したのだろう。
そしてオタガッパとオタオークはお互いを認識すると、争い始めた。
協力して、ペロロさんを襲う気はないようである。
よし、賭けに一つ勝ったな。
「ぶぎい!!」
「がっぱ!」
「ぶぎゃぁ! ろりっ!」
「すもうっぱ!」
オタガッパとオタオークの争いは、統率されている分オタオークの方が有利である。
そこでペロロさんが、場をかき乱しながらオタオークを刈り取っていく。
これで、オタガッパの不利は多少軽減されただろう。
さて、こっちはどうなっているかだな。
争っている場所はしばらく大丈夫そうなので、俺はオタオークの住処に双眼鏡を向ける。
上位種の小屋の前には、オタオークが二匹か。
あれを始末しようとすれば、上位種に気が付かれるだろう。
まあその途中で、発見される可能性が高いんだけどな。
オタオークの上位種は、一定の範囲内の鏡から相手を見つけることができる。
なので如何にして素早く接近して、味方が来る前に倒すかが、一番重要なポイントだ。
あれ?
すると、見張りのオタオーク二匹が動き出す。
行く先を追えば、捕らえられているプレイヤーがいる可能性があるボロ小屋に入っていった。
命令無視か? それとも、上位種の命令? 何のために?
罠かもしれないが、これはチャンスだろう。
行くなら、今しかない。
俺は双眼鏡をしまって木から降りると、その場から駆け出す。
目的の場所は、上位種のいる小屋である。
もうそろそろで、範囲内か。
上位種が感知できる予想範囲内に俺は入り込み、いつ気が付かれてもいいように気を引き締める。
だがどういう訳か、何の接触もない。
やはり、あれは罠だったのではないか?
そんな不安が胸を襲う。
けれども、ここで止まれるはずがない。
俺はそのままオタオークの住処に入り込むと、上位種の小屋の前にやってくる。
ここまで近付いても、オタオークが現れて襲ってくる気配が無い。
この先に、何が待っているんだ?
俺は木剣を手に、慎重に進んでいく。
「ぎゅっふ。ろりぃ。ぶひひっ」
何やら上位種らしき、気持ちの悪い声が聞こえる。
小屋は薄暗く、周囲にはゴミが散乱していた。
捕らわれているプレイヤーの姿はない。
そして少し進んだ先で、俺の視界に上位種が映りこむ。
まじか……。
上位種はなんと、大画面でペロロさんを眺めていてこちらに気が付いていない。
あまりにも無防備な、後ろ姿だった。
だから俺が、尻穴爆竹の串を突き刺すのは必然といえる。
「ぶぎゃっ!?」
「あっ……やっちまった」
しかし、もう遅い。
俺はその場から逃げるように駆けだす。
「ろりっ――ぶぎゃらばっ!」
背後から聞こえた叫びと共に、小屋が吹き飛んだ。
俺は後ろを振り返り、上位種が生存しているか意識を向ける。
頼む、あれで倒れてくれ。
崩壊した小屋を、俺は見つめ続けた。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
好き勝手スローライフしていただけなのに伝説の英雄になってしまった件~異世界転移させられた先は世界最凶の魔境だった~
狐火いりす@商業作家
ファンタジー
事故でショボ死した主人公──星宮なぎさは神によって異世界に転移させられる。
そこは、Sランク以上の魔物が当たり前のように闊歩する世界最凶の魔境だった。
「せっかく手に入れた第二の人生、楽しみつくさねぇともったいねぇだろ!」
神様の力によって【創造】スキルと最強フィジカルを手に入れたなぎさは、自由気ままなスローライフを始める。
露天風呂付きの家を建てたり、倒した魔物でおいしい料理を作ったり、美人な悪霊を仲間にしたり、ペットを飼ってみたり。
やりたいことをやって好き勝手に生きていく。
なぜか人類未踏破ダンジョンを攻略しちゃったり、ペットが神獣と幻獣だったり、邪竜から目をつけられたりするけど、細かいことは気にしない。
人類最強の主人公がただひたすら好き放題生きていたら伝説になってしまった、そんなほのぼのギャグコメディ。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる