異世界妖魔大戦〜転生者は戦争に備え改革を実行し、戦勝の為に身を投ずる〜

金華高乃

文字の大きさ
26 / 390
第2章 改革と戦争の足音編

第7話 魔法無線装置は情報運用に変革を生む〜改革特務部のお仕事その4〜

しおりを挟む
 ・・7・・
 予想外の歓迎方法に僕は唖然とする。目の前に白衣の軍人達が並ぶさまは壮観で、これが前世で傍から見ていれば映画の撮影か何かと思いながら写真の一枚でも撮るだろうけれど、自分が対象となると次には困惑するしかなかった。
 なので僕は戸惑いの顔をしながら。

「とりあえず、頭を上げて――」

「これは失礼しました! 敬礼でしたね!」

「いや、そう――」

「総員、王宮伯爵閣下に敬礼ッッ!」

 今度は敬礼をされた。しかも全員狂いもなく同じタイミングでだ。研究者だからしょっちゅう敬礼とかするわけじゃないだろうに、なんなんだこの揃い具合は……。

「予想の斜め上をはるかに越えたっすね……」

「まるで新興宗教を見ているかのようだわ……」

 ほんとにな!
 正直このままだと居心地が悪いので僕はすぐに口を開く。

「敬礼もやめて休めの体勢に。この中で責任者、所長は誰かな?」

「はい! わたしが所長です!」

 返答したのは中央にいたきらびやかな金髪の、美しい女性だった。度肝を抜かれた光景で気付かなかったけれど、彼女の耳はヒトのそれより長い。この人、もしかして。

「エルフ?」

「そうですよー? 生粋のエルフですー」

 上機嫌に言う彼女の耳はぴこぴこと動いていた。おお、すごい。
 連合王国では総人口約三千五百七十万のうち人間が七割を占め、残り三割がドワーフやエルフで構成されている。その中でもエルフは少なく全体で見れば一割。実はこれでも諸外国に比べれば多い方で、理由はそもそもエルフの人口が少ない点。
 他にも、かつては人間至上主義という馬鹿馬鹿しい主義があった。けれど、連合王国など国境を接する諸国は大戦で種族の垣根を越えて団結し戦争を乗り切った歴史があり、二百五十年が経った今では種族差別がほぼ無くなった事もあってかなりのエルフが連合王国、連邦、法国に居住しているという理由があるんだよね。ちなみに連合王国には全エルフの六割が集まっているらしい。

「あれれ、そんなに珍しかったですか? ここではわたし達は珍しくはないと思いますけどー」

「エルフの方達は魔力があたし達ヒトより多いっすからねー。なので、魔法関係に携わる方は多いんすよねー。特に研究開発部門、それに軍の部隊の一部にもいるっすよ」

「そうだった……。えっと、あなたの名前を教えてくれるかな?」

「はいっ! わたしの名前はシルヴィア・ライリーです。階級は魔法大佐になります。連合王国軍魔法研究所の総責任者になって六十年になりました!」

「ろ、ろくじゅう……」

 僕は思わずその数字に驚いてしまったけれど、当本人はさも当然のような表情で。

「いやほら、わたし達は王宮伯爵閣下のようなヒト族に比べて寿命は三倍ありますしー。昔は先の大戦を体験したエルフもいましたけど、今はすっかりいなくなっちゃいましたねー」

「それもそうか……。もう二百五十年経つからね。シルヴィア所長、今日はよろしくね」

「こちらこそ! では、早速御案内しましょう!」

 僕は前半は誰にも聞こえないように、二百五十年のくだりからは聞こえるように言い所長と握手を交わす。彼女の年齢については気になったけれど、怖くて聞くのはやめておいた。見た目は二十代後半くらいなのに絶対に三桁の数字が返ってくるだろうし……。

「こちらこそ! 早速御案内しましょー」

「お願いするね。けど、その前にそこにいる人達を解散させてくれるかな? 落ち着かなくて……」

「確かにぞろぞろと着いてくるのはそわそわするわね……」

「まるで王族の視察みたいになっちゃうっすからねえ」

「だそうだよ! はーい、みんなかいさーん! 後で訪れてくださるだろうから仕事に戻ってよーし!」

『分かりました!』

 シルヴィア所長の声に威勢よく返答した彼等は、僕やリイナ、キャロル魔法大尉に、「俺達のとこに来てくださいねー」「いいや、俺等の区画にも」「私達の場所にもー!」と自身の研究部門を勧めて職場に戻っていた。凄まじい歓迎具合だな……。
 何はともあれこれで研究所へ入る時に院長回診みたいな白衣の集団に囲まれながら移動する事は無くなったのでホッとする。

「王宮伯爵閣下、まずはどこに向かわれますか?」

「王宮伯爵閣下じゃなくて大佐でいいよ。――そうだね、魔法無線装置の所からかな。僕が提示した改革で、ここが担当してるのは魔法無線装置だし」

「かしこまりました、アカツキ大佐!」

 直立不動になって敬礼したシルヴィア所長は、それから僕達を魔法研究所の案内を始めてくれた。
 研究所の歴史は古く、建物は百年以上前に建てられていて日本なら有形文化財に指定されてそうなレベルだ。しかし、良く整備されているので古ぼけた感じは全くしないし、写真で撮ったらさぞかし映えるだろうと思えるくらいに荘厳だ。さらに、中に入って実感したけれど屋内の設備は最新のものにリフォームされていた。さすがは連合王国魔法研究の中枢を担っているだけはあるね。
 建物自体は複数あって、今いるのが本部棟。研究棟は直進した先にあり、僕達が向かったのは一番大きい中央研究棟だった。
 魔法無線装置の研究をしている区画は三階にあるらしく、到着するまでにそれなりに時間がかかる。その間、キャロル魔法大尉はしきりに感心していた。

「ひえー、やっぱり魔法研究所は立派ですねえ……」

「あら、キャロル魔法大尉も研究者でしょう? 情報局だから職場が違うのかしら?」

「そうなんすよー。あたしがいたとこは連合王国軍の本部にあるんで、魔法研究所とは少し離れてて。一応何度か来たことはありますし、事前打ち合わせでもここには訪れているんすけど、その時は本部棟でしたから」

「へえ。研究と開発は似たような部類なのに場所が違うなんて面倒ねえ……。いっそ統括とかすれば楽じゃない」

「それについてはわたしから説明しますねー。軍の情報局は諜報や情報調査なども含まれてますから、分野が変わるんですよー。情報研究部はどちらかというと運用方法の研究が多いはずなので、わたし達みたいな研究とは違うんですよねー」

「そういうことっす。あたし達は何かを作る、っていうよりかは今あるものをどう有効活用するかが主眼っすから」

「なるほどね。勉強になったわ」

「いえいえっす」

「とんでもないですよー」

 僕は女性達三人の話を聞きながらも、将来的には内部構造の改革も必要になるのかなと感じた。今の話のように明らかに運用が違うパターンならともかく、資料や書類などに目を通していくと、これは同じ建物内にあった方が円滑な管理体制や情報共有の体制が築けるんじゃないかなと思うところもあったからだ。
 だけど、そこはいよいよ僕の専門外どころか知識が殆どない部分になってくるし、構造改革にまで手を回す余裕はないだろう。やりたい事に手を出しすぎて中途半端になってしまったら本末転倒だし。
 今ある形で最良を目指すしか無いよなあと思っていると、どうやら目的の場所に着いたようで。

「アカツキ大佐、こちらが魔法無線装置の研究開発を行っている第二研究部になりますー」

「おお、壮観だね」

 中央研究棟三階のとても大きな扉をシルヴィア所長が開けると、建物の半分以上はある空間が目の前に広がっていた。数百人の白衣の軍人達がそれぞれの担当研究について、ああでもないこうでもないと議論しあったり開発の真っ最中だったりと非常に賑やかだった。
 彼等は自分の仕事にかなり集中しているらしく、僕達が入ってきたところで誰も気が付かない。シルヴィア所長もそれを分かってか決して作業を止めるような事はさせずに僕達を魔法無線装置の研究部署まで案内してくれた。
 ただし、案の定というか通りかかれば目に入るわけで所長と共にいるのが僕と分かると歓迎ムードとなっていた。中には出迎えの時にいた人もいたようで、喜んでいる者もいた。

「おーい、ウィーザーくーん。アカツキ大佐が視察に来られたよー」

「え、えええ、もう!? 所長、本当ですか!?」

「嘘をついてどうするのさー」

 シルヴィア所長は部署の近くまで来ると、責任者であろう人物に声を掛ける。ウィーザーと呼ばれた男性は振り向くと、声に大きく出るほどびっくりしていた。いやいや、ここは改革対象なんだから来るって伝えたよねと思いつつも彼に挨拶する。

「初めまして。改革特務部部長、アカツキ・ノースロードだよ。階級は大佐。今日は魔法無線装置の研究をしているここに視察に来たからよろしくね」

「同じく改革特務部、部長補佐兼秘書のリイナ・ヨークよ。階級は少佐」

「あたしはこの前あったから自己紹介はいいっすよねー。今日はアカツキ大佐とリイナ少佐をお連れしたっす」

「待っておりました! 魔法無線装置研究開発責任者のウィーザー・ロイス、階級は大尉です。いやあ、アカツキ大佐には本当に感謝が尽きないです!」

 僕に近付くやいなや、僕と握手した両腕をぶんぶんと振るウィーザー大尉。感極まった表情までしている。後ろにいる彼の部下達も同様だった。

「ありがとう。けど、僕は大した事はしてないよ?」

「とんでもない! 下りた予算はこれまでに比べて大幅に増えましたから!」

「そうですよー。財務大臣が、あれほどの改革を上げてみせたアカツキ大佐の事だから、情報改革部門も予算は多めに見積もっておいた方がいいだろう。って、魔法無線装置以外にも振り分けられる程ウチはもらったのでー」

「あー、そういうね……」

 財務大臣、ホントにごめんなさい……。
 この改革において裏の立役者に感謝しつつ、僕は本題に入る。

「ウィーザー大尉。早速で悪いけれど、魔法無線装置の改良型説明とその他にも必要があれば話してもらえるかな?」

「了解しました! それでは、まずはこちらから! 改良型魔法無線装置・Mkマーク2になります。以前から改良型の研究は進んでおりまして、出力増強も元が余裕のある設計なので既に量産試作型が完成しました」

 彼が見せてくれたのは、従来の形と見た目が全く変わらない魔法無線装置だった。

「これの出力はどれくらいかな?」

「現在導入済みの魔法無線装置・Mk1に比べて五割増ですね。王都主要施設及び各師団に導入しているものについてはこれに置き換えます」

「となると、今までのは?」

「これまでの、Mk1についてはアカツキ大佐が計画されている連隊級への配置に転換し、不足分は現状生産で追いつくはずですよ。こちらもそのような報告は入っています」

「ありがと。こっちは予定通りだね。次に、統合情報管理司令本部及び司令支部用の大型魔法無線装置は?」

「それについては、こっちですね。おーい、慎重に持ってきてくれよー」

『はーい!』

 ウィーザー大尉が部下に指示して運んできたのは、大型魔法無線装置の名に相応しい今までのものに比べて大きい水晶型魔法無線装置だった。これまでの魔法無線装置は直径十五センチ程度だったけれど、これはその倍くらいはあった。

「こちらが、魔法無線装置Mk3になります。魔法無線装置に必要な魔法水晶は採掘の際に結構大きいサイズも見つかるんですが、こいつも同じですね。六年前に採掘されたものを使ってます。大きさが倍なら出力は最大で八倍まで上げられますし、調整は先の通り難しくないのでちょっといじればすぐに実用化が可能ですよ」

「改めて耳にするけど、八倍とは素晴らしいね! これなら司令本部と司令支部に置けば相互通信のカバーは可能になるよ」

「Mk2でも五割増なのにMk3はそんなに増強されるのね。魔法研究所は伊達ではないというところかしら。アカツキ大佐の言うようにこれなら相互通信も出来るわね」

「これを使って相互通信ですか? 八倍までせずとも余力を残して六倍にしてもそういった運用は可能ですが。先のMk2してもそうですが、アカツキ大佐はコイツを使って何をしようとしているんですか? 運用分野には疎くて……」

「はいはーい! それについてはあたしから説明するっすよー」

 元気よく言ったのはキャロル大尉だった。彼女は自分で持っていた鞄から折りたたまれていた紙を取り出し机に広げていく。そこには連合王国全土の地図が記載されていた。

「我が国の全国地図ですよね」

「さらに円形が沢山あるねー。キャロル大尉、これは?」

「ウィーザー大尉、シルヴィア所長。この地図はアカツキ大佐、部長が考案された連合王国軍における統合情報通信網の計画書になるっす。地図を作成したのはあたし達っすね。部署設立前に集まって作っていたもので」

「統合情報通信網、ね。長生きしてきたけど、聞いたことないなー。わたし達が開発してきた魔法無線装置って、王都と貴族の屋敷や師団との通信で用いられてきたんだよねー?」

「ええ、所長の言う通りっす。ですが、従来の運用方法だと通信網は隙間だらけだったんすよ。現在のも出しておきましょうか」

 キャロル魔法大尉がさらに鞄から出したのが現在の連合王国の魔法無線装置運用状況の地図。彼女の言うようにある程度はカバー出来ているけれど、主要都市から外れた場所や他にも空白地帯になっている場所が散見されていた。

「うん、この地図なら見覚えはあるね。それが」

「こうなるっす。計画としては三カ年っすね。あたしとしては前倒しの二カ年にしたいくらいっすけど」

 キャロル魔法大尉は後で出した地図を避けて、最初に出した地図を見えるようにする。こっちは連合王国全土をほぼカバー出来ているし、王都や各主要都市部分に関しては円が重複している箇所すらあった。

「こんなに違うんですか!?」

「驚いたなー。ここまで変わるものなんだね」

「そうっす! Mk1からMk3を定数を満たして全て運用するとこうなるっす。じゃあ説明していくっすよ。最初に一番大きい、太字の円形が司令本部と司令支部で運用されるMk3の通信可能範囲っす。司令本部設置の王都の中央方面軍の他、北部・西部・北東部・東部・南東部・南部の六方面軍に設置される司令支部はこのようになるっすね。まずこれだけで王国全土のほとんどを円形内に納められますし、東部国境は隙間無しになるっすよ」

「東部国境は軍の重点配置地域だものね」

「そうっす、リイナ少佐。続いて、中くらいの太さの円形がMk2の通信可能範囲っす。師団本部に設置されるものっすね。円はさらに増えて、この時点で全土をカバー可能っす」

「Mk2の時点でですか!? じゃあ、連隊用のMk1まで入れると……」

「すごいっすよー。あたしもびっくりしましたもん。そのMk1っすけど、通信可能範囲が細い円形っすね。ここまで来ると情報運用の理想っすよ。万が一どこかがダメになっても、上位指命令指揮系統には確実に情報が届くっす」

「壮観だねー。今までとは大違いって話じゃないよ」

 太い円、中くらいの太さの円、細い円。これら全部を円で描くと地図上には網の目のように張り巡らされた情報網が完成する。
 これが僕が提案した情報改革だ。電信はまだ運用されていない世界で軍が円滑に情報共有を構築し、有事の際には状況を速やかに伝えられるシステム。戦略階梯せんりゃくかいていから戦術階梯せんじゅつかいてい、さらにはそれ以下に至るまで、情報管理が可能になるんだ。
 敵を知り己を知れる事は、戦争においては大きな有利を産む。C4Iみたいな通信衛星やコンピューターが無いと運用不可能なシステムには全然届かないけれど、十九世紀半ば程度の水準のこの世界において十九世紀末から二十世紀初頭の水準にまで向上したのならば画期的な情報運用が確約されるだろう。僕の理想の一つが地図の中に詰まっていた。

「A号改革の革新性を実感しましたよ……。素人でもどれだけすごいかが分かります……」

「わたし達が開発したものがこうやって使われていくんだね……。平時では些か過剰な位だけど、これなら魔物が出たとしても今よりずっと短い時間で軍は出動される。国民がもっと安心して暮らせるね」

 魔法無線装置を開発した当事者達であるシルヴィア所長やウィーザー大尉は感心しきりだった。自分達が作ったものが目に見える形でこれから有用に使われるようになるんだ。この反応も当然だろう。

「僕は現在の情報管理や運用には不足を感じていたんだ。軍にとっては情報も生命線。最近微増とはいえ増えている魔物から、国民を守る軍をより強固にする為にこの提案をした。これなら億が一妖魔帝国が国境付近で怪しい動きをしても、今までに比べて比較にならないくらい軍は速やかに動く事が出来る。鉄道運用と併せれば、恩恵は計り知れないよ」

「妖魔帝国ですかー。二百五十年もなーにもして来なかったら今更しでかしてくるとは思えないけど、世の中には絶対は無い。ですかねー」

「そういうことだね、シルヴィア所長。だから民間用の小型化したMk4、だったよね。多少出力が落ちても構わないからそっちもよろしくね」

「今設計しているものですねー。こんなすっごいすっごい話を耳にしちゃって、目にしたんです。お任せ下さい! ね、ウィーザー大尉?」

「勿論ですとも! 俄然やる気が湧いてきましたよー!」

 意気満々といった様子のウィーザー大尉とその部下達。予算もあって気力にも満ちているんだ。よっぽどの事がない限り情報改革に関しては問題なく進むだろう。やっぱり視察に来てよかった。

「じゃあ、そういう事で。せっかく魔法研究所に来たんだ。他にも色々見せてもらおうかな」

「了解です!」

「よろしくね。ウィーザー大尉、頑張ってね。応援してるよ」

「はいっ!!」

 魔法無線装置の視察を終えた僕達はその後、視察の時間をめいいっぱい使って魔法科学や魔法の先進研究を見学して回った。
 そこでは目に留まり有用そうなのも見つけて、これも実現出来たらなと思った研究もあった。それがお披露目され実用化されるのはまだしばらくあとの話だね。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

神は激怒した

まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。 めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。 ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m 世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜

のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、 偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。 水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは―― 古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。 村を立て直し、仲間と絆を築きながら、 やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。 辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、 静かに進む策略と復讐の物語。

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

【死に役転生】悪役貴族の冤罪処刑エンドは嫌なので、ストーリーが始まる前に鍛えまくったら、やりすぎたようです。

いな@
ファンタジー
【第一章完結】映画の撮影中に死んだのか、開始五分で処刑されるキャラに転生してしまったけど死にたくなんてないし、原作主人公のメインヒロインになる幼馴染みも可愛いから渡したくないと冤罪を着せられる前に死亡フラグをへし折ることにします。 そこで転生特典スキルの『超越者』のお陰で色んなトラブルと悪名の原因となっていた問題を解決していくことになります。 【第二章】 原作の開始である学園への入学式当日、原作主人公との出会いから始まります。 原作とは違う流れに戸惑いながらも、大切な仲間たち(増えます)と共に沢山の困難に立ち向かい、解決していきます。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

処理中です...