42 / 390
第3章第二次妖魔大戦開戦編
第7話 改革特務部は戦時であれど変わらず励む
しおりを挟む
・・7・・
五の月二十七の日
アルネセイラ・連合王国軍統合本部
10時23分
「と、とんでもない事になった……」
ジェフ大尉はやや声を震わせて統合本部の建物内、職場である改革特務部オフィスルームに戻ろうとしていた。手には正式書類に用いられる質のいい紙が持たれていた。
彼がオフィスルームの外に出ていたのには理由がある。出勤直後、改革特務部の部屋に現れたのはマーチス侯爵の秘書官である女性軍人であった。
彼女が告げたのはアカツキとリイナが異動となり戦場である東部へ向かった事。さらに、ジェフ大尉はマーチス侯爵の執務室に今から向かうようにという二点であった。
ただでさえ昨日の宣戦布告で衝撃を受けたというのに、今日も驚愕の事実が告げられオフィスルームは騒然となる。
とはいえ彼等も軍人だ。アカツキとリイナがAランク以上の高位能力者である事から戦場行きになるのには納得しようと思えば出来ることであった。
だが、問題は指名されたジェフ大尉である。一体何を告げられのだろうかと戦々恐々であった。
彼がマーチス侯爵に伝えられた内容。それは。
「おれが改革特務部の部長……。しかも少佐に昇進……?」
ジェフ大尉はタイプライターで打ち込まれた、マーチス侯爵とアカツキのサイン付き正式文書の文面を何度も確認する。
そこには本日付でジェフ大尉が少佐となり改革特務部の部長となる事、補佐には各課長を充てること、新しい鉄道改革課課長には彼の副官的立ち位置になっていたモルト中尉になることなどが書かれていた。少佐になる事で変わる新しい軍服も今週中には手配されるらしい。戦時になったというのに随分と手際が良かった。
「アカツキ大佐が東部行きでおれが呼ばれた時点で何かあるとは思っていたけれど、まさか自分が部長だなんてなあ……。他の改革に比べれば鉄道改革は一段落したからって人選なのは理解出来るけど……。おれが、部長かあ……」
ジェフ大尉は不安であった。アカツキは仕事を共にしてからとても評価してくれていた事は実感している。僕がいない時は皆を纏めてくれているから助かるよ。とも言っていた覚えがあるからそれがマーチス侯爵に伝っていたのかもしれない。
けれども、アカツキがしていた膨大な仕事量を思うと自分が彼と同じように仕事がやれるとは思えなかった。いくら改革特務部が何度かの増員があって当初の二倍近い七十五名になっていてでもだ。
「とにかく皆には伝えよう。後々を考えるのはそれからだ」
ジェフ大尉は改革特務部オフィスルームの目の前まで近付いたからか気合を入れる。
扉を開くと、案の定全員から注目された。
「ただいま。開戦でここも忙しいのに悪かったな」
「いや、いいっすよー。で、何の話だったっすか? マーチス大将閣下から呼ばれるなんてよっぽどっすよね?」
彼が現れてから最初に声を掛けてきたのは、情報改革課課長のキャロル大尉だった。
「ああ、よっぽどだったよ。アカツキ大佐がノイシュランデに向かわれる事になったのもそうだけど、おれ自身もな」
「おれ自身……? ジ、ジェフ大尉がですか?」
おどおどする事は仕事に慣れたからか少なくなったとはいえ、当初の頃から変わらず同じ階級の者でも敬語で話すジョセフ大尉は彼に聞く。
「まずなんだけどな、おれ、少佐になる事になった」
『おおおおおお!』
ジェフ大尉の昇進に改革特務部は歓声が広がる。戦時になったとはいえ昇進はめでたい事だからだ。
「おめでとうっす! 出世じゃないっすか!」
「まさかこの歳で佐官になれるとは思わなかったよ。だけど、それだけじゃない」
「おっ? 出世の理由っすか? どこ? 戦時になったし兵站輸送本部とか?」
「いや、ここ改革特務部の部長だ。アカツキ大佐の後任になった」
『ええええええええ!?』
今度は驚きの声である。まさかアカツキが改革特務部がいなくなるのが判明したその日の、それもすぐに後任が分かるとは思わなかったからである。
しかし、驚愕もすぐに収まった。
「まー、ジェフくんなら納得っすよねー。アカツキ大佐とよくいたし、あたし達を纏めてくれたし」
「ぼくの手助けとかもしてくれましたし、何かと橋渡し役をしてくれてましたからね」
キャロル大尉とジョセフ大尉の発言に、改革特務部のメンバーは一様に頷く。最初こそビックリはしたが、普段の行動や仕事ぶりから彼が部長になっても問題ないといった様子だった。
むしろ改革特務部の者達は。
「ジェフ大尉、いや今度から少佐でしたか。あなたが部長ならこれまで通り仕事出来ますから助かりますよ」
「確かに。もう一年もやってきたここに他から誰か来ても勝手が変わると困るしなー」
「戦時体制以降でまた忙しくなるかもしんないのにそれはやだよなー」
「そもそもアカツキ大佐直伝の仕事の仕方を一番知っててこなしてきたのはジェフさんだものね。だったら円滑に業務出来るわ。私達はジェフさんなら信頼できるし」
「うんうん。その通りだわ」
とこのように既に受け入れムードである。反対する者は誰もいなかった。
「皆、ありがとう……。何かと迷惑をかけるかもしれないが、よろしく頼む」
ジェフ大尉改めジェフ少佐は感謝の念を込めて頭を下げる。これまで職務に励んできて改めて良かったと感じた瞬間だった。
「こちらこそっす! アカツキ大佐とリイナ少佐がいなくなるのは寂しいっすけど、ここにいるみんなでならやれるっすよ」
「微力ながら、ぼくもお手伝いします。その、少しは自信もつきましたし。多分ですけど、そこの書類には補佐についても書いてあるんですよね?」
「察しが良くて助かる、ジョセフ。補佐については各課長があたることになってる」
「ならなおさらです! 一丸となって仕事してきましょう!」
そう言うジョセフ大尉の顔は、最初に比べて凛々しくなっていた。
改革特務部の者達も全員が首を縦に振る。一年以上仕事を共にしてきたからこその団結が垣間見られた。
「そうだな。ありがとうジョセフ」
「はい! あ、でも兵器改革の方は戦場で多忙になりそうだから手伝えないかもしれません……」
「気にするなよ。お前が空いてる時でいいって」
「申し訳ないですうう……」
「はははっ、いいっていいって。――あれ、ところでロイド大尉は?」
彼はここまで話してとある人物の言葉が聞こえなかった事に気付く。必ずいるはずのロイド大尉がいなかったからだ。
「ロイド課長ならマーチス侯爵に呼ばれましたよ。ジェフ少佐と入れ替えだったかもしれません」
「ロイド大尉もか!?」
「すまん、遅くなった!」
「噂をすればなんとやら、戻ってきたっすねー」
キャロル大尉が言いジェフ少佐が振り向くと、入り口にいたのは大柄で逞しい体付きのロイド大尉だった。手には紙を持っている。
「ジェフ大尉、おかえり。珍しく慌てた様子だな」
「マーチス大将閣下に呼ばれてな……。ジェフもそうだったろう」
「ああ。実は少佐に昇進の上で改革特務部の部長になった」
「なんと! 良いことではないか! おめでとう!」
ロイド大尉は厳つい顔つきの頬を緩めて、ジェフ大尉と握手を交わす。
「ありがとう。ロイド大尉も何かあったみたいだがどうした?」
「ジェフ大尉がせっかく部長になったんだがすまん。俺どころか兵站改革課ごと一時的にここから離れなければならん」
「なんだって? またどうして」
「皆聞いてくれ。三日後、俺と兵站改革課はアカツキ大佐が向かっている彼の故郷、ノイシュランデへ移動する事になった。兵站面で東部統合軍のサポートをする任に就く」
『え、えええええええ!?』
本日二度目の、改革特務部全体が驚きの声に包まれる瞬間である。兵站改革課のメンバーは全員で十七名。それらが一斉にいなくなるのもさることながら、向かう先がノイシュランデというのも彼等を驚かせた。
「そうか、ノイシュランデ行きに。戦争だから仕方ないよな……」
「ロイド大尉もっすか……。でもまー、兵站っすからねー。急な展開だし引っ張られるのも仕方ないかー」
「き、気をつけて行ってきてくださいね? アカツキ大佐の故郷だから大丈夫だとは思いますけど……」
ジェフ少佐、キャロル大尉、ジョセフ大尉の順に、心配の声と納得の声が上がる。だが、ロイド大尉の顔つきは誇らしそうだった。
「これまで俺らの仕事は地味だった。地道にやってきた。しかし、此度の東部行きで縁の下の力持ちだが力を発揮出来るのだ。アカツキ大佐を全力でサポートしたい。それは、ここにいる皆がそうだろう?」
ロイド大尉の発言に全員が頷く。アカツキが戦場に向かうことになり改革特務部からいなくなったとはいえ、彼等の仕事は変わりなく今日も職務に励みのみだ。それは国の為でもあり、職場を離れることになった上官の為でもあるのだから。
故に、ジェフ大尉は口を開く。
「そうだな、ならば仕事を進めるために気合を入れよう。――総員今日も励むぞ! 全ては連合王国の為に!」
『全ては連合王国の為に!』
戦時体制に移行した連合王国。しかし、改革特務部の職務に変わりはない。国を良くするため、より強い軍を築くため。今日も彼等はペンと紙を武器に、それぞれの戦場へ立ち向かってゆく。
五の月二十七の日
アルネセイラ・連合王国軍統合本部
10時23分
「と、とんでもない事になった……」
ジェフ大尉はやや声を震わせて統合本部の建物内、職場である改革特務部オフィスルームに戻ろうとしていた。手には正式書類に用いられる質のいい紙が持たれていた。
彼がオフィスルームの外に出ていたのには理由がある。出勤直後、改革特務部の部屋に現れたのはマーチス侯爵の秘書官である女性軍人であった。
彼女が告げたのはアカツキとリイナが異動となり戦場である東部へ向かった事。さらに、ジェフ大尉はマーチス侯爵の執務室に今から向かうようにという二点であった。
ただでさえ昨日の宣戦布告で衝撃を受けたというのに、今日も驚愕の事実が告げられオフィスルームは騒然となる。
とはいえ彼等も軍人だ。アカツキとリイナがAランク以上の高位能力者である事から戦場行きになるのには納得しようと思えば出来ることであった。
だが、問題は指名されたジェフ大尉である。一体何を告げられのだろうかと戦々恐々であった。
彼がマーチス侯爵に伝えられた内容。それは。
「おれが改革特務部の部長……。しかも少佐に昇進……?」
ジェフ大尉はタイプライターで打ち込まれた、マーチス侯爵とアカツキのサイン付き正式文書の文面を何度も確認する。
そこには本日付でジェフ大尉が少佐となり改革特務部の部長となる事、補佐には各課長を充てること、新しい鉄道改革課課長には彼の副官的立ち位置になっていたモルト中尉になることなどが書かれていた。少佐になる事で変わる新しい軍服も今週中には手配されるらしい。戦時になったというのに随分と手際が良かった。
「アカツキ大佐が東部行きでおれが呼ばれた時点で何かあるとは思っていたけれど、まさか自分が部長だなんてなあ……。他の改革に比べれば鉄道改革は一段落したからって人選なのは理解出来るけど……。おれが、部長かあ……」
ジェフ大尉は不安であった。アカツキは仕事を共にしてからとても評価してくれていた事は実感している。僕がいない時は皆を纏めてくれているから助かるよ。とも言っていた覚えがあるからそれがマーチス侯爵に伝っていたのかもしれない。
けれども、アカツキがしていた膨大な仕事量を思うと自分が彼と同じように仕事がやれるとは思えなかった。いくら改革特務部が何度かの増員があって当初の二倍近い七十五名になっていてでもだ。
「とにかく皆には伝えよう。後々を考えるのはそれからだ」
ジェフ大尉は改革特務部オフィスルームの目の前まで近付いたからか気合を入れる。
扉を開くと、案の定全員から注目された。
「ただいま。開戦でここも忙しいのに悪かったな」
「いや、いいっすよー。で、何の話だったっすか? マーチス大将閣下から呼ばれるなんてよっぽどっすよね?」
彼が現れてから最初に声を掛けてきたのは、情報改革課課長のキャロル大尉だった。
「ああ、よっぽどだったよ。アカツキ大佐がノイシュランデに向かわれる事になったのもそうだけど、おれ自身もな」
「おれ自身……? ジ、ジェフ大尉がですか?」
おどおどする事は仕事に慣れたからか少なくなったとはいえ、当初の頃から変わらず同じ階級の者でも敬語で話すジョセフ大尉は彼に聞く。
「まずなんだけどな、おれ、少佐になる事になった」
『おおおおおお!』
ジェフ大尉の昇進に改革特務部は歓声が広がる。戦時になったとはいえ昇進はめでたい事だからだ。
「おめでとうっす! 出世じゃないっすか!」
「まさかこの歳で佐官になれるとは思わなかったよ。だけど、それだけじゃない」
「おっ? 出世の理由っすか? どこ? 戦時になったし兵站輸送本部とか?」
「いや、ここ改革特務部の部長だ。アカツキ大佐の後任になった」
『ええええええええ!?』
今度は驚きの声である。まさかアカツキが改革特務部がいなくなるのが判明したその日の、それもすぐに後任が分かるとは思わなかったからである。
しかし、驚愕もすぐに収まった。
「まー、ジェフくんなら納得っすよねー。アカツキ大佐とよくいたし、あたし達を纏めてくれたし」
「ぼくの手助けとかもしてくれましたし、何かと橋渡し役をしてくれてましたからね」
キャロル大尉とジョセフ大尉の発言に、改革特務部のメンバーは一様に頷く。最初こそビックリはしたが、普段の行動や仕事ぶりから彼が部長になっても問題ないといった様子だった。
むしろ改革特務部の者達は。
「ジェフ大尉、いや今度から少佐でしたか。あなたが部長ならこれまで通り仕事出来ますから助かりますよ」
「確かに。もう一年もやってきたここに他から誰か来ても勝手が変わると困るしなー」
「戦時体制以降でまた忙しくなるかもしんないのにそれはやだよなー」
「そもそもアカツキ大佐直伝の仕事の仕方を一番知っててこなしてきたのはジェフさんだものね。だったら円滑に業務出来るわ。私達はジェフさんなら信頼できるし」
「うんうん。その通りだわ」
とこのように既に受け入れムードである。反対する者は誰もいなかった。
「皆、ありがとう……。何かと迷惑をかけるかもしれないが、よろしく頼む」
ジェフ大尉改めジェフ少佐は感謝の念を込めて頭を下げる。これまで職務に励んできて改めて良かったと感じた瞬間だった。
「こちらこそっす! アカツキ大佐とリイナ少佐がいなくなるのは寂しいっすけど、ここにいるみんなでならやれるっすよ」
「微力ながら、ぼくもお手伝いします。その、少しは自信もつきましたし。多分ですけど、そこの書類には補佐についても書いてあるんですよね?」
「察しが良くて助かる、ジョセフ。補佐については各課長があたることになってる」
「ならなおさらです! 一丸となって仕事してきましょう!」
そう言うジョセフ大尉の顔は、最初に比べて凛々しくなっていた。
改革特務部の者達も全員が首を縦に振る。一年以上仕事を共にしてきたからこその団結が垣間見られた。
「そうだな。ありがとうジョセフ」
「はい! あ、でも兵器改革の方は戦場で多忙になりそうだから手伝えないかもしれません……」
「気にするなよ。お前が空いてる時でいいって」
「申し訳ないですうう……」
「はははっ、いいっていいって。――あれ、ところでロイド大尉は?」
彼はここまで話してとある人物の言葉が聞こえなかった事に気付く。必ずいるはずのロイド大尉がいなかったからだ。
「ロイド課長ならマーチス侯爵に呼ばれましたよ。ジェフ少佐と入れ替えだったかもしれません」
「ロイド大尉もか!?」
「すまん、遅くなった!」
「噂をすればなんとやら、戻ってきたっすねー」
キャロル大尉が言いジェフ少佐が振り向くと、入り口にいたのは大柄で逞しい体付きのロイド大尉だった。手には紙を持っている。
「ジェフ大尉、おかえり。珍しく慌てた様子だな」
「マーチス大将閣下に呼ばれてな……。ジェフもそうだったろう」
「ああ。実は少佐に昇進の上で改革特務部の部長になった」
「なんと! 良いことではないか! おめでとう!」
ロイド大尉は厳つい顔つきの頬を緩めて、ジェフ大尉と握手を交わす。
「ありがとう。ロイド大尉も何かあったみたいだがどうした?」
「ジェフ大尉がせっかく部長になったんだがすまん。俺どころか兵站改革課ごと一時的にここから離れなければならん」
「なんだって? またどうして」
「皆聞いてくれ。三日後、俺と兵站改革課はアカツキ大佐が向かっている彼の故郷、ノイシュランデへ移動する事になった。兵站面で東部統合軍のサポートをする任に就く」
『え、えええええええ!?』
本日二度目の、改革特務部全体が驚きの声に包まれる瞬間である。兵站改革課のメンバーは全員で十七名。それらが一斉にいなくなるのもさることながら、向かう先がノイシュランデというのも彼等を驚かせた。
「そうか、ノイシュランデ行きに。戦争だから仕方ないよな……」
「ロイド大尉もっすか……。でもまー、兵站っすからねー。急な展開だし引っ張られるのも仕方ないかー」
「き、気をつけて行ってきてくださいね? アカツキ大佐の故郷だから大丈夫だとは思いますけど……」
ジェフ少佐、キャロル大尉、ジョセフ大尉の順に、心配の声と納得の声が上がる。だが、ロイド大尉の顔つきは誇らしそうだった。
「これまで俺らの仕事は地味だった。地道にやってきた。しかし、此度の東部行きで縁の下の力持ちだが力を発揮出来るのだ。アカツキ大佐を全力でサポートしたい。それは、ここにいる皆がそうだろう?」
ロイド大尉の発言に全員が頷く。アカツキが戦場に向かうことになり改革特務部からいなくなったとはいえ、彼等の仕事は変わりなく今日も職務に励みのみだ。それは国の為でもあり、職場を離れることになった上官の為でもあるのだから。
故に、ジェフ大尉は口を開く。
「そうだな、ならば仕事を進めるために気合を入れよう。――総員今日も励むぞ! 全ては連合王国の為に!」
『全ては連合王国の為に!』
戦時体制に移行した連合王国。しかし、改革特務部の職務に変わりはない。国を良くするため、より強い軍を築くため。今日も彼等はペンと紙を武器に、それぞれの戦場へ立ち向かってゆく。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
【死に役転生】悪役貴族の冤罪処刑エンドは嫌なので、ストーリーが始まる前に鍛えまくったら、やりすぎたようです。
いな@
ファンタジー
【第一章完結】映画の撮影中に死んだのか、開始五分で処刑されるキャラに転生してしまったけど死にたくなんてないし、原作主人公のメインヒロインになる幼馴染みも可愛いから渡したくないと冤罪を着せられる前に死亡フラグをへし折ることにします。
そこで転生特典スキルの『超越者』のお陰で色んなトラブルと悪名の原因となっていた問題を解決していくことになります。
【第二章】
原作の開始である学園への入学式当日、原作主人公との出会いから始まります。
原作とは違う流れに戸惑いながらも、大切な仲間たち(増えます)と共に沢山の困難に立ち向かい、解決していきます。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる