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第3章第二次妖魔大戦開戦編
第12話 ルブリフ丘陵の戦い3~この時の為の兵器と戦術~
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・・12・・
「んなバカな!? 二万だぞ!? 連中は一挙にそんだけ失って突っ込んでくるのか!?」
「は、はい! 第一、第三飛行隊からも同様の報告! 左翼右翼も再び前進を始めました! 第一ラインを越え始め、MC1835の有効射程圏内まで三キーラ!」
「連中は馬鹿なのかい!? 目の前で味方が爆殺されたんだぞ!?」
「畜生! 砲兵隊に通達しろ! いつでも砲撃開始出来るように準備しとけってな! 有効射程に入ったらすぐにぶっぱなせ!」
「了解ッ!」
「…………旦那様、どうするの?」
「…………はぁ。ここで撤退してくれれば良かったのに、妖魔軍は余程死に急ぎたいんですね……」
僕は余りの衝撃に驚愕より呆れが先行してしまった。アルヴィンおじさんやルークス少将のようにそんなバカなと心の底から言いたかったけれど、よもや魔物がここまで猪突猛進の馬鹿野郎だとは思わなかったからだ。
…………いや、待てよ。魔物だって動物だ。普通ならあの光景で本能で危険だと察知して逃亡するはず。それをしないのはなんでだ?
……心当たりはある。あるとしたら、アレしかない。
「……リイナ」
「何かしら、旦那様」
「魔物が撤退しない理由、絶対的な命令があるからという可能性は有りうる?」
「え? ……そうね、無いとは言えないわ。今の魔物はコマンダーに統率されている一つの軍隊。コマンダーの命令は強烈で強制的に動きを縛る事も出来るわ。けれど、コマンダーもあんなの見せられたら怖気付くはず。それも無いとしたら、コマンダーに上位指揮命令系統が……、ってまさか旦那様」
「やっぱりか。妖魔軍には魔人がいるはずなのに、道理で姿を現さないわけだよ」
「お、おいアカツキ。どういうこったよ」
「何か気付いたのかい? だったら俺にも教えてほしい」
混乱のせいで僕とリイナの話を途中からしか聞いていなかったからか、アルヴィンおじさんとルークス少将は相当に戸惑いながら僕に問いを投げかける。
「恐らくですが、妖魔軍魔物の特殊個体コマンダーは本当の指揮官達ではないと思われます。奴らにはさらに上の命令をする者がいます」
「最上位指揮はコマンダーじゃないってか……。じゃあ一体誰なんだ?」
「魔物には妖魔帝国領内にいるタイプと、召喚士によって召喚されるタイプがあるのはご存知ですよね?」
「もちろんさ。アカツキくんが昨年遭遇したのは後者で、召喚士の魔人にも会ったんだよね?」
「ええ、ルークス少将。僕は召喚される方の魔物と交戦しています。さて、この両者ですが決定的な違いはなんでしたか?」
「そりゃお前、前者の方は純粋な動物の一種。後者は召喚された個体だろ」
「その通りですアルヴィン中将閣下。では、前者と後者を比較して命令を必ず聞くのはどちらですか?」
「召喚された方だね……。召喚士の魔力によって顕現している以上、拒否権は無い。命令は絶対。つまり、アカツキくんが言いたいのは……」
「コマンダーは召喚された個体で、あいつらを召喚したのは妖魔軍の魔人召喚士共って事か……」
「正解です。こうなると不味いですね。連中、最後の一兵になるまで突っ込んできますよ」
「そ、そんなぁ! せっかく地雷で勝てたかと思ったのに迫ってくるんですかあ?!」
「ルナ中尉、落ち着いて。妖魔軍はここまで到達させないから。その為の最新兵器だよ」
「お、おおそうだったぜ! 俺らには頼もしい重火器が揃ってるじゃねえか!」
「歩兵達が持っているライフルだって最新鋭だ。旧態依然の密集陣形で猪突猛進してくる魔物共なんて敵じゃないね」
「はい。徹底的に火力で押し切りましょう。砲兵は魔物を吹き飛ばしつつ、コマンダーが射程圏内に入ったら一部の野砲は優先的に指揮官を狙うようにしてください。魔物を狙うのは的当てみたいな状態ではありますけど、コマンダーを狙うとなると話は別です。砲兵隊からは精密射撃をするには難しいので、サモナーフライヤーズを使います」
「ほーう、てーこと射弾観測の出番だな? 今までは地上のみだったが、そうじゃねえんだよな」
「はい、アルヴィン中将閣下。サモナーフライヤーズ第四飛行隊を空中観測班に回します。これで飛躍的に命中率が上がるはずです」
野砲などの大砲における射弾観測には二つの手法がある。一つはこの異世界でも存在している地上での射弾観測。双眼鏡などを観測具を用いて行うやり方だ。二ヶ所以上の観測所から同時に観測を行って交会法によって求めれば精密な射弾位置を測定できる。けれど、それだけでは今回は心許ない。何せコマンダーは一体だけじゃなくて複数体いる上に、総指揮官のコマンダーもいる。これらを複数箇所の観測所をそれぞれ割り当てるのは少々辛い。
そこでもう一つの観測方法の登場だ。こっちは前世には存在したけどここでは存在していない観測方法。空中観測だ。
空中観測は軍用気球や航空機を用いて行う手法で地上観測に比べてはるかに有利なんだ。前世の場合は敵にも航空機があったから航空優勢を取らないと行いにくかったけれど、ここでは航空優勢の心配は必要ない。空はサモナーフライヤーズの独壇場だからだ。 なので僕は空中観測をサモナーフライヤーズで代用する観測方法を提案し、飛行隊設立と同時に訓練もさせるようにしたわけだ。
地上観測と空中観測。二つの観測であれば大半の砲兵隊を魔物の殲滅に振り向けつつ一部野砲をコマンダーへの精密射撃に割り当てられる。全くもってサモナーフライヤーズ様々だ。
「サモナーフライヤーズ大活躍だね。アルヴィン中将閣下」
「おうよ。――第四飛行隊に通達。すぐに発進に移り、空中観測を開始しろ!」
「了解しました!」
「ところでアカツキくん。第五飛行隊と第六飛行隊はどうするんだい? 予備として残しておくのもいいと思うけど、まさか君がはいそうですとは言わないと思うんだよねえ」
ルークス少将は僕に話しかけてきたのはいいんだけれど、何かを期待するような眼差しを送ってくる。あなたは一体僕を何だと思ってるのかな……。
まあ、その通りではあるんだけどね。
「第五飛行隊は第四飛行隊の予備に回しますよ」
「第五飛行隊『は』かあ。ようするに、まだ策があるということだよね?」
「はい。このまま火力で殲滅してしまってもいいんですが、そうなると膨大な砲弾と銃弾を使ってしまいます。もったいないとは思いませんか?」
「否定はしないね。次が無いなんて確証は戦争じゃ下策もいいところだ。砲弾も銃弾も無駄遣いしないに越したことはないよ」
「ふふっ、ふふふっ。私、分かっちゃったわ。旦那様はさらに一手を繰り出すんでしょう?」
「ひえぇ?! これだけ手札を切ってまだあるんですかぁ?! 本当に何者なんですぅ?!」
「ルナ中尉にあらぬ誤解をされてる気がするけど、もういいや……。――仰る通り、第六飛行隊を使います」
「アカツキ大佐、その第六飛行隊飛行隊長から連絡が入りました!」
僕から一番近くにいた司令要員が、話をしていた第六飛行隊から通信があった事を告げる。僕は司令要員に読み上げるように言うと、内容は以下のようだった。
「我、今か今かと出撃を待ち侘びる者なり。名参謀であれば、この時こそ進発の機会であると愚考す。です!」
「やる気満々なんだか謙虚なんだか。飛行隊長にこう伝えて。貴官らの真価を発揮すべき時が来た。爆装し即時発進、舐め腐った輩を屠るべく東方に向かえ。ってね」
「了解!」
「しっかし第六飛行隊は張り切ってんなあ」
「ここまでずっと待機でしたからね」
「第六飛行隊飛行隊長から返信!」
「はええなおい!?」
「読み上げて」
「はっ! 『待ってました!』です。第六飛行隊は即時発進を始める模様!」
めちゃくちゃやる気じゃないか!
うんでも気に入った。彼等には大きな仕事を任せるとして、さてこっちも大仕事に取り掛からなきゃね。
「了解したよ。第六飛行隊の任務は彼等の健闘を祈るとして、馬鹿の一つ覚えみたいに前進している妖魔軍の方はどう?」
「はっ。有効射程圏内まであと一キーラです!」
「アルヴィン中将閣下、ルークス少将閣下。僕は第六飛行隊の指揮に回ります。陸戦はお任せしました」
「おうよ! つっても俺は一言で終わっちまって、後は師団の判断に任せるけどな」
「同じだね。ここから我が軍の勇姿を眺めるとするよ」
「よろしくお願いします。リイナ、サポートをお願いするよ」
「了解したわ」
「第六飛行隊、進発を確認!」
「妖魔軍最先鋒、有効射程まで五百メーラ!」
「殲滅戦だよ。徹底的に容赦無く、ね」
飽きもせず、愚かに突撃を敢行してくる妖魔軍には断罪の鉄槌を。
僕達連合王国軍の猛攻は再び始まろうとしていた。
「んなバカな!? 二万だぞ!? 連中は一挙にそんだけ失って突っ込んでくるのか!?」
「は、はい! 第一、第三飛行隊からも同様の報告! 左翼右翼も再び前進を始めました! 第一ラインを越え始め、MC1835の有効射程圏内まで三キーラ!」
「連中は馬鹿なのかい!? 目の前で味方が爆殺されたんだぞ!?」
「畜生! 砲兵隊に通達しろ! いつでも砲撃開始出来るように準備しとけってな! 有効射程に入ったらすぐにぶっぱなせ!」
「了解ッ!」
「…………旦那様、どうするの?」
「…………はぁ。ここで撤退してくれれば良かったのに、妖魔軍は余程死に急ぎたいんですね……」
僕は余りの衝撃に驚愕より呆れが先行してしまった。アルヴィンおじさんやルークス少将のようにそんなバカなと心の底から言いたかったけれど、よもや魔物がここまで猪突猛進の馬鹿野郎だとは思わなかったからだ。
…………いや、待てよ。魔物だって動物だ。普通ならあの光景で本能で危険だと察知して逃亡するはず。それをしないのはなんでだ?
……心当たりはある。あるとしたら、アレしかない。
「……リイナ」
「何かしら、旦那様」
「魔物が撤退しない理由、絶対的な命令があるからという可能性は有りうる?」
「え? ……そうね、無いとは言えないわ。今の魔物はコマンダーに統率されている一つの軍隊。コマンダーの命令は強烈で強制的に動きを縛る事も出来るわ。けれど、コマンダーもあんなの見せられたら怖気付くはず。それも無いとしたら、コマンダーに上位指揮命令系統が……、ってまさか旦那様」
「やっぱりか。妖魔軍には魔人がいるはずなのに、道理で姿を現さないわけだよ」
「お、おいアカツキ。どういうこったよ」
「何か気付いたのかい? だったら俺にも教えてほしい」
混乱のせいで僕とリイナの話を途中からしか聞いていなかったからか、アルヴィンおじさんとルークス少将は相当に戸惑いながら僕に問いを投げかける。
「恐らくですが、妖魔軍魔物の特殊個体コマンダーは本当の指揮官達ではないと思われます。奴らにはさらに上の命令をする者がいます」
「最上位指揮はコマンダーじゃないってか……。じゃあ一体誰なんだ?」
「魔物には妖魔帝国領内にいるタイプと、召喚士によって召喚されるタイプがあるのはご存知ですよね?」
「もちろんさ。アカツキくんが昨年遭遇したのは後者で、召喚士の魔人にも会ったんだよね?」
「ええ、ルークス少将。僕は召喚される方の魔物と交戦しています。さて、この両者ですが決定的な違いはなんでしたか?」
「そりゃお前、前者の方は純粋な動物の一種。後者は召喚された個体だろ」
「その通りですアルヴィン中将閣下。では、前者と後者を比較して命令を必ず聞くのはどちらですか?」
「召喚された方だね……。召喚士の魔力によって顕現している以上、拒否権は無い。命令は絶対。つまり、アカツキくんが言いたいのは……」
「コマンダーは召喚された個体で、あいつらを召喚したのは妖魔軍の魔人召喚士共って事か……」
「正解です。こうなると不味いですね。連中、最後の一兵になるまで突っ込んできますよ」
「そ、そんなぁ! せっかく地雷で勝てたかと思ったのに迫ってくるんですかあ?!」
「ルナ中尉、落ち着いて。妖魔軍はここまで到達させないから。その為の最新兵器だよ」
「お、おおそうだったぜ! 俺らには頼もしい重火器が揃ってるじゃねえか!」
「歩兵達が持っているライフルだって最新鋭だ。旧態依然の密集陣形で猪突猛進してくる魔物共なんて敵じゃないね」
「はい。徹底的に火力で押し切りましょう。砲兵は魔物を吹き飛ばしつつ、コマンダーが射程圏内に入ったら一部の野砲は優先的に指揮官を狙うようにしてください。魔物を狙うのは的当てみたいな状態ではありますけど、コマンダーを狙うとなると話は別です。砲兵隊からは精密射撃をするには難しいので、サモナーフライヤーズを使います」
「ほーう、てーこと射弾観測の出番だな? 今までは地上のみだったが、そうじゃねえんだよな」
「はい、アルヴィン中将閣下。サモナーフライヤーズ第四飛行隊を空中観測班に回します。これで飛躍的に命中率が上がるはずです」
野砲などの大砲における射弾観測には二つの手法がある。一つはこの異世界でも存在している地上での射弾観測。双眼鏡などを観測具を用いて行うやり方だ。二ヶ所以上の観測所から同時に観測を行って交会法によって求めれば精密な射弾位置を測定できる。けれど、それだけでは今回は心許ない。何せコマンダーは一体だけじゃなくて複数体いる上に、総指揮官のコマンダーもいる。これらを複数箇所の観測所をそれぞれ割り当てるのは少々辛い。
そこでもう一つの観測方法の登場だ。こっちは前世には存在したけどここでは存在していない観測方法。空中観測だ。
空中観測は軍用気球や航空機を用いて行う手法で地上観測に比べてはるかに有利なんだ。前世の場合は敵にも航空機があったから航空優勢を取らないと行いにくかったけれど、ここでは航空優勢の心配は必要ない。空はサモナーフライヤーズの独壇場だからだ。 なので僕は空中観測をサモナーフライヤーズで代用する観測方法を提案し、飛行隊設立と同時に訓練もさせるようにしたわけだ。
地上観測と空中観測。二つの観測であれば大半の砲兵隊を魔物の殲滅に振り向けつつ一部野砲をコマンダーへの精密射撃に割り当てられる。全くもってサモナーフライヤーズ様々だ。
「サモナーフライヤーズ大活躍だね。アルヴィン中将閣下」
「おうよ。――第四飛行隊に通達。すぐに発進に移り、空中観測を開始しろ!」
「了解しました!」
「ところでアカツキくん。第五飛行隊と第六飛行隊はどうするんだい? 予備として残しておくのもいいと思うけど、まさか君がはいそうですとは言わないと思うんだよねえ」
ルークス少将は僕に話しかけてきたのはいいんだけれど、何かを期待するような眼差しを送ってくる。あなたは一体僕を何だと思ってるのかな……。
まあ、その通りではあるんだけどね。
「第五飛行隊は第四飛行隊の予備に回しますよ」
「第五飛行隊『は』かあ。ようするに、まだ策があるということだよね?」
「はい。このまま火力で殲滅してしまってもいいんですが、そうなると膨大な砲弾と銃弾を使ってしまいます。もったいないとは思いませんか?」
「否定はしないね。次が無いなんて確証は戦争じゃ下策もいいところだ。砲弾も銃弾も無駄遣いしないに越したことはないよ」
「ふふっ、ふふふっ。私、分かっちゃったわ。旦那様はさらに一手を繰り出すんでしょう?」
「ひえぇ?! これだけ手札を切ってまだあるんですかぁ?! 本当に何者なんですぅ?!」
「ルナ中尉にあらぬ誤解をされてる気がするけど、もういいや……。――仰る通り、第六飛行隊を使います」
「アカツキ大佐、その第六飛行隊飛行隊長から連絡が入りました!」
僕から一番近くにいた司令要員が、話をしていた第六飛行隊から通信があった事を告げる。僕は司令要員に読み上げるように言うと、内容は以下のようだった。
「我、今か今かと出撃を待ち侘びる者なり。名参謀であれば、この時こそ進発の機会であると愚考す。です!」
「やる気満々なんだか謙虚なんだか。飛行隊長にこう伝えて。貴官らの真価を発揮すべき時が来た。爆装し即時発進、舐め腐った輩を屠るべく東方に向かえ。ってね」
「了解!」
「しっかし第六飛行隊は張り切ってんなあ」
「ここまでずっと待機でしたからね」
「第六飛行隊飛行隊長から返信!」
「はええなおい!?」
「読み上げて」
「はっ! 『待ってました!』です。第六飛行隊は即時発進を始める模様!」
めちゃくちゃやる気じゃないか!
うんでも気に入った。彼等には大きな仕事を任せるとして、さてこっちも大仕事に取り掛からなきゃね。
「了解したよ。第六飛行隊の任務は彼等の健闘を祈るとして、馬鹿の一つ覚えみたいに前進している妖魔軍の方はどう?」
「はっ。有効射程圏内まであと一キーラです!」
「アルヴィン中将閣下、ルークス少将閣下。僕は第六飛行隊の指揮に回ります。陸戦はお任せしました」
「おうよ! つっても俺は一言で終わっちまって、後は師団の判断に任せるけどな」
「同じだね。ここから我が軍の勇姿を眺めるとするよ」
「よろしくお願いします。リイナ、サポートをお願いするよ」
「了解したわ」
「第六飛行隊、進発を確認!」
「妖魔軍最先鋒、有効射程まで五百メーラ!」
「殲滅戦だよ。徹底的に容赦無く、ね」
飽きもせず、愚かに突撃を敢行してくる妖魔軍には断罪の鉄槌を。
僕達連合王国軍の猛攻は再び始まろうとしていた。
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