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第19章ドエニプラ攻防戦2編
第4話 妖魔帝国軍チョスカー少将の決意
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・・4・・
同日
午後0時25分
妖魔帝国軍総司令部地下壕
人類諸国統合軍の作戦は見事に成功し、アカツキ達の目論見通り妖魔帝国軍は大混乱に陥っていた。
総司令部地下壕では破壊工作によって各所で情報が錯綜しており、あちこちから悲鳴に近い報告が上がってきていた。
「ドエニプラ西部方面各師団崩壊寸前! 各地で包囲寸断されています!」
「魔法無線装置はどうなっている!」
「ダメです! 爆発音と同時にかなりがやられており、一部を除き通信途絶! 生き残っている通信からは悲痛なものばかりです!」
「北部方面攻勢強まり後退を強いられています! とても支えられません! 武器庫を爆破された影響もあり予備に死傷者多数!」
「南部方面も敵の攻勢を確認! このままでは敵南北軍に迂回され完全包囲されます!」
「何としてでも完全包囲を防ぐのだ! 包囲が完成されてしまったらもう持たん!」
「シェーコフ大将閣下……!」
「畜生が! まんまとやられた! まさか内部に潜り込まれていたなど!」
シェーコフは力の限り拳をテーブルに殴りつけた。悔しさと怒りでその身は震えており、表情はまるで鬼のようだった。
この段階において破壊工作を見抜けなかったのは大きな失点である。
だが、後の歴史家達は彼を責める者は少ない。いくら諸種族連合共和国軍による何らかの工作までは予想出来ても、半包囲によって中心市街地に大勢いる将兵の中から破壊工作部隊を見つけるなど至難の業である。ましてやそれが種族上同族であれば尚更である。
もしこの作戦がなければあと半月は、ドエニプラ市街戦は持ちこたえられたかもしれない。しかし現実はそうはならなかった。
ギリギリのところで踏ん張っていた帝国軍将兵は内部から崩壊しつつあったのである。各所から聞こえる悲鳴もさながら断末魔のようであった。
「チョスカー、今入っている情報からだけでもいい。何日持ちこたえられるとお前は考える……」
「これさえなければかなりは……。しかし、このタイミングで統合軍は総攻撃を仕掛けてきました……。既に我々は船で言えば竜骨をへし折られたも同然……。持って、二日かと……」
「二日……。たったの、二日か……」
「貴重な弾薬は爆破させられました。食料庫とて同じです。地下壕も連絡通路など一部破壊されておりますし、地上は最早手がつけられません。重火力もほとんど……」
「敵はどこまで迫っている……」
「北が推定四キルラ半。西に至っては敵の重火力総投入で四キルラを切りました……。南部も似たようなもので、この様子では明日には包囲されるかと……」
「最早これまで、か……」
シェーコフ大将は力無く椅子に座り、項垂れる。彼もここ数日マトモに睡眠を取っていない。疲労困憊で、いつ倒れてもおかしくなかった。
いくら名将シェーコフと言えども、手持ちのカードが無ければ戦えない。まさに万策尽きたといった様子であった。
彼の様子にチョスカー含めこの部屋にいる全員が悲痛な面持ちになっていた。
終わった。
負けた。
おしまいだ。
重苦しい空気が部屋を支配する。
シェーコフ大将も、軍帽を脱いでテーブルに置くと顔を伏せたままだ。心が折れてしまったのだろう。
「チョスカー……。今までご苦労だった……。もう、どうにもならん……」
「シェーコフ大将閣下……」
「我々は、よく戦ったろう……。あの手この手で統合軍を押し留めようとし、奴等に痛手を負わせたはずだ……。皇帝陛下の、あの特別相談役の、十二の月初日まで持たなかったが、十分だろう……」
「…………閣下」
「奴等を、奴を、アカツキの力量を見誤ったのだ……。奴に常識は通用せん……。人離れした卓越した戦術を前に、完敗だ……」
「そんな、そんなことは……」
チョスカーは泣きそうな顔で、目の前にいる上官を見つめる。
郊外での戦闘を含めれば二ヶ月。オディッサやムィトゥーラウに比べればずっと耐え抜いたと言っても過言ではない。指揮官がシェーコフでなければ先月の上旬にはドエニプラは占領されていただろう。
新兵器を除けば王道で、しかし時には変化球を織りまぜて統合軍の侵攻を遅らせた彼の采配は見事の一言に尽きる。
だが、運命は残酷だった。
「終わりにしよう。チョスカー。これ以上は、兵士達も無駄死にしかならん……」
「…………それはなりません、閣下」
「なんだ、と……」
しかし、唯一まだ諦めていない男がいた。
シェーコフから最も信頼の厚い、チョスカー。彼にはまだ瞳に闘志の炎が燃えていた。
「ドエニプラは陥落するでしょう。ええ、数日の内には確定事項です。ですが、まだ包囲は完成されておりません」
「だが、チョスカーよ……。軍は崩壊したも同然だ。これ以上どうするというのだ……?」
「シェーコフ大将閣下。貴方だけでも生き残ってください」
「馬鹿な……!! そのような……!!」
「包囲完成前に逃げてください、大将閣下。まだ機能している、プレジチェープリへ」
「だが、だが……!!」
チョスカーは決して曲げるつもりはないと意志をひしひしとシェーコフに伝えるようにこう言った。
理由はいくらでもある。
シェーコフが生き残っていれさえすれば、再起とまでいかずとも延長戦へ引きずり込ませられること。
プレジチェープリには負傷兵や充足率が著しく不足しているものの戦おうと思えば戦える師団があること。
プレジチェープリは後背に川という天然の要害がありこの街さえ失わなければ後々反攻作戦でやってくるであろう友軍の反撃の橋頭堡を確保しておけること。
そして、これらの理由全てを彼はリシュカに吹き込まれ今のような事態に陥った場合はシェーコフに提案するように命令を受けていること。
チョスカーはドエニプラに行く前、リシュカに呼ばれていたのである。
その時の会話がこうである。
「チョスカー少将。もしあのクソ英雄……、失礼。連合王国のアカツキがアナタ達の想定を上回る戦術を用いて予定より早くドエニプラを占領しようとした場合、シェーコフ大将をプレジチェープリへ後退させなさい。いいですか、これは皇帝陛下からの勅命でもあります」
「つまり、逃せということでありますか……」
「ええ。シェーコフ大将は。恐らくですが、手の打ちようがない程に追い詰められた時に降伏を選択する可能性があります。皇帝陛下が定められた期限は早くても十一の月末。統合軍を可能な限り長く、かつ多くを前線に張り付けさせる事がこの作戦の要になるの。だからこそ、シェーコフ大将には生きてもらわねばならない。それも、降伏していない軍の指揮官としてね」
「…………リシュカ様。であるのならば、私は何をすれば良いのですか」
「そうね……。アナタ、シェーコフ大将の為に命を賭ける覚悟はあって?」
「勿論でございます。シェーコフ大将に作戦で死んでくれと言われれば厭わず投げうちます」
「ならば、シェーコフ大将の為にその命を対価にしなさい。アナタの犠牲で、シェーコフ大将は英雄になれるわ。間違いなく、ね。何せ、これは皇帝陛下の命令なのだから」
「はっ。謹んでお受け致します」
これがチョスカーがリシュカと交わした会話である。
皮肉な事に名将と讃えられていたシェーコフですら追い詰められ、リシュカの予言通りとなってしまった。だから彼はこの時の会話を思い出していたのだが、内心こうも思っていた。
(リシュカ様は皇帝陛下の勅命だ、命令だと言うが本当なのだろうか……。どうにも最近の帝都はリシュカ様の意向が強く働いている気がするが……、まあいい。自分は自分の役目を果たすまでだ。シェーコフ大将閣下を生きて脱出させる為、命を賭けるということを)
チョスカーは内心を秘めることにし、思考回路を切り替える。
「シェーコフ大将閣下。これは勅命であります」
「勅命、か……」
「勅命で、ありますから。自分が時間を稼ぎます。早く、脱出を……」
「…………分かった」
シェーコフは様々な感情を心の内に渦巻かせながら、歯を食いしばりながらそれでもやっとの事で言葉を出す。
「ありがとう、ございます……」
「すまん……」
「いえ、いいんです。あと二十日と少しで、変わるのですから」
「あぁ……」
シェーコフは力なく頷くと、チョスカーはこの場で出来る限りの精一杯の笑みを見せて、
「シェーコフ大将閣下。もし私が生きて大将閣下にお会い出来たのならば秘蔵のボトルを、あの妖魔酒をください。」
「分かった。あのボトルなど、お前に比べればずっとずっと安いものだからな」
「約束ですよ。――シェーコフ大将閣下の脱出支援部隊を編成しろ。そうだな、二個小隊は最低限付けろ」
「はっ!」
チョスカーは手際良く脱出支援部隊の編成を行うと、シェーコフは姿勢を正して敬礼をした。
「チョスカー少将。貴官の健闘を祈る」
「はっ。拝命致しました」
最後に短くやり取りを終えると、シェーコフは司令部地下壕を護衛と共に出て行った。
この部屋に残っているのは通信要員やチョスカーの部下にあたる者達。
「…………残らせてしまった皆、すまんな」
「何を仰っているんですか。シェーコフ大将閣下の為ならば、何よりチョスカー少将閣下が残られるのなら我々も残ります」
「自分もです」
「時間稼ぎなら任せてください。通信要員の自分だって元は戦闘兵科出身です」
「私は生粋の非戦闘兵科ですが、訓練は受けてますから」
「感謝する。――では、まだ戦意喪失していない、統率可能な部隊だけでもいい。何としてでも諸国軍の奴等を食い止めろ。私も、俺も前に出る。司令部機能はギリギリまで維持。ただし、最後に帝都へ送る文面だけ用意しておけ。死地へ逝くぞ」
『はっ!!』
同日
午後0時25分
妖魔帝国軍総司令部地下壕
人類諸国統合軍の作戦は見事に成功し、アカツキ達の目論見通り妖魔帝国軍は大混乱に陥っていた。
総司令部地下壕では破壊工作によって各所で情報が錯綜しており、あちこちから悲鳴に近い報告が上がってきていた。
「ドエニプラ西部方面各師団崩壊寸前! 各地で包囲寸断されています!」
「魔法無線装置はどうなっている!」
「ダメです! 爆発音と同時にかなりがやられており、一部を除き通信途絶! 生き残っている通信からは悲痛なものばかりです!」
「北部方面攻勢強まり後退を強いられています! とても支えられません! 武器庫を爆破された影響もあり予備に死傷者多数!」
「南部方面も敵の攻勢を確認! このままでは敵南北軍に迂回され完全包囲されます!」
「何としてでも完全包囲を防ぐのだ! 包囲が完成されてしまったらもう持たん!」
「シェーコフ大将閣下……!」
「畜生が! まんまとやられた! まさか内部に潜り込まれていたなど!」
シェーコフは力の限り拳をテーブルに殴りつけた。悔しさと怒りでその身は震えており、表情はまるで鬼のようだった。
この段階において破壊工作を見抜けなかったのは大きな失点である。
だが、後の歴史家達は彼を責める者は少ない。いくら諸種族連合共和国軍による何らかの工作までは予想出来ても、半包囲によって中心市街地に大勢いる将兵の中から破壊工作部隊を見つけるなど至難の業である。ましてやそれが種族上同族であれば尚更である。
もしこの作戦がなければあと半月は、ドエニプラ市街戦は持ちこたえられたかもしれない。しかし現実はそうはならなかった。
ギリギリのところで踏ん張っていた帝国軍将兵は内部から崩壊しつつあったのである。各所から聞こえる悲鳴もさながら断末魔のようであった。
「チョスカー、今入っている情報からだけでもいい。何日持ちこたえられるとお前は考える……」
「これさえなければかなりは……。しかし、このタイミングで統合軍は総攻撃を仕掛けてきました……。既に我々は船で言えば竜骨をへし折られたも同然……。持って、二日かと……」
「二日……。たったの、二日か……」
「貴重な弾薬は爆破させられました。食料庫とて同じです。地下壕も連絡通路など一部破壊されておりますし、地上は最早手がつけられません。重火力もほとんど……」
「敵はどこまで迫っている……」
「北が推定四キルラ半。西に至っては敵の重火力総投入で四キルラを切りました……。南部も似たようなもので、この様子では明日には包囲されるかと……」
「最早これまで、か……」
シェーコフ大将は力無く椅子に座り、項垂れる。彼もここ数日マトモに睡眠を取っていない。疲労困憊で、いつ倒れてもおかしくなかった。
いくら名将シェーコフと言えども、手持ちのカードが無ければ戦えない。まさに万策尽きたといった様子であった。
彼の様子にチョスカー含めこの部屋にいる全員が悲痛な面持ちになっていた。
終わった。
負けた。
おしまいだ。
重苦しい空気が部屋を支配する。
シェーコフ大将も、軍帽を脱いでテーブルに置くと顔を伏せたままだ。心が折れてしまったのだろう。
「チョスカー……。今までご苦労だった……。もう、どうにもならん……」
「シェーコフ大将閣下……」
「我々は、よく戦ったろう……。あの手この手で統合軍を押し留めようとし、奴等に痛手を負わせたはずだ……。皇帝陛下の、あの特別相談役の、十二の月初日まで持たなかったが、十分だろう……」
「…………閣下」
「奴等を、奴を、アカツキの力量を見誤ったのだ……。奴に常識は通用せん……。人離れした卓越した戦術を前に、完敗だ……」
「そんな、そんなことは……」
チョスカーは泣きそうな顔で、目の前にいる上官を見つめる。
郊外での戦闘を含めれば二ヶ月。オディッサやムィトゥーラウに比べればずっと耐え抜いたと言っても過言ではない。指揮官がシェーコフでなければ先月の上旬にはドエニプラは占領されていただろう。
新兵器を除けば王道で、しかし時には変化球を織りまぜて統合軍の侵攻を遅らせた彼の采配は見事の一言に尽きる。
だが、運命は残酷だった。
「終わりにしよう。チョスカー。これ以上は、兵士達も無駄死にしかならん……」
「…………それはなりません、閣下」
「なんだ、と……」
しかし、唯一まだ諦めていない男がいた。
シェーコフから最も信頼の厚い、チョスカー。彼にはまだ瞳に闘志の炎が燃えていた。
「ドエニプラは陥落するでしょう。ええ、数日の内には確定事項です。ですが、まだ包囲は完成されておりません」
「だが、チョスカーよ……。軍は崩壊したも同然だ。これ以上どうするというのだ……?」
「シェーコフ大将閣下。貴方だけでも生き残ってください」
「馬鹿な……!! そのような……!!」
「包囲完成前に逃げてください、大将閣下。まだ機能している、プレジチェープリへ」
「だが、だが……!!」
チョスカーは決して曲げるつもりはないと意志をひしひしとシェーコフに伝えるようにこう言った。
理由はいくらでもある。
シェーコフが生き残っていれさえすれば、再起とまでいかずとも延長戦へ引きずり込ませられること。
プレジチェープリには負傷兵や充足率が著しく不足しているものの戦おうと思えば戦える師団があること。
プレジチェープリは後背に川という天然の要害がありこの街さえ失わなければ後々反攻作戦でやってくるであろう友軍の反撃の橋頭堡を確保しておけること。
そして、これらの理由全てを彼はリシュカに吹き込まれ今のような事態に陥った場合はシェーコフに提案するように命令を受けていること。
チョスカーはドエニプラに行く前、リシュカに呼ばれていたのである。
その時の会話がこうである。
「チョスカー少将。もしあのクソ英雄……、失礼。連合王国のアカツキがアナタ達の想定を上回る戦術を用いて予定より早くドエニプラを占領しようとした場合、シェーコフ大将をプレジチェープリへ後退させなさい。いいですか、これは皇帝陛下からの勅命でもあります」
「つまり、逃せということでありますか……」
「ええ。シェーコフ大将は。恐らくですが、手の打ちようがない程に追い詰められた時に降伏を選択する可能性があります。皇帝陛下が定められた期限は早くても十一の月末。統合軍を可能な限り長く、かつ多くを前線に張り付けさせる事がこの作戦の要になるの。だからこそ、シェーコフ大将には生きてもらわねばならない。それも、降伏していない軍の指揮官としてね」
「…………リシュカ様。であるのならば、私は何をすれば良いのですか」
「そうね……。アナタ、シェーコフ大将の為に命を賭ける覚悟はあって?」
「勿論でございます。シェーコフ大将に作戦で死んでくれと言われれば厭わず投げうちます」
「ならば、シェーコフ大将の為にその命を対価にしなさい。アナタの犠牲で、シェーコフ大将は英雄になれるわ。間違いなく、ね。何せ、これは皇帝陛下の命令なのだから」
「はっ。謹んでお受け致します」
これがチョスカーがリシュカと交わした会話である。
皮肉な事に名将と讃えられていたシェーコフですら追い詰められ、リシュカの予言通りとなってしまった。だから彼はこの時の会話を思い出していたのだが、内心こうも思っていた。
(リシュカ様は皇帝陛下の勅命だ、命令だと言うが本当なのだろうか……。どうにも最近の帝都はリシュカ様の意向が強く働いている気がするが……、まあいい。自分は自分の役目を果たすまでだ。シェーコフ大将閣下を生きて脱出させる為、命を賭けるということを)
チョスカーは内心を秘めることにし、思考回路を切り替える。
「シェーコフ大将閣下。これは勅命であります」
「勅命、か……」
「勅命で、ありますから。自分が時間を稼ぎます。早く、脱出を……」
「…………分かった」
シェーコフは様々な感情を心の内に渦巻かせながら、歯を食いしばりながらそれでもやっとの事で言葉を出す。
「ありがとう、ございます……」
「すまん……」
「いえ、いいんです。あと二十日と少しで、変わるのですから」
「あぁ……」
シェーコフは力なく頷くと、チョスカーはこの場で出来る限りの精一杯の笑みを見せて、
「シェーコフ大将閣下。もし私が生きて大将閣下にお会い出来たのならば秘蔵のボトルを、あの妖魔酒をください。」
「分かった。あのボトルなど、お前に比べればずっとずっと安いものだからな」
「約束ですよ。――シェーコフ大将閣下の脱出支援部隊を編成しろ。そうだな、二個小隊は最低限付けろ」
「はっ!」
チョスカーは手際良く脱出支援部隊の編成を行うと、シェーコフは姿勢を正して敬礼をした。
「チョスカー少将。貴官の健闘を祈る」
「はっ。拝命致しました」
最後に短くやり取りを終えると、シェーコフは司令部地下壕を護衛と共に出て行った。
この部屋に残っているのは通信要員やチョスカーの部下にあたる者達。
「…………残らせてしまった皆、すまんな」
「何を仰っているんですか。シェーコフ大将閣下の為ならば、何よりチョスカー少将閣下が残られるのなら我々も残ります」
「自分もです」
「時間稼ぎなら任せてください。通信要員の自分だって元は戦闘兵科出身です」
「私は生粋の非戦闘兵科ですが、訓練は受けてますから」
「感謝する。――では、まだ戦意喪失していない、統率可能な部隊だけでもいい。何としてでも諸国軍の奴等を食い止めろ。私も、俺も前に出る。司令部機能はギリギリまで維持。ただし、最後に帝都へ送る文面だけ用意しておけ。死地へ逝くぞ」
『はっ!!』
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