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第24章 オチャルフ要塞決戦編(後)
第5話 強襲上陸作戦を目の前に控えて
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・・5・・
4の月14の日
午前11時過ぎ
サンクティアペテルブルク沖・北北西約340キーラ
人類諸国統合軍連合艦隊旗艦・戦艦『ブレーメル』
四の月も中旬となりついに人類諸国の命運を決める一翼の作戦、『サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦』前日となった。
人類諸国統合軍はこの日の為に連合王国海軍を中心とし、連邦や共和国の艦艇や輸送艦を用意してサンクティアペテルブルクまで約三四〇キーラまで迫っていた。
彼等の戦力は帝国海軍と海戦をしたとしても帝国を大幅に上回る空母一隻、戦艦三隻、巡洋艦八隻、駆逐艦十四隻――艦隊提督はライネス連合王国海軍中将――を伴っており、万が一は護衛戦力を残して輸送艦隊と接触しないように状況を整えていた。
陸軍についても最新鋭の装備である連合王国陸軍三五〇〇〇と海兵隊一〇〇〇〇、連邦陸軍二〇〇〇〇、共和国軍一五〇〇〇の計八〇〇〇〇が輸送艦隊に乗せられ決戦を待っていた。
これら陸軍の兵器類と食糧も満載しており、さらには連邦東部の軍港ムルマルスカから随時補給物資が届けられる手筈になっていた。
翌日に決戦を控えている『サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦』総指揮官、アカツキの叔父であるアルヴィン・ノースロード大将は旗艦ブレーメルの甲板にいた。
「いよいよか。こんだけの戦力を見るとやっぱ壮観だよなあ」
「ええ、我が海軍自慢の艦隊に連邦も共和国も新造艦艇を用意してくれました。ボルティック艦隊ならともかく、弱小の極北艦隊程度なら慢心しなければ余裕です」
アルヴィンが感心した様子で言うと、海軍提督のライネスは自慢気に語る。ただし慢心をしていない点は流石オランドの一番弟子と言えるだろう。
「空母については明朝離陸、後に各艦艇がサンクティアペテルブルクを艦砲射撃が出来るようになっています。アルヴィン大将閣下指揮の陸軍との連携も、事前の演習でも問題ありませんでした。魔法音声無線装置様々ですね。中継艦を置くことで本国との連絡も淀みなく行われています」
「今回の作戦はここにいる陸海軍に海兵隊だけじゃなく、アカツキ達のいる本土遠征軍との連絡も必須だからな。頼んだぜ」
「はっ。――ん、どうした?」
二人が話しているところに、海軍の士官がやってきた。どうやら話をしていた無線から定期連絡があったようだ。
「本国からの定期連絡です。オチャルフ方面と北部方面の戦況が届きました」
「おっ、状況はどうなんだ?」
「北部方面は帝国の有能将官シェーコフの北部方面軍集団に対してよく抵抗しているようです。事前の計画より四〇キーラほど余裕を残しているみたいでして、諸種族連合共和国軍がかなり善戦しているとか」
「あいつらは自分の国の命運がかかっているからな。必死なんだろうさ。これだけやってくれてんなら、恩には報いなきゃいけねえさ」
「ええ。いくら緩衝国家となるであろう国でも、彼等が自分で掴んだ独立です。この戦いに勝てば我々は支援をすべきでしょうね」
「おうともさ。そんでだ、オチャルフ方面はどうなんだ?」
やはりというべきか、アルヴィンは親戚のいるオチャルフ方面を気にかけていた。リシュカという最も警戒すべき人物がいるのもあるだろうが、アカツキの事が心配なんだろう。ライネス中将もそれを察していた。
「かなり良く戦っているようです。第二から第三防衛線の中洲は約二五パルセントを残しておりますし、兵力火力共に相応に損耗はしておりますが、想定の約九〇パルセントの損失に抑えられていますね。アカツキ中将閣下も五体無事ですよ。基本的に総本部にいるようですが、しばしば前線視察をし、二度三度実戦指揮もなさったようで」
「ははっ、アカツキも大変だなあ。だが、流石あいつだぜ。参謀本部もその頭脳をフル回転させてここまで戦えてるんだから、俺らも負けちゃいられねえってもんだ」
アルヴィンの言葉にライネス中将は頷く。
定期報告にあるように、帝国本土で継戦中の遠征軍は将から兵に至るまで勝利を疑わず勇猛果敢に戦い続けていた。北部方面は余力を残している上で当初想定より西に後退しておらず、オチャルフ方面も反攻作戦に必要な兵力火力を残しつつ渡河の手間が増えないよう第二から第三防衛線を守りきっているのだ。アルヴィンやライネスも彼等の努力に報いたい気持ちで溢れていた。
そのアルヴィンだが気になる点があるようだった。
「しっかし、この様子だと帝国軍の疲弊は思ったより早いみてえだな。やっぱアカツキの奴が言っていた、兵士の練度の問題か? 高等学校に行っているようなのまで引っ張ってきているってのは本当なんだろうな」
「間違いないでしょう。サンクティアペテルブルクからの連絡員からも、兵力の減少だけでなく若年化は起きているとありました。前線の方は必死ですから士気と統率は保たれているでしょうが、後方はどうやら士気も鈍いらしく」
「つーことは、こっちの兵力もサンクティアペテルブルクでの損耗は少し抑えられるかもしれねえな。その先もあるんだから助かるけどよ」
「我々が強襲上陸すると同時に、市内での反乱扇動も思いの外順調みたいでして。諸種族連合共和国の潜入者によると諸種族連合共和国の思想に同調する者も多く、中には軍人すら混ざっているとのことで」
「その報告を聞いた時には本当かよ、と疑ったが本当なんだから驚きだよな。つーことは、サンクティアペテルブルクの治安機構もガタが来てるってことか」
「忠誠心の高い憲兵だけはどうにもならないようですが、数は多くないですからやりようは幾らでもあるそうです。報告によると、市民と軍人の一部の間では憲兵に対する鬱憤が溜まっていると」
「なんつーか、戦う前から随分楽出来そうだな……。むしろサンクティアペテルブルクの後の方が本番か?」
「かもしれません。いずれにせよ帝国が総力戦に対して息切れをしているのは間違いなく、これは我々連合王国と帝国が改革に踏み切った時期の差と、元々の余力が大きいのでしょうね。自分は軍人ですから、政治と経済はからっきしですが」
「アカツキのやった事は正解だったんだな。んで、我らが軍と参謀本部の弛まねえ進化も間違いなかったってこった。なら、やるこたぁいつも通りだ。戦勝の為、全力を尽くすまでだ」
「ええ」
四の月になっても未だ寒い極北海の洋上で、二人もまたアカツキ達と同じように戦勝を誓う。
最後に、彼等が携わる『サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦』の概要を記そう。
【サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦概要】
1,一五の日、〇七〇〇にサンクティアペテルブルク郊外三ヶ所に海兵隊及び陸軍が上陸。なお事前段階として空母艦載機部隊がサンクティアペテルブルク方面駐屯の帝国軍基地へ空襲。軍施設及び通信施設を破壊。
2,1について、上陸場所はサンクティアペテルブルク北西部プチョフ地区に連合王国海兵隊一個師団。北東部ラドーラ地区及びロドーガ地区の二カ所に三カ国陸軍が上陸する。まず各地区には一個師団ずつ上陸し、橋頭堡を構築する。後、順次各戦力が上陸。
3,各地区へ速やかに上陸した後、サンクティアペテルブルク市街を包囲するように展開。サンクティアペテルブルク郊外に展開している帝国軍を攻撃し、これを撃滅する。
4,3の時点でサンクティアペテルブルク内部工作員が反乱扇動。既に食糧を求めるデモが発生寸前の為これを利用する。またこの時点で召喚士攻撃飛行隊を用いてサンクティアペテルブルク市街にある憲兵隊施設へ空爆。
5,反乱が発生した時点でサンクティアペテルブルク市に対して無血開城。降伏を通告する。降伏が受け入れられれば治安維持を目的として市内へ進軍。万が一降伏が受け入れられない場合は市民への避難勧告をした上でやむ無く攻撃を開始する。
6,サンクティアペテルブルク市内に帝国軍兵力は大して存在はしないため、主たる攻撃目標は郊外数箇所に展開する帝国軍約三五〇〇〇。これらに対しては上陸戦力が整った時点で本格的に攻勢を開始する。北西部及び北東部の二方面から進軍し包囲環構築が理想だが、戦況変化は起こりうる可能性がある為、作戦の大筋以外の細かい部分については各指揮官の柔軟な判断に任せる。
7,サンクティアペテルブルクが降伏後は治安維持兵力を置きつつ、サンクティアペテルブルク郊外に至るまでを完全に勢力下とする。
8,7の完了後サンクティアペテルブルク周辺半径約一五〇キーラを確保。二〇の日に到着する増援二個師団(連邦が自前で派遣決定した戦力。内五〇〇〇は連合王国陸軍の追加派遣旅団。)を追加した時点で『サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦』は完了とする。
9、なお本作戦が成功に近くなった時点で人類諸国遠征軍全軍は反攻作戦を開始。北部方面軍は東部だけでなく北部にも進軍を開始し、後、サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦軍と合流。サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦軍も南進をする。オチャルフ方面も反攻作戦を開始する。
4の月14の日
午前11時過ぎ
サンクティアペテルブルク沖・北北西約340キーラ
人類諸国統合軍連合艦隊旗艦・戦艦『ブレーメル』
四の月も中旬となりついに人類諸国の命運を決める一翼の作戦、『サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦』前日となった。
人類諸国統合軍はこの日の為に連合王国海軍を中心とし、連邦や共和国の艦艇や輸送艦を用意してサンクティアペテルブルクまで約三四〇キーラまで迫っていた。
彼等の戦力は帝国海軍と海戦をしたとしても帝国を大幅に上回る空母一隻、戦艦三隻、巡洋艦八隻、駆逐艦十四隻――艦隊提督はライネス連合王国海軍中将――を伴っており、万が一は護衛戦力を残して輸送艦隊と接触しないように状況を整えていた。
陸軍についても最新鋭の装備である連合王国陸軍三五〇〇〇と海兵隊一〇〇〇〇、連邦陸軍二〇〇〇〇、共和国軍一五〇〇〇の計八〇〇〇〇が輸送艦隊に乗せられ決戦を待っていた。
これら陸軍の兵器類と食糧も満載しており、さらには連邦東部の軍港ムルマルスカから随時補給物資が届けられる手筈になっていた。
翌日に決戦を控えている『サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦』総指揮官、アカツキの叔父であるアルヴィン・ノースロード大将は旗艦ブレーメルの甲板にいた。
「いよいよか。こんだけの戦力を見るとやっぱ壮観だよなあ」
「ええ、我が海軍自慢の艦隊に連邦も共和国も新造艦艇を用意してくれました。ボルティック艦隊ならともかく、弱小の極北艦隊程度なら慢心しなければ余裕です」
アルヴィンが感心した様子で言うと、海軍提督のライネスは自慢気に語る。ただし慢心をしていない点は流石オランドの一番弟子と言えるだろう。
「空母については明朝離陸、後に各艦艇がサンクティアペテルブルクを艦砲射撃が出来るようになっています。アルヴィン大将閣下指揮の陸軍との連携も、事前の演習でも問題ありませんでした。魔法音声無線装置様々ですね。中継艦を置くことで本国との連絡も淀みなく行われています」
「今回の作戦はここにいる陸海軍に海兵隊だけじゃなく、アカツキ達のいる本土遠征軍との連絡も必須だからな。頼んだぜ」
「はっ。――ん、どうした?」
二人が話しているところに、海軍の士官がやってきた。どうやら話をしていた無線から定期連絡があったようだ。
「本国からの定期連絡です。オチャルフ方面と北部方面の戦況が届きました」
「おっ、状況はどうなんだ?」
「北部方面は帝国の有能将官シェーコフの北部方面軍集団に対してよく抵抗しているようです。事前の計画より四〇キーラほど余裕を残しているみたいでして、諸種族連合共和国軍がかなり善戦しているとか」
「あいつらは自分の国の命運がかかっているからな。必死なんだろうさ。これだけやってくれてんなら、恩には報いなきゃいけねえさ」
「ええ。いくら緩衝国家となるであろう国でも、彼等が自分で掴んだ独立です。この戦いに勝てば我々は支援をすべきでしょうね」
「おうともさ。そんでだ、オチャルフ方面はどうなんだ?」
やはりというべきか、アルヴィンは親戚のいるオチャルフ方面を気にかけていた。リシュカという最も警戒すべき人物がいるのもあるだろうが、アカツキの事が心配なんだろう。ライネス中将もそれを察していた。
「かなり良く戦っているようです。第二から第三防衛線の中洲は約二五パルセントを残しておりますし、兵力火力共に相応に損耗はしておりますが、想定の約九〇パルセントの損失に抑えられていますね。アカツキ中将閣下も五体無事ですよ。基本的に総本部にいるようですが、しばしば前線視察をし、二度三度実戦指揮もなさったようで」
「ははっ、アカツキも大変だなあ。だが、流石あいつだぜ。参謀本部もその頭脳をフル回転させてここまで戦えてるんだから、俺らも負けちゃいられねえってもんだ」
アルヴィンの言葉にライネス中将は頷く。
定期報告にあるように、帝国本土で継戦中の遠征軍は将から兵に至るまで勝利を疑わず勇猛果敢に戦い続けていた。北部方面は余力を残している上で当初想定より西に後退しておらず、オチャルフ方面も反攻作戦に必要な兵力火力を残しつつ渡河の手間が増えないよう第二から第三防衛線を守りきっているのだ。アルヴィンやライネスも彼等の努力に報いたい気持ちで溢れていた。
そのアルヴィンだが気になる点があるようだった。
「しっかし、この様子だと帝国軍の疲弊は思ったより早いみてえだな。やっぱアカツキの奴が言っていた、兵士の練度の問題か? 高等学校に行っているようなのまで引っ張ってきているってのは本当なんだろうな」
「間違いないでしょう。サンクティアペテルブルクからの連絡員からも、兵力の減少だけでなく若年化は起きているとありました。前線の方は必死ですから士気と統率は保たれているでしょうが、後方はどうやら士気も鈍いらしく」
「つーことは、こっちの兵力もサンクティアペテルブルクでの損耗は少し抑えられるかもしれねえな。その先もあるんだから助かるけどよ」
「我々が強襲上陸すると同時に、市内での反乱扇動も思いの外順調みたいでして。諸種族連合共和国の潜入者によると諸種族連合共和国の思想に同調する者も多く、中には軍人すら混ざっているとのことで」
「その報告を聞いた時には本当かよ、と疑ったが本当なんだから驚きだよな。つーことは、サンクティアペテルブルクの治安機構もガタが来てるってことか」
「忠誠心の高い憲兵だけはどうにもならないようですが、数は多くないですからやりようは幾らでもあるそうです。報告によると、市民と軍人の一部の間では憲兵に対する鬱憤が溜まっていると」
「なんつーか、戦う前から随分楽出来そうだな……。むしろサンクティアペテルブルクの後の方が本番か?」
「かもしれません。いずれにせよ帝国が総力戦に対して息切れをしているのは間違いなく、これは我々連合王国と帝国が改革に踏み切った時期の差と、元々の余力が大きいのでしょうね。自分は軍人ですから、政治と経済はからっきしですが」
「アカツキのやった事は正解だったんだな。んで、我らが軍と参謀本部の弛まねえ進化も間違いなかったってこった。なら、やるこたぁいつも通りだ。戦勝の為、全力を尽くすまでだ」
「ええ」
四の月になっても未だ寒い極北海の洋上で、二人もまたアカツキ達と同じように戦勝を誓う。
最後に、彼等が携わる『サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦』の概要を記そう。
【サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦概要】
1,一五の日、〇七〇〇にサンクティアペテルブルク郊外三ヶ所に海兵隊及び陸軍が上陸。なお事前段階として空母艦載機部隊がサンクティアペテルブルク方面駐屯の帝国軍基地へ空襲。軍施設及び通信施設を破壊。
2,1について、上陸場所はサンクティアペテルブルク北西部プチョフ地区に連合王国海兵隊一個師団。北東部ラドーラ地区及びロドーガ地区の二カ所に三カ国陸軍が上陸する。まず各地区には一個師団ずつ上陸し、橋頭堡を構築する。後、順次各戦力が上陸。
3,各地区へ速やかに上陸した後、サンクティアペテルブルク市街を包囲するように展開。サンクティアペテルブルク郊外に展開している帝国軍を攻撃し、これを撃滅する。
4,3の時点でサンクティアペテルブルク内部工作員が反乱扇動。既に食糧を求めるデモが発生寸前の為これを利用する。またこの時点で召喚士攻撃飛行隊を用いてサンクティアペテルブルク市街にある憲兵隊施設へ空爆。
5,反乱が発生した時点でサンクティアペテルブルク市に対して無血開城。降伏を通告する。降伏が受け入れられれば治安維持を目的として市内へ進軍。万が一降伏が受け入れられない場合は市民への避難勧告をした上でやむ無く攻撃を開始する。
6,サンクティアペテルブルク市内に帝国軍兵力は大して存在はしないため、主たる攻撃目標は郊外数箇所に展開する帝国軍約三五〇〇〇。これらに対しては上陸戦力が整った時点で本格的に攻勢を開始する。北西部及び北東部の二方面から進軍し包囲環構築が理想だが、戦況変化は起こりうる可能性がある為、作戦の大筋以外の細かい部分については各指揮官の柔軟な判断に任せる。
7,サンクティアペテルブルクが降伏後は治安維持兵力を置きつつ、サンクティアペテルブルク郊外に至るまでを完全に勢力下とする。
8,7の完了後サンクティアペテルブルク周辺半径約一五〇キーラを確保。二〇の日に到着する増援二個師団(連邦が自前で派遣決定した戦力。内五〇〇〇は連合王国陸軍の追加派遣旅団。)を追加した時点で『サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦』は完了とする。
9、なお本作戦が成功に近くなった時点で人類諸国遠征軍全軍は反攻作戦を開始。北部方面軍は東部だけでなく北部にも進軍を開始し、後、サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦軍と合流。サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦軍も南進をする。オチャルフ方面も反攻作戦を開始する。
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