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第五十五話 ギルドデビュー
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メイはゴウの着ている服を真似して、色だけ、どす黒いアカの服を出した。
服の色は、メイの部屋の壁にかかっている服の色と同じにした。
そしてチョコチョコ檻の端に行くと赤い服に着替え姿を消した。
「デラさん、移動します」
「我あるじ、デラとお呼び下さい」
二人は檻の外に出た。
ヒノとゴウの顔には緊張が走った。
「ふふふ、ご安心下さい。俺はメイ様のしもべです。あるじに迷惑を掛ける行動はしない」
「ひ、人は殺さないのですか」
ヒノが恐る恐る尋ねた。
「はい」
デラが笑顔になった。
ただそれだけのことだが、ヒノの顔は真っ赤になっていた。
「どうであろう二人とも、ギルドにいる者に紹介したいのだが」
「必要ありません」
メイは揺らぎ無くきっぱりと断った。
ギルド長ゴウのグウのねも出ないほどに。
「メイちゃん、私も、ゴウと同じで来て欲しいのですけど」
「……」
メイは、またすごく嫌な顔はしていたが、今度は断らなかった。
ヒノはちゃっかりメイとデラの間に入り手をつないで、二人を引っ張った。
ギルドの受付は広く、格納スペースとは違い、外の光が入り眩しいほど明るかった。
そして窓際には食事スペースもあり、多くの登録者が食事をしている。
ヒノが二人を引っ張り、その後ろにゴウが付いてくる形で、ギルドの人々の前に現れた。
その四人が、現れるとギルドの中がザワついた。
「あれはガド様じゃねえのか」
一際目を引いたのは、透明の英雄だった。
赤い服を着た透明の少女である。
普段は困っている人を助け、直ぐにいなくなる謎の存在。
そして遅れて女性の関心をデラが奪った。
「あの大きな人素敵」
「ほんとうだ、めちゃめちゃかっこいい」
何故か二人の手を引くヒノが上機嫌になった。
「ギルド長、ガド様はわかりますが、そちらの殿方は誰ですか」
受付嬢が、ゴウに尋ねた。
「ガド様の眷属じゃ」
ゴウが答えても、受付嬢はデラに見とれて返事を忘れてしまっていた。
「我あるじ、あるじはガド様と呼ばれているのか」
「恐れ多いことですが、そう呼ばれてしまっています。わたしはガド様の足下にも及ばない存在だというのに」
メイは透明なのだが、ヒノはメイがどんな表情をしているのか察しがついていた。
「ゴウさん、ガド様はいいとして、そっちの兄さんが登録するなら試験はするんだろうなー」
後ろから、ボロボロの服を着た無精髭の大男が声を掛けてきた。
嫌な笑みを浮かべ、デラの直ぐ後ろで腕を組み立っている。
女性の人気を集めたデラが気に入らなかったのだ。
「ふふふ、これよりデラ殿の試験を行う。試験を手伝ってくれる者はいるかね」
ギルド長のゴウが声を掛けた。
受付の前には髭の男の他に、二人やって来た。
このギルドのナンバー1からナンバー3の男達だった。
「いつもなら面倒くさがって、見向きもせんのに、デラ殿は嫌われたものじゃのう」
ゴウが上機嫌でつぶやく後ろで、メイが小声でヒノに話しかけている。
「あのー先生、わたし達は登録なんかする気ありませんよ」
「ガド様、こうなってはやるしかありませんよ」
「あのー、ガド様は止めて下さい」
「じゃあ、メイちゃんと呼んでもいいのかしら」
「……」
それも困るなーと、悩むメイだった。
服の色は、メイの部屋の壁にかかっている服の色と同じにした。
そしてチョコチョコ檻の端に行くと赤い服に着替え姿を消した。
「デラさん、移動します」
「我あるじ、デラとお呼び下さい」
二人は檻の外に出た。
ヒノとゴウの顔には緊張が走った。
「ふふふ、ご安心下さい。俺はメイ様のしもべです。あるじに迷惑を掛ける行動はしない」
「ひ、人は殺さないのですか」
ヒノが恐る恐る尋ねた。
「はい」
デラが笑顔になった。
ただそれだけのことだが、ヒノの顔は真っ赤になっていた。
「どうであろう二人とも、ギルドにいる者に紹介したいのだが」
「必要ありません」
メイは揺らぎ無くきっぱりと断った。
ギルド長ゴウのグウのねも出ないほどに。
「メイちゃん、私も、ゴウと同じで来て欲しいのですけど」
「……」
メイは、またすごく嫌な顔はしていたが、今度は断らなかった。
ヒノはちゃっかりメイとデラの間に入り手をつないで、二人を引っ張った。
ギルドの受付は広く、格納スペースとは違い、外の光が入り眩しいほど明るかった。
そして窓際には食事スペースもあり、多くの登録者が食事をしている。
ヒノが二人を引っ張り、その後ろにゴウが付いてくる形で、ギルドの人々の前に現れた。
その四人が、現れるとギルドの中がザワついた。
「あれはガド様じゃねえのか」
一際目を引いたのは、透明の英雄だった。
赤い服を着た透明の少女である。
普段は困っている人を助け、直ぐにいなくなる謎の存在。
そして遅れて女性の関心をデラが奪った。
「あの大きな人素敵」
「ほんとうだ、めちゃめちゃかっこいい」
何故か二人の手を引くヒノが上機嫌になった。
「ギルド長、ガド様はわかりますが、そちらの殿方は誰ですか」
受付嬢が、ゴウに尋ねた。
「ガド様の眷属じゃ」
ゴウが答えても、受付嬢はデラに見とれて返事を忘れてしまっていた。
「我あるじ、あるじはガド様と呼ばれているのか」
「恐れ多いことですが、そう呼ばれてしまっています。わたしはガド様の足下にも及ばない存在だというのに」
メイは透明なのだが、ヒノはメイがどんな表情をしているのか察しがついていた。
「ゴウさん、ガド様はいいとして、そっちの兄さんが登録するなら試験はするんだろうなー」
後ろから、ボロボロの服を着た無精髭の大男が声を掛けてきた。
嫌な笑みを浮かべ、デラの直ぐ後ろで腕を組み立っている。
女性の人気を集めたデラが気に入らなかったのだ。
「ふふふ、これよりデラ殿の試験を行う。試験を手伝ってくれる者はいるかね」
ギルド長のゴウが声を掛けた。
受付の前には髭の男の他に、二人やって来た。
このギルドのナンバー1からナンバー3の男達だった。
「いつもなら面倒くさがって、見向きもせんのに、デラ殿は嫌われたものじゃのう」
ゴウが上機嫌でつぶやく後ろで、メイが小声でヒノに話しかけている。
「あのー先生、わたし達は登録なんかする気ありませんよ」
「ガド様、こうなってはやるしかありませんよ」
「あのー、ガド様は止めて下さい」
「じゃあ、メイちゃんと呼んでもいいのかしら」
「……」
それも困るなーと、悩むメイだった。
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