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第二十五話 ストレス解消
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「エクレール、ダンシング!!」
フォリスさんが両手を挙げると、巨大な金色の魔法陣が現れた。
千を超える金色の稲妻が消えること無く、まるで舞踏会の様に踊っている。
フォリスさんに襲いかかろうとした、モンスターが次々魔石に変わる。
「すげーー魔法だなー―」
つい口から出てしまった。
フォリスさんが真っ赤な顔をして照れている。
難攻不落のダンジョン最下層、ボス部屋の雑魚モンスターが一瞬で消滅した。
「あら、レベルが上がりました。でも数値は999のままです」
「そうですね。鑑定では三桁しか見ることが出来ません。ただレベルは確実に上がっていますので大丈夫です」
「そうですか」
「一応目標は達成しました、ボスは放置して、レベル上げは終りましょうか」
フォリスさんがうなずくのを見て、俺達は帰ろうとした。
「ま、待って欲しい」
「お、お前、話せるのか?」
不意に話しかけられて、少し驚いた
ダンジョンの床から頭だけ出て来た、ボスモンスターが話しかけてきたのだ。
「われの名はクザン、このダンジョンのダンジョンマスターである」
「そのダンジョンマスター様が何の用だ」
「……」
「あのー、アスラ様、このモンスター仲間になりたそうにしています」
フォリスさんが可笑しそうにニコニコしながら言った。
「はあーっ」
良く見ると、このダンジョンマスターの表情が恥ずかしそうに見える。
「フォリスさんどうしますか」
「体が大きすぎるから無理です」
「な、なんの、われは、体の大きさは自由に変えられる」
「それなら、よいのでは無いでしょうか」
「どうすれば良いんだ」
「ありがとうございます。われの魔石を千個持っていただければ、その方にお仕えすることが出来ます」
この階層には、でかいボスの魔石が千個以上転がっている。
雑魚の魔石は、万を超えているだろう。
俺とフォリスさんはすでに一年以上このダンジョンに引きこもっていたのだ。
眠くなれば、治癒魔法で眠いという状態異常を癒し、腹が空いたら回復魔法で、収めてしまう。
つまり二十四時間、三百六十五日以上ダンジョンでレベル上げしていたのだ。
周回数は軽く千を超えている。
この、階の床には邪魔くさいほど魔石が転がっている。
「じゃあ、フォリスさんが倒したのですから、床の魔石を収納して下さい」
「えーーーっ」
フォリスさんがすごく嫌そうな顔をしたので、仕方が無いので俺が収納することにした。
大きいのだけ収納するのは面倒なので、ここに転がる魔石を全部収納した。
「わがあるじ、今日よりよろしくお願いいたします」
この階層のボス、クザンと配下の雑魚モンスター数千が俺の前にひざまずいた。
「えーーーっ」
今度は俺が驚いた。
か、勝手に雑魚まで配下になってしまった。
「あのー、アスラ様、お願いがあります」
フォリスさんが、恥ずかしそうに俺を見てきた。
何だろう?
「はい?」
「手合わせをお願いできませんか」
あーそういうことかー。
フォリスさんこう見えて、元武闘家でした。
でもフォリスさんの強さを確認出来るし、丁度良さそうだ。
「お前達少し邪魔だ!」
クザンと雑魚モンスターを下がらせて、丸く場所を空けさせた。
その中央に、フォリスさんが進み出て、俺も中央に立った。
フォリスさんの眉が吊り上がり、真剣さが伝わってくる。
「行きます」
フォリスさんの鋭い一撃だ。
パーーーーーーン
それを手のひらで受ける。
衝撃波がダンジョンの壁を少し崩した。
クザンと配下のモンスターが、風圧に必死で耐えている。
「凄い突きです。でも本気じゃ無いですね」
「うふふ、半分位です。本気を出したら、壁が崩れていたかもしれません」
フォリスさんは嬉しそうに笑い。後ろにポーーンと、ジャンプした。
そして、飛んでいる最中に両手を挙げると、
「グランドエクレール」
その途端、俺の頭の上に巨大な魔法陣が現れ、超太い稲妻が落ちてきた。
ダンジョン内に轟音が響き地震のように揺れている
だが、その稲妻は俺を焼ききるほどの威力は無かった。
「うふふ、それでレベル1は規格外ですね」
「もう満足されましたか」
「はい、とてもすっきりしました」
フォリスさんが、とてもすっきりした笑顔になっている。
このダンジョンのモンスターが弱すぎて、ストレスだったのかもしれない。
フォリスさんが両手を挙げると、巨大な金色の魔法陣が現れた。
千を超える金色の稲妻が消えること無く、まるで舞踏会の様に踊っている。
フォリスさんに襲いかかろうとした、モンスターが次々魔石に変わる。
「すげーー魔法だなー―」
つい口から出てしまった。
フォリスさんが真っ赤な顔をして照れている。
難攻不落のダンジョン最下層、ボス部屋の雑魚モンスターが一瞬で消滅した。
「あら、レベルが上がりました。でも数値は999のままです」
「そうですね。鑑定では三桁しか見ることが出来ません。ただレベルは確実に上がっていますので大丈夫です」
「そうですか」
「一応目標は達成しました、ボスは放置して、レベル上げは終りましょうか」
フォリスさんがうなずくのを見て、俺達は帰ろうとした。
「ま、待って欲しい」
「お、お前、話せるのか?」
不意に話しかけられて、少し驚いた
ダンジョンの床から頭だけ出て来た、ボスモンスターが話しかけてきたのだ。
「われの名はクザン、このダンジョンのダンジョンマスターである」
「そのダンジョンマスター様が何の用だ」
「……」
「あのー、アスラ様、このモンスター仲間になりたそうにしています」
フォリスさんが可笑しそうにニコニコしながら言った。
「はあーっ」
良く見ると、このダンジョンマスターの表情が恥ずかしそうに見える。
「フォリスさんどうしますか」
「体が大きすぎるから無理です」
「な、なんの、われは、体の大きさは自由に変えられる」
「それなら、よいのでは無いでしょうか」
「どうすれば良いんだ」
「ありがとうございます。われの魔石を千個持っていただければ、その方にお仕えすることが出来ます」
この階層には、でかいボスの魔石が千個以上転がっている。
雑魚の魔石は、万を超えているだろう。
俺とフォリスさんはすでに一年以上このダンジョンに引きこもっていたのだ。
眠くなれば、治癒魔法で眠いという状態異常を癒し、腹が空いたら回復魔法で、収めてしまう。
つまり二十四時間、三百六十五日以上ダンジョンでレベル上げしていたのだ。
周回数は軽く千を超えている。
この、階の床には邪魔くさいほど魔石が転がっている。
「じゃあ、フォリスさんが倒したのですから、床の魔石を収納して下さい」
「えーーーっ」
フォリスさんがすごく嫌そうな顔をしたので、仕方が無いので俺が収納することにした。
大きいのだけ収納するのは面倒なので、ここに転がる魔石を全部収納した。
「わがあるじ、今日よりよろしくお願いいたします」
この階層のボス、クザンと配下の雑魚モンスター数千が俺の前にひざまずいた。
「えーーーっ」
今度は俺が驚いた。
か、勝手に雑魚まで配下になってしまった。
「あのー、アスラ様、お願いがあります」
フォリスさんが、恥ずかしそうに俺を見てきた。
何だろう?
「はい?」
「手合わせをお願いできませんか」
あーそういうことかー。
フォリスさんこう見えて、元武闘家でした。
でもフォリスさんの強さを確認出来るし、丁度良さそうだ。
「お前達少し邪魔だ!」
クザンと雑魚モンスターを下がらせて、丸く場所を空けさせた。
その中央に、フォリスさんが進み出て、俺も中央に立った。
フォリスさんの眉が吊り上がり、真剣さが伝わってくる。
「行きます」
フォリスさんの鋭い一撃だ。
パーーーーーーン
それを手のひらで受ける。
衝撃波がダンジョンの壁を少し崩した。
クザンと配下のモンスターが、風圧に必死で耐えている。
「凄い突きです。でも本気じゃ無いですね」
「うふふ、半分位です。本気を出したら、壁が崩れていたかもしれません」
フォリスさんは嬉しそうに笑い。後ろにポーーンと、ジャンプした。
そして、飛んでいる最中に両手を挙げると、
「グランドエクレール」
その途端、俺の頭の上に巨大な魔法陣が現れ、超太い稲妻が落ちてきた。
ダンジョン内に轟音が響き地震のように揺れている
だが、その稲妻は俺を焼ききるほどの威力は無かった。
「うふふ、それでレベル1は規格外ですね」
「もう満足されましたか」
「はい、とてもすっきりしました」
フォリスさんが、とてもすっきりした笑顔になっている。
このダンジョンのモンスターが弱すぎて、ストレスだったのかもしれない。
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