271 / 428
激闘編
第二百七十一話 過酷な罰
しおりを挟む
「野郎共ー! 息を合わせろー!! 一気に落とすんだーー!」
ゾンビが伝染しないこと、海に落とせば良いことを知った柴田隊は、力を合わせて次々にゾンビを海へ落としていきます。
ゾンビ達は、生きている人をかなり先からでも認識するようですが、それでも限界はあるようです。
そろそろ島の中のゾンビはいなくなりそうです。
大陸とは橋一本でつながっているだけです。
ここさえ押さえておけば、大陸からのゾンビは島に入ることが出来ません。
大殿は、ここまで考えてこの場所にしたようですね。
すべて手のひらの上という事でしょうか。
きっと、柴田様と前田様ならやり遂げると信じていたのでしょう。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!」
「やったあああぁぁぁーーーーーーー!!!!」
とうとう島の中のゾンビを海に落とし終ったようです。
「やった!」
前田様も安堵の声を上げました。
「むふーーっ!!」
柴田様はもう声も出せないようです。
大活躍でしたからね。
良く見ると全身傷だらけです。
「交替で橋を見守れ、ゾンビを島にいれるなーー!!」
前田様が命じました。
「どうぞ!」
私が治癒の薬を出すと、柴田様が首を振りました。
「こんなかすり傷で、そんな貴重な薬は使えない。もっと命に関わる様な大ケガの時に使いたい。それをもらっても良いだろうか」
柴田様は手を出しました。
良く見ると柴田様のケガの中には、血がビュウビュウ吹き出しているような物があります。
ゾンビに力一杯かまれ、かみちぎられた傷です。
きっと、痛みは感じているはずです。
「どうぞ」
私は使いさしと、新品を二本渡しました。
「こ、これは!! すまない、ありがたくいただく」
柴田様は深く頭を下げてくださいました。
でもやはり、自分では使いません。
かっこ良いですね。
「だれかー、重傷者はいないかーー!! 薬をやるぞー!!」
そして、配下には分け与えるようです。
前田様は、一滴口に入れました。
「柴田様も!」
「いや、俺はいい。貴重な薬だ。皆で使ってくれ」
私の渡した全部を前田様に渡しました。
ふふ、大殿の次にほれてしまいそうです。
でも、その薬は木田家ではそこまで貴重では無いのですけどね。それは黙っておきましょうか。
「皆さん、おなかが空いたでしょう。大殿から食事の差し入れがあります」
船から、部下がミスリルの大きな箱を降ろしてくれました。
「なにーー!! アンナメーダーマンからだと、俺はいらん。あんな奴からの物は食わんからな!!」
「はいはい、わかりました。では、前田様どうぞ」
私は、ミスリルの箱に手を入れて、サーロインステーキを出しました。
当然、鉄板が熱々のジュウジュウいっている焼きたてのお肉です。
前田様のおなかが大きな音で鳴りました。
まわりの兵士のおなかも次々鳴ります。
そして、柴田様のおなかが誰よりも大きな音で鳴り、すごい形相でお肉を見ています。
「すげーー! すごいぞ!!」
「はい、こちらはご飯です」
真っ白なご飯のお茶碗を渡しました。
当然真っ白な湯気が立っている炊きたてのご飯です。
「うおおおーー、つやつやだ。米が立っているーー!!」
手を叩いて喜んでいます。
まるでお子様です。
かわいいじゃないですか。
「よかったですね。人数分しかありませんが、柴田様がいらないようなので、誰かはおかわりが出来ます。ささ、前田様。冷めないうちに食べてください。偉い人が食べないと家臣の方が食べることが出来ません」
「おおそうか。では遠慮無く」
前田様は、地べたのテーブルでガツガツ食べ始めました。
私の消えていた部下が、姿を現して次々柴田隊の兵士に渡していきます。
「うめーー!!!」
食べた兵士達から声が上がります。
「ぐぬううううぅぅーー」
柴田様がうなっています。
「どうされますか?」
私は柴田様に意地悪に聞いて見ました。
「そ、そうだ!」
柴田様は何か名案が浮かんだようです。
「どうされました?」
「ふっふっふっ!! 俺はアンナメーダーマンに鼻を折られた。だから、慰謝料としてそのステーキをもらってやる。当然の権利だ」
「なるほど、それは良いことを思いつきましたね。ではどうぞ」
柴田様も手を叩いて喜んでいます。
二メートルを越すような、赤鬼のような顔をした大男をかわいいと感じてしまいました。
女性からしたらこれだけでも結構な量ですが、昨日からまともな物を食べていないので足りないかもしれません。
「前田様、お替わりは無いのですが、ハンバーグならありますが……」
「いただきまーーす!!!!」
私がどうしますかと言う前に、かぶせ気味にまわりの兵士まで一緒になって言ってきました。
「うふふ、ではどうぞ、ご飯もお替わり自由ですよ。言ってくださいね」
「おかわりーー!!!!」
前田様と兵士が茶碗を上げて、皆でいいました。
うふふ、私はこの人達が憎めなくなりました。
「柴田様は、いらないのですよね」
私は意地悪です。
「ぐぬぬぬ! まけたわ! アンナメーダーマンめ! よこせわしも食う。ご飯のお替わりもな! しかし飯といい、肉といい、すげーうまい!! 柴田が感謝していたとアンナメーダーマンに伝えてくれ」
「はい。喜んでくれると思います」
そうですよね。きっと大喜びです。
大殿はそういう人です。
「柴田様、食べながら聞いて下さい」
「う、うむ。改まってなんだ。廣瀬殿のいう事なら何でも聞くぞ」
「はい。ありがとうございます。まずは、これです」
私は青い金属の箱を出しました。
「こ、これは?」
「はい、一升炊きの炊飯器です」
「ほっ!? コンセントも何も無いようだが」
「驚かないで下さい。これは、このままスイッチポンでご飯が炊けます。お米も水も自動で用意されて自動で炊けます。魔法のような木田科学の結晶の炊飯器です。横のノズルからは水が出ます」
「なっ、なにーーー!! コンセントどころか米も水もいらないと……」
すごい大きな声で驚いています。
「はい。そしてこっちが、ふりかけです。栄養たっぷりの小魚から作ってあります。これをご飯にかけて食べれば携帯食としては充分だと思います。反対からは木田産の生卵が出て来ます。まあ、あとはビタミンCが不足するくらいですね」
これは、ミスリル製の青い筒です。
上からふりかけ、下から玉子が出てくるようになっています。
大殿は小魚のふりかけを、「鳥の餌だがな」と言って笑っていました。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!! すごいぞ、すごい。前田ー!! 見て見ろ、本当に玉子が出て来た」
「あの、少しうるさいです。鼓膜が破れそうです」
「いやあ、すまんすまん。あまりにも驚いたから」
「確かにすごいですね」
二人は、生卵とふりかけを白いご飯にかけました。
「うめーーー!! これだけでいくらでも飯が食える」
「前田! これで兵站を気にしなくてすむ。いくらでも戦えるぞ」
「ふふふ、木田の大殿は恐ろしい人だ。休む暇無く戦えと、そう言われているようですね」
そうか、やっと馬鹿な私にもわかりました。大殿の本当の罰はこの二人に、ゾンビの掃除をさせることの様です。
少し過酷すぎませんか? ふふっ……
ゾンビが伝染しないこと、海に落とせば良いことを知った柴田隊は、力を合わせて次々にゾンビを海へ落としていきます。
ゾンビ達は、生きている人をかなり先からでも認識するようですが、それでも限界はあるようです。
そろそろ島の中のゾンビはいなくなりそうです。
大陸とは橋一本でつながっているだけです。
ここさえ押さえておけば、大陸からのゾンビは島に入ることが出来ません。
大殿は、ここまで考えてこの場所にしたようですね。
すべて手のひらの上という事でしょうか。
きっと、柴田様と前田様ならやり遂げると信じていたのでしょう。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!」
「やったあああぁぁぁーーーーーーー!!!!」
とうとう島の中のゾンビを海に落とし終ったようです。
「やった!」
前田様も安堵の声を上げました。
「むふーーっ!!」
柴田様はもう声も出せないようです。
大活躍でしたからね。
良く見ると全身傷だらけです。
「交替で橋を見守れ、ゾンビを島にいれるなーー!!」
前田様が命じました。
「どうぞ!」
私が治癒の薬を出すと、柴田様が首を振りました。
「こんなかすり傷で、そんな貴重な薬は使えない。もっと命に関わる様な大ケガの時に使いたい。それをもらっても良いだろうか」
柴田様は手を出しました。
良く見ると柴田様のケガの中には、血がビュウビュウ吹き出しているような物があります。
ゾンビに力一杯かまれ、かみちぎられた傷です。
きっと、痛みは感じているはずです。
「どうぞ」
私は使いさしと、新品を二本渡しました。
「こ、これは!! すまない、ありがたくいただく」
柴田様は深く頭を下げてくださいました。
でもやはり、自分では使いません。
かっこ良いですね。
「だれかー、重傷者はいないかーー!! 薬をやるぞー!!」
そして、配下には分け与えるようです。
前田様は、一滴口に入れました。
「柴田様も!」
「いや、俺はいい。貴重な薬だ。皆で使ってくれ」
私の渡した全部を前田様に渡しました。
ふふ、大殿の次にほれてしまいそうです。
でも、その薬は木田家ではそこまで貴重では無いのですけどね。それは黙っておきましょうか。
「皆さん、おなかが空いたでしょう。大殿から食事の差し入れがあります」
船から、部下がミスリルの大きな箱を降ろしてくれました。
「なにーー!! アンナメーダーマンからだと、俺はいらん。あんな奴からの物は食わんからな!!」
「はいはい、わかりました。では、前田様どうぞ」
私は、ミスリルの箱に手を入れて、サーロインステーキを出しました。
当然、鉄板が熱々のジュウジュウいっている焼きたてのお肉です。
前田様のおなかが大きな音で鳴りました。
まわりの兵士のおなかも次々鳴ります。
そして、柴田様のおなかが誰よりも大きな音で鳴り、すごい形相でお肉を見ています。
「すげーー! すごいぞ!!」
「はい、こちらはご飯です」
真っ白なご飯のお茶碗を渡しました。
当然真っ白な湯気が立っている炊きたてのご飯です。
「うおおおーー、つやつやだ。米が立っているーー!!」
手を叩いて喜んでいます。
まるでお子様です。
かわいいじゃないですか。
「よかったですね。人数分しかありませんが、柴田様がいらないようなので、誰かはおかわりが出来ます。ささ、前田様。冷めないうちに食べてください。偉い人が食べないと家臣の方が食べることが出来ません」
「おおそうか。では遠慮無く」
前田様は、地べたのテーブルでガツガツ食べ始めました。
私の消えていた部下が、姿を現して次々柴田隊の兵士に渡していきます。
「うめーー!!!」
食べた兵士達から声が上がります。
「ぐぬううううぅぅーー」
柴田様がうなっています。
「どうされますか?」
私は柴田様に意地悪に聞いて見ました。
「そ、そうだ!」
柴田様は何か名案が浮かんだようです。
「どうされました?」
「ふっふっふっ!! 俺はアンナメーダーマンに鼻を折られた。だから、慰謝料としてそのステーキをもらってやる。当然の権利だ」
「なるほど、それは良いことを思いつきましたね。ではどうぞ」
柴田様も手を叩いて喜んでいます。
二メートルを越すような、赤鬼のような顔をした大男をかわいいと感じてしまいました。
女性からしたらこれだけでも結構な量ですが、昨日からまともな物を食べていないので足りないかもしれません。
「前田様、お替わりは無いのですが、ハンバーグならありますが……」
「いただきまーーす!!!!」
私がどうしますかと言う前に、かぶせ気味にまわりの兵士まで一緒になって言ってきました。
「うふふ、ではどうぞ、ご飯もお替わり自由ですよ。言ってくださいね」
「おかわりーー!!!!」
前田様と兵士が茶碗を上げて、皆でいいました。
うふふ、私はこの人達が憎めなくなりました。
「柴田様は、いらないのですよね」
私は意地悪です。
「ぐぬぬぬ! まけたわ! アンナメーダーマンめ! よこせわしも食う。ご飯のお替わりもな! しかし飯といい、肉といい、すげーうまい!! 柴田が感謝していたとアンナメーダーマンに伝えてくれ」
「はい。喜んでくれると思います」
そうですよね。きっと大喜びです。
大殿はそういう人です。
「柴田様、食べながら聞いて下さい」
「う、うむ。改まってなんだ。廣瀬殿のいう事なら何でも聞くぞ」
「はい。ありがとうございます。まずは、これです」
私は青い金属の箱を出しました。
「こ、これは?」
「はい、一升炊きの炊飯器です」
「ほっ!? コンセントも何も無いようだが」
「驚かないで下さい。これは、このままスイッチポンでご飯が炊けます。お米も水も自動で用意されて自動で炊けます。魔法のような木田科学の結晶の炊飯器です。横のノズルからは水が出ます」
「なっ、なにーーー!! コンセントどころか米も水もいらないと……」
すごい大きな声で驚いています。
「はい。そしてこっちが、ふりかけです。栄養たっぷりの小魚から作ってあります。これをご飯にかけて食べれば携帯食としては充分だと思います。反対からは木田産の生卵が出て来ます。まあ、あとはビタミンCが不足するくらいですね」
これは、ミスリル製の青い筒です。
上からふりかけ、下から玉子が出てくるようになっています。
大殿は小魚のふりかけを、「鳥の餌だがな」と言って笑っていました。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!! すごいぞ、すごい。前田ー!! 見て見ろ、本当に玉子が出て来た」
「あの、少しうるさいです。鼓膜が破れそうです」
「いやあ、すまんすまん。あまりにも驚いたから」
「確かにすごいですね」
二人は、生卵とふりかけを白いご飯にかけました。
「うめーーー!! これだけでいくらでも飯が食える」
「前田! これで兵站を気にしなくてすむ。いくらでも戦えるぞ」
「ふふふ、木田の大殿は恐ろしい人だ。休む暇無く戦えと、そう言われているようですね」
そうか、やっと馬鹿な私にもわかりました。大殿の本当の罰はこの二人に、ゾンビの掃除をさせることの様です。
少し過酷すぎませんか? ふふっ……
0
あなたにおすすめの小説
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。
それは、最強の魔道具だった。
魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく!
すべては、憧れのスローライフのために!
エブリスタにも掲載しています。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる