底辺おじさん、助けた異世界転生美少女の異世界魔法と異世界アイテムそして特殊能力ゴミ処理で世界を救う

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あずさと札幌ライフ

第三百九十四話 パンツー丸見え

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 あずさとヒマリの体が震えている。
 どうやら、親分衆に充分恐怖してくれているようだ。
 俺は二人の頭に軽く手を置いた。
 少し、怒りがこみ上げていたので心を静めるために、そして美少女二人の恐怖を軽くするために。

 痛めつけられて血を流しているのは、今日も朝一で来てくれたばあさんだった。
 手には、鍋がしっかり抱えられている。
 その鍋に、口から流れ出た血がベッチョリかかっている。
 本当に無関係な老人に危害を加えるとは許せねえ。最低な行為だ。
 俺は、しばらく視線をばあさんに向けて、歯を食い縛りゆっくり親分衆に移動させた。

「可哀想なことをしやあがる。なあ、お前らちょっと聞けーー!!」

「けっ!! 言ってみろ、どうせくだらんことだろうが聞いてやる」

 一番背が高い親分が言った。
 どうやら、こいつが四人の親分衆の中でも一番の実力者のようだ。

「日本はよう、法治国家と威張って言う。そうして、被害者の復讐の機会を奪いながら、ぬるい罰を与えているなあとつくづく思うところがあった。一人の人間を大勢で痛めつけて殺した場合は、痛めつけた奴ら全員が死刑だろうと俺は考えている。一人を五人で殺せば五人とも死刑だ。大勢によってたかって痛めつけられる者の苦しみは、一対一より大きいはずだ。一人の女性を痛めつけただけなら、まだ救いようがあるが、もし命を奪うような事があれば、お前らは一人残らず全員死刑だ。言っている意味はわかるだろう? どうだ」

「ひゃあぁはっはっは!! なにが死刑だ。てめーはバカなのか? こっちは二百人ぐれーいる。もともとお前達に勝ち目はねえんだよ。もはや、人質だっていらねえ。おい、てめーら、かまわねえから二人とも殺せーーーー!!!!」

 言われた人質を取り押さえている男は、俺の事を知っているようだ。
 刀を持つ男も少しちゅうちょしている。恐らく俺と残虐大臣の戦いを見た奴なのだろう。
 たぶん、こいつらの親分が人質を取ることを進言したのだろう。
 だが、背の高い親分は、俺達の実力をはかり間違えている。
 人質はいらねえと判断したようだ。

「ふふふ、やってみろ!! その瞬間からてめー達は全員死刑だーー!!」

「何をしている! やれーー!!!!」

 背の高い親分が怒りの大声を出した。

「いやあぁーーー!!」

 残虐夫人が悲鳴を上げた、ばあさんは唇を噛みしめて目を硬くとじた。
 日本刀を持っている男二人は、もはややるしか無いとあきらめたのか、人質に近づき刀を振り上げた。
 そして、それを振り降ろした。

「うぎゃああああぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!」

 悲鳴が上がった。
 二人が地面に倒れた。

「いでえぇぇぇーーーーーぇぇぇぇーーー」

 倒れたのは、日本刀を振り降ろした男二人だった。
 手首と肘が、普段曲がらない方に曲がっている。

「ふう、ぎりぎり間に合いました」

 姿を現したのは、響子さんとカノンちゃんだった。

「ふふふ、良いタイミングです」

「おかあさん、お姉ちゃん」

 ヒマリちゃんの声が泣き声になっている。

「な、なんなんだてめーらは??」

 親分衆の声がそろった。

「ふふふ、私達は、アンナメーダーマン、アクア!!!!」

 響子さんの声と、カノンちゃんの声がそろった。
 相変わらずカノンちゃんの声はでかい。
 そうだ、あの二人は、全体が青いアンナメーダーマンで、赤いラインとシルバーのラインが入った。タイとサバだ。
 アンナメーダーマンアクア鯛とアンナメーダーマンアクア鯖だ。

「私はアンナメーダーマン、アクアレッド!!!!」

 響子さんが言った。

「私はアンナメーダーマン、アクアシルバー!!!!」

 カノンちゃんが言った。

 そして、ポーズを取った。
 するとどこからか、風が吹いてきてミニスカートがふわふわした。
 なかから、大人なパンツが顔を出した。

「おおおおぉぉぉぉーーーーーっ!!!!!」

 いやいや、今の二人は顔が出ていない。
 パンツは顔を出したが、二人の本当の美しい顔は出ていない。
 男って奴はそれでもパンツを見ると声を出してしまうようだ。
 やれやれだぜ。

「大丈夫ですか?」

 響子さんとカノンちゃんが、残虐夫人とばあさんに優しく声をかけた。

「……」

 二人は声が出ないのか、首を縦にしきりに振っている。

「八兵衛さん、二人をお願いします」

 二人を抱きかかえ俺達の所へ来た。

「さあ、あずさちゃん、ヒマリ。行きますよ」

「あの、私はアンナメーダーマン、ピーツインのブルーです」

 あずさが言った。

「私がアンナメーダーマン、ピーツインのイエローです」

 ヒマリが言った。
 そうだよなあ、せっかく変身しているのに、本名で呼ばれちゃあ意味がねえ。
 でも、二人の全身は赤でデザインも一緒だ。色の要素はパンツだけなんだよなあ。パンツを見なけりゃどっちがどっちかわからねえ。

「クザン、残虐大臣の顔も覆ってやってくれ」

「……」

 クザンが残虐大臣の顔をおおった。

「これで残虐大臣も、臨時のアンナメーダーマン、ブラックだ」

 なぜか、丁度五人だ。

「バカが!!!! たった五人で何が出来る!!!! 野郎共!! 俺達の恐ろしさをみせてやれーー!!!! いけーーーーっ!!!!!!」

 背の高い親分が声を上げた。

「うおおおおおおおおおぉぉぉぉーーーーーーーー!!!!!」

 男達が喊声を上げ五人に向って走り出した。
 あずさもヒマリも落ち着きを取り戻しリラックスしている。

「よし、皆さんも行ってください」

「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!!!」

 五人も気合いが入った声を出し走りだした。
 親分は二百人とか言っていたが、絶対それより少ないはずだ。

「まあ!! 八兵衛さんは目を閉じてください。あのコスチュームはかっこいいのですが、パンツが見えすぎです」

 ユキちゃんのお母さんが俺の目を優しく覆ってくれた。
 ここからだと走っている四人のパンツが丸見えなのだ。

「パンツー丸見え」

 ユキちゃんが小さくつぶやいた。
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