46 / 100
第146章『過去』
しおりを挟む
第146章『過去』
階段を降りて来る静かで軽い気配と音、それが玄関へと向かい出て行く様子に目を覚ました敦賀が頭を持ち上げてみれば、廊下側に位置に寝ていたカタギリがそれよりも早く起き上がり、部屋を出て行くのが常夜灯の明かりの中に朧気に見えた。
出て行った気配はタカコのものだ、こんな夜中に何処に行くのかと自分も後を追おうと起き上がれば、同じ時機で身体を起こしたキムが
「敦賀上級曹長、ケインに任せておいてくれないか」
と、寝起きの掠れを漂わせつつも穏やかな声音で話し掛けて来る。
「……この辺りには不慣れだろうが、夜中に道に迷われても厄介だ」
キムの言葉をそう言って無視して立ち上がり玄関へと向かえば、キムもまたその後を追い客間を出て来る。揃って靴に足を突っ込んで外へと出てみればもう夜明けが近いのか肌寒さすら感じる程の空気が剥き出しになった腕や首筋を撫で上げた。
「……何処に行きやがった」
「大丈夫、ケインが後を追ったからボスも遠くには行かない、その内戻る。俺達はここで待っていれば良い」
「こんなに冷えてるのにあんな裸みてぇな格好で――」
「それも大丈夫だ、ケインが上着を持って行った様だから。ボスの傍にいれば我々はお世話係も兼ねる、その辺りの事に抜かりは無い。安心して良い」
穏やかな声音が自分が後を追う理由を丁寧に潰していき、何とも不愉快な事だと小さく舌打ちをすれば、それがキムにも伝わったのか彼は申し訳無さそうに笑って再度口を開く。
「そう嫌わないでくれ、俺はケインとは違って別に君に対して負の感情は無い。君がボスに対して抱いている感情も凡そのところは理解しているつもりだが、それにどうこう言う気も無いし否定もしない。ただ……今は、ボスを追わないでやって欲しいんだ」
思わせぶりなキムの言葉、何が言いたいと見遣れば、キムは少し困った様に微笑んで、ズボンのポケットから煙草を取り出して火を点け、敦賀にも煙草を一本とマッチを差し出し勧めて来た。高根と言い黒川と言い、普段接する人間は何かと押しの強い人間ばかり、そんな中でこう穏やかに来られると調子が狂う、そう思いつつも煙草とマッチを受け取り火を点け、まだ暗い空に向かって肺腑から煙を吐き出しつつキムに言葉を投げつけてみる。
「それで?追うなって理由は?」
「……ボスの極々個人的な事だ、ボスの御意向も仰がずに俺の口から言える事じゃない。本当ならケインも近付けずにお一人で色々と考えたいんだろうとは思うが、こればかりは俺達の立場も有るからな。申し訳無いが我慢して頂くしか無い」
穏やかで静かなキムの言葉、その端々に違和感を感じた敦賀がまじまじと彼の方を見てみれば、言わんとする事は分かっているのだろう、にっこりと笑って煙を吐き出しながらキムは言葉を続ける。
「……俺は、いや、俺達は、軍しか知らない、戦う事しか知らない。軍でしか生きられないのに、その軍から不要と判断されたんだ。そうなればもう壊れて野垂れ死ぬしか無いが、それを拾い上げて下さったのがボスだ。だから俺達はあの方に絶対的な忠誠を誓ってる。国や軍に対しての忠誠も恩義ももう感じないが、生きる場所と意味を与えて下さったボスには全てを捧げると誓った、あの方の命令ならばどんな事でも実行する、今の俺達にとっては、あの方の存在そのものが生きる意味だから。まぁ、上官と部下と言うよりは最早神とそれを信仰する信者だな」
先程から感じていた、尊敬する上官というよりは、何かとても神聖な存在を崇め奉る様なキムの話し振り、それが理由なのかと得心し、それと同時に沸き上がって来た不快感に小さく歯を軋らせた。自分の知らないタカコ、それを熟知し深く関わっているであろうキムとカタギリ、まるで自分は蚊帳の外に追い出されている様で、それが何とも面白くない。
「そう怒らないでくれ、出会いの時機ばかりは俺達にもどうしようもない。君はこの二年間、誰より近い場所でボスと深く関わって来た、それで納得してもらえないか?」
キムの言う事も尤もだ、キムもカタギリも、そしてタカコも何等落ち度や非が有るわけではない、彼女がこの国にやって来てからの二年間しか繋がりが無い事は誰が悪いのでもない、単なる自分の僻みなのだろう。
と、そんな事を考えていた敦賀の脳裏に不意に蘇ったのは先程のキムの言葉。タカコと自分の関係を勘付いていて、その事に口を挟む気は無いと彼は言ったが、彼女の夫の事を知らないわけが無い、その事についてどう思っているのかと問い掛けようとするが、言葉は喉元迄上がって来て、そこで動きを止めてしまう。
タカコの初陣の朝に彼女自身の手によって首へと提げられ、それから肌身離さずに身に付けている亡夫の認識票、夫との関係は決して悪いものでは無かっただろう事はその事からだけでもはっきりと窺える。恐らくは部下であるキムから見てもそう映っていた筈だ、その彼に、自分とタカコの関係をどう思っているのかと問い掛ける事は、無謀で危険極まり無い、敦賀のその意識が言葉を唇から外へと放たれる事に制動を掛けた。
彼やカタギリに不愉快だと思われたところで自らの想いを封じ込める気も変える気も更々無いが、比較だけはされたくないと、そう思う。既に想い出の中にしかいない亡夫、死者に勝つ事は並大抵の事ではない、黒川が妻である千鶴を亡くしてからの十年間を見て来たのだ、それは痛い程に理解しているつもりだ。
亡夫の名前すら自分は知らない、今迄の二年間ずっと、タカコへとそれを尋ねる事すらしなかった。それは、最初は彼女に対しての尊重、そして、自らの想いを自覚してからは、自分を守る為の防衛本能。
「敦賀上級曹長?どうかしたのか?」
「……いや……何でもねぇ」
胸中に湧き上がる重たい感情、それを誤魔化しつつ短く言葉を返し煙草を地面へと打ち捨てて靴底で踏み躙れば、少しずつ明るくなり始めた空の下、シャツを羽織ったタカコと、その半歩後を歩くカタギリの姿が遠くに見えて来て、敦賀はそれを目を細めて見詰めつつ、再度、小さく歯を軋らせた。
階段を降りて来る静かで軽い気配と音、それが玄関へと向かい出て行く様子に目を覚ました敦賀が頭を持ち上げてみれば、廊下側に位置に寝ていたカタギリがそれよりも早く起き上がり、部屋を出て行くのが常夜灯の明かりの中に朧気に見えた。
出て行った気配はタカコのものだ、こんな夜中に何処に行くのかと自分も後を追おうと起き上がれば、同じ時機で身体を起こしたキムが
「敦賀上級曹長、ケインに任せておいてくれないか」
と、寝起きの掠れを漂わせつつも穏やかな声音で話し掛けて来る。
「……この辺りには不慣れだろうが、夜中に道に迷われても厄介だ」
キムの言葉をそう言って無視して立ち上がり玄関へと向かえば、キムもまたその後を追い客間を出て来る。揃って靴に足を突っ込んで外へと出てみればもう夜明けが近いのか肌寒さすら感じる程の空気が剥き出しになった腕や首筋を撫で上げた。
「……何処に行きやがった」
「大丈夫、ケインが後を追ったからボスも遠くには行かない、その内戻る。俺達はここで待っていれば良い」
「こんなに冷えてるのにあんな裸みてぇな格好で――」
「それも大丈夫だ、ケインが上着を持って行った様だから。ボスの傍にいれば我々はお世話係も兼ねる、その辺りの事に抜かりは無い。安心して良い」
穏やかな声音が自分が後を追う理由を丁寧に潰していき、何とも不愉快な事だと小さく舌打ちをすれば、それがキムにも伝わったのか彼は申し訳無さそうに笑って再度口を開く。
「そう嫌わないでくれ、俺はケインとは違って別に君に対して負の感情は無い。君がボスに対して抱いている感情も凡そのところは理解しているつもりだが、それにどうこう言う気も無いし否定もしない。ただ……今は、ボスを追わないでやって欲しいんだ」
思わせぶりなキムの言葉、何が言いたいと見遣れば、キムは少し困った様に微笑んで、ズボンのポケットから煙草を取り出して火を点け、敦賀にも煙草を一本とマッチを差し出し勧めて来た。高根と言い黒川と言い、普段接する人間は何かと押しの強い人間ばかり、そんな中でこう穏やかに来られると調子が狂う、そう思いつつも煙草とマッチを受け取り火を点け、まだ暗い空に向かって肺腑から煙を吐き出しつつキムに言葉を投げつけてみる。
「それで?追うなって理由は?」
「……ボスの極々個人的な事だ、ボスの御意向も仰がずに俺の口から言える事じゃない。本当ならケインも近付けずにお一人で色々と考えたいんだろうとは思うが、こればかりは俺達の立場も有るからな。申し訳無いが我慢して頂くしか無い」
穏やかで静かなキムの言葉、その端々に違和感を感じた敦賀がまじまじと彼の方を見てみれば、言わんとする事は分かっているのだろう、にっこりと笑って煙を吐き出しながらキムは言葉を続ける。
「……俺は、いや、俺達は、軍しか知らない、戦う事しか知らない。軍でしか生きられないのに、その軍から不要と判断されたんだ。そうなればもう壊れて野垂れ死ぬしか無いが、それを拾い上げて下さったのがボスだ。だから俺達はあの方に絶対的な忠誠を誓ってる。国や軍に対しての忠誠も恩義ももう感じないが、生きる場所と意味を与えて下さったボスには全てを捧げると誓った、あの方の命令ならばどんな事でも実行する、今の俺達にとっては、あの方の存在そのものが生きる意味だから。まぁ、上官と部下と言うよりは最早神とそれを信仰する信者だな」
先程から感じていた、尊敬する上官というよりは、何かとても神聖な存在を崇め奉る様なキムの話し振り、それが理由なのかと得心し、それと同時に沸き上がって来た不快感に小さく歯を軋らせた。自分の知らないタカコ、それを熟知し深く関わっているであろうキムとカタギリ、まるで自分は蚊帳の外に追い出されている様で、それが何とも面白くない。
「そう怒らないでくれ、出会いの時機ばかりは俺達にもどうしようもない。君はこの二年間、誰より近い場所でボスと深く関わって来た、それで納得してもらえないか?」
キムの言う事も尤もだ、キムもカタギリも、そしてタカコも何等落ち度や非が有るわけではない、彼女がこの国にやって来てからの二年間しか繋がりが無い事は誰が悪いのでもない、単なる自分の僻みなのだろう。
と、そんな事を考えていた敦賀の脳裏に不意に蘇ったのは先程のキムの言葉。タカコと自分の関係を勘付いていて、その事に口を挟む気は無いと彼は言ったが、彼女の夫の事を知らないわけが無い、その事についてどう思っているのかと問い掛けようとするが、言葉は喉元迄上がって来て、そこで動きを止めてしまう。
タカコの初陣の朝に彼女自身の手によって首へと提げられ、それから肌身離さずに身に付けている亡夫の認識票、夫との関係は決して悪いものでは無かっただろう事はその事からだけでもはっきりと窺える。恐らくは部下であるキムから見てもそう映っていた筈だ、その彼に、自分とタカコの関係をどう思っているのかと問い掛ける事は、無謀で危険極まり無い、敦賀のその意識が言葉を唇から外へと放たれる事に制動を掛けた。
彼やカタギリに不愉快だと思われたところで自らの想いを封じ込める気も変える気も更々無いが、比較だけはされたくないと、そう思う。既に想い出の中にしかいない亡夫、死者に勝つ事は並大抵の事ではない、黒川が妻である千鶴を亡くしてからの十年間を見て来たのだ、それは痛い程に理解しているつもりだ。
亡夫の名前すら自分は知らない、今迄の二年間ずっと、タカコへとそれを尋ねる事すらしなかった。それは、最初は彼女に対しての尊重、そして、自らの想いを自覚してからは、自分を守る為の防衛本能。
「敦賀上級曹長?どうかしたのか?」
「……いや……何でもねぇ」
胸中に湧き上がる重たい感情、それを誤魔化しつつ短く言葉を返し煙草を地面へと打ち捨てて靴底で踏み躙れば、少しずつ明るくなり始めた空の下、シャツを羽織ったタカコと、その半歩後を歩くカタギリの姿が遠くに見えて来て、敦賀はそれを目を細めて見詰めつつ、再度、小さく歯を軋らせた。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
女神に頼まれましたけど
実川えむ
ファンタジー
雷が光る中、催される、卒業パーティー。
その主役の一人である王太子が、肩までのストレートの金髪をかきあげながら、鼻を鳴らして見下ろす。
「リザベーテ、私、オーガスタス・グリフィン・ロウセルは、貴様との婚約を破棄すっ……!?」
ドンガラガッシャーン!
「ひぃぃっ!?」
情けない叫びとともに、婚約破棄劇場は始まった。
※王道の『婚約破棄』モノが書きたかった……
※ざまぁ要素は後日談にする予定……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる