74 / 100
第174章『腐臭』
しおりを挟む
第174章『腐臭』
梯子を昇り切り甲板へと上がった時に眼前に広がった光景、タカコはそれを然して驚きもせず、寧ろ懐かしさすら感じつつ見詰めていた。
銃撃戦、血、遺体、腐敗臭、二年以上遠ざかっていたが実に懐かしい。落ち着いて仕事が出来そうだと他には気取られぬ様に薄く笑った後振り返り、そこにいた高根へと声を掛ける。
「司令、申し訳有りません、ちり紙をお持ちでしたら頂いても宜しいですか?」
「は?ちり紙?有るけどよ、何に使うんだよ?」
「あ、すみません、自分のは揚収作業で濡らしてしまいまして。これをこうして……ですね、こうします」
高根から受け取った紙を小さく丸めて両の鼻の穴に詰めるタカコ、突然の行為にぎょっとする周囲を見て恥ずかしそうに笑い、
「恥ずかしいんでそんな見ないで下さい。腐敗臭には催吐性が有るので、臭いだけでも遮断しておかないと現場がゲロ塗れになるんですよ。口から呼吸で入る分はどうしようもないですが、臭いを遮断すれば随分違います」
そう言ってポケットから取り出した手拭いを固く絞り、それで口元を覆う様にして後頭部で結ぶと遺体へと向かって歩き出した。
「すみません、どなたか手袋持ってないですか?あ、どうも有り難う御座います」
手渡された防水性の手袋をして遺体の傍にしゃがみ込み様子を見てみれば、手の指にはやはり特徴的な胼胝、手首や肘や肩の関節もしっかりとしており、やはり自分達と同じ『本職』が出て来た様だと目を細める。この遺体だけではないだろう、恐らくは転がっている遺体の全てがそれなりの訓練と経験を積んだ兵士だった筈だ、その兵士達をこうも徹底的に殺しきるとは、一体どんな相手なのか、そして、何がここで起こったのか。
「どう見ても大和人じゃないのが相当混じってますし、持ってる銃も大和のものじゃないです。やはり国外からの侵入を試みようとしていた勢力と考えて良いんじゃないでしょうか」
「それはまぁ分かるんだが……これ、どういう状況なんだと思うよ」
「大和にはここ迄の対人制圧の技術は無いですよね……だとしたら、殺した奴も外国人で、仲間割れでもしたと考えるのが一番自然じゃないでしょうか」
「それで全滅したという事か?」
高根を遮って口を挟んで来た黒川、タカコはその問い掛けには直ぐには答えず、足元に散らばる空薬莢を拾い集めそれを掌の上に乗せ確かめながら歩き回り、やがて歩みを止めて黒川へと向き直り、ゆっくり、しかしはっきりと言葉を紡ぎ出す。
「いえ、全滅ではないと思います。仲間割れしたのが何人か迄は正確には分かりかねますが……最低でも一人は生き残っている筈です」
「……どういう事だ?」
「これを見て下さい」
そう言ってタカコが差し出したのは掌へと乗せた数個の空薬莢、一体何を、そう思い顔を見合わせた高根と黒川と横山の三人がそれを覗き込む。やがて何かに気付き声を上げたのは、黒川の優秀な『草』であり、博多駐屯地司令でもある横山だった。
「……薬莢の種類が違うな、全滅しているのなら複数の種類の銃がここに残されていないとおかしいという事だな」
「はい、そうです。それなのにこの甲板に転がっている銃器は一種類、自動小銃のみです。この空薬莢は拳銃のもの、こちらは散弾銃に使用する単発弾のもの……じゃあ、その銃は何処に消えたんでしょうか?弾だけじゃありません、遺体には鋭利な刃物で付けられた傷も有ります、その刃物自体も見当たりませんし、傷はいずれも深さや箇所からして致命傷、揉みあった様子も有りませんし傷は深く的確に急所を突き刺しています。それ程の技術を持つ人間が共倒れとは考え難いかと。銃も刃物も隠れたところに転がっているか海中に落ちたかも知れませんが、全てがそうなったというのも不自然だと思います」
「では……その生き残りは何処に?」
横山のその言葉に黒川と高根は顔を見合わせ、次に揃ってタカコの方を見る。
「可能性としては足元……艦内じゃないですかね。甲板以外の臨検終わってるんですか?」
「いや、まだの筈だが」
「そうですか、それでしたら私が行きます。高根司令、許可を」
言葉と共に高根へと向けられる真っ直ぐなタカコの眼差し、高根はそれを黙したまま受け止めつつ、一旦彼女から視線を外し周囲を見渡してみる。
沿岸警備隊は海兵隊の管理区域の海域への漂着という事で、一応は海兵隊を立てて事が動くのを待ってはいるが、それでもこれ以上臨検に関わらせずに事を進めるとなれば体面を潰す事になる。今後に控えているであろう戦いを出来るだけ支障無く進める為には、彼等と対立する事は得策ではない。
しかし、内部にまだ生き残りがいるのだとすれば、その反撃を受けたとして制圧出来るかは分からない。大和軍自体が活骸との戦いと防衛に特化しているのだ、沿岸警備隊だけではなく海兵隊も陸軍も対人戦闘に発展した場合に損害を出さずに制圧出来るかは微妙なところだろう。
大和陣営に損害を出さずに臨検を終えるにはタカコに任せるのが一番だが、そうすると沿岸警備隊の体面を潰す事になる、どうしたものかと考え込んでいた高根が出した答えは、至って単純で無難なもの。
「結城少佐、内部の臨検だが、うちの清水を同行させてもらっても良いか?こいつは銃の扱いに慣れてる、内部に生き残りがいて攻撃して来たとしてもこいつがいれば対応しきれるだろう。主導権はそちらが持ってもらって構わない」
沿岸警備隊主導で援護名目でタカコを付ければ、そう考えて沿岸警備隊の士官へと持ち掛ければ、相手も妥当な線だと判断したのか是の返答を返し、高根はそれに小さく頷くとタカコの頭を軽く叩いて促した。
「ほれ、行って来い。俺に恥掻かせるなよ。臨検隊の援護、きっちりこなして来い」
「了解しました」
高根のその言葉を受け、タカコは力強く笑って頷き腰に差していた拳銃を抜いて臨検隊の方へと向かって歩き出す。狭い場所での襲撃はするも受けるも慣れている、誰もいないのであればそれに越した事は無いが、それでも楽しい事になりそうだと思いつつ、安全装置を解除し薬室へと初弾を装填した。
梯子を昇り切り甲板へと上がった時に眼前に広がった光景、タカコはそれを然して驚きもせず、寧ろ懐かしさすら感じつつ見詰めていた。
銃撃戦、血、遺体、腐敗臭、二年以上遠ざかっていたが実に懐かしい。落ち着いて仕事が出来そうだと他には気取られぬ様に薄く笑った後振り返り、そこにいた高根へと声を掛ける。
「司令、申し訳有りません、ちり紙をお持ちでしたら頂いても宜しいですか?」
「は?ちり紙?有るけどよ、何に使うんだよ?」
「あ、すみません、自分のは揚収作業で濡らしてしまいまして。これをこうして……ですね、こうします」
高根から受け取った紙を小さく丸めて両の鼻の穴に詰めるタカコ、突然の行為にぎょっとする周囲を見て恥ずかしそうに笑い、
「恥ずかしいんでそんな見ないで下さい。腐敗臭には催吐性が有るので、臭いだけでも遮断しておかないと現場がゲロ塗れになるんですよ。口から呼吸で入る分はどうしようもないですが、臭いを遮断すれば随分違います」
そう言ってポケットから取り出した手拭いを固く絞り、それで口元を覆う様にして後頭部で結ぶと遺体へと向かって歩き出した。
「すみません、どなたか手袋持ってないですか?あ、どうも有り難う御座います」
手渡された防水性の手袋をして遺体の傍にしゃがみ込み様子を見てみれば、手の指にはやはり特徴的な胼胝、手首や肘や肩の関節もしっかりとしており、やはり自分達と同じ『本職』が出て来た様だと目を細める。この遺体だけではないだろう、恐らくは転がっている遺体の全てがそれなりの訓練と経験を積んだ兵士だった筈だ、その兵士達をこうも徹底的に殺しきるとは、一体どんな相手なのか、そして、何がここで起こったのか。
「どう見ても大和人じゃないのが相当混じってますし、持ってる銃も大和のものじゃないです。やはり国外からの侵入を試みようとしていた勢力と考えて良いんじゃないでしょうか」
「それはまぁ分かるんだが……これ、どういう状況なんだと思うよ」
「大和にはここ迄の対人制圧の技術は無いですよね……だとしたら、殺した奴も外国人で、仲間割れでもしたと考えるのが一番自然じゃないでしょうか」
「それで全滅したという事か?」
高根を遮って口を挟んで来た黒川、タカコはその問い掛けには直ぐには答えず、足元に散らばる空薬莢を拾い集めそれを掌の上に乗せ確かめながら歩き回り、やがて歩みを止めて黒川へと向き直り、ゆっくり、しかしはっきりと言葉を紡ぎ出す。
「いえ、全滅ではないと思います。仲間割れしたのが何人か迄は正確には分かりかねますが……最低でも一人は生き残っている筈です」
「……どういう事だ?」
「これを見て下さい」
そう言ってタカコが差し出したのは掌へと乗せた数個の空薬莢、一体何を、そう思い顔を見合わせた高根と黒川と横山の三人がそれを覗き込む。やがて何かに気付き声を上げたのは、黒川の優秀な『草』であり、博多駐屯地司令でもある横山だった。
「……薬莢の種類が違うな、全滅しているのなら複数の種類の銃がここに残されていないとおかしいという事だな」
「はい、そうです。それなのにこの甲板に転がっている銃器は一種類、自動小銃のみです。この空薬莢は拳銃のもの、こちらは散弾銃に使用する単発弾のもの……じゃあ、その銃は何処に消えたんでしょうか?弾だけじゃありません、遺体には鋭利な刃物で付けられた傷も有ります、その刃物自体も見当たりませんし、傷はいずれも深さや箇所からして致命傷、揉みあった様子も有りませんし傷は深く的確に急所を突き刺しています。それ程の技術を持つ人間が共倒れとは考え難いかと。銃も刃物も隠れたところに転がっているか海中に落ちたかも知れませんが、全てがそうなったというのも不自然だと思います」
「では……その生き残りは何処に?」
横山のその言葉に黒川と高根は顔を見合わせ、次に揃ってタカコの方を見る。
「可能性としては足元……艦内じゃないですかね。甲板以外の臨検終わってるんですか?」
「いや、まだの筈だが」
「そうですか、それでしたら私が行きます。高根司令、許可を」
言葉と共に高根へと向けられる真っ直ぐなタカコの眼差し、高根はそれを黙したまま受け止めつつ、一旦彼女から視線を外し周囲を見渡してみる。
沿岸警備隊は海兵隊の管理区域の海域への漂着という事で、一応は海兵隊を立てて事が動くのを待ってはいるが、それでもこれ以上臨検に関わらせずに事を進めるとなれば体面を潰す事になる。今後に控えているであろう戦いを出来るだけ支障無く進める為には、彼等と対立する事は得策ではない。
しかし、内部にまだ生き残りがいるのだとすれば、その反撃を受けたとして制圧出来るかは分からない。大和軍自体が活骸との戦いと防衛に特化しているのだ、沿岸警備隊だけではなく海兵隊も陸軍も対人戦闘に発展した場合に損害を出さずに制圧出来るかは微妙なところだろう。
大和陣営に損害を出さずに臨検を終えるにはタカコに任せるのが一番だが、そうすると沿岸警備隊の体面を潰す事になる、どうしたものかと考え込んでいた高根が出した答えは、至って単純で無難なもの。
「結城少佐、内部の臨検だが、うちの清水を同行させてもらっても良いか?こいつは銃の扱いに慣れてる、内部に生き残りがいて攻撃して来たとしてもこいつがいれば対応しきれるだろう。主導権はそちらが持ってもらって構わない」
沿岸警備隊主導で援護名目でタカコを付ければ、そう考えて沿岸警備隊の士官へと持ち掛ければ、相手も妥当な線だと判断したのか是の返答を返し、高根はそれに小さく頷くとタカコの頭を軽く叩いて促した。
「ほれ、行って来い。俺に恥掻かせるなよ。臨検隊の援護、きっちりこなして来い」
「了解しました」
高根のその言葉を受け、タカコは力強く笑って頷き腰に差していた拳銃を抜いて臨検隊の方へと向かって歩き出す。狭い場所での襲撃はするも受けるも慣れている、誰もいないのであればそれに越した事は無いが、それでも楽しい事になりそうだと思いつつ、安全装置を解除し薬室へと初弾を装填した。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
女神に頼まれましたけど
実川えむ
ファンタジー
雷が光る中、催される、卒業パーティー。
その主役の一人である王太子が、肩までのストレートの金髪をかきあげながら、鼻を鳴らして見下ろす。
「リザベーテ、私、オーガスタス・グリフィン・ロウセルは、貴様との婚約を破棄すっ……!?」
ドンガラガッシャーン!
「ひぃぃっ!?」
情けない叫びとともに、婚約破棄劇場は始まった。
※王道の『婚約破棄』モノが書きたかった……
※ざまぁ要素は後日談にする予定……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる