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第278章『囮』
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第278章『囮』
手を変え品を変え配置を入れ替え数度の演習が行われ、ゆっくりと、しかし確実に時計の針は進んでいた。最初の頃はタカコと自分達の間に有る圧倒的な経験と能力の差に苛立ちを隠せない高根と黒川、そして敦賀や島津を含む教導隊の面々だったが、数をこなせば多少なりとも知識と技術を身に付ける上に達観もするのか、今は心を荒れさせる事も無く、前向きに積極的に立案にも参加し演習をこなしている。
特に黒川はタカコを手中に収める為の布石とでも言うべきこの演習に対しての割り切りは早く、彼の思惑を知ってか知らずか手の内を惜しむ事無く参加しているタカコの様子に、一定の成果を見出していた。
このままタカコが帰国を選択したとして、大和との同盟を進言するという結論に達したという事は高根や敦賀と共に聞かされている。これだけの危険且つ大掛かりな任務にほぼ全権を預ける形で投入された指揮官、その人間が出した結論を上層部がそう無碍にする事も無いだろう。そうしてワシントンから大和へと接触が有った時、その彼等にタカコがこの大和に対して何を齎してくれたのか、どれだけこの国に尽くしてくれたのかを伝えれば良い。居心地は悪くなりこそすれ良くなる事は絶対に無い、国は違えど同じ軍隊という組織に属するものとして、背信行為が何を齎すのかはよく分かっている。
大和とワシントンの間に同盟が締結されれば、大和をよく知るワシントン人としてタカコもこの国に必ず赴任して来る、それを確認してから事を露見させれば、彼女を匿い最終的に掌中に収める事は十二分に可能だろう。
この考えは流石に高根にも言っていない、外道に過ぎる企みである事は自分が一番理解している、彼もまたタカコをこの国に繋ぎ止める為の企みを持っているとは言え、流石に嘴を突っ込んで来るだろう。それに、彼が知れば敦賀に話が伝わる危険性は跳ね上がる、あの色々な意味で真っ直ぐで面倒な男の参戦を避ける為にも、心中を知っているのは自分一人だけで充分だった。
「総監、どうかしましたか?」
鳥栖演習場の指揮所で椅子に腰掛けそんな事を考えていた黒川に話し掛けて来たのはタカコ、今回は習熟度を確認する為に正規兵側からも非正規兵側からも離れ、指揮所で全体を見渡す役割へと配置された彼女が目の前に置いた湯気の立つ湯呑に視線を落とした後、黒川は彼女へと視線を合わせ、内心を覆い隠した笑みを浮かべて口を開く。
「いや、思っていたよりも早くそれなりに形になり始めたと思ってな」
「時間がどれだけ残されているかも分からないですからね、順調なのは何よりですね」
他人行儀にそう言ってにっこりと笑うタカコ、その笑顔を向けている相手がどれだけ腐った事を企んでいるか等微塵も勘付いていない風で、黒川はそれに若干の居心地の悪さを感じつつ、湯呑を手にして中身を啜った。
「今回はどちらに軍配が上がるかな……賭けるか?」
「賭けって……何を賭けるんですか」
「清水が勝ったら俺が飯を奢る」
「……総監が勝ったら?」
「俺と熱い一夜を――」
「あ、総司令にもお茶を出さないと。後、別室で会議をしてる上の方々にも出さないと。じゃ、失礼します」
軽口を叩けば言い終える前にタカコが踵を返しスタスタと去って行く、その彼女の首筋と耳朶が薄らと赤く色付いているのを見て、黒川は肩を揺らしくつくつと喉の奥で笑い、手にした湯呑を茶托の上へと戻した。自分からはグイグイと来る事も有るのに、押される事にはからっきし弱いタカコ、その歪さが何とも言えず可愛らしい、そう思いながら視線を机上の地図に置かれた駒の一つへと視線を落とす。
島津海兵隊少佐率いる第一分隊、そこに配置され今回はタカコと分かれての行動となっている敦賀へと意識を向け、今後あの難物をどう動かすべきか、と、そんな事を考えた。
同じ頃、その『難物』は背嚢を下ろし地面に胡坐を掻いて水筒の中身を喉へと流し込んでいた。周囲には島津を始めとした第一分隊の面々、タカコだけでなくその部下達の姿も今回は無い、現時点での大和自体の実力を確認する、高根と黒川の二人から下されたその判断の下、今回は正規非正規どちらの陣営にもワシントン勢の姿は無い。代わりに途中で合流した他の分隊の面々がおり、第一分隊の面々はその彼等とこの後どう動くかを相談しつつ小休止をとっている。
「さて、そろそろ動くぞ」
そう言葉を発したのは第一分隊長の島津、思っていたよりものんびりしてしまっていた様だ、と、敦賀は腕時計を見ながら彼の言葉に促されて立ち上がった。正規兵役も非正規兵役も数度ずつこなし、段々と慣れて来たし夫々のコツも掴めて来た、そんな言葉を交わしながら合流した他分隊と共に進攻を再開する。
分隊単位での兵員の配置についても最初と比べれば随分とマシになったという感触は有る。タカコやその部下達の行動を観察しそれを報告書の形で上へと上げ、兵士間でも陸軍と海兵隊の区別無く知識の共有化を進めて来た。ワシントンと完全に同じ形ではないだろうしまだまだ未熟なのかも知れないが、ほんの少し前迄は対人戦の知識も技術も何一つ持たなかった事を考えれば、ここ最近の大和軍の進歩は目覚ましいと言って良いものだろう。
「……ま、付け焼刃に近いのかも知れねぇが、な」
「どうした、先任」
「いや、何でもねぇ」
ぽつり、そう言えば、直ぐ前を歩いていた島津が振り返り声を掛けて来る。敦賀はそれに短く返し、携えた小銃を握り直した。
「……分隊長、待て、何か聞こえる」
と、その彼の耳に妙な『音』が飛び込んで来たのはそんな時。まさか、この場にはあまりにもそぐわないと立ち止まれば、声を掛けられた島津も拳を翳しつつ立ち止まり、その手信号に従い周囲の全員も歩みを止めた。
「……子供じゃねぇのか、これ」
「……泣き声?ですかね?」
「あっちの方から聞こえますよ」
「おいおい……外周の監視は何やってんだよ」
広大過ぎるが故に敷地と外部を隔てる柵や濠を持たない鳥栖演習場、外部と繋がる道路には監視所が置かれ周囲を車両が巡回し監視はしているものの行き届かなかったのか、何にせよ演習中に民間人が入り込んで怪我でもさせては大事だ、と、その場にいた全員が状況確認の意味も含め声のする方向へと向かって隊列を組んだまま歩き出す。
「あ……やっぱり子供だ」
誰かがそう呟き指し示した先には、地面に座り込んで泣いている年端もいかない少女の姿。一番近い人家迄相当距離が有るのに何故こんなところに一人きりで、子捨てか、それとも元鳥栖の住人か、そんな言葉を交わしつつ、取り敢えずは保護して指揮所へと無線連絡を入れようと他の分隊の人間が一人、少女に向かって歩き出す。
年端もいかない子供を一人放置するわけにもいかないのだから、その流れは妥当な筈だった。しかし、何故か敦賀の胸を嫌な感覚が焼く。何が、明確に伝える言葉を持たないまま嫌な感覚だけがどんどん膨らんで行く、そして、少女に歩み寄った陸軍の兵士が
「よしよし、こんな場所で一人じゃ怖かったよなぁ、お兄さん達と一緒に行こうか。お菓子も飲み物も有るよ、それ食べておうちの人が来るの待ってような?」
そう言いながら地面に座り込んだ少女の両脇の下に抱き上げようと手を差し込み、持ち上がった腕の陰に胴体に括り付けられた細い縄を認めた瞬間、敦賀は弾かれる様にして怒声を張り上げていた。
「罠だ!下ろせ!!」
しかしその言葉は僅かに遅く、直後、その一帯に凄まじい爆発音が響き渡り、粉塵と血飛沫が立ち込める。
その後に残るのは、呻き、叫び、それだけ。
手を変え品を変え配置を入れ替え数度の演習が行われ、ゆっくりと、しかし確実に時計の針は進んでいた。最初の頃はタカコと自分達の間に有る圧倒的な経験と能力の差に苛立ちを隠せない高根と黒川、そして敦賀や島津を含む教導隊の面々だったが、数をこなせば多少なりとも知識と技術を身に付ける上に達観もするのか、今は心を荒れさせる事も無く、前向きに積極的に立案にも参加し演習をこなしている。
特に黒川はタカコを手中に収める為の布石とでも言うべきこの演習に対しての割り切りは早く、彼の思惑を知ってか知らずか手の内を惜しむ事無く参加しているタカコの様子に、一定の成果を見出していた。
このままタカコが帰国を選択したとして、大和との同盟を進言するという結論に達したという事は高根や敦賀と共に聞かされている。これだけの危険且つ大掛かりな任務にほぼ全権を預ける形で投入された指揮官、その人間が出した結論を上層部がそう無碍にする事も無いだろう。そうしてワシントンから大和へと接触が有った時、その彼等にタカコがこの大和に対して何を齎してくれたのか、どれだけこの国に尽くしてくれたのかを伝えれば良い。居心地は悪くなりこそすれ良くなる事は絶対に無い、国は違えど同じ軍隊という組織に属するものとして、背信行為が何を齎すのかはよく分かっている。
大和とワシントンの間に同盟が締結されれば、大和をよく知るワシントン人としてタカコもこの国に必ず赴任して来る、それを確認してから事を露見させれば、彼女を匿い最終的に掌中に収める事は十二分に可能だろう。
この考えは流石に高根にも言っていない、外道に過ぎる企みである事は自分が一番理解している、彼もまたタカコをこの国に繋ぎ止める為の企みを持っているとは言え、流石に嘴を突っ込んで来るだろう。それに、彼が知れば敦賀に話が伝わる危険性は跳ね上がる、あの色々な意味で真っ直ぐで面倒な男の参戦を避ける為にも、心中を知っているのは自分一人だけで充分だった。
「総監、どうかしましたか?」
鳥栖演習場の指揮所で椅子に腰掛けそんな事を考えていた黒川に話し掛けて来たのはタカコ、今回は習熟度を確認する為に正規兵側からも非正規兵側からも離れ、指揮所で全体を見渡す役割へと配置された彼女が目の前に置いた湯気の立つ湯呑に視線を落とした後、黒川は彼女へと視線を合わせ、内心を覆い隠した笑みを浮かべて口を開く。
「いや、思っていたよりも早くそれなりに形になり始めたと思ってな」
「時間がどれだけ残されているかも分からないですからね、順調なのは何よりですね」
他人行儀にそう言ってにっこりと笑うタカコ、その笑顔を向けている相手がどれだけ腐った事を企んでいるか等微塵も勘付いていない風で、黒川はそれに若干の居心地の悪さを感じつつ、湯呑を手にして中身を啜った。
「今回はどちらに軍配が上がるかな……賭けるか?」
「賭けって……何を賭けるんですか」
「清水が勝ったら俺が飯を奢る」
「……総監が勝ったら?」
「俺と熱い一夜を――」
「あ、総司令にもお茶を出さないと。後、別室で会議をしてる上の方々にも出さないと。じゃ、失礼します」
軽口を叩けば言い終える前にタカコが踵を返しスタスタと去って行く、その彼女の首筋と耳朶が薄らと赤く色付いているのを見て、黒川は肩を揺らしくつくつと喉の奥で笑い、手にした湯呑を茶托の上へと戻した。自分からはグイグイと来る事も有るのに、押される事にはからっきし弱いタカコ、その歪さが何とも言えず可愛らしい、そう思いながら視線を机上の地図に置かれた駒の一つへと視線を落とす。
島津海兵隊少佐率いる第一分隊、そこに配置され今回はタカコと分かれての行動となっている敦賀へと意識を向け、今後あの難物をどう動かすべきか、と、そんな事を考えた。
同じ頃、その『難物』は背嚢を下ろし地面に胡坐を掻いて水筒の中身を喉へと流し込んでいた。周囲には島津を始めとした第一分隊の面々、タカコだけでなくその部下達の姿も今回は無い、現時点での大和自体の実力を確認する、高根と黒川の二人から下されたその判断の下、今回は正規非正規どちらの陣営にもワシントン勢の姿は無い。代わりに途中で合流した他の分隊の面々がおり、第一分隊の面々はその彼等とこの後どう動くかを相談しつつ小休止をとっている。
「さて、そろそろ動くぞ」
そう言葉を発したのは第一分隊長の島津、思っていたよりものんびりしてしまっていた様だ、と、敦賀は腕時計を見ながら彼の言葉に促されて立ち上がった。正規兵役も非正規兵役も数度ずつこなし、段々と慣れて来たし夫々のコツも掴めて来た、そんな言葉を交わしながら合流した他分隊と共に進攻を再開する。
分隊単位での兵員の配置についても最初と比べれば随分とマシになったという感触は有る。タカコやその部下達の行動を観察しそれを報告書の形で上へと上げ、兵士間でも陸軍と海兵隊の区別無く知識の共有化を進めて来た。ワシントンと完全に同じ形ではないだろうしまだまだ未熟なのかも知れないが、ほんの少し前迄は対人戦の知識も技術も何一つ持たなかった事を考えれば、ここ最近の大和軍の進歩は目覚ましいと言って良いものだろう。
「……ま、付け焼刃に近いのかも知れねぇが、な」
「どうした、先任」
「いや、何でもねぇ」
ぽつり、そう言えば、直ぐ前を歩いていた島津が振り返り声を掛けて来る。敦賀はそれに短く返し、携えた小銃を握り直した。
「……分隊長、待て、何か聞こえる」
と、その彼の耳に妙な『音』が飛び込んで来たのはそんな時。まさか、この場にはあまりにもそぐわないと立ち止まれば、声を掛けられた島津も拳を翳しつつ立ち止まり、その手信号に従い周囲の全員も歩みを止めた。
「……子供じゃねぇのか、これ」
「……泣き声?ですかね?」
「あっちの方から聞こえますよ」
「おいおい……外周の監視は何やってんだよ」
広大過ぎるが故に敷地と外部を隔てる柵や濠を持たない鳥栖演習場、外部と繋がる道路には監視所が置かれ周囲を車両が巡回し監視はしているものの行き届かなかったのか、何にせよ演習中に民間人が入り込んで怪我でもさせては大事だ、と、その場にいた全員が状況確認の意味も含め声のする方向へと向かって隊列を組んだまま歩き出す。
「あ……やっぱり子供だ」
誰かがそう呟き指し示した先には、地面に座り込んで泣いている年端もいかない少女の姿。一番近い人家迄相当距離が有るのに何故こんなところに一人きりで、子捨てか、それとも元鳥栖の住人か、そんな言葉を交わしつつ、取り敢えずは保護して指揮所へと無線連絡を入れようと他の分隊の人間が一人、少女に向かって歩き出す。
年端もいかない子供を一人放置するわけにもいかないのだから、その流れは妥当な筈だった。しかし、何故か敦賀の胸を嫌な感覚が焼く。何が、明確に伝える言葉を持たないまま嫌な感覚だけがどんどん膨らんで行く、そして、少女に歩み寄った陸軍の兵士が
「よしよし、こんな場所で一人じゃ怖かったよなぁ、お兄さん達と一緒に行こうか。お菓子も飲み物も有るよ、それ食べておうちの人が来るの待ってような?」
そう言いながら地面に座り込んだ少女の両脇の下に抱き上げようと手を差し込み、持ち上がった腕の陰に胴体に括り付けられた細い縄を認めた瞬間、敦賀は弾かれる様にして怒声を張り上げていた。
「罠だ!下ろせ!!」
しかしその言葉は僅かに遅く、直後、その一帯に凄まじい爆発音が響き渡り、粉塵と血飛沫が立ち込める。
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