待ち望んだゲームへ転生

和パラ

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サービス終了[後編]

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当時の俺も今の俺にも訳の分からない出来事だった。
なぜ?なんでないんだ?
それぐらいしか言えないぐらいショックでもあった。

またリリエに会いたい。あのリリエの満面の笑みが見たい!そう胸に誓ったのだった。

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それから数年たった。
ある日、ネットでゲーム転生という謎の漫画のジャンルを目にした。なにやらゲームのサービス終了時又はサービス当初にゲーム世界に転生しちゃったりする的な内容らしい。俺はこれを見たとき「ビビビッ」ときた。もしかしたらこれで異世界に行けるんじゃないか?そう頭に浮かんでしまったのだ。
早速近くにある家電製品を取り扱っているところに行き、3年間のお小遣いを全額叩いて高性能のゲーミングPCとMMORPGを買った。そのMMORPGの名は
『リリエル・オンライン』
定員さんが店1番と聞かされまたしても「ビビビッ」ときて速攻で買ってしまった。

家に帰り早速遊んでみた。
漫画では、どれも主人公は最強だったので俺も最強にした。独自の理論を駆使して研究に研究を重ねてやりこみまくった。(リリエル・オンラインに課金制がないのが救いだったなぁ)


____________________________________________________

それからまたまた数年後、サラリーマンになった、今の俺。『リリエル・オンライン』サービス終了日。
この日のためにスキルを覚えまくったり、レベルを6回もカンストさせた日々も今日で終わり悲しいような切ないような。

そしてついに除夜の鐘が鳴り響いた。
「コーン コーン」
(近くのお寺の鐘の音だ!)
「シーン」
って何も起こるわけないか…
頭ではわかっているもののとても悲しくなり、布団にくるまって寝てしまった。



____________________________________________________

「起きて!起きて~ お兄ちゃん」
どこか懐かしいような声が耳に入った。俺も歳をとったなぁ~ きっとテレビでも付けっ放しで寝てたんだろ…
今何時だろ?
いつも通りの休日の朝のようにスマホに手を差し伸べようとすると…
『ムニュ ムニュムニュ』
なんだこの柔らかいの?俺こんな柔らかいクッションは買ってないと思うだけどなぁ~
そう思いながら柔らかい物体Xの方を見ると、そこにいたのはあの『リリエル・オンライン』の隠れキャラ「リリエル」にそっくりなエルフの女の子がたっていたのだ。
「え?エーーーーーー!!!」
この日俺は異世界転生を成し遂げたのだった。
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