ありえない話

篠山猫(ささやまねこ)

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母親失格

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林家の玄関には喪中の紙が張られていた。

「この度はご愁傷様でした。」

喪服姿で深々と頭を下げると、松嶋奈々子によく似た20代後半程に見える女性も頭を下げた。
横には何が起こったのか理解ができない小学2年くらいの男の子がソワソワしながら座っている。
「この度は夫、林秀行の葬儀にお越し頂き、有難うございます。」

通夜に参列したのは身内と会社関係者、小声で話す者もいた。

「孝子さん、若いのに秀行は早ように亡くなってしもうた。」
「坊さんはまだかね?」
「もうそろそろ起こしになられるそうじゃ。」

納棺された遺体の前で焼香を済ませて孝子に軽く挨拶をする者がまばらに見えていた。
孝子が挨拶をしている横で薫はソワソワしながら、いよいよ我慢できない顔で彼女のスカートを引っ張った。

「ママ、おしっこ。」
「薫!あんた何我慢してるの、早くトイレに行ってきなさい。」

薫が急いでトイレに行こうとした時には遅かった。
彼の短パンから黄色い液が漏れ、太ももに伝わってくると薫は泣き出す。

孝子は挨拶で手一杯の所、親戚の叔母が薫を連れていく。
「あんたは挨拶してなさい、薫ちゃんの面倒は私が見るから。」
「ごめんなさい、お願いします。」

暫くすると、式場の係と見られる男が近づいてくる。
「支度が出来ましたので、そろそろお部屋の方にお戻り下さい。」

孝子は式場となる部屋に戻ると、式場の係が司会を始める。
「これより、故 林秀行様の葬儀を執り行わせて頂きます。」
挨拶も早々に辺りは神妙な雰囲気に包まれ、やがて御経の声が部屋に響き渡る。
木魚の音が鳴り響くと、孝子は夫の思い出と共に静かに涙を流すのだった。
焼香が終わると、住職が一礼をして部屋を後にする。

「本日は林秀行の葬儀に御参列頂き、有難うございます。
 ささやかではありますが、この後はお食事をご用意しておりますので、お時間を許される限りお召し上がりください。
 夫、秀行も喜ぶと思います。」

式場の係が素早く会場の片付けとテーブル、食事の用意をしていく。
「奥様、ご用意が出来ましたので本日はそろそろ失礼させて頂きますが、何か御座いますでしょうか。」
神妙に頭を下げると、孝子も同じように下げる。

「明日の告別式ですが・・・」
「お時間ですか、火葬まで平均して6時間程は掛かりますので、10時頃に住職様をお呼びした方が宜しいかと思います。」
「そうですか、あと戒名や初七日などの費用はどのようにすれば良いのでしょうか。」

式場の係が丁寧に告別式までの段取りを説明し、孝子に確認を取っていく。
一通り、説明が終わると2名の葬儀屋が深く頭を下げて林家から去って行った。
残ったのは秀行の親戚と、孝子の親戚だった。
生前の秀行を語りながら、お酒の量も程ほどに食べ物を摘むとまばらに林家を後にしていく。


秀行の遺体しかいない部屋に、孝子は目の前で拝んだ。
「貴方、なんで私を置いていくの?」
孝子は切なそうな顔で秀行の顔を見た。
「私、貴方がいないと寂しいの。起きてよ死んだフリしないで。」
秀行の遺体は冷たく、安らかな顔をしている。
「貴方、なんでそんなに安らかな顔しているの?薫はまだ小学生なのよ。」

孝子は秀行の顔を暫く見つめ続けると、接吻をする。
喪服姿の彼女は右手をそっとスカートの下に宛がう。
人差し指を少し動かしながら秀行の顔に頬を寄せる。
何も変わらない事は分かっていた、それでも孝子にとっては辛かった。
彼女は彼の頭を抱えて、胸に抱きしめる。

「貴方、私の恥ずかしい所が濡れているの。
 最後に貴方の体で逝かせて欲しいの。」

孝子はやらしい仕草でストッキングを脱ぐとスカートをめくり、
人差し指でクリトリスを触り始める。
オメコから次第に湧き出る恥汁がクチュクチュといやらしい音を立て始める。
上着を脱いだ孝子は自ら胸をもみしだきながら、吐息を立てていく。
再び、彼女は彼の頭を起こして胸に抱きしめ、人差し指を激しくオマンコの中を出し入れて繰り返す。
愛液が孝子の太ももから流れ出し、いやらしい音が部屋に響き渡るとその瞬間、彼女の顔に快楽を描いて果てていった。

「貴方、おちんちんしゃぶっていい?」

秀行が冷たい死体だという事はわかっている。
それでも孝子は止められなかった。
冷蔵庫からキュウリと茄子を取り出してくると、秀行の耳元で言った。

「貴方、ごめんなさい。おちんちんが硬くならないと思うから、
私の恥ずかしい所にキュウリを入れるわ。」

孝子はオメコを触りながら両手で唇を広げるとキュウリを少しづつ入れていく。
殆ど、中に入った所で近くにある座布団を股間に挟み、腰を動かし始める。
彼女は秀行の股間をめくるとハンカチで汚物を拭き、口にくわえて舐め始める。

赤らめた孝子の顔と恥汁が太ももを伝って座布団へ落ちていく。
吐息が荒くなり、果てるとキュウリを抜いて茄子のへたをオメコの口に近づけて振動させる。
大きく育った豆をいじりながら次第に茄子を前後に動かしながら奥へ進めていく。

最後に孝子は秀行に接吻すると腹に力が加わり、茄子が飛び出ると果てていった。


翌朝、孝子は棺の上に寝そべっていた。

「ママ、朝ごはんはぁ?」

薫の眠そうな声が聞こえてくる。
棺の周りには茄子とキュウリが散らかっている。

「ママ、茄子とキュウリが散らかってるよ?」


線香を絶やさない事しか頭に残っていなかった、孝子ははっとしたのだった。

「あら、散らかってるわね、お片づけしなくちゃ。」
「ママ、どうして散らかってるの?」

孝子は一瞬、返答に戸惑う。

「パパのお供え物が動いちゃったのね。」
「パパ戻ってくるの?」
「・・・」

言葉の出ない孝子は茄子とキュウリを祭壇に供えると台所へ向かう。
祭壇にはラクガンと果物の他、その横にキュウリと茄子がアンバランスに供えられている。

「朝ごはんを作るから待ってなさい、今日はパパとお別れの日よ。」


夫の死を除いては、何事もない一日が始まろうとしていた。
暫くすると葬儀屋がやって来て準備を始め、親族も集まっていく。
最後に住職が到着し、御経を唱えると出棺。
極楽蝶花と共に秀行の別れを惜しんだ。

「秀行、元気でな。」
「あんたは頑張ったよ。」

秀行の母親がふと、秀行の棺を見て奇妙な顔で夫に小声で徐に答える。
「あんた、秀行のあそこ。」
指を刺した場所が膨らんでいたのだ。
「何処が?気のせいじゃないのか?」
「・・・そうかしら。」

死人が発情するわけでもないと思い返しつつも、秀行の母は首をひねりながら拝む。
お別れが済むと、霊柩車が到着し、葬儀屋が指揮を執っていく。

「故、林秀行様の出棺を行います。それでは皆様の手をお借りしまして、らいはい。」

全員が手を合わせて黙祷すると、しめやかに出棺が行われた。
「皆様、これより火葬を致しますので奥様とご親族の方、2人は霊柩車にお乗り下さい。
 他の方は霊柩車の後に沿って、お車でご移動をお願い致します。」

こうして、秀行は火葬され遺骨となった。
仏壇の前で秀行の母親が神妙な顔をしながらしゃべり始める。

「孝子さん、薫なんだけど・・・」
「薫がどうかしましたか?」
「女一人で育てるのは難しいでしょ、こんな時に話すのもどうかと思うけれど内の養子にと思って。」
「薫は、私一人で育てます。」

孝子の顔はひきつっていた。
その時だった、孝子に腹痛が襲ってくる。
薫を秀行の母に預けると、近くの病院に駆け込んだ。


「先生、実は最近おなかの調子が悪くて見て頂きたいのですが。」
「わかりました、どの辺りですか?」
孝子は秘所の部分を指して合図をする。
医者は暫く何の事か良く理解できずにいたが、ようやく口を開く。

「・・・そこのベットに横になって。」


孝子の足を広げ、子宮を探ると暫くしてナスのヘタが顔を出てきた。
医者は咳払いすると、ナスのヘタが入ったトレイを持ち出して言いにくそうな顔で徐に声を出していく。

「・・・もう、分かってますよね?
 あなたねもうちょっと健全にならないと・・・まだ若いんだから。」
「・・・男を作れとでも言うんですか?
 私、子持ちの未亡人です!」
孝子は失礼そうな顔をして診療室を出て行く。
看護士と医師は唖然とした顔で孝子の後姿を只々見送るのだった。


孝子は帰宅後、秀行の母に平然と風邪だったことを説明するが薫は一旦、秀行の母に引き取られていく。
彼女は遺骨になった秀行の目の前に座っていた。
「貴方、薫を取られたら私、独りになってしまう。」

孝子は秀行の前で右手の指を股間に当てて、スライドしながらショーツの上から育って行く豆を優しく撫でて大きくしていく。
人差し指をオメコに入れていやらしい音を立てると、祭壇に供えられたキュウリを取って太ももの厚い唇へ挿入していく。
「貴方、私の恥ずかしい姿を見て、お願い。」
孝子の顔が次第に赤く染まり、弓を放った様に背中を動かすと、秀行のお骨から一瞬、物音がした。

「お願い、薫は私が育てたいの。」


数日後、秀行の母と薫が孝子の前にいた。
「孝子さん。養子の件、考えておいてちょうだい。」
「えぇ。」

孝子は浮かない顔で返事をする。
その夜、孝子は薫の寝顔を見ていた。
「薫、パパ亡くなって貴方しかいなくなっちゃった。」

薫の髪を撫でながら額に口付けすると、薫の寝顔を見つめる。
そして右手が薫の胸から腹に沿って動いていく。
太ももの付け根の辺りを優しく撫でていくと、薫は寝返りを打った。
孝子は我慢ができなくなり、胸に薫を左手で抱き寄せると右手で薫のズボンとパンツの中に押し込み、まだ未発達のペニスを優しく上下に動かしていく。
薫の秘所はまるで若々しいカイワレの様だった。
1時間程だろうか、薫の幼い肉棒を愛撫しつづけるとやがて、男の喜びを示す体液がわずかに染み出る。

「薫・・・薫は私の子供よ。」

孝子は自分の息子をオカズに果てていく。
気がつくと薫は眠そうな顔でこういって、また寝静まった。

「ママ、苦しい。」

孝子は薫に二人だけの秘密と思うのだった。
翌日、秀行のいない生活が始まった。

「薫、忘れ物は?」
「ない、ママ行って来る。」

薫を見送った孝子は、掃除に洗濯を始めた。
洗濯を始めると、最後に着ていた秀行のYシャツが残っていた。

「貴方・・・」

孝子は秀行のYシャツを手に取り、抱きしめて激しい自慰するとYシャツは洗わず
そのまま孝子の部屋に置いた。

昼過ぎになり、買い物に出かけた孝子は公園で遊んでいる子供を見ていた。
小さな男の子が走っているとこけて泣き出す、よくある光景だった。
孝子は小さな子供の近くに走り寄って、抱きしめると右手の指が股間に触れる。
そのまま、子供をあやすように抱っこしながら、ズボンを脱がせると片手でカイワレを摩りだした。
子供は何が起きたのか分からず泣き止むと、不思議な顔をする。
「このおばちゃん、なんかおかしい・・・」
無情にも、カイワレは殆ど育たないまま、その子の母親とみられる者に見つかってしまう。

「ちょっと貴方!ウチの子に何やらせてるの!!」


所轄には敏腕刑事と呼ばれた男、藤堂がいた。
プロレス経験者らしい体格と、ゴルゴを思わせる様な風貌に煙草を吸う仕草、銜え煙草の似合うベテランを匂わせる刑事だった。
「奥さん、ちょっと話を聞かせて貰いたいんだけどいいかね、これも仕事でね。」
藤堂は夫人警官を呼ぶと孝子を取り調べ室に案内した。
暫くすると孝子の前に若い男が入ってきた。

「今回奥さんの取調べを担当する加藤です、宜しく。」
加藤警部が挨拶もそこそこに話を切り出す。
「奥さん、なんであんなバカな事しちゃったの。」
「何の事ですか?」
「あの、なんだ・・・小さい子じゃなくても他にいるでしょ。」

・・・こうして、1時間程の取調べが続いた。

「ねぇ加藤さん、私が信じられないんですか?」
「いや、そうじゃなくてね、あんた子供と大人の遊びしたでしょ、ネタも上がってるんだよ。
 正直に話しなよ。」
「私、真面目です。夫とは毎日、20回はイカないと満足できなかったんです。」
「・・・それは大変でしたな。」

加藤はやれやれという顔だが、孝子は真剣な目で加藤の手を取って胸にあてがう。
「私のおっぱい、大きいでしょ。」
「・・・」
「刑事さん、信じてください。」
「ば、馬鹿な事をするんじゃない!」

加藤は手を引くと、孝子は加藤の股間を触り、ジッパーを開いた。
「加藤さん。私、淫乱なんです。体が熱くて仕方ないんです。」
孝子はそういうなり、加藤の育ち始めた息子を取り出して舐め始める、その時だった。

「おーい加藤、事情徴収は終わったか?」
箱から取り出した煙草を口に銜え、何気なく普通に取調べ室の扉を開けた敏腕刑事の顔が一瞬にして硬直した。
「・・・加藤、お前何してんだ?」

藤堂は口に銜えていた煙草を落としていたのだった。

(完)
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