お菓子について熱く語る

【2025年最新版】Z世代が選ぶ！本当に美味しいお菓子ランキングTOP10！コンビニで買える神スイーツからSNSで話題のあの味まで徹底レビュ

まえがき
ポケットに数百円を握りしめて、僕らはコンビニという名の宝島へ向かう。
そこに並ぶのは、色とりどりのパッケージに包まれた、小さな幸せのかけらたち。
お菓子は単なる空腹を満たすためのものじゃない。
それは、友達と笑い合うためのコミュニケーションツールであり、勉強やバイトの疲れを癒す最高のご褒美であり、SNSで「スキ」を共有するための必須アイテムだ。
時代は移り変わり、流行りのお菓子もまた、万華鏡のようにその姿を変えていく。
昭和のバタークリームケーキ、平成のティラミス……そして令和を生きる僕らZ世代が今、夢中になっているお菓子とは一体何なのだろうか。
このエッセイでは、僕の独断と偏見、そして友人たちへの徹底的なリサーチに基づき、「今、若者が本当に愛してやまないお菓子」をランキング形式で紹介したいと思う。
これは、ただの美味しいお菓子リストじゃない。
僕らの「今」が詰まった、青春の記録だ。
それでは、カウントダウンを始めよう。君のお気に入りは、何位にランクインしているだろうか？
【第10位】無限に食べられる魔性の味『ポテトチップス 濃厚フレーバー系』
まずランクインしたのは、スナック菓子の王様、ポテトチップス。ただし、ただのうすしおやコンソメではない。僕らが求めるのは、一度食べたら止まらない「濃厚フレーバー」だ。
カルビーの『しあわせバタ～』は、その名の通り、口に入れた瞬間にバター、はちみつ、パセリ、マスカルポーネチーズの4つの要素がじゅわっと広がり、甘じょっぱい幸福感に包まれる。湖池屋の『プライドポテト』シリーズが見せる、素材への異常なこだわりもたまらない。
テスト勉強で疲れた脳に、この濃厚な塩味と旨味がガツンと染み渡る感覚。友達の家で開かれる「鍋パ」ならぬ「ポテチパ」で、数種類の濃厚フレーバーを食べ比べるのは、もはや僕らの文化の一つと言っても過言ではないだろう。
【第9位】冷凍庫の常備枠、確定。『板チョコアイス』
「これ考えた人、天才すぎない？」
森永製菓の『板チョコアイス』を初めて食べた時、誰もがそう思ったはずだ。
パキッと小気味よい音を立てて割れる分厚いチョコレートの壁。その内側から現れる、ひんやりとろけるバニラアイス。この完璧すぎるコンビネーションは、もはや発明品の域に達している。
特に少しだけ時間を置いて、中のアイスがほんのり柔らかくなった頃合いを見計らって食べるのが僕のおすすめ。外のチョコの硬質な食感と、とろりとしたアイスのコントラストが極限まで高まり、一口で脳の幸福度メーターを振り切っていく。お風呂上がりの一本は、一日の疲れを全て消し去る魔法だ。
【第8位】ちょっと大人な、ご褒美スイーツ『カヌレ』
数年前に彗星の如く現れ、一躍カフェスイーツの主役に躍り出た『カヌレ』。その人気は衰えることを知らず、今ではコンビニのスイーツコーナーでも気軽に手に入るようになった。
外側はカリッと香ばしく、キャラメリゼされたほろ苦さがアクセント。対して内側は、ラム酒とバニラの香りがふわりと鼻を抜ける、カスタードのようなもっちり、しっとりとした食感。このギャップが、僕らを虜にする。
一つ300円前後と、スナック菓子に比べれば少しだけ贅沢。だからこそ、「プレゼンが上手くいった日」「推しのライブチケットが当たった日」など、特別な日のご褒美として、大切に味わいたい。そんな存在なのだ。
【第7位】ネクストトレンドは韓国から。『薬菓（ヤックァ）』
じわじわ、しかし確実に僕らの周りでブームになりつつあるのが、韓国の伝統菓子『薬菓（ヤックァ）』だ。
小麦粉をこねて揚げ、生姜やシナモンが効いた蜜に漬け込んだ、どこか懐かしい味わい。ドーナツのようであり、クッキーのようでもある。その食感は、一言で言えば「じっとり、もっちり」。この独特の歯触りと、口の中に広がるシナモンの甘い香りが、驚くほどクセになる。
アイスクリームに添えたり、コーヒーに浸して食べたりと、アレンジが効くのも魅力。Instagramで「#ヤックァアレンジ」と検索すれば、お洒落なカフェメニューのような写真がずらりと並ぶ。次はこれ、絶対来る。
【第6位】終わりなき聖戦『たけのこの里 vs きのこの山』
もはや説明不要だろう。明治が誇るこの二大巨頭は、僕らの世代でも熱い論争の的だ。
サクサクのクッキー生地とチョコレートの一体感を重視し、口の中でのハーモニーを愛でる「たけのこ派」。
カリッとしたクラッカーの柄を持ち、チョコとクラッカーをセパレートでも楽しめるバランス感覚を称賛する「きのこ派」。
どちらが優れているか、なんて結論は永遠に出ない。でも、それでいいんだ。友達と「どっち派？」と語り合う、その時間こそが最高に楽しいのだから。ちなみに僕は、あのクッキー生地のホロホロ感がたまらない、断然「たけのこ派」だ。異論は認める。
【第5位】ザクザク新食感が世界を席巻！『ドバイチョコレート』
2025年、SNS、特にTikTokを最も揺るがしたお菓子は何かと聞かれれば、多くの人がこの名前を挙げるだろう。『ドバイチョコレート』だ。
高級チョコレートブランド「Fix Dessert Chocolatier」が発売したこの板チョコは、中にピスタチオクリームと「カダイフ」と呼ばれる細い麺状の生地がぎっしりと詰まっている。
最大の特徴は、その「音」。一口かじれば、「ザックザク」「バリバリ」という、脳に直接響くようなASMRサウンドが鳴り響く。この衝撃的な食感がTikTokで大バズりし、一時は入手困難な幻のチョコレートとなった。リッチな味わいはもちろんのこと、「食べること」がエンターテインメントになる。まさにZ世代の心を射抜いた逸品だ。
【第44位】今日の気分は、どれにする？『コンビニの生洋菓子』
僕らにとってコンビニは、もはや単なる「便利な店」ではない。そこは、最新のトレンドが詰まった「スイーツのセレクトショップ」だ。
セブン-イレブンの『シュー・ア・ラ・クレーム』、ファミリーマートの『スフレ・プリン』、ローソンの『もち食感ロール』。各社がプライドをかけて開発するオリジナルスイーツは、専門店にも引けを取らないクオリティの高さを誇る。
毎週のように登場する新作をチェックし、「あそこのコンビニの新作、もう食べた？」と情報交換するのも日常茶飯事。1個数百円で手に入る、この上なく身近で、それでいて本格的な幸せ。僕らの毎日は、コンビニスイーツに支えられている。
【第3位】もはや芸術の域へ『グミッツェル』
「グミの概念が変わった」
ヒトツブカンロの『グミッツェル』を初めて口にした時の衝撃は、今でも忘れられない。
プレッツェルのような可愛らしい形。外側はパリッ、サクッとしているのに、中はしっとりとしたグミの弾力。この世にこんな不思議で美味しい食感があったのかと、本気で感動した。
そのあまりの人気と、店舗でしか手に入らない希少性から、「幻のお菓子」とも呼ばれる。整理券を求めて早朝から並ぶその行為すら、一つのイベントとして楽しめる。味、見た目、食感、そしてその特別感。全てが完璧な、お菓子のエンターテイナーだ。
【第2位】ポケットに忍ばせる、小さな相棒『グミ類』
勉強中の眠気覚ましに一粒。友達との会話の合間に一粒。移動中の口寂しさに一粒。僕らの日常のあらゆるシーンに寄り添ってくれるのが、グミという存在だ。
カンロの『ピュレグミ』が見せる、甘酸っぱいパウダーと果肉感の絶妙なバランス。ブルボンの『フェットチーネグミ』の、アルデンテな噛みごたえ。カバヤの『タフグミ』がもたらす、顎が鍛えられるほどのハードな弾力。
味や食感のバリエーションが無限にあり、チャック付きで持ち運びやすい手軽さも魅力。その日の気分でフレーバーを選び、ポケットに忍ばせる。それはまるで、お気に入りの音楽をイヤホンで持ち歩くような感覚に近いのかもしれない。
【第1位】揺るぎなき絶対王者『じゃがりこ』
そして、栄えある第1位は、カルビーの『じゃがりこ』。
これに関しては、満場一致。異論を挟む余地はなかった。
「はじめカリッと、あとからサクサク」。このキャッチコピーが全てを物語っている。唯一無二の食感は、食べ始めたら最後、カップの底が見えるまで手が止まらない中毒性を秘めている。
定番のサラダ味、チーズ味の安定感はもちろんのこと、期間限定で登場する『明太チーズもんじゃ味』や『にく！にく！にく！味』など、僕らの好奇心をくすぐるフレーバー展開が本当に見事だ。
そして、『じゃがりこ』最大の魅力は、その圧倒的なコミュニケーション性能にある。
「一本ちょうだい」から始まる会話。フタに書かれたダジャレでクスッと笑い合う瞬間。お湯を注いでポテトサラダにする「じゃがアリゴ」という裏技アレンジ。
『じゃがりこ』は、いつだって僕らの輪の中心にある。
それは単なるスナック菓子ではない。僕らの友情を、笑顔を、何気ない日常を繋いできた、青春そのものの味なのだ。
あとがき
こうしてトップ10を並べてみると、僕らZ世代が求めるお菓子の輪郭が見えてくる。
「食感の楽しさ」「SNSでの見栄え」「シェアできること」、そして「ちょっとした特別感」。
もちろん、純粋な「美味しさ」が大前提にあることは言うまでもない。でも、僕らはその先に、プラスアルファの「体験」や「共感」を求めているのかもしれない。
今日、君はどんなお菓子を食べただろうか。
その一口が、明日の君をほんの少しだけ、ハッピーにしてくれることを願って。