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賢者の章
25.謁見
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田舎の村娘が王都に来る事など、本来なら一生に一度有るか無いかだろう。更に言えば、田舎の村娘が王城の中に立ち入るなど、本来なら一生無い事だ。
ついひと月前まで、そんな田舎の村娘だったセリナが現在歩いているのは、その王城の長い廊下。
廊下の横幅だけでも、セリナが毎日寝起きしていた実家の寝室以上に広く、その幅広い廊下がずっと奥の方まで続いている。
廊下の至る所に豪華な調度品や美術品が飾ってあり、訪れる者の目を楽しませるのだが、今のセリナに調度品を見て楽しむ余裕は無い。
「セリナ、緊張しているのですか?」
「うぅ………お腹痛い………」
「ああ、その気持ち分かるかも。わたしも最初はそんな感じだったし」
セリナの左右から、フィリアとサージャが心配そうに声を掛けてくれるが、それでもセリナの緊張は治まらない。
それもその筈で、これからセリナ達が会いに行くのはこの国の王。つまり王への謁見へと向かう最中なのだ。
王など、セリナにとっては雲の上の存在。当たり前だが本来ならば一生縁など無かった筈なのだ。
「はっはっはっ!大丈夫だよセリナ、国王は人柄の良い方だからね!きっと、一目見て君を気に入る筈さ!」
アリオンの言葉が、気休めでは無い事はセリナにも分かる。おそらく真実を言っているのだろう。しかし、だからと言って緊張は全く治まらない。国王だけでも緊張するのに、謁見の間にはこの国の位の高い貴族達も集結しているのだと言うではないか。そんな場所に、田舎の村娘がノコノコ行くのだから、緊張しない方がおかしい。
「こういう言い方も何だけど、セリナは救世の三職の賢者なんだから、堂々としていればいいわ。誰も貴女に悪感情なんて抱かないから安心して」
「はぁ………そうでしょうか……」
「サージャさんの言う通りですわ。というか、セリナは自己評価が低すぎます。もう少し自分を誇っても良いのですよ?」
「そんな……誇る所なんてわたしには……」
人よりも容姿に恵まれている事は、自分でも分かっている。しかし、だから何だというのがセリナの常に抱いている気持ちだ。
容姿が良いから、それが何の役に立つというのか。それで誰かを救える訳でも無いし、強くなる訳でも無い。
「あはは……本当にセリナは自分に自信が無いのね。まあ、そういう謙虚な所は嫌いでは無いけど」
そんな事を話しながら廊下を進んでいると、大きな扉の前に辿り着く。ここが、国王への謁見の間だ。
全員、扉の前で歩みを止める。そして、アリオンがセリナの顔を見て声を掛ける。
「では、行くよセリナ。心の準備は出来たかい?」
最後にもう一度、深く深呼吸をする。その時セリナの脳裏にアルトの優しい顔が浮かんだ。
(アルト……わたし頑張るからね)
そして、真っ直ぐにアリオンの目を見て「大丈夫です」と返事を返した。
その言葉を聞いたアリオンは、扉の横に立つ兵士を見る。アリオンの視線を受けた兵士が扉の横に付いている鐘をチリンと鳴らす。すると、扉がギギギと重厚な音を立てながらゆっくりと開いた。
「勇者様ご一行のご到着です!」
兵士の言葉を受け、先頭のアリオンが中へと歩き出す。そのアリオンに続いて、サージャ、フィリア、そしてセリナが横一列になって前へと進む。
謁見の間は、玉座に向かって真っ赤な絨毯が敷かれている。その絨毯の外側には、甲冑に身を包んだ兵士達が整然と並んでおり、玉座近くには仕立ての良い貴族服を身に纏った、位の高い貴族達が立ち並んでいる。
そんな謁見の間を、淀み無く堂々と歩く勇者アリオンと、その後ろに続く救世の三職、サージャ、フィリア、セリナ。
そんなセリナを見て、貴族達からどよめきが起こる。
「おお……何と美しい………」
「あの方が賢者様か……まるで女神の様な美しさ」
「素晴らしい……まさに傾国の美女よ……」
など、セリナに聞こえるか聞こえないかという声でヒソヒソと感想を述べる貴族達。
中には、自分の孫ほども歳の離れたセリナに対して、年配の貴族がセリナの美しさにうっとりとした視線を送っている。
そんな貴族達の中を堂々と進み、国王の前へと到着するアリオン以下四名。
アリオンが膝を付き頭を垂れると、サージャ、フィリア、セリナも膝を付く。そして同じように頭を垂れ、両手を胸の前で結んだ。
「よくぞ無事に戻られた勇者アリオン、剣聖サージャ、聖女フィリアよ。さあ、久しぶりにその顔を儂に見せてくれ」
国王が嬉しそうに笑みを浮かべながらアリオン達に声を掛ける。
「はっ!陛下の御心のままに!」
アリオンが口上を述べて顔を上げる。その後ろでは、サージャとフィリアも顔を上げた。
しかし、何故かセリナは顔を上げずに頭を垂れたままだ。貴族達に再びどよめきが起こる。
「な、何故顔を上げぬのだ……!?陛下の声、聞こえていないのか……?」
「いくら賢者様とは言え……陛下に対して不敬ではないのか!?」
ざわめく貴族達だが、国王がパンパンと手を叩いた途端、誰もが口を閉じる。
静かになった所で、国王がセリナに向かって声を掛けた。
「ふむ、其方が賢者で間違い無いか?」
「はい国王陛下。わたしは今年の『成人の儀』にて、主神ヴォルテニクス様より賢者の称号を授かりましたセリナと申します」
淀み無く国王に答えるセリナ。隣ではフィリアもサージャもセリナを見守っている。
「ふむ、してセリナよ、お主は何故顔を上げぬのだ?」
「はい国王陛下。先ほど陛下は、勇者様、剣聖様、聖女様の名は仰りましたが、わたしに顔を上げていいとは言いませんでした。陛下の命無く勝手に顔を上げるのは不敬だと思い、こうして今も陛下のお言葉を待っています」
セリナの言葉を聞き、貴族達から「ほぉー」っと溜め息が漏れる。先ほど不敬だ何だのと言った貴族は罰が悪そうな顔をした。
「なるほど。しかしそれは儂がお主の名を知らぬからだと思わなかったか?」
「いいえ陛下。その場合は其方の者も顔を上げろなど、言い方は幾らでもあります。でもそう仰らなかったのは、わたしは命があるまで待てという事。わたしは陛下の命があるまで顔を上げられません」
じっとセリナを見つめる国王。しかし次第に、その顔が破顔していく。
「わっはっはっ!なるほどなるほど、さすがは賢者の称号を授かりし者。いやいや、儂の負けじゃ!」
愉快そうに、声を上げて笑い出す国王を見て、貴族達が目を見開く。
国王は温厚な性格ではあるが、人前でこんなに声を出して笑う人物では無い。その国王が高々と笑っている事に、誰もが驚愕した。
「さあセリナよ、その顔を儂に見せてくれ!」
国王の言葉を受け、セリナがゆっくりと顔を上げる。その顔は誰よりも気高く、そして誰よりも美しかった。
「おお……何と聡明な顔よなセリナ!」
「光栄で御座います陛下」
セリナが国王に向かって優しく微笑む。その顔があまりにも美しくて、この場に居る誰もがセリナに心を奪われた。
「うむっ!気に入ったぞセリナ!儂はこの国の国王アルマール・フォン・グランベルグじゃ。賢者セリナを含む勇者一行を全力で支援すると此処に誓おう!」
「ははーっ!!ありがたきお言葉です陛下!」
アリオン、サージャ、フィリア、そしてセリナが再び頭を下げる。その瞬間、部屋中から拍手喝采が沸き起こった。
「何という力強き勇者一行!これで全て安泰だ!」
「むむ……私の心は賢者様に根こそぎ持って行かれたぞ。何という美しさだ………」
「私もだ。今日から全力で勇者様ご一行と賢者セリナ様を支援するぞ!」
湧き上がる貴族達の言葉を耳にしながらセリナは内心、
(うう………これで良かったかな……お腹痛いよぉ………)
と、背中に冷や汗を流していたのは誰も気付かなかった。
ついひと月前まで、そんな田舎の村娘だったセリナが現在歩いているのは、その王城の長い廊下。
廊下の横幅だけでも、セリナが毎日寝起きしていた実家の寝室以上に広く、その幅広い廊下がずっと奥の方まで続いている。
廊下の至る所に豪華な調度品や美術品が飾ってあり、訪れる者の目を楽しませるのだが、今のセリナに調度品を見て楽しむ余裕は無い。
「セリナ、緊張しているのですか?」
「うぅ………お腹痛い………」
「ああ、その気持ち分かるかも。わたしも最初はそんな感じだったし」
セリナの左右から、フィリアとサージャが心配そうに声を掛けてくれるが、それでもセリナの緊張は治まらない。
それもその筈で、これからセリナ達が会いに行くのはこの国の王。つまり王への謁見へと向かう最中なのだ。
王など、セリナにとっては雲の上の存在。当たり前だが本来ならば一生縁など無かった筈なのだ。
「はっはっはっ!大丈夫だよセリナ、国王は人柄の良い方だからね!きっと、一目見て君を気に入る筈さ!」
アリオンの言葉が、気休めでは無い事はセリナにも分かる。おそらく真実を言っているのだろう。しかし、だからと言って緊張は全く治まらない。国王だけでも緊張するのに、謁見の間にはこの国の位の高い貴族達も集結しているのだと言うではないか。そんな場所に、田舎の村娘がノコノコ行くのだから、緊張しない方がおかしい。
「こういう言い方も何だけど、セリナは救世の三職の賢者なんだから、堂々としていればいいわ。誰も貴女に悪感情なんて抱かないから安心して」
「はぁ………そうでしょうか……」
「サージャさんの言う通りですわ。というか、セリナは自己評価が低すぎます。もう少し自分を誇っても良いのですよ?」
「そんな……誇る所なんてわたしには……」
人よりも容姿に恵まれている事は、自分でも分かっている。しかし、だから何だというのがセリナの常に抱いている気持ちだ。
容姿が良いから、それが何の役に立つというのか。それで誰かを救える訳でも無いし、強くなる訳でも無い。
「あはは……本当にセリナは自分に自信が無いのね。まあ、そういう謙虚な所は嫌いでは無いけど」
そんな事を話しながら廊下を進んでいると、大きな扉の前に辿り着く。ここが、国王への謁見の間だ。
全員、扉の前で歩みを止める。そして、アリオンがセリナの顔を見て声を掛ける。
「では、行くよセリナ。心の準備は出来たかい?」
最後にもう一度、深く深呼吸をする。その時セリナの脳裏にアルトの優しい顔が浮かんだ。
(アルト……わたし頑張るからね)
そして、真っ直ぐにアリオンの目を見て「大丈夫です」と返事を返した。
その言葉を聞いたアリオンは、扉の横に立つ兵士を見る。アリオンの視線を受けた兵士が扉の横に付いている鐘をチリンと鳴らす。すると、扉がギギギと重厚な音を立てながらゆっくりと開いた。
「勇者様ご一行のご到着です!」
兵士の言葉を受け、先頭のアリオンが中へと歩き出す。そのアリオンに続いて、サージャ、フィリア、そしてセリナが横一列になって前へと進む。
謁見の間は、玉座に向かって真っ赤な絨毯が敷かれている。その絨毯の外側には、甲冑に身を包んだ兵士達が整然と並んでおり、玉座近くには仕立ての良い貴族服を身に纏った、位の高い貴族達が立ち並んでいる。
そんな謁見の間を、淀み無く堂々と歩く勇者アリオンと、その後ろに続く救世の三職、サージャ、フィリア、セリナ。
そんなセリナを見て、貴族達からどよめきが起こる。
「おお……何と美しい………」
「あの方が賢者様か……まるで女神の様な美しさ」
「素晴らしい……まさに傾国の美女よ……」
など、セリナに聞こえるか聞こえないかという声でヒソヒソと感想を述べる貴族達。
中には、自分の孫ほども歳の離れたセリナに対して、年配の貴族がセリナの美しさにうっとりとした視線を送っている。
そんな貴族達の中を堂々と進み、国王の前へと到着するアリオン以下四名。
アリオンが膝を付き頭を垂れると、サージャ、フィリア、セリナも膝を付く。そして同じように頭を垂れ、両手を胸の前で結んだ。
「よくぞ無事に戻られた勇者アリオン、剣聖サージャ、聖女フィリアよ。さあ、久しぶりにその顔を儂に見せてくれ」
国王が嬉しそうに笑みを浮かべながらアリオン達に声を掛ける。
「はっ!陛下の御心のままに!」
アリオンが口上を述べて顔を上げる。その後ろでは、サージャとフィリアも顔を上げた。
しかし、何故かセリナは顔を上げずに頭を垂れたままだ。貴族達に再びどよめきが起こる。
「な、何故顔を上げぬのだ……!?陛下の声、聞こえていないのか……?」
「いくら賢者様とは言え……陛下に対して不敬ではないのか!?」
ざわめく貴族達だが、国王がパンパンと手を叩いた途端、誰もが口を閉じる。
静かになった所で、国王がセリナに向かって声を掛けた。
「ふむ、其方が賢者で間違い無いか?」
「はい国王陛下。わたしは今年の『成人の儀』にて、主神ヴォルテニクス様より賢者の称号を授かりましたセリナと申します」
淀み無く国王に答えるセリナ。隣ではフィリアもサージャもセリナを見守っている。
「ふむ、してセリナよ、お主は何故顔を上げぬのだ?」
「はい国王陛下。先ほど陛下は、勇者様、剣聖様、聖女様の名は仰りましたが、わたしに顔を上げていいとは言いませんでした。陛下の命無く勝手に顔を上げるのは不敬だと思い、こうして今も陛下のお言葉を待っています」
セリナの言葉を聞き、貴族達から「ほぉー」っと溜め息が漏れる。先ほど不敬だ何だのと言った貴族は罰が悪そうな顔をした。
「なるほど。しかしそれは儂がお主の名を知らぬからだと思わなかったか?」
「いいえ陛下。その場合は其方の者も顔を上げろなど、言い方は幾らでもあります。でもそう仰らなかったのは、わたしは命があるまで待てという事。わたしは陛下の命があるまで顔を上げられません」
じっとセリナを見つめる国王。しかし次第に、その顔が破顔していく。
「わっはっはっ!なるほどなるほど、さすがは賢者の称号を授かりし者。いやいや、儂の負けじゃ!」
愉快そうに、声を上げて笑い出す国王を見て、貴族達が目を見開く。
国王は温厚な性格ではあるが、人前でこんなに声を出して笑う人物では無い。その国王が高々と笑っている事に、誰もが驚愕した。
「さあセリナよ、その顔を儂に見せてくれ!」
国王の言葉を受け、セリナがゆっくりと顔を上げる。その顔は誰よりも気高く、そして誰よりも美しかった。
「おお……何と聡明な顔よなセリナ!」
「光栄で御座います陛下」
セリナが国王に向かって優しく微笑む。その顔があまりにも美しくて、この場に居る誰もがセリナに心を奪われた。
「うむっ!気に入ったぞセリナ!儂はこの国の国王アルマール・フォン・グランベルグじゃ。賢者セリナを含む勇者一行を全力で支援すると此処に誓おう!」
「ははーっ!!ありがたきお言葉です陛下!」
アリオン、サージャ、フィリア、そしてセリナが再び頭を下げる。その瞬間、部屋中から拍手喝采が沸き起こった。
「何という力強き勇者一行!これで全て安泰だ!」
「むむ……私の心は賢者様に根こそぎ持って行かれたぞ。何という美しさだ………」
「私もだ。今日から全力で勇者様ご一行と賢者セリナ様を支援するぞ!」
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