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魔姫の章

閑話.エリーゼの吐息 中編※

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 いつもよりも少し遅い時間に目が覚めた。
 
 無感動な毎日を過ごしているわたしだけど、仕事はきちんとしないといけない。せっかく大きな商会に勤めているのだから、適当な仕事をして首にでもなったら両親が悲しむ。だから仕事はいつも全力で取り組んだ。

 わたしの仕事は会計士。商会の売り上げを計算したり、商品の発注にかかる料金などをまとめたりするのが主な仕事で、早番と遅番の時がある。
 わたしは入ったばかりなのでずっと早番で仕事を教わっていたのだけど、今日からは初の遅番。昼頃に勤め先へと行き、帰りは結構遅くなるって聞いてる。


「おはようございます」


 職場は商会の奥にある一室。制服に着替えたわたしが部屋に入ると、既にもう一人は机に向かっていた。


「おはようエリーゼちゃん。今日から遅番頑張ろうね」
「あ、はい」


 この人はわたしに仕事を教えてくれた上司。確か自己紹介の時に歳は三十歳で、子供が一人居ると言っていた。
 顔は………まあ普通か少しカッコいいくらい。でも歳が離れているので、正直良く分からない。


「あの……わたし遅かったですか?」


 既に仕事を始めている上司を見て不安になる。もしかして遅刻だったのだろうか。


「いや、時間通りだよ。まだ仕事が不慣れなエリーゼちゃんの為に書類まとめておいたんだ。あ、これ悪いけど続き宜しくね」
「あ、ありがとうございます!はい、今すぐ取り掛かります!」


 仕事の教え方は優しいし、こうして所々フォローしてくれる。お陰で仕事もスムーズに覚えられたし、本当に上司に恵まれたと思う。

 上司から書類を受け取り仕事を始める。部屋にはわたしと上司だけしかおらず、たまに売り場の女性が伝票を持って来たり、他の部署の人が書類を持って来たりする。
 でもそれも段々と来なくなり、ふと窓の外を見るといつの間にかもう暗くなっていた。

 休憩用のソファに腰をかけ、一度夕食の時間を取る。遅番の場合は商会から無料で夕食の差し入れがあるので、わざわざ外に食べに行く必要も無い。
 夕食の後は少し上司と談笑し(内容はあまり入って来なかった)再び仕事に。もう夜もかなり更けていた。

 
「あれ………?」


 何か良く分からない箇所があり、わたしは上司を呼んだ。


「ああ、これはね、先にここの計算をーーー」
「…………………」


 何か………妙に距離が近い。さり気なくわたしの肩に手を置いてるし。


「ふぅ………エリーゼちゃん、いい匂いするなぁ」


 突然、上司がわたしの胸を触って来た。わたしは慌てて立ち上がる。


「ちょっ………何するんですか!?」
「はぁはぁ……いいだろエリーゼちゃん?こんな時間に人なんて来ないしさ」
 

 そう言ってわたしに抱きついてくる上司。嫌ッ!気持ち悪い!


「やめてください!変な事すると誰かに話しますよ!」
「ふーん、いいのかいそんな事言って?何ならワザと大きなミスをして、それを全て君のせいにしてもいいんだよ?」
「なっ……………」
「いくら君が違うと訴えても、誰も新人の言う事なんか信じないよ?そうなったら君は首になるかもしれないね」


 ギュッと唇を噛む。せっかく大きな商会に入って………もう両親に手紙も送った。それなのに首になったら両親はどんなに悲しむだろう。


「ね?一回だけだから。お互いの為にさ」


 汚い。本当に男なんてどうしようもなく汚い。ビリーも、この上司も。


「外に………絶対外に出してください」


 結局はそんな事を口にしていた。もし中で射精されてしまっても、もうノエルは頼れない。あんな事があったのにまた男としたなんて事をノエルに知られたら、きっと軽蔑されてしまう。アルトもセリナもビリーも居なくなったわたしにとってノエルが数少ない大切な友達。ノエルまで失いたくない。
 ちなみにビリーは鍛冶師の親方の家に住み込みで修行している。でももう二度と、ビリーに会うつもりは無い。


「分かってる。僕も他の女の子を妊娠なんてさせたら嫁に殺されてしまうからね」

  
 本当に殺されてしまえばいいのに。こんな最低な男が居るから、いつも誰かが傷付くんだ。

 
「さあ、見せておくれエリーゼちゃんの全てを」


 上司が服を脱がせようとしたので、わたしは一歩後ろに下がって自分で脱ぎ始めた。制服なので、乱暴に脱がされて破れたりシワになったりすると困るから、嫌々ながら自分で脱いだ。

 制服を脱ぎ、肌着も脱ぐと、下着姿になる。以前はブラジャーなんて着けていなかったけど、サリーさんに胸の形を維持したいなら着けた方がいいって言われて、それからは毎日着けている。
 ウルスス村みたいな田舎では、紐で結ぶだけの質素なブラジャーが主流(と言うかそれしか手に入らない)だったけど、都会では普通にワイヤーが入っていて、ホックという金具で止めるタイプが主流だ。わたしのブラジャーもホックで止めるやつ。

 ホックを外すと、すぐにわたしの胸が露わになる。恥ずかしいので手で隠していると、すぐに上司に手をどかされた。


「はぁはぁ……これがエリーゼちゃんのおっぱい………」


 鼻息を荒くして興奮する上司。三十歳の男が、十五歳の胸を見て興奮してる。自分の半分の歳の女の子の胸を見て興奮している。


「初めて君に会った時から………ずっと見たかったんだ。なんて綺麗で張りのあるおっぱい………」


 興奮しながら、恐る恐るわたしの胸を触る上司。ゆっくりと揉みしだかれ、乳首を軽く摘まれる。


「んっ………」


 思わずピクッと反応してしまう。誰かに触られるのなんて久しぶりだった。


「はぁはぁ……凄い感度………それに綺麗な色だ………」


 しばらく揉んだり指で乳首を摘まんだりしていた上司が、顔を近づける。そして軽く吸い付いて来た。


「んあぁ……あっ…………」
「はぁ美味しい………こんなに美味しいおっぱいは初めてだよエリーゼちゃん」


 チュパチュパと乳首を吸われたり、舌でコロコロと転がされたりするうちに、わたしの中で快感が大きくなっていく。
 嫌なのに、こんな事もう駄目なのに、気持ち悪いのに、身体は正直に反応してしまう。快感を感じてしまう。
 
 ひとしきりわたしの胸を楽しんだ上司は、わたしをソファに座らせる。そして下着の紐に手を掛け、ゆっくりと引っ張った。


「はぁはぁ……はぁはぁ………」


 紐が解け、下着を捲る上司。そのままわたしの足を広げたので、恥ずかしく慌てて手でアソコを隠す。嫌だ、やっぱりこんな人に大事な所を見られるなんて嫌だ。


「いや………やっぱりこれ以上は………」


 たとえどんなに気持ち良くても、こんな無理やりされるなんて嫌だ。こんな事をする為に王都に来た訳じゃない。こんな事をされる為にこの商会に就職した訳じゃない。それなのにーーーー


「はぁはぁ大丈夫だよエリーゼちゃん………気持ち良くしてあげるから………」


 そう言いながら上司はわたしの手をどける。結局わたしは抗う事も出来ずに、上司に全てを見られてしまった。


「ゴクッ………こ、これが十五歳のオマンコ………可愛いエリーゼちゃんのオマンコ…………なんて綺麗なんだ………」
「うぅ…………」


 恥ずかしくて顔が真っ赤に染まる。そして全身がとても暑いし熱い。じっとりと汗が首筋を伝う。
 同い年のビリーや少し年上のレックと違い、目の前の上司はかなり年上の大人。そんな人にまじまじと自分の一番恥ずかしい秘所を見られ、今までに感じた事の無い羞恥心に襲われる。


「はぁはぁ………舐めるよエリーゼちゃん」
「ああっ……いや………ぁ………」


 上司がわたしのアソコに舌を這わせる。既に溢れている愛液を舐め取りながら、ずるずると音を立てて吸ったりする。


「ああ美味しい………エリーゼちゃんの愛液は甘酸っぱいんだね」
「いやぁ………あっ、あっ、んん………ッ」


 そのまま舌がわたしのクリトリスへ。その瞬間、大きな快感が押し寄せる。


「ああっ!だ、だめ………はうぅぅ!」
「はぁはぁ、エリーゼちゃんはクリちゃん舐められるのが好きなんだね。いっぱい舐めてあげる」
「だ、だめぇ………ああっ!いっ………んあぁーーっ!」


 駄目なのに、感じちゃ駄目なのに………気持ち良くてどうにかなりそう。自分の指では決して味わう事の出来ない舌での愛撫。わたしはあっという間に昇り詰めていく。


「あうっ…!はぁはぁ、あっ、あああぁぁーーーッ!!」


 ビクビクッと身体が痙攣する。あっという間に達してしまい、ぐったりとする。


「凄い……もうイッたんだねエリーゼちゃん。僕も……もう我慢出来ない」


 ぐったりとしているわたしの前で上司はいそいそとズボンと下着を降ろす。現れたのは、大きくそそり勃った上司のモノ。ビリーと同じぐらいか少し短いけど、太さはレックぐらいあった。レックのモノ同様、赤黒くてグロテスクな感じ。そのグロテスクなモノを、わたしの膣口に充てがう。


「挿れるよ………」
「んっ………んんッ!」


 そしてわたしの膣内なかに、わたしの知らないペニスが入って来た。




    
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