9 / 316
異世界転移の章
8.再度
しおりを挟む
わたし達にワイルドウルフの死体を頂戴、サフィーにいきなりそう言われた未来と愛莉は顔を見合わせた。そこに、今まで話を黙って聞いていたリーシャがサフィーに対して声を上げる。
「駄目よサフィー、他人の狩ったモンスターを横取りなんて」
「よ、横取りじゃないし!だって要らないって言うから……」
「だからってーーー」
「だってランクアップモンスターよ!?これでどちらか一人ランクアップ出来るのよ!?」
ランクアップとは一体何の事だろうか。気になった未来が反射的に二人に話し掛ける。
「ランクアップって何?」
未来が話し掛けると、言い争いをしていたリーシャとサフィーが同時に未来の方を向く。そしてリーシャが丁寧に説明を始めた。
「冒険者にはランクがあってね、最初はみんなEランクからスタートなのだけど、ランクアップモンスターっていうギルドが定めたモンスターを倒して体内の『魔石』を持って行くと上のランクに上がれるの。このワイルドウルフは、わたし達Eランクの冒険者が次のDランクに上がる為に、ギルドが定めたランクアップモンスターなのよねぇ……」
なるほどと納得する未来と愛莉。だからサフィーはこのモンスターの死体を欲しがったのだと合点がいく。
「いいよいいよ、死体持ってっちゃって!」
「駄目よぉ、これは貴女達が倒したモンスターだもの、受け取れないわ」
「でも、本当にわたし達には必要ないし……」
死体を欲しがるサフィー、要らないのであげると言っている未来と愛莉、受け取れないと断るリーシャ、このままでは話が先に進まない。
「何で駄目なのよ!要らないって言ってるんだからいいじゃない!」
「あのねサフィー、自分達の実力で倒した訳でもないランクアップモンスターの死体を譲って貰って、それでランクアップしたからと言って貴女は素直に喜べるの?」
「うっ……それはそうだけど……でも解体して売れば皮も肉もお金になるのに勿体無いじゃない」
「うーん、それは確かにそうねぇ」
売ればお金になる。その話に真っ先に飛びついたのは愛莉だった。ここが異世界である以上、おそらく自分達が持っているお金など使えない。仮にこの先もずっとこの世界で暮らさなければならないのだとしたら、どうしたって自分達で金を稼がないといけない。ここには自分達を養ってくれる両親は居ないのだ。
「あの、解体して売るとお金になるの?」
「え?ええ、モンスターの皮は普通の獣よりも丈夫だし、お肉も美味しいのよぉ。持ち帰ればギルドで買い取って貰えるわ」
ふむふむと頷く愛莉。とは言え、解体など自分も未来も出来ない。そんな血生臭い事が出来る女子高生など、現代の日本にはほとんど居ない。なので、愛莉は提案を持ちかけてみる事にした。
「えっと、じゃあ交換条件にしない?解体して貰う代わりに、取れた皮とお肉を半分あげる。あとその魔石……だっけ?それもあげるから解体お願い出来ないかな?」
愛莉の提案に顔を見合わせるリーシャとサフィー。サフィーは明らかに嬉しそうな表情を浮かべ、逆にリーシャは困ったような表情を浮かべた。
「でもそれだとこちらが報酬を貰い過ぎだわ。魔石もかなり高く売れるから、魔石は貴女達が持ち帰って」
ガックリと項垂れるのはサフィー。確かにリーシャの言う事は全て正論なのだが、ランクアップを果たす千載一遇のチャンスをみすみす手放す事になる。
「あ、うん。でもいいの?ランクアップ出来るんでしょ?」
「いいのよぉ、わたし達の実力で倒した訳ではないもの。わたし達はもっと力を付けてから改めて挑むわ」
それを聞いていた未来は、珍しく何やら思案する。今までの話を聞くと、サフィーはどうしてもランクアップがしたい、リーシャもランクアップはしたいみたいだが、自分達が倒した訳ではないので遠慮している。それならーーーー
「じゃあさ、もう一匹そのモンスター探してみようよ!あたしと愛莉も倒すの手伝うから、みんなで協力して倒せば問題無いじゃん!」
思わず呆気に取られる愛莉、リーシャ、サフィーの三人。特に愛莉は、先ほどあれほどの恐怖を体験したのに、その発想に至る未来が信じられなかった。
「ちょ、ちょっと未来!?またアレ倒すとか正気なの!?あんなに怖い目にあったのに!」
「え?一回倒せたんだからまた倒せると思うよ?ほら、投擲のスキルもレベル上がったから強くなってる筈だし」
「だ、だからって………」
嫌だ、はっきり言って嫌だ。いくら未来の言い出した事でも、あんなに怖い体験はもう懲り懲りだ。
だって死にかけたのだ。今生きているのはほとんど奇跡のようなものだ。次も戦って倒せる保証など何処にも無い。だから断ろうと口を開こうとした瞬間、サフィーが頭を下げて来た。
「お、お願い!絶対に役に立ってみせるから倒すの手伝って!」
「……わたしからもお願いします。倒すの手伝ってください」
サフィーの隣りではリーシャもまた頭を下げていた。そんな二人を見て、とても嫌とは言えなくなってしまった愛莉は泣きそうになりながら項垂れるのだった。
■■■
もう今さら断る事など出来ない。そんな状況に追い込まれてしまった愛莉は覚悟を決めるしか無かった。
「はぁ……何でこんな事に……」
「大丈夫だよ愛莉。さっきと同じ事をすればいいだけなんだから」
作戦はこう。まずはリーシャの召喚獣である”三眼狐”でワイルドウルフを見つける。見つけたら速やかに移動し、その場で待機。その間、愛莉は錬金術で石刀を数本作っておく。準備が出来たらサフィーの魔法で先制攻撃。相手がこちらに向かって来たら未来の投擲とサフィーの魔法で遠距離攻撃を繰り返して倒す。
「どんな形でもいいから戦闘に介入しないと、自分に経験値は入らないの。この作戦だと全員経験値を貰える筈だわ」
リーシャも召喚獣を使用しての『探索』という役割で戦闘に参加しているのだという。こんな事しか出来なくてごめんなさいと謝られたが、こちらから相手を見つけて一方的に遠距離攻撃出来るアドバンテージは大きい。この作戦だからこそ、怯えていた愛莉も覚悟を決める事が出来たのだ。
「それで、そのコンちゃんっていうのは何処に居るの?」
「実はずっと周囲を見回って貰っているの。さっき指示を出してワイルドウルフの探索をお願いしたから多分そのうち………あ、ちょうど見つけたみたい」
ドクンッと愛莉の鼓動が跳ね上がる。覚悟は決めたが、それで恐怖心が無くなった訳ではない。むしろ、せっかく忘れかけていた恐怖心がまた蘇って来て、愛莉の身体が小刻みに震える。そんな愛莉の手を未来がぎゅっと握る。
「未来……」
「大丈夫だよ愛莉。絶対守ってみせるから」
「…………うん」
不思議と震えが治まった。未来の声が、未来の言葉が胸に染み渡る。未来がそう言うのなら無条件で信じられるくらい、未来を信用しているし信頼している。
事実、さっきだって未来の短距離転移によって救われた。未来が投擲でワイルドウルフを倒してくれた。だから今もこうして生きているのだ。
だから、きっと次も大丈夫だ。未来が守ってくれると言うのなら、絶対に大丈夫だ。絶対に安全だ。そう信じられる。
そしてそのまま未来と手を繋ぎながら走り出す。本音を言えばワイルドウルフなどもう会いたくもないが、未来が誰かの為にと行動を起こすのであれば、それを手伝うのが自分の役割だ。昔からずっとそうして来たのだから。
「止まって!コンちゃんご苦労様」
しばらく走ると、先頭のリーシャが足を止める。そのすぐ目の前には、額に目がある白い狐がこちらを見ていた。どうやらあれが例の三眼狐という召喚獣らしい。
「うわっ、可愛いね!その子がコンちゃん!?」
「しっ!静かにして!ほら、あそこに居るわよ」
思わず大きな声を出してしまった未来を、サフィーが黙らせる。そしてその視線の先、およそ五十メートルほど向こうには先ほど戦ったのと同じぐらいの大きさの狼型のモンスター、ワイルドウルフが徘徊していた。
「ワイルドウルフは鼻が良いって聞いた事があるわ。多分この距離でもすぐに見つかる」
四人は顔を見合わせ、こくりと頷く。手順通り愛莉が石を拾い、錬金術で先ほどと同じように先端の尖った石刀を作る。実際にその光景を至近距離で目の当たりにしたリーシャとサフィーは、目を見開いて驚いている。
「凄いわ……本当に形を変えられるのね」
「他の形にも出来るわけ?」
「あ、うん、多分。イメージさえ出来ればだけど」
そう、この錬金術にはイメージが大事だ。多分見た事も聞いた事もないようなイメージの湧かない物は作れない。
「あっ!こっちの方をじっと見てる!」
ワイルドウルフの動きを監視していた未来の声で、全員ハッと顔を上げてワイルドウルフに視線を送る。確かに、先ほどまでの動きを止めてじっとこちらに顔を向けている。どうやら気付かれたらしい。
「い、行くわよ!援護お願いするわ!」
「まっかせといて!」
サフィーが手のひらに魔力を集中させる。すると、サフィーの手が青白く輝き出した。そのまま手のひらを前に出し、じっと待つ。
「さあ来なさい!」
少し待つと、ワイルドウルフが突然勢い良く地を蹴り、こちらに向かって突進を始めた。それを見たサフィーが魔法を撃ち放つ。
「水刃!」
放たれた水の刃が巨木の間を縫って、ワイルドウルフの額に命中した。
「駄目よサフィー、他人の狩ったモンスターを横取りなんて」
「よ、横取りじゃないし!だって要らないって言うから……」
「だからってーーー」
「だってランクアップモンスターよ!?これでどちらか一人ランクアップ出来るのよ!?」
ランクアップとは一体何の事だろうか。気になった未来が反射的に二人に話し掛ける。
「ランクアップって何?」
未来が話し掛けると、言い争いをしていたリーシャとサフィーが同時に未来の方を向く。そしてリーシャが丁寧に説明を始めた。
「冒険者にはランクがあってね、最初はみんなEランクからスタートなのだけど、ランクアップモンスターっていうギルドが定めたモンスターを倒して体内の『魔石』を持って行くと上のランクに上がれるの。このワイルドウルフは、わたし達Eランクの冒険者が次のDランクに上がる為に、ギルドが定めたランクアップモンスターなのよねぇ……」
なるほどと納得する未来と愛莉。だからサフィーはこのモンスターの死体を欲しがったのだと合点がいく。
「いいよいいよ、死体持ってっちゃって!」
「駄目よぉ、これは貴女達が倒したモンスターだもの、受け取れないわ」
「でも、本当にわたし達には必要ないし……」
死体を欲しがるサフィー、要らないのであげると言っている未来と愛莉、受け取れないと断るリーシャ、このままでは話が先に進まない。
「何で駄目なのよ!要らないって言ってるんだからいいじゃない!」
「あのねサフィー、自分達の実力で倒した訳でもないランクアップモンスターの死体を譲って貰って、それでランクアップしたからと言って貴女は素直に喜べるの?」
「うっ……それはそうだけど……でも解体して売れば皮も肉もお金になるのに勿体無いじゃない」
「うーん、それは確かにそうねぇ」
売ればお金になる。その話に真っ先に飛びついたのは愛莉だった。ここが異世界である以上、おそらく自分達が持っているお金など使えない。仮にこの先もずっとこの世界で暮らさなければならないのだとしたら、どうしたって自分達で金を稼がないといけない。ここには自分達を養ってくれる両親は居ないのだ。
「あの、解体して売るとお金になるの?」
「え?ええ、モンスターの皮は普通の獣よりも丈夫だし、お肉も美味しいのよぉ。持ち帰ればギルドで買い取って貰えるわ」
ふむふむと頷く愛莉。とは言え、解体など自分も未来も出来ない。そんな血生臭い事が出来る女子高生など、現代の日本にはほとんど居ない。なので、愛莉は提案を持ちかけてみる事にした。
「えっと、じゃあ交換条件にしない?解体して貰う代わりに、取れた皮とお肉を半分あげる。あとその魔石……だっけ?それもあげるから解体お願い出来ないかな?」
愛莉の提案に顔を見合わせるリーシャとサフィー。サフィーは明らかに嬉しそうな表情を浮かべ、逆にリーシャは困ったような表情を浮かべた。
「でもそれだとこちらが報酬を貰い過ぎだわ。魔石もかなり高く売れるから、魔石は貴女達が持ち帰って」
ガックリと項垂れるのはサフィー。確かにリーシャの言う事は全て正論なのだが、ランクアップを果たす千載一遇のチャンスをみすみす手放す事になる。
「あ、うん。でもいいの?ランクアップ出来るんでしょ?」
「いいのよぉ、わたし達の実力で倒した訳ではないもの。わたし達はもっと力を付けてから改めて挑むわ」
それを聞いていた未来は、珍しく何やら思案する。今までの話を聞くと、サフィーはどうしてもランクアップがしたい、リーシャもランクアップはしたいみたいだが、自分達が倒した訳ではないので遠慮している。それならーーーー
「じゃあさ、もう一匹そのモンスター探してみようよ!あたしと愛莉も倒すの手伝うから、みんなで協力して倒せば問題無いじゃん!」
思わず呆気に取られる愛莉、リーシャ、サフィーの三人。特に愛莉は、先ほどあれほどの恐怖を体験したのに、その発想に至る未来が信じられなかった。
「ちょ、ちょっと未来!?またアレ倒すとか正気なの!?あんなに怖い目にあったのに!」
「え?一回倒せたんだからまた倒せると思うよ?ほら、投擲のスキルもレベル上がったから強くなってる筈だし」
「だ、だからって………」
嫌だ、はっきり言って嫌だ。いくら未来の言い出した事でも、あんなに怖い体験はもう懲り懲りだ。
だって死にかけたのだ。今生きているのはほとんど奇跡のようなものだ。次も戦って倒せる保証など何処にも無い。だから断ろうと口を開こうとした瞬間、サフィーが頭を下げて来た。
「お、お願い!絶対に役に立ってみせるから倒すの手伝って!」
「……わたしからもお願いします。倒すの手伝ってください」
サフィーの隣りではリーシャもまた頭を下げていた。そんな二人を見て、とても嫌とは言えなくなってしまった愛莉は泣きそうになりながら項垂れるのだった。
■■■
もう今さら断る事など出来ない。そんな状況に追い込まれてしまった愛莉は覚悟を決めるしか無かった。
「はぁ……何でこんな事に……」
「大丈夫だよ愛莉。さっきと同じ事をすればいいだけなんだから」
作戦はこう。まずはリーシャの召喚獣である”三眼狐”でワイルドウルフを見つける。見つけたら速やかに移動し、その場で待機。その間、愛莉は錬金術で石刀を数本作っておく。準備が出来たらサフィーの魔法で先制攻撃。相手がこちらに向かって来たら未来の投擲とサフィーの魔法で遠距離攻撃を繰り返して倒す。
「どんな形でもいいから戦闘に介入しないと、自分に経験値は入らないの。この作戦だと全員経験値を貰える筈だわ」
リーシャも召喚獣を使用しての『探索』という役割で戦闘に参加しているのだという。こんな事しか出来なくてごめんなさいと謝られたが、こちらから相手を見つけて一方的に遠距離攻撃出来るアドバンテージは大きい。この作戦だからこそ、怯えていた愛莉も覚悟を決める事が出来たのだ。
「それで、そのコンちゃんっていうのは何処に居るの?」
「実はずっと周囲を見回って貰っているの。さっき指示を出してワイルドウルフの探索をお願いしたから多分そのうち………あ、ちょうど見つけたみたい」
ドクンッと愛莉の鼓動が跳ね上がる。覚悟は決めたが、それで恐怖心が無くなった訳ではない。むしろ、せっかく忘れかけていた恐怖心がまた蘇って来て、愛莉の身体が小刻みに震える。そんな愛莉の手を未来がぎゅっと握る。
「未来……」
「大丈夫だよ愛莉。絶対守ってみせるから」
「…………うん」
不思議と震えが治まった。未来の声が、未来の言葉が胸に染み渡る。未来がそう言うのなら無条件で信じられるくらい、未来を信用しているし信頼している。
事実、さっきだって未来の短距離転移によって救われた。未来が投擲でワイルドウルフを倒してくれた。だから今もこうして生きているのだ。
だから、きっと次も大丈夫だ。未来が守ってくれると言うのなら、絶対に大丈夫だ。絶対に安全だ。そう信じられる。
そしてそのまま未来と手を繋ぎながら走り出す。本音を言えばワイルドウルフなどもう会いたくもないが、未来が誰かの為にと行動を起こすのであれば、それを手伝うのが自分の役割だ。昔からずっとそうして来たのだから。
「止まって!コンちゃんご苦労様」
しばらく走ると、先頭のリーシャが足を止める。そのすぐ目の前には、額に目がある白い狐がこちらを見ていた。どうやらあれが例の三眼狐という召喚獣らしい。
「うわっ、可愛いね!その子がコンちゃん!?」
「しっ!静かにして!ほら、あそこに居るわよ」
思わず大きな声を出してしまった未来を、サフィーが黙らせる。そしてその視線の先、およそ五十メートルほど向こうには先ほど戦ったのと同じぐらいの大きさの狼型のモンスター、ワイルドウルフが徘徊していた。
「ワイルドウルフは鼻が良いって聞いた事があるわ。多分この距離でもすぐに見つかる」
四人は顔を見合わせ、こくりと頷く。手順通り愛莉が石を拾い、錬金術で先ほどと同じように先端の尖った石刀を作る。実際にその光景を至近距離で目の当たりにしたリーシャとサフィーは、目を見開いて驚いている。
「凄いわ……本当に形を変えられるのね」
「他の形にも出来るわけ?」
「あ、うん、多分。イメージさえ出来ればだけど」
そう、この錬金術にはイメージが大事だ。多分見た事も聞いた事もないようなイメージの湧かない物は作れない。
「あっ!こっちの方をじっと見てる!」
ワイルドウルフの動きを監視していた未来の声で、全員ハッと顔を上げてワイルドウルフに視線を送る。確かに、先ほどまでの動きを止めてじっとこちらに顔を向けている。どうやら気付かれたらしい。
「い、行くわよ!援護お願いするわ!」
「まっかせといて!」
サフィーが手のひらに魔力を集中させる。すると、サフィーの手が青白く輝き出した。そのまま手のひらを前に出し、じっと待つ。
「さあ来なさい!」
少し待つと、ワイルドウルフが突然勢い良く地を蹴り、こちらに向かって突進を始めた。それを見たサフィーが魔法を撃ち放つ。
「水刃!」
放たれた水の刃が巨木の間を縫って、ワイルドウルフの額に命中した。
12
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
勇者召喚の余り物ですが、メイド型アンドロイド軍団で冒険者始めます
水江タカシ
ファンタジー
28歳独身、一般事務の会社員である俺は、勇者召喚に巻き込まれて異世界へと転移した。
勇者、聖女、剣聖――
華やかな肩書きを持つ者たちがもてはやされる中、俺に与えられたのは聞いたこともないスキルだった。
【戦術構築サポートAI】
【アンドロイド工廠】
【兵器保管庫】
【兵站生成モジュール】
【拠点構築システム】
【個体強化カスタマイズ】
王は落胆し、貴族は嘲笑い、俺は“役立たず”として王都から追放される。
だが――
この世界には存在しないはずの“機械兵器”を、俺は召喚できた。
最初に召喚したのは、クールな軍人タイプのメイド型戦闘アンドロイド。
識別番号で呼ばれる彼女に、俺は名前を与えた。
「今日からお前はレイナだ」
これは、勇者ではない男が、
メイド型アンドロイド軍団と共に冒険者として成り上がっていく物語。
屋敷を手に入れ、土地を拠点化し、戦力を増強しながら、
趣味全開で異世界を生きていく。
魔王とはいずれ戦うことになるだろう。
だが今は――
まずは冒険者登録からだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる