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迷宮挑戦の章
64.契約
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ファルディナの街の郊外、街道から少し離れた場所で、リーシャとサフィーの二人はそれぞれ『精霊契約』の魔法陣と『魔法契約』の魔法陣の上で契約の真っ最中だった。
リーシャは小精霊との契約、サフィーは中級魔法の契約で、どちらもレベル20になると可能との事だが、その契約の性質は少し違う。
以前サフィーが言っていたように、魔法契約の場合はレベルと、魔法に関して深く理解していなければ契約は成功しない。深く理解するには魔導書を何度も読み、日々勉強あるのみなのだが、サフィーがこれから契約する中級魔法は、理解だけなら既に何年も前に終わらせているらしい。なので足りなかったのはレベルだけだったのだが、そのレベルも昨日の風鳴き山で20へと到達し、契約に必要な条件は全て満たした。
一方のリーシャは、これから小精霊と契約に挑戦する。微精霊との契約は終わらせているので、その一つ上の精霊達と契約するのだが、こちらは如何に精霊と心を通わせるかが契約成功の鍵なのだという。
精霊の声に耳を傾け、精霊を慈しみ、精霊に慈しまれる事によって契約は終了する。話だけ聞くと曖昧なイメージだが、要はリーシャという少女の人柄と性格次第なのだが、リーシャなら絶対に大丈夫だとサフィーが熱弁を奮っていた。
そんな二人は現在契約の魔法陣の上で、何やら呪文のようなものを口ずさんでいる。少し離れた所で見守っている未来と愛莉の耳には届かない。
「う~、大丈夫かなぁ二人とも」
「大丈夫だと思うよ?サフィーは自信ありそうだったし、リーシャも精霊とか召喚獣とかに好かれそうだから」
愛莉にそう言われて、確かにと頷く未来。とは言え心配は心配なのだが、残念ながらこればっかりは手伝う事も出来ない。出来る事といえば、こうして二人の成功を祈るだけだ。
「頑張れ~」
大声を出す訳にもいかないので、ギュッと手を合わせて祈る未来。その隣では、口では大丈夫と言いながらもやはり心配な愛莉も、未来と同じように手を合わせて祈りのポーズをしている。
「頑張って……」
すると、そんな二人の見守る中でサフィーの魔法陣から青白い光が輝いた。その幻想的な光景に目を奪われる未来と愛莉。青白い光に包まれたサフィーは、何だかとても神々しく見えたのだが、その光はすぐにサフィーの身体へと消えていった。
閉じていた目をすうっと開けるサフィー。そして天を見上げながら、口元を綻ばせた。その表情を見た未来と愛莉は、サフィーの契約が成功した事を悟り、互いの手を顔の横で合わせた。
「やったね!」
「しーっ!まだリーシャが途中だよ未来」
しまったという表情を浮かべ、再び口を閉ざす未来。一足先に契約を終えたサフィーも、祈るような表情でリーシャを見つめる。やがてーーーー
「わっ、リーシャの魔法陣も光った!」
リーシャの魔法陣から、薄緑色の光が輝き出した。再び見るその幻想的な光景に、未来と愛莉はもちろんの事、サフィーも目を奪われている。
やがて光はサフィーの時とは違い、無数の粒子となって大気中に溶けるように消えていった。しばらくして瞳を開いたリーシャは、何処か安堵した表情を浮かべていた。
「リーシャ!」
すぐに駆け寄るサフィーと、同じく駆け寄る未来と愛莉。三人がリーシャの周りに集まると、リーシャは皆の顔を見回しながら柔らかく微笑んだ。
「成功したわ。みんな心配してくれてたのね」
「良かった!」
ギュッとリーシャに抱きつくサフィーと、そんな二人に抱きつく未来と愛莉。リーシャはサフィーの耳元で囁くように訊ねる。
「サフィーも成功したのよね?」
「当たり前よ!わたしもリーシャももっと強くなるんだから!」
「ふふ、強くなりましょうねサフィー」
「良しっ!じゃああたしも!」
「わたしも頑張るね」
そのまましばらく四人で抱き合いながら、改めて喜びを噛みしめるクローバーの四人だった。
■■■
契約も終わったので街へと戻った四人は、特に目的も無くブラブラと街を歩いていた。愛莉が腕時計に目を落すと、時刻は午前十一時を過ぎていた。
Cランク冒険者が行く狩場まで、一番近い場所でも馬車で片道三時間以上。今から出掛けると帰りも遅くなるし、そもそもこの時間だと定期馬車があるかも微妙だった。
「まあ、たまにはブラブラするのもいいよね!」
「そうね。でもこうして暇が出来ちゃうと何をしていいのか分からなくなるのよね~」
「あ、それ分かる。それでついお金を無駄使いとかしちゃったり」
「無駄使いは駄目よ!お金は大事にしなくちゃ!」
金の事になるとやたらシビアなサフィー。田舎暮らしで基本的にあまり裕福ではなかったので、金に関しては人一倍うるさい。そして、同じように家が貧乏だった者がもう一人。
「よく言ったサフィー!お金は大事だよね!」
「あら、ミクはよく分かってるじゃない」
「だってウチって貧乏だし兄弟多いし。お小遣いなんて貰えなかったから、高校入ってからは部活やりながらバイトして、愛莉とのラブホテル代を稼いでーーーー」
「ストーーーープッ!!」
いきなり何を言い出すのかと、慌てて未来の言葉を遮る愛莉。ほとんど意味の分からなかったリーシャとサフィーは、突然大声を上げた愛莉を見て目を丸くしている。いや、リーシャ達だけではなく、道行く人々も何事かと愛莉を凝視していた。
未来の突然の言葉と、周りの視線を受けて恥ずかしくなった愛莉は、珍しく顔を真っ赤に染めて未来の腕を引っ張りながら、リーシャ達と距離を取る。そして二人から少し離れた所でヒソヒソと未来の耳元で囁いた。
「ちょっと未来、いきなり変な事言うの厳禁!」
「あはは……つい口が滑って」
そんな二人の様子を見つめるリーシャとサフィー。どちらともなく口を開く。
「相変わらず仲良しねあの二人」
「ふふ、そうね~。でもミクってたまに良く分からない事を言い出すのよね」
「ああ、多分あの二人の故郷の話でしょ?ミクの家が貧乏って所と兄弟が多いって所までは分かったけど、その後は全然分からなかったわ」
「確か……バイトだったかしら?あとは……ラブホテルって何なのかしらね~」
当然だが、この世界にラブホテルなど存在しない。異世界とは言え男女が存在するのだから、建てればそれなりに需要はありそうなのだが、誰もその発想には至らないのが現状だ。
「お待たせ。ごめんね二人とも」
愛莉が未来を連れてリーシャ達の元へと戻って来た。心なしか、まだ顔が少し赤い。だがそれを悟られないように、無理やり話題を変える。少し早いけど何処かでお昼ご飯にしようと提案すると、未来を中心に三人とも賛成した。
「おっ昼♪おっ昼♪お昼ご飯~♪」
「何なのよその脱力しそうな歌は……」
「ふふ、天気もいいし、屋台で何か買って噴水広場で食べましょうか」
リーシャの提案で屋台で各々が食べたい物を買い、噴水広場のベンチに仲良く並んで腰掛ける。そして食べ始めようかと思ったその時、見覚えのある人物が偶然目の前を通り掛かった。
「あーっ!エストだ!」
「あら、本当だわ」
「え……?今誰か……あっ、みなさん!」
未来とサフィーの声に気付いたエストが周りを見回すと、ベンチに座っているクローバーの四人が視界に入った。嬉しそうに近付くエストに、真ん中に座っていた未来と愛莉が左右に身体を移動させて隙間を作る。二人に合わせて、リーシャとサフィーも端へと寄った。
「ほらエストここ、ここに座りなよ!」
「え、あの……でもお邪魔じゃ……」
「邪魔な筈無いよ。ほら座ってエスト」
未来と愛莉にそう言われ、恥ずかしそうに二人の間に座るエスト。だがその表情は、とても嬉しそうな表情だった。
「あら、もしかしてエストも今からお昼ご飯なの?」
「あ、うん。天気がいいからベンチで食べてみようかなって……」
その言葉に何となく違和感を感じる愛莉。「食べよう」ではなく「食べてみよう」とはまるで、ベンチに座ってご飯を食べるのは初めてだと言っているように聞こえた。
しかしそんな事をわざわざ訊ねるのもエストに悪い気がしたので、結局は何も言わない愛莉。そのまま五人で仲良く昼食タイムに突入する事となったーーーーー
リーシャは小精霊との契約、サフィーは中級魔法の契約で、どちらもレベル20になると可能との事だが、その契約の性質は少し違う。
以前サフィーが言っていたように、魔法契約の場合はレベルと、魔法に関して深く理解していなければ契約は成功しない。深く理解するには魔導書を何度も読み、日々勉強あるのみなのだが、サフィーがこれから契約する中級魔法は、理解だけなら既に何年も前に終わらせているらしい。なので足りなかったのはレベルだけだったのだが、そのレベルも昨日の風鳴き山で20へと到達し、契約に必要な条件は全て満たした。
一方のリーシャは、これから小精霊と契約に挑戦する。微精霊との契約は終わらせているので、その一つ上の精霊達と契約するのだが、こちらは如何に精霊と心を通わせるかが契約成功の鍵なのだという。
精霊の声に耳を傾け、精霊を慈しみ、精霊に慈しまれる事によって契約は終了する。話だけ聞くと曖昧なイメージだが、要はリーシャという少女の人柄と性格次第なのだが、リーシャなら絶対に大丈夫だとサフィーが熱弁を奮っていた。
そんな二人は現在契約の魔法陣の上で、何やら呪文のようなものを口ずさんでいる。少し離れた所で見守っている未来と愛莉の耳には届かない。
「う~、大丈夫かなぁ二人とも」
「大丈夫だと思うよ?サフィーは自信ありそうだったし、リーシャも精霊とか召喚獣とかに好かれそうだから」
愛莉にそう言われて、確かにと頷く未来。とは言え心配は心配なのだが、残念ながらこればっかりは手伝う事も出来ない。出来る事といえば、こうして二人の成功を祈るだけだ。
「頑張れ~」
大声を出す訳にもいかないので、ギュッと手を合わせて祈る未来。その隣では、口では大丈夫と言いながらもやはり心配な愛莉も、未来と同じように手を合わせて祈りのポーズをしている。
「頑張って……」
すると、そんな二人の見守る中でサフィーの魔法陣から青白い光が輝いた。その幻想的な光景に目を奪われる未来と愛莉。青白い光に包まれたサフィーは、何だかとても神々しく見えたのだが、その光はすぐにサフィーの身体へと消えていった。
閉じていた目をすうっと開けるサフィー。そして天を見上げながら、口元を綻ばせた。その表情を見た未来と愛莉は、サフィーの契約が成功した事を悟り、互いの手を顔の横で合わせた。
「やったね!」
「しーっ!まだリーシャが途中だよ未来」
しまったという表情を浮かべ、再び口を閉ざす未来。一足先に契約を終えたサフィーも、祈るような表情でリーシャを見つめる。やがてーーーー
「わっ、リーシャの魔法陣も光った!」
リーシャの魔法陣から、薄緑色の光が輝き出した。再び見るその幻想的な光景に、未来と愛莉はもちろんの事、サフィーも目を奪われている。
やがて光はサフィーの時とは違い、無数の粒子となって大気中に溶けるように消えていった。しばらくして瞳を開いたリーシャは、何処か安堵した表情を浮かべていた。
「リーシャ!」
すぐに駆け寄るサフィーと、同じく駆け寄る未来と愛莉。三人がリーシャの周りに集まると、リーシャは皆の顔を見回しながら柔らかく微笑んだ。
「成功したわ。みんな心配してくれてたのね」
「良かった!」
ギュッとリーシャに抱きつくサフィーと、そんな二人に抱きつく未来と愛莉。リーシャはサフィーの耳元で囁くように訊ねる。
「サフィーも成功したのよね?」
「当たり前よ!わたしもリーシャももっと強くなるんだから!」
「ふふ、強くなりましょうねサフィー」
「良しっ!じゃああたしも!」
「わたしも頑張るね」
そのまましばらく四人で抱き合いながら、改めて喜びを噛みしめるクローバーの四人だった。
■■■
契約も終わったので街へと戻った四人は、特に目的も無くブラブラと街を歩いていた。愛莉が腕時計に目を落すと、時刻は午前十一時を過ぎていた。
Cランク冒険者が行く狩場まで、一番近い場所でも馬車で片道三時間以上。今から出掛けると帰りも遅くなるし、そもそもこの時間だと定期馬車があるかも微妙だった。
「まあ、たまにはブラブラするのもいいよね!」
「そうね。でもこうして暇が出来ちゃうと何をしていいのか分からなくなるのよね~」
「あ、それ分かる。それでついお金を無駄使いとかしちゃったり」
「無駄使いは駄目よ!お金は大事にしなくちゃ!」
金の事になるとやたらシビアなサフィー。田舎暮らしで基本的にあまり裕福ではなかったので、金に関しては人一倍うるさい。そして、同じように家が貧乏だった者がもう一人。
「よく言ったサフィー!お金は大事だよね!」
「あら、ミクはよく分かってるじゃない」
「だってウチって貧乏だし兄弟多いし。お小遣いなんて貰えなかったから、高校入ってからは部活やりながらバイトして、愛莉とのラブホテル代を稼いでーーーー」
「ストーーーープッ!!」
いきなり何を言い出すのかと、慌てて未来の言葉を遮る愛莉。ほとんど意味の分からなかったリーシャとサフィーは、突然大声を上げた愛莉を見て目を丸くしている。いや、リーシャ達だけではなく、道行く人々も何事かと愛莉を凝視していた。
未来の突然の言葉と、周りの視線を受けて恥ずかしくなった愛莉は、珍しく顔を真っ赤に染めて未来の腕を引っ張りながら、リーシャ達と距離を取る。そして二人から少し離れた所でヒソヒソと未来の耳元で囁いた。
「ちょっと未来、いきなり変な事言うの厳禁!」
「あはは……つい口が滑って」
そんな二人の様子を見つめるリーシャとサフィー。どちらともなく口を開く。
「相変わらず仲良しねあの二人」
「ふふ、そうね~。でもミクってたまに良く分からない事を言い出すのよね」
「ああ、多分あの二人の故郷の話でしょ?ミクの家が貧乏って所と兄弟が多いって所までは分かったけど、その後は全然分からなかったわ」
「確か……バイトだったかしら?あとは……ラブホテルって何なのかしらね~」
当然だが、この世界にラブホテルなど存在しない。異世界とは言え男女が存在するのだから、建てればそれなりに需要はありそうなのだが、誰もその発想には至らないのが現状だ。
「お待たせ。ごめんね二人とも」
愛莉が未来を連れてリーシャ達の元へと戻って来た。心なしか、まだ顔が少し赤い。だがそれを悟られないように、無理やり話題を変える。少し早いけど何処かでお昼ご飯にしようと提案すると、未来を中心に三人とも賛成した。
「おっ昼♪おっ昼♪お昼ご飯~♪」
「何なのよその脱力しそうな歌は……」
「ふふ、天気もいいし、屋台で何か買って噴水広場で食べましょうか」
リーシャの提案で屋台で各々が食べたい物を買い、噴水広場のベンチに仲良く並んで腰掛ける。そして食べ始めようかと思ったその時、見覚えのある人物が偶然目の前を通り掛かった。
「あーっ!エストだ!」
「あら、本当だわ」
「え……?今誰か……あっ、みなさん!」
未来とサフィーの声に気付いたエストが周りを見回すと、ベンチに座っているクローバーの四人が視界に入った。嬉しそうに近付くエストに、真ん中に座っていた未来と愛莉が左右に身体を移動させて隙間を作る。二人に合わせて、リーシャとサフィーも端へと寄った。
「ほらエストここ、ここに座りなよ!」
「え、あの……でもお邪魔じゃ……」
「邪魔な筈無いよ。ほら座ってエスト」
未来と愛莉にそう言われ、恥ずかしそうに二人の間に座るエスト。だがその表情は、とても嬉しそうな表情だった。
「あら、もしかしてエストも今からお昼ご飯なの?」
「あ、うん。天気がいいからベンチで食べてみようかなって……」
その言葉に何となく違和感を感じる愛莉。「食べよう」ではなく「食べてみよう」とはまるで、ベンチに座ってご飯を食べるのは初めてだと言っているように聞こえた。
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