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迷宮挑戦の章
101飛翔斬
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『飛翔斬:斬撃を飛ばす事が出来る。レベルが上がると威力と斬撃範囲が増える』
愛莉の目に映る未来の新スキル【飛翔斬】の説明文。
斬撃を飛ばすとはつまりーーーー
「アバ○ストラッシュみたいなやつ?」
「え?何か言った愛莉?」
ついポツリと口から零れてしまった独り言を、未来が耳ざとく拾う。と言うかこれは未来のスキルの事なので、きちんと説明しておいた方が良いとの思いに至る愛莉。
「未来、飛翔斬っていうスキル覚えたでしょ?どんなスキルなのか説明文見てた」
「あ、そうそう!そう言えば気になってたんだよね!どんなスキルなの?」
「斬撃を飛ばせるらしいよ。ほら、漫画とかゲームでよくあるやつ」
「おーっマジか!!めっちゃカッコイイやつじゃんそれ!」
相変わらず、何とも緊張感の無い会話だなぁと思うのはリーシャ、サフィー、エストの三人。スキルと言えば戦闘に直結する大事な話の筈なのに、何故かこの二人の会話を聞いていると重要性みたいなのが伝わって来ない。
「斬撃を飛ばすって……つまりミクは剣で遠距離攻撃出来るって事?」
「多分そうだと思う。未来、試しにあっちの壁に向かってやってみて」
「ほいさっさー!じゃあやってみるね!」
未来が剣を抜く。初めて使うスキルに必要なのは、とにかくイメージを膨らます事だ。【瞬剣】しかり、【短距離転移】しかり。どちらも、イメージを練る事で成功した経緯がある事を未来は忘れていない。
(斬撃を飛ばす斬撃を飛ばす………んー、言うのは簡単だけど結構難しいかも……)
珍しく精神を集中させている未来に、傍で見ている四人の中に緊張が走る。未来の場合、一度出来てしまえば次からは割とスムーズに出来るようになるという、天性の感の良さと素質を持っている。なので、最初が肝心なのは誰もが分かっていた。
(つまり、剣をシュッて振ると斬撃がバシュシュ!って前に飛んで行くんだよね?って事は、普通に剣の形をしたみたいなのが飛んでって………)
ブツブツと独りごちる未来。だが徐々にイメージが膨らみつつあった。
(まあ、失敗したら成功するまでやればいいよね!とりあえず今のイメージでやってみよっと)
最後には、持ち前のポジティブ思考を発揮させる。そしていよいよ剣を構えると、剣身が青白く光り出した。
「ひ、光ったわよ!」
「しーっ!駄目よサフィー、声を出しちゃ」
「あ、ごめーーー」
サフィーが謝るのと未来が剣を振るったのはほぼ同時だった。
「飛翔斬!!」
勢い良く振り抜いた未来の剣から、衝撃波のような斬撃が発生する。それはそのまま前方へと飛んでゆき、壁に激突するとドゴッ!と鈍い音を響かせた。
急いで壁に近付く未来達五人の視界には、今の斬撃で抉られた壁の一部が映り込んだ。
その光景を見て立ち尽くす五人。だがすぐに、未来が嬉しそうに声を上げる。
「よっしゃーっ!成功成功、大成功!!」
ぴょんぴょんと飛び跳ねながら嬉しさを爆発させる未来に、愛莉が控えめに喜びながら近付く。
「一回で成功させるなんて流石ですね未来先生」
「んふふ、まあね!」
「ちなみにどんなイメージを浮かべたんですか?」
「それは………まあ何となくこんな感じかなぁって」
「なるほど、特に何かを模倣した訳ではないんですね?」
「その通り!ってか何で敬語なの?」
そして楽しそうに笑い合う未来と愛莉。そんな二人を見つめながら、呆然としているのはリーシャ達三人。
「はぁ………やっぱりミクって化け物よね……何でも出来ちゃうもん」
「そ、そうね……逆に出来ない事って何なのかしらね~………」
「ミクちゃん凄い………どうすればあんなに強くなれるのかなぁ……」
呆れるほどの才能を発揮する未来に対して、遠回しに賞賛を送る。遠距離攻撃に関しては既に【投擲】というスキルを持つ未来が、今度は斬撃を飛ばすという遠距離攻撃を会得した事になる。
接近戦も出来て、遠距離攻撃も出来る。更に【短距離転移】で何処へでも即座に移動出来る。ほとんど反則のような能力の数々に、サフィー達は溜め息をつく事しか出来なかった。
■■■
「はぁ……何だか生き返る気分ですなー」
「うん。疲れが汚れと一緒に洗い流される感じ」
カルズバール迷宮の地下九層、ほとんど前人未到に近い地下深くの一室では、五人の美少女達が一糸纏わぬ姿で湯に浸かっている。
「これもアイリとリーシャのお陰よね。しばらくお湯から出たくないわ」
「ふふ、まさか精霊術がこんな形で役に立つなんて思ってなかったわ~」
「………幸せ」
愛莉の錬金術で浴槽を造り、リーシャの精霊術で大量の湯を張った簡易風呂。実は地下七層でも同じ物を造ったのだが、その時はいつモンスターが襲って来ても対応出来るように、順番で入った。と言うより、流石に迷宮内で全員一緒に入れる大きさの浴槽を造るのは現実的ではなく、せいぜい三人一緒に入れる物を造るのが精一杯だった。
しかしこの場所は愛莉が錬金術で造る石部屋よりもかなり広い空間であり、尚且つ入口をしっかりと塞いでいるのでモンスターが襲って来る心配も無い。
それならばと、愛莉とリーシャが一念発起して造り上げたのが五人全員で入れるこの巨大浴槽だった。
「湯加減もちょうどいいよねー。何気にリーシャ凄くない?」
「そう思う。水と火の加減って難しいんじゃないの?」
「ん~、先にお水を入れて湯加減見るだけだから、そんなに難しくないのよ?」
「さっすがリーシャね!」
「………幸せ」
思えば、こんなにのんびりと息抜きが出来たのは、この迷宮探索を始めてからは今日が初めてだ。今までも愛莉特製の石部屋でそれなりに快適な休息を取る事は出来ていたが、それでも夜は交代で見張りをしていたし、ましてや皆で風呂に入るなど考えられなかった。
しかしここは迷宮の中にあって、モンスターに襲われる心配が無い完全な個室。たとえすぐ外をモンスターが徘徊していたとしても、ガッチリと塞いだ入口を突破出来るとは思えない。つまり今ここは、クローバーの五人にとってのオアシスなのだ。
しかしそうなると、どうしても考えてしまうのは愛する者と久しぶりに身体を重ねたいという思い。裸で肌を密着させている今の状況下では、尚の事そんな思いが強くなる。
迷宮に入って既に八日、ずっと一緒に居るのにキスも出来ない(未来と愛莉はしたが)のはやはり寂しい。それに、毎日緊張の連続なのでそろそろ癒しが欲しいと思うのは、仕方の無い事なのかもしれない。
(うー……久しぶりにエッチしたいなぁ……)
(未来の身体に触りたい……未来に触って欲しい……)
(そろそろサフィーの肌が恋しいわ……サフィーはどう思っているのかしら……)
(………したい。久しぶりにリーシャと満足するまでしたい……)
頭の中では、考えている事は皆一緒だった。だだ一人を除けば。
(お風呂幸せ………今日はぐっすり眠れそう)
エストだけは、先ほどからずっと風呂に入れた事に対して幸せを感じている。性行為などした事も無いエストには、そもそも未来達四人が思っているような発想など微塵も浮かばない。
もちろん、ある程度の知識ぐらいは持っている。貴族令嬢として、そう言った知識は座学で得ているのだ。とは言え、もちろん行為自体を見た事も無いし、自慰行為すらした事も無い。
知識も、愛する男女はいずれ自分達の子を作り、そして二人で育てる。その子を作る方法として男女が交わる必要があるという、純粋な生物学程度の知識だ。
そんな純粋なエスト以外の四人は、湯に浸かりながら悶々とした時間を過ごし、夜に思いを馳せるのだった。
※いつもお読みいただきありがとうございます。最近戦闘シーンが多くて疲れたので(ファンタジー小説を書いてるとは思えない発言)久しぶりにエッチシーンをぶっ込もうかと思います(笑)多分数日中には次話を投稿しますので、少々お待ちくださいませ。
愛莉の目に映る未来の新スキル【飛翔斬】の説明文。
斬撃を飛ばすとはつまりーーーー
「アバ○ストラッシュみたいなやつ?」
「え?何か言った愛莉?」
ついポツリと口から零れてしまった独り言を、未来が耳ざとく拾う。と言うかこれは未来のスキルの事なので、きちんと説明しておいた方が良いとの思いに至る愛莉。
「未来、飛翔斬っていうスキル覚えたでしょ?どんなスキルなのか説明文見てた」
「あ、そうそう!そう言えば気になってたんだよね!どんなスキルなの?」
「斬撃を飛ばせるらしいよ。ほら、漫画とかゲームでよくあるやつ」
「おーっマジか!!めっちゃカッコイイやつじゃんそれ!」
相変わらず、何とも緊張感の無い会話だなぁと思うのはリーシャ、サフィー、エストの三人。スキルと言えば戦闘に直結する大事な話の筈なのに、何故かこの二人の会話を聞いていると重要性みたいなのが伝わって来ない。
「斬撃を飛ばすって……つまりミクは剣で遠距離攻撃出来るって事?」
「多分そうだと思う。未来、試しにあっちの壁に向かってやってみて」
「ほいさっさー!じゃあやってみるね!」
未来が剣を抜く。初めて使うスキルに必要なのは、とにかくイメージを膨らます事だ。【瞬剣】しかり、【短距離転移】しかり。どちらも、イメージを練る事で成功した経緯がある事を未来は忘れていない。
(斬撃を飛ばす斬撃を飛ばす………んー、言うのは簡単だけど結構難しいかも……)
珍しく精神を集中させている未来に、傍で見ている四人の中に緊張が走る。未来の場合、一度出来てしまえば次からは割とスムーズに出来るようになるという、天性の感の良さと素質を持っている。なので、最初が肝心なのは誰もが分かっていた。
(つまり、剣をシュッて振ると斬撃がバシュシュ!って前に飛んで行くんだよね?って事は、普通に剣の形をしたみたいなのが飛んでって………)
ブツブツと独りごちる未来。だが徐々にイメージが膨らみつつあった。
(まあ、失敗したら成功するまでやればいいよね!とりあえず今のイメージでやってみよっと)
最後には、持ち前のポジティブ思考を発揮させる。そしていよいよ剣を構えると、剣身が青白く光り出した。
「ひ、光ったわよ!」
「しーっ!駄目よサフィー、声を出しちゃ」
「あ、ごめーーー」
サフィーが謝るのと未来が剣を振るったのはほぼ同時だった。
「飛翔斬!!」
勢い良く振り抜いた未来の剣から、衝撃波のような斬撃が発生する。それはそのまま前方へと飛んでゆき、壁に激突するとドゴッ!と鈍い音を響かせた。
急いで壁に近付く未来達五人の視界には、今の斬撃で抉られた壁の一部が映り込んだ。
その光景を見て立ち尽くす五人。だがすぐに、未来が嬉しそうに声を上げる。
「よっしゃーっ!成功成功、大成功!!」
ぴょんぴょんと飛び跳ねながら嬉しさを爆発させる未来に、愛莉が控えめに喜びながら近付く。
「一回で成功させるなんて流石ですね未来先生」
「んふふ、まあね!」
「ちなみにどんなイメージを浮かべたんですか?」
「それは………まあ何となくこんな感じかなぁって」
「なるほど、特に何かを模倣した訳ではないんですね?」
「その通り!ってか何で敬語なの?」
そして楽しそうに笑い合う未来と愛莉。そんな二人を見つめながら、呆然としているのはリーシャ達三人。
「はぁ………やっぱりミクって化け物よね……何でも出来ちゃうもん」
「そ、そうね……逆に出来ない事って何なのかしらね~………」
「ミクちゃん凄い………どうすればあんなに強くなれるのかなぁ……」
呆れるほどの才能を発揮する未来に対して、遠回しに賞賛を送る。遠距離攻撃に関しては既に【投擲】というスキルを持つ未来が、今度は斬撃を飛ばすという遠距離攻撃を会得した事になる。
接近戦も出来て、遠距離攻撃も出来る。更に【短距離転移】で何処へでも即座に移動出来る。ほとんど反則のような能力の数々に、サフィー達は溜め息をつく事しか出来なかった。
■■■
「はぁ……何だか生き返る気分ですなー」
「うん。疲れが汚れと一緒に洗い流される感じ」
カルズバール迷宮の地下九層、ほとんど前人未到に近い地下深くの一室では、五人の美少女達が一糸纏わぬ姿で湯に浸かっている。
「これもアイリとリーシャのお陰よね。しばらくお湯から出たくないわ」
「ふふ、まさか精霊術がこんな形で役に立つなんて思ってなかったわ~」
「………幸せ」
愛莉の錬金術で浴槽を造り、リーシャの精霊術で大量の湯を張った簡易風呂。実は地下七層でも同じ物を造ったのだが、その時はいつモンスターが襲って来ても対応出来るように、順番で入った。と言うより、流石に迷宮内で全員一緒に入れる大きさの浴槽を造るのは現実的ではなく、せいぜい三人一緒に入れる物を造るのが精一杯だった。
しかしこの場所は愛莉が錬金術で造る石部屋よりもかなり広い空間であり、尚且つ入口をしっかりと塞いでいるのでモンスターが襲って来る心配も無い。
それならばと、愛莉とリーシャが一念発起して造り上げたのが五人全員で入れるこの巨大浴槽だった。
「湯加減もちょうどいいよねー。何気にリーシャ凄くない?」
「そう思う。水と火の加減って難しいんじゃないの?」
「ん~、先にお水を入れて湯加減見るだけだから、そんなに難しくないのよ?」
「さっすがリーシャね!」
「………幸せ」
思えば、こんなにのんびりと息抜きが出来たのは、この迷宮探索を始めてからは今日が初めてだ。今までも愛莉特製の石部屋でそれなりに快適な休息を取る事は出来ていたが、それでも夜は交代で見張りをしていたし、ましてや皆で風呂に入るなど考えられなかった。
しかしここは迷宮の中にあって、モンスターに襲われる心配が無い完全な個室。たとえすぐ外をモンスターが徘徊していたとしても、ガッチリと塞いだ入口を突破出来るとは思えない。つまり今ここは、クローバーの五人にとってのオアシスなのだ。
しかしそうなると、どうしても考えてしまうのは愛する者と久しぶりに身体を重ねたいという思い。裸で肌を密着させている今の状況下では、尚の事そんな思いが強くなる。
迷宮に入って既に八日、ずっと一緒に居るのにキスも出来ない(未来と愛莉はしたが)のはやはり寂しい。それに、毎日緊張の連続なのでそろそろ癒しが欲しいと思うのは、仕方の無い事なのかもしれない。
(うー……久しぶりにエッチしたいなぁ……)
(未来の身体に触りたい……未来に触って欲しい……)
(そろそろサフィーの肌が恋しいわ……サフィーはどう思っているのかしら……)
(………したい。久しぶりにリーシャと満足するまでしたい……)
頭の中では、考えている事は皆一緒だった。だだ一人を除けば。
(お風呂幸せ………今日はぐっすり眠れそう)
エストだけは、先ほどからずっと風呂に入れた事に対して幸せを感じている。性行為などした事も無いエストには、そもそも未来達四人が思っているような発想など微塵も浮かばない。
もちろん、ある程度の知識ぐらいは持っている。貴族令嬢として、そう言った知識は座学で得ているのだ。とは言え、もちろん行為自体を見た事も無いし、自慰行為すらした事も無い。
知識も、愛する男女はいずれ自分達の子を作り、そして二人で育てる。その子を作る方法として男女が交わる必要があるという、純粋な生物学程度の知識だ。
そんな純粋なエスト以外の四人は、湯に浸かりながら悶々とした時間を過ごし、夜に思いを馳せるのだった。
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