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帝国激震の章
205.ありがとう
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「おはよ~」
「おはよう」
朝、リーシャとサフィーが宿屋の食堂へ足を運ぶと、既に未来と愛莉がいつも座っている席に腰を降ろして雑談していた。
「おっはーッ!!」
「おはようリーシャ、サフィー」
すぐに二人に気付いた未来と愛莉が、手を振りながら挨拶をする。二階の部屋は満室だとアメリに聞いていたが、食堂には他の客の姿は見えない。
「あら?他のお客様は居ないのね~」
「居ない方がいいわよ。どうせまた『クローバーの○○さん』って騒がれるのがオチなんだから」
あははと苦笑いする三人。それは確かにサフィーの言う通りで、きっと話しかけられたり、時には握手を求められたりする。
無下に断るのも評判が悪くなりそうなので、いつも当たり障りの無いように対応するのだが、正直女性はともかく、見ず知らずの男性と握手を交わすのは気乗りしない。誰彼かまわずにブンブンと握手しているのは未来だけだ。
「そう言えばミクって子供に大人気らしいわよ~?いつも元気に握手しているからよね~」
「ふふーん!子供大好きだからね!」
「精神年齢が近いからでしょ。あんたも中身は割と子供じゃない」
「なにー!?サフィーはあたしの事をそんな風に思ってたのかーーッ!」
「あ、ごめん。わたしも思ってた」
「あ、愛莉までーーッ!!?」
いつもの他愛もないやり取りをしていると、食堂の入口に誰かの姿が一瞬だけ映った。いち早くそれに気付いた愛莉が、首を傾げながら入口を見る。
その入口には、何故か頬を薄く染めたエストとリズの姿。正式に恋人同士になったのが嬉しい反面、今からそれを皆に報告する事に対して、かなりの緊張と恥ずかしさに襲われている。
「い、行きますよ……?」
「う、うん……緊張する………」
そう言いながらも、しっかり互いの手を握っている二人。まさに幸せの絶頂、何処にでも居る、恋人同士になったばかりの初々しいカップルのあるべき姿と言えなくも無い。
最後に一つ深呼吸をして、ゆっくりと食堂に姿を現すエストとリズ。そんな二人を見た未来達四人は、繋がれた二人の手を見て嬉しそうな表情を浮かべる。
「お……おはよう……ございます………」
「おはよう……きょ、今日も宜しくね………」
緊張のせいか、妙に余所余所しいエストとリズ。そんな二人に向かって、未来がいつものように元気に声を掛ける。
「おっはーーーッ!!いやー、青春だねーッ!」
青春という言葉がこの世界には無いので意味は分からなかったが、何となく祝福されているのは未来の声音から伝わって来る。
「おはようエスト、リズ」
「おはよ~。ふふ、いい朝ね~」
「おはよう。慣れない寝床でちゃんと眠れた?」
サフィーがリズにそう訊ねると、リズは恥ずかしそうに顔を背けながら、小さくこくりと頷いた。
その仕草の意味がよくわからなくて、サフィーは首を傾げる。そんなサフィーを尻目に、未来がにひひと笑いながら、エストとリズに話し掛けた。
「お二人さん、昨日の夜はなかなか激しかったですなー」
ビクッと身体が跳ねるエストとリズ。何故、何故その事を未来が………と考えて、エストが一瞬にしてその答えに辿り着く。
そう、何故失念していのか。この宿屋の壁は薄いのだ。大きな喘ぎ声を上げれば、いとも容易く隣の部屋まで届いてしまう。現に、昨夜は隣から未来と愛莉の喘ぎ声が聞こえて来ていたではないか。
「あ……え……う……」
リズが口をパクパクと動かすが、声にならない。
聞かれていた。あの恥ずかしい声を、エスト以外の誰かに聞かれていた。その事実を認識した途端、顔から火が出るほど赤面し、恐ろしいまでの羞恥心に襲われる。
「あら~、それじゃあ二人とも………」
「まあ……それは様子を見れば分かるわよ。今だって手繋いでるし」
サフィーに指摘されて、思わずパッと手を離す二人。もう今さらなのだが、恥ずかしさのあまり咄嗟に離してしまった。
「あ……あの……」
耳まで真っ赤にしながら、エストが何かを伝えようとする。何かとは、もちろんリズと自分が晴れて恋人同士になった事の報告なのだが、未来達に先制攻撃を受けて、頭の中が真っ白になってしまった。
「ほらみんな、あんまりからかわないの。良かったねエスト、リズ。お似合いだと思うよ」
エストとリズがあまりにも恥ずかしそうにしているので、愛莉が優しく祝福の言葉を掛ける。
「うんうん!エストもリズっちもチョー美少女だからお似合いだよね!」
「ふふ、帝国一の美少女カップルよね~」
「そうね。これで心置きなく冒険出来るってものよ」
愛莉に追従するように二人に祝福の言葉を投げかける未来、リーシャ、サフィーの三人。そんな皆の言葉を聞き、エストが決心したように声を張り上げる。
「みんなありがとう!その……夜の事なんだけど……あの……こ、これからは………その……わたしはリズちゃんと………」
心臓が口から飛び出そうなほど、鼓動が激しく胸を叩く。恥ずかしさ、そして何より、皆がその事を承諾してくれるかどうかが昨夜から気がかりだったのだ。
今まで散々快感を与えて貰いながら、自分に恋人が出来た瞬間「もうみんなとはしない」などと、自分勝手もいいところだと思っている。
確かに相手の居ない自分に対して、ある意味お情け的に誘ってくれていた側面はあったにしても、そんな中でも皆は自分を含めた行為をいつも楽しんでいたように思う。だからこそ、昨夜から懸念していたのは「これからもしようね」や、「次はリズっちも一緒に!」などと言われないかどうか。
(それだけは………リズちゃんもその気は無いみたいだし………)
もう他の誰かとはしないでと、先ほど言われたリズからの言葉。それは裏を返せば、リズもまたエストとしかしないと言っているに等しい。なのでこれからもズルズルと皆との関係を続ける訳にはいかない。リズと恋人になるに至って、そこだけは譲る訳にはいかないのだ。
「あっははははは!!分かってるって!今まで無理に誘ってごめんねエスト」
「…………え?」
「そうだね。エストをこっち側に引き込んだのはわたしと未来だし、今さらだけど本当にごめんね」
「え……あ、あの………」
「そうよね~、わたしとサフィーもエストとしたくて何度も誘ってしまったものね~。エストの気持ちも考えないで……ごめんなさいね」
「そんな……わ、わたしは………」
「謝って済む話じゃないけど……ごめんなさいエスト。もう誘ったりしないから安心して」
「あ、謝るような話じゃ………」
何故だろう、皆が口々に謝罪の言葉を投げかけてくる。だが皆には感謝こそすれど、謝罪される言われなど一切無い。
あの日、未来と愛莉が誘ってくれなければ、性行為の快感を未だに知らずにいた。
知らなければ、昨夜リズとだって出来なかった。
それにあの日、未来と愛莉の誘いを受け入れたのは自分自身だ。いくらあの場の雰囲気に流されたとは言え、嫌ならはっきりと断るべきだった。それをしなかったのは、嫌では無かったから。
リーシャとサフィーに誘われても断らなかったのは、二人にも気持ち良くして欲しかったから。ずっと憧れていたリーシャとサフィーの二人と、身体を重ねてみたかったから。
「わたし……感謝してます。だってそのお陰で………」
皆との距離が、これ以上無いほどに縮まった。互いに身体を重ねるなど、よほど親密な関係でないと出来ない。それを毎日していたのだから、仲間としての絆、友人としての絆、そして同性としての絆が、どんな相手にも負けないくらいに深まった。
「本当に……ありがとう……ございました……!」
気付けば瞳からは涙が溢れて止まらなかった。これは何の涙なのだろうか。
感謝?寂しさ?それとも別の何か?
「よしよし、エストは相変わらずいい子だねー」
「うん。こっちこそありがとうエスト」
「そうね~、少し寂しいけど、これが本来のあるべき姿よね」
「そ、そうよ。普通は恋人同士でするものなんだから!」
そう、これで皆、それぞれのパートナーを見つけた事になる。いつしか皆で身体を重ねるのが当たり前になっていたが、それは本来あるべき姿では無い。全員その事実を再認識し、互いのパートナーの手をギュッと繋ぐ。
「まあでも、基本的にはみんな一緒だし!」
「そうね~、また迷宮に潜るような事があったらどうしようかしら~?」
「そ、それは……みんなそれぞれ離れてすればいいじゃない………」
「あの時と違って今は転移魔法あるし、迷宮探索してても毎日ここに戻って来れるよ?」
愛莉の言葉に、なるほどと手を打つ五人。それならもう、同じ空間でする必要も無い。無いのだが…………
「こ、声は………聞かれてしまうよね……」
リズが再び顔を真っ赤に染めながら言う。そう、この宿屋でする限り、声だけは隣に知られてしまう。
「大丈夫大丈夫!リズっちの声めっちゃ可愛かったから!」
何が大丈夫なのか分からないリズは、あまりの恥ずかしさに卒倒してしまったのだったーーーーー
「おはよう」
朝、リーシャとサフィーが宿屋の食堂へ足を運ぶと、既に未来と愛莉がいつも座っている席に腰を降ろして雑談していた。
「おっはーッ!!」
「おはようリーシャ、サフィー」
すぐに二人に気付いた未来と愛莉が、手を振りながら挨拶をする。二階の部屋は満室だとアメリに聞いていたが、食堂には他の客の姿は見えない。
「あら?他のお客様は居ないのね~」
「居ない方がいいわよ。どうせまた『クローバーの○○さん』って騒がれるのがオチなんだから」
あははと苦笑いする三人。それは確かにサフィーの言う通りで、きっと話しかけられたり、時には握手を求められたりする。
無下に断るのも評判が悪くなりそうなので、いつも当たり障りの無いように対応するのだが、正直女性はともかく、見ず知らずの男性と握手を交わすのは気乗りしない。誰彼かまわずにブンブンと握手しているのは未来だけだ。
「そう言えばミクって子供に大人気らしいわよ~?いつも元気に握手しているからよね~」
「ふふーん!子供大好きだからね!」
「精神年齢が近いからでしょ。あんたも中身は割と子供じゃない」
「なにー!?サフィーはあたしの事をそんな風に思ってたのかーーッ!」
「あ、ごめん。わたしも思ってた」
「あ、愛莉までーーッ!!?」
いつもの他愛もないやり取りをしていると、食堂の入口に誰かの姿が一瞬だけ映った。いち早くそれに気付いた愛莉が、首を傾げながら入口を見る。
その入口には、何故か頬を薄く染めたエストとリズの姿。正式に恋人同士になったのが嬉しい反面、今からそれを皆に報告する事に対して、かなりの緊張と恥ずかしさに襲われている。
「い、行きますよ……?」
「う、うん……緊張する………」
そう言いながらも、しっかり互いの手を握っている二人。まさに幸せの絶頂、何処にでも居る、恋人同士になったばかりの初々しいカップルのあるべき姿と言えなくも無い。
最後に一つ深呼吸をして、ゆっくりと食堂に姿を現すエストとリズ。そんな二人を見た未来達四人は、繋がれた二人の手を見て嬉しそうな表情を浮かべる。
「お……おはよう……ございます………」
「おはよう……きょ、今日も宜しくね………」
緊張のせいか、妙に余所余所しいエストとリズ。そんな二人に向かって、未来がいつものように元気に声を掛ける。
「おっはーーーッ!!いやー、青春だねーッ!」
青春という言葉がこの世界には無いので意味は分からなかったが、何となく祝福されているのは未来の声音から伝わって来る。
「おはようエスト、リズ」
「おはよ~。ふふ、いい朝ね~」
「おはよう。慣れない寝床でちゃんと眠れた?」
サフィーがリズにそう訊ねると、リズは恥ずかしそうに顔を背けながら、小さくこくりと頷いた。
その仕草の意味がよくわからなくて、サフィーは首を傾げる。そんなサフィーを尻目に、未来がにひひと笑いながら、エストとリズに話し掛けた。
「お二人さん、昨日の夜はなかなか激しかったですなー」
ビクッと身体が跳ねるエストとリズ。何故、何故その事を未来が………と考えて、エストが一瞬にしてその答えに辿り着く。
そう、何故失念していのか。この宿屋の壁は薄いのだ。大きな喘ぎ声を上げれば、いとも容易く隣の部屋まで届いてしまう。現に、昨夜は隣から未来と愛莉の喘ぎ声が聞こえて来ていたではないか。
「あ……え……う……」
リズが口をパクパクと動かすが、声にならない。
聞かれていた。あの恥ずかしい声を、エスト以外の誰かに聞かれていた。その事実を認識した途端、顔から火が出るほど赤面し、恐ろしいまでの羞恥心に襲われる。
「あら~、それじゃあ二人とも………」
「まあ……それは様子を見れば分かるわよ。今だって手繋いでるし」
サフィーに指摘されて、思わずパッと手を離す二人。もう今さらなのだが、恥ずかしさのあまり咄嗟に離してしまった。
「あ……あの……」
耳まで真っ赤にしながら、エストが何かを伝えようとする。何かとは、もちろんリズと自分が晴れて恋人同士になった事の報告なのだが、未来達に先制攻撃を受けて、頭の中が真っ白になってしまった。
「ほらみんな、あんまりからかわないの。良かったねエスト、リズ。お似合いだと思うよ」
エストとリズがあまりにも恥ずかしそうにしているので、愛莉が優しく祝福の言葉を掛ける。
「うんうん!エストもリズっちもチョー美少女だからお似合いだよね!」
「ふふ、帝国一の美少女カップルよね~」
「そうね。これで心置きなく冒険出来るってものよ」
愛莉に追従するように二人に祝福の言葉を投げかける未来、リーシャ、サフィーの三人。そんな皆の言葉を聞き、エストが決心したように声を張り上げる。
「みんなありがとう!その……夜の事なんだけど……あの……こ、これからは………その……わたしはリズちゃんと………」
心臓が口から飛び出そうなほど、鼓動が激しく胸を叩く。恥ずかしさ、そして何より、皆がその事を承諾してくれるかどうかが昨夜から気がかりだったのだ。
今まで散々快感を与えて貰いながら、自分に恋人が出来た瞬間「もうみんなとはしない」などと、自分勝手もいいところだと思っている。
確かに相手の居ない自分に対して、ある意味お情け的に誘ってくれていた側面はあったにしても、そんな中でも皆は自分を含めた行為をいつも楽しんでいたように思う。だからこそ、昨夜から懸念していたのは「これからもしようね」や、「次はリズっちも一緒に!」などと言われないかどうか。
(それだけは………リズちゃんもその気は無いみたいだし………)
もう他の誰かとはしないでと、先ほど言われたリズからの言葉。それは裏を返せば、リズもまたエストとしかしないと言っているに等しい。なのでこれからもズルズルと皆との関係を続ける訳にはいかない。リズと恋人になるに至って、そこだけは譲る訳にはいかないのだ。
「あっははははは!!分かってるって!今まで無理に誘ってごめんねエスト」
「…………え?」
「そうだね。エストをこっち側に引き込んだのはわたしと未来だし、今さらだけど本当にごめんね」
「え……あ、あの………」
「そうよね~、わたしとサフィーもエストとしたくて何度も誘ってしまったものね~。エストの気持ちも考えないで……ごめんなさいね」
「そんな……わ、わたしは………」
「謝って済む話じゃないけど……ごめんなさいエスト。もう誘ったりしないから安心して」
「あ、謝るような話じゃ………」
何故だろう、皆が口々に謝罪の言葉を投げかけてくる。だが皆には感謝こそすれど、謝罪される言われなど一切無い。
あの日、未来と愛莉が誘ってくれなければ、性行為の快感を未だに知らずにいた。
知らなければ、昨夜リズとだって出来なかった。
それにあの日、未来と愛莉の誘いを受け入れたのは自分自身だ。いくらあの場の雰囲気に流されたとは言え、嫌ならはっきりと断るべきだった。それをしなかったのは、嫌では無かったから。
リーシャとサフィーに誘われても断らなかったのは、二人にも気持ち良くして欲しかったから。ずっと憧れていたリーシャとサフィーの二人と、身体を重ねてみたかったから。
「わたし……感謝してます。だってそのお陰で………」
皆との距離が、これ以上無いほどに縮まった。互いに身体を重ねるなど、よほど親密な関係でないと出来ない。それを毎日していたのだから、仲間としての絆、友人としての絆、そして同性としての絆が、どんな相手にも負けないくらいに深まった。
「本当に……ありがとう……ございました……!」
気付けば瞳からは涙が溢れて止まらなかった。これは何の涙なのだろうか。
感謝?寂しさ?それとも別の何か?
「よしよし、エストは相変わらずいい子だねー」
「うん。こっちこそありがとうエスト」
「そうね~、少し寂しいけど、これが本来のあるべき姿よね」
「そ、そうよ。普通は恋人同士でするものなんだから!」
そう、これで皆、それぞれのパートナーを見つけた事になる。いつしか皆で身体を重ねるのが当たり前になっていたが、それは本来あるべき姿では無い。全員その事実を再認識し、互いのパートナーの手をギュッと繋ぐ。
「まあでも、基本的にはみんな一緒だし!」
「そうね~、また迷宮に潜るような事があったらどうしようかしら~?」
「そ、それは……みんなそれぞれ離れてすればいいじゃない………」
「あの時と違って今は転移魔法あるし、迷宮探索してても毎日ここに戻って来れるよ?」
愛莉の言葉に、なるほどと手を打つ五人。それならもう、同じ空間でする必要も無い。無いのだが…………
「こ、声は………聞かれてしまうよね……」
リズが再び顔を真っ赤に染めながら言う。そう、この宿屋でする限り、声だけは隣に知られてしまう。
「大丈夫大丈夫!リズっちの声めっちゃ可愛かったから!」
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