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帝国激震の章
206.これから
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朝食を終え、他の客が来る前に部屋へと戻るクローバーの六人。
「さてさて、今日から本格的にみんなで冒険だね!」
これからの事を決める為に、皆は未来と愛莉の部屋へと集まる。部屋の中央にデカデカと置かれた愛莉特製のクイーンサイズのベッドに、皆はそれぞれ腰掛けている。もちろん、初めて見たリズは大きく目を見開いていたが。
「うん。こないだ皇帝陛下……リズのお父さんがが言ってた通り、まずはSランク冒険者を目指すのがいいと思う」
Sランク冒険者のみが読む事を許されている『旧暦封書』という書物、そこには女神アルテナの事や死霊王の事が記されているという。
このまま闇雲に死霊王を探しても見つける確率は低い。もっとも、以前死霊王は未来と愛莉に、今よりも更に強くなったその時には、命を奪いに来ると言って去って行った。なのでもしかするとレベルされ上げれば、いつかは向こうの方から来るかもしれない。だがーーーーー
「そうよね~……向こうから来られても後手に回ってしまうものね………」
リーシャの言う通り、ただ待つだけではどうしたって相手が有利になってしまう。こちらが反撃出来ないタイミングで奇襲されでもしたら、何も出来ずに殺されてしまうだろう。
「そうよ。あくまで主導権はこっちが握る。その為には待つんじゃなくて、あたし達の方から攻めるべきだわ!」
「うん、わたしもサフィーちゃんに賛成」
「わたしも。でもお父様はああ言っていたけれど、具体的にどうすればいいのかしら………」
Sランク冒険者にランクアップする為には、六ツ星モンスターを五体討伐するか、『災厄』と呼ばれる最凶最悪の七ツ星モンスターを一体討伐する必要がある。もちろん現実的なのは前者で、その為には六ツ星モンスターの情報を集める必要がある。
皆が自然に愛莉に視線を送る。パーティのリーダーという以前に、何かする際には愛莉の考えが起点になるのがクローバーというパーティだ。
「まずはリズのレベルアップ。今は35レベルだから、ひとまず50以上を目指したいかな」
「………うん。わたしもみんなに近づきたい」
とは言えレベル50以上など、リズにとっては遥か遠い目標のように思えた。冒険者を三年やっていてレベル35。もちろん世間的に見ればかなり優秀だが、目の前には僅か数ヶ月でレベルを55まで上げた、途轍もない少女達が居るのだ。
「じゃあしばらくはレベル上げだね!」
「あと、リズのレベルを上げながら、わたし達もエクストラスキルを使いこなせるように練習しないと」
女神アルテナから与えられた、おそらくこの世でクローバーの六人だけが使用出来るエクストラスキル。それはどれも強力で、使いこなせるようになれば、きっと六ツ星モンスターとでも勝負出来る筈。だが、今の所そのエクストラスキルを使いこなせる者はまだ一人も居ない。未来が一度だけ発動出来たが、狙い通りの場所では無かったので成功とは言えなかった。
「そうね。これからの戦いには絶対に必要な力だわ」
「うん。おそらく女神アルテナが、対死霊王の為に与えてくれた力だと思う。完璧に使いこなせるようになって初めて、死霊王と戦うスタートラインに立てるんだと思う」
つまりどんなにレベルを上げようと、他のスキルを強化しようと、エクストラスキル無くしては死霊王には勝てない。だが一方で、今まで絶望しか無かった死霊王戦に、一筋の光明が射したという事でもある。
「アイリの説明は分かったわ~。それで、リズのレベルは何処で上げるのかしら?またガルズバール迷宮に潜ってみる?」
ガルズバール迷宮。皆が現在のレベルまで上げた迷宮であり、例の『アルテナの杖』を持ち帰ったリザードマンの宮殿。確かにレベル上げには良さそうだがーーーーー
「あそこだと、わたし達のレベルが上がらないから駄目。リズのレベルを上げつつ、わたし達のレベルも上げないといけないから」
リズの育成はもちろん最優先事項だが、パーティの実力を底上げする為には、全員のレベルも上げなくてはならない。
レベルが上がれば身体能力だけでは無く、SPやMPの数値も上がる。エクストラスキルを習得しても、それを使う為のSP、MPの最大値が低いままでは、使える回数が大幅に減ってしまう。
「えっと……つまりレベル55以上のモンスターが出没する狩場………って事だよね………この辺にそんな狩場あるのかな………」
エストもこのファルディナの街で数ヶ月冒険者をやっているが、この近くにそんな強いモンスターが出没する狩場など聞いた事が無かった。
「無いと思う。だからまずは情報集めから開始しなくちゃ」
「情報集め?」
皆が首を傾げる。そんな皆に愛莉がーーーーー
「モンスターの情報集めと言ったら………冒険者ギルドしか無いよね」
と、ごくごく当たり前の事を言ったのだった。
■■■
「えーと……レベル55以上のモンスターが出没する狩場………ですか……?」
そんな狩場、この辺では聞いた事が無い。なのでクローバーの質問に対して美人受付嬢のイリアーナは、答えを持ち合わせていなかった。
「申し訳ありません……この辺りには無いですね………」
誰もが予想していた答えが返って来たので、誰も落胆はしていない。
そう、目的はイリアーナでは無い。このファルディナの街には、クローバーの他にもAランク冒険者が一人だけ存在する。しかも、レベル75というクローバー以上の強者が。
「んで、俺の所に来たって訳か」
クローバーが通されたのは、ギルドマスターであるオルガノフの執務室。クローバーがカウンターに居ると目立ちすぎて、ゆっくりと話が出来ない。なのでオルガノフは顎をクイッと動かし、奥へ来いとのゼスチャーでクローバーを執務室へと呼んだ。
「前から気になってたんだけどさー、おじさんって何処でそんなにレベル上げたの?」
未来がいつもの調子で話し掛ける。ギルドマスター相手におじさん呼ばわり、そんな光景を見たリズが、大丈夫なの!?と少しソワソワしている。
「俺か?俺はまあ、色んな狩場を回ったぞ。元々は帝都を拠点に活動してたからな」
帝都を拠点に。誰もが初めて聞いたオルガノフの過去だ。
「帝都の近くには強いモンスターが居るの?」
「近くって訳じゃねえよ。馬車で何日も移動しなきゃなんねえ。一番近い所だと……馬車で六日ってトコか」
帝都から馬車で六日。なるほど、確かに近いかと言われれば微妙な距離ではある。
「ちなみにその狩場ってどんな所ですか?」
「ああ、そこは『濃霧の森』って場所でな、いつ行っても濃い霧が出てて視界が悪い。モンスターも一番強いのでレベル70以上のが居る」
レベル70。つまりその狩場なら、全員レベルを70まで上げられる。
「あとはそうだな……西地区には高レベル帯の狩場がいくつか存在するぜ。あの『ツヴァイフェッター』もメインで活動してるのは西地区だ」
『ツヴァイフェッター!!?』
突然出て来たそのパーティ名。言わずと知れた帝国最強のパーティである。
「昔から最強を目指す奴らは西地区か北地区をメインにしてた。北地区には秘境って呼ばれる山脈もあるからな」
次々に出てくるオルガノフからの情報。この中で取捨選択するのか、あるいは一通り回るのか。
「何か凄そう……今のあたし達じゃキツいわよね……」
「う、うん……最初はもっと弱いモンスターの所の方が………」
「えーっ!?強いトコ行こうよー、その方が手っ取り早いし!」
「ミクのそういう所は嫌いではないけれど……ここは慎重になるべきだと思うわ~………」
「わ、わたしはまだ……みんなの足を引っ張ると思う………」
最初から強い所に挑戦したい未来と、徐々に狩場のレベルを上げるべきとのサフィー達。
「まあ、お前らの好きにすればいいさ。俺はお前らの実力を実際に見た事が無えから、これ以上のアドバイスは出来ん」
「いえ、貴重な情報ありがとうございました」
最後に愛莉が礼を述べ、皆で頭を下げて執務室を後にする。
その後、街の外に設置してある転移魔法陣を使い、帝都へと転移したクローバーの六人だった。
「さてさて、今日から本格的にみんなで冒険だね!」
これからの事を決める為に、皆は未来と愛莉の部屋へと集まる。部屋の中央にデカデカと置かれた愛莉特製のクイーンサイズのベッドに、皆はそれぞれ腰掛けている。もちろん、初めて見たリズは大きく目を見開いていたが。
「うん。こないだ皇帝陛下……リズのお父さんがが言ってた通り、まずはSランク冒険者を目指すのがいいと思う」
Sランク冒険者のみが読む事を許されている『旧暦封書』という書物、そこには女神アルテナの事や死霊王の事が記されているという。
このまま闇雲に死霊王を探しても見つける確率は低い。もっとも、以前死霊王は未来と愛莉に、今よりも更に強くなったその時には、命を奪いに来ると言って去って行った。なのでもしかするとレベルされ上げれば、いつかは向こうの方から来るかもしれない。だがーーーーー
「そうよね~……向こうから来られても後手に回ってしまうものね………」
リーシャの言う通り、ただ待つだけではどうしたって相手が有利になってしまう。こちらが反撃出来ないタイミングで奇襲されでもしたら、何も出来ずに殺されてしまうだろう。
「そうよ。あくまで主導権はこっちが握る。その為には待つんじゃなくて、あたし達の方から攻めるべきだわ!」
「うん、わたしもサフィーちゃんに賛成」
「わたしも。でもお父様はああ言っていたけれど、具体的にどうすればいいのかしら………」
Sランク冒険者にランクアップする為には、六ツ星モンスターを五体討伐するか、『災厄』と呼ばれる最凶最悪の七ツ星モンスターを一体討伐する必要がある。もちろん現実的なのは前者で、その為には六ツ星モンスターの情報を集める必要がある。
皆が自然に愛莉に視線を送る。パーティのリーダーという以前に、何かする際には愛莉の考えが起点になるのがクローバーというパーティだ。
「まずはリズのレベルアップ。今は35レベルだから、ひとまず50以上を目指したいかな」
「………うん。わたしもみんなに近づきたい」
とは言えレベル50以上など、リズにとっては遥か遠い目標のように思えた。冒険者を三年やっていてレベル35。もちろん世間的に見ればかなり優秀だが、目の前には僅か数ヶ月でレベルを55まで上げた、途轍もない少女達が居るのだ。
「じゃあしばらくはレベル上げだね!」
「あと、リズのレベルを上げながら、わたし達もエクストラスキルを使いこなせるように練習しないと」
女神アルテナから与えられた、おそらくこの世でクローバーの六人だけが使用出来るエクストラスキル。それはどれも強力で、使いこなせるようになれば、きっと六ツ星モンスターとでも勝負出来る筈。だが、今の所そのエクストラスキルを使いこなせる者はまだ一人も居ない。未来が一度だけ発動出来たが、狙い通りの場所では無かったので成功とは言えなかった。
「そうね。これからの戦いには絶対に必要な力だわ」
「うん。おそらく女神アルテナが、対死霊王の為に与えてくれた力だと思う。完璧に使いこなせるようになって初めて、死霊王と戦うスタートラインに立てるんだと思う」
つまりどんなにレベルを上げようと、他のスキルを強化しようと、エクストラスキル無くしては死霊王には勝てない。だが一方で、今まで絶望しか無かった死霊王戦に、一筋の光明が射したという事でもある。
「アイリの説明は分かったわ~。それで、リズのレベルは何処で上げるのかしら?またガルズバール迷宮に潜ってみる?」
ガルズバール迷宮。皆が現在のレベルまで上げた迷宮であり、例の『アルテナの杖』を持ち帰ったリザードマンの宮殿。確かにレベル上げには良さそうだがーーーーー
「あそこだと、わたし達のレベルが上がらないから駄目。リズのレベルを上げつつ、わたし達のレベルも上げないといけないから」
リズの育成はもちろん最優先事項だが、パーティの実力を底上げする為には、全員のレベルも上げなくてはならない。
レベルが上がれば身体能力だけでは無く、SPやMPの数値も上がる。エクストラスキルを習得しても、それを使う為のSP、MPの最大値が低いままでは、使える回数が大幅に減ってしまう。
「えっと……つまりレベル55以上のモンスターが出没する狩場………って事だよね………この辺にそんな狩場あるのかな………」
エストもこのファルディナの街で数ヶ月冒険者をやっているが、この近くにそんな強いモンスターが出没する狩場など聞いた事が無かった。
「無いと思う。だからまずは情報集めから開始しなくちゃ」
「情報集め?」
皆が首を傾げる。そんな皆に愛莉がーーーーー
「モンスターの情報集めと言ったら………冒険者ギルドしか無いよね」
と、ごくごく当たり前の事を言ったのだった。
■■■
「えーと……レベル55以上のモンスターが出没する狩場………ですか……?」
そんな狩場、この辺では聞いた事が無い。なのでクローバーの質問に対して美人受付嬢のイリアーナは、答えを持ち合わせていなかった。
「申し訳ありません……この辺りには無いですね………」
誰もが予想していた答えが返って来たので、誰も落胆はしていない。
そう、目的はイリアーナでは無い。このファルディナの街には、クローバーの他にもAランク冒険者が一人だけ存在する。しかも、レベル75というクローバー以上の強者が。
「んで、俺の所に来たって訳か」
クローバーが通されたのは、ギルドマスターであるオルガノフの執務室。クローバーがカウンターに居ると目立ちすぎて、ゆっくりと話が出来ない。なのでオルガノフは顎をクイッと動かし、奥へ来いとのゼスチャーでクローバーを執務室へと呼んだ。
「前から気になってたんだけどさー、おじさんって何処でそんなにレベル上げたの?」
未来がいつもの調子で話し掛ける。ギルドマスター相手におじさん呼ばわり、そんな光景を見たリズが、大丈夫なの!?と少しソワソワしている。
「俺か?俺はまあ、色んな狩場を回ったぞ。元々は帝都を拠点に活動してたからな」
帝都を拠点に。誰もが初めて聞いたオルガノフの過去だ。
「帝都の近くには強いモンスターが居るの?」
「近くって訳じゃねえよ。馬車で何日も移動しなきゃなんねえ。一番近い所だと……馬車で六日ってトコか」
帝都から馬車で六日。なるほど、確かに近いかと言われれば微妙な距離ではある。
「ちなみにその狩場ってどんな所ですか?」
「ああ、そこは『濃霧の森』って場所でな、いつ行っても濃い霧が出てて視界が悪い。モンスターも一番強いのでレベル70以上のが居る」
レベル70。つまりその狩場なら、全員レベルを70まで上げられる。
「あとはそうだな……西地区には高レベル帯の狩場がいくつか存在するぜ。あの『ツヴァイフェッター』もメインで活動してるのは西地区だ」
『ツヴァイフェッター!!?』
突然出て来たそのパーティ名。言わずと知れた帝国最強のパーティである。
「昔から最強を目指す奴らは西地区か北地区をメインにしてた。北地区には秘境って呼ばれる山脈もあるからな」
次々に出てくるオルガノフからの情報。この中で取捨選択するのか、あるいは一通り回るのか。
「何か凄そう……今のあたし達じゃキツいわよね……」
「う、うん……最初はもっと弱いモンスターの所の方が………」
「えーっ!?強いトコ行こうよー、その方が手っ取り早いし!」
「ミクのそういう所は嫌いではないけれど……ここは慎重になるべきだと思うわ~………」
「わ、わたしはまだ……みんなの足を引っ張ると思う………」
最初から強い所に挑戦したい未来と、徐々に狩場のレベルを上げるべきとのサフィー達。
「まあ、お前らの好きにすればいいさ。俺はお前らの実力を実際に見た事が無えから、これ以上のアドバイスは出来ん」
「いえ、貴重な情報ありがとうございました」
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