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帝国激震の章
222.会議
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帝都アルフォリア、その皇宮に早馬からの第一報がもたらされたのは、奇しくもツヴァイフェッターが六ツ星モンスター討伐へと出発した数日後の事だった。
「ご報告致します!西地区中規模都市ラズラントに、突如として巨大な漆黒の竜が現れました!竜は街を破壊し、迎撃に向かった冒険者は全滅!街は壊滅状態です!」
ガタッと大きな音を鳴らして立ち上がる皇帝アルベルト。その表情は驚愕に染まっている。
「漆黒の……竜だとッ!!?」
ワナワナと震える皇帝アルベルト。普段、皇帝のそんな様子など見た事が無い貴族達は騒然とする。
「その竜の特徴は!?大きさは!?」
「はっ!とにかく巨大な竜でした!その鋭い眼光、しかし瞳の色は鱗よりも更に深い闇のような色でございました!!」
領主の命を受け、命からがら街を飛び出した兵士が目にした特徴を伝える。辿り着いた街で何度も馬を乗り換え、ほとんど不眠不休で帝都に辿り着いた兵士。その兵士からもたらされた情報は、皇帝アルベルトの心を地の底へと落とした。
「闇よりも深い瞳………何故……今頃になって奴が………」
そのまま玉座へと腰を落とすアルベルト。それを見た謁見の間に集まったいた貴族達が、大慌てでアルベルトへと駆け寄る。
「へ、陛下!気をしっかり!」
「その竜にお心当たりがあるのですか!?」
だが貴族達の言葉はアルベルトの耳に届いていない。今アルベルトの脳内に浮かんでいるのは、かつて経験した凄惨な戦いの記憶だけ。
「誰か……グランドマスターを……マディアスを呼んでくれ……」
アルベルトが力無く呟いた言葉を聞き、貴族達が顔を見合わせる。そして次の瞬間には数名の貴族が、自ら謁見の間を後にして駆け出した。
「して……奴は何処へ向かったのだ……?」
眼前で頭を下げている兵士にそう訊ねると、兵士は顔を下げたまま答えた。
「申し訳ありません!私も命からがら街を抜け出した身であり、かの竜がその後どちらへ向かったかまでは把握してございません!」
少し考えれば分かる答えが返って来た事に、アルベルトは思わず苦笑してしまう。それはそうだ、街を襲う竜の存在を知らせる為に早馬を飛ばした者が、竜のその後を知る筈など無い。
いつもなら当然そんな事にも考えが回るのだが、どうやら自分でも思った以上に混乱しているらしいと、深い息を吐き出した。
「それもそうよな。すまん、くだらない質問をした」
「い、いえ!決してそのような………」
「遠路ご苦労であった。充分に身体の疲れを癒やすが良い」
「はっ!勿体無いお言葉でございます!!」
兵士が去り、改めて一息つくアルベルトと、そんなアルベルトを心配そうに見つめる貴族達。そして、誰もが今、この帝国に危機が迫っている事を何となくだが認識していた。
アルベルトのこの狼狽ぶりと、わざわざ冒険者ギルドのトップであるグランドマスターを呼び出した事を鑑みても、とてもただ事とは思えない。
結局、アルベルトから詳しい説明も無いまま、この場は解散となった。そしてアルベルトと国の重鎮達は会議室へと移動し、マディアスの到着を待つのだった。
■■■
皇宮の会議室には、皇帝アルベルトを筆頭にグランドマスターであるマディアスと、国の重鎮たる元老院の者達が円卓を囲んでいた。
「陛下!その漆黒の竜にお心当たりがあるのですか!?」
元老院が一人、軍務卿が声を張り上げる。武人の家柄に生まれ、帝国の全兵士を束ねる、まさに軍隊のトップに立つ強面の男である。
「心当たりか……確信は無いがおそらくと言った所だ。だが、もしも私の知っている竜だとしたら………」
誰もがアルベルトの言葉の続きに注目する。知っている竜だとしたら………
「この帝都に居る全ての冒険者が束になってかかろうと……勝てる相手では無い」
「な……んと……」
思わず絶句する軍務卿と、その他の元老院達。マディアスもアルベルトの言葉を聞いて、ゆっくりと瞼を閉じる。
一瞬にして重苦しい空気が漂う会議室。もしもアルベルトの言葉が事実だとしたら、一体どうすれば良いと言うのか。
そんなのがこの帝都に現れでもしたら………帝都はどうなってしまうのか。
その時、元老院の一人である財務卿がポツリと口を開く。そうだ、この帝国には最強のパーティがいるのだという事を思い出したのだ。
「ツ……ツヴァイフェッターなら……」
一斉に財務卿の方へと視線を送る元老院達。そして追従するように、口々にその名を発する。
「そ、そうだ!あのツヴァイフェッターならば!」
「うむ!数々の街の危機を救って来た”英雄”バルムンク殿を擁するツヴァイフェッターならば必ず撃退出来る!」
「”剣聖”ミルファ殿もおりますぞ!」
一気に場が賑やかになる。そう、誰もがツヴァイフェッターの強さを一変足りとも疑ってはいない。あの帝国最強のパーティに倒せないモンスターなど存在しないと、信じて疑わないのだ。
それはアルベルトとて例外では無い。とは言え、もちろん絶対に勝てるなどと楽観視している訳では当然無い。だが今現在、もしも勝てる可能性があるとしたら、それはツヴァイフェッターだけだと思っている。
「マディアス、ツヴァイフェッターは現在帝都に居るのか?」
「いいえ陛下、どうやら数日前には帝都を出発して南へと向かったらしいですよ。まあ、彼等が西以外に向かったとなると、おそらく六ツ星モンスターの討伐かと」
南地区の遺跡に六ツ星モンスターが現れたとの情報をツヴァイフェッターが得たのは、この帝都での事だ。なのでグランドマスターであるマディアスももちろん、その情報は把握していた。
「ならば今すぐ戻って欲しい旨を伝えてくれ。危急の事ゆえ帝都防衛に専念して欲しいと」
「かしこまりました」
アルベルトの言葉を隣で受けた執事が、急いで会議室を出てゆく。それを見ながら、アルベルトが次の指示を出す。
「これより帝都は厳戒態勢に移行する。帝都管内最前線の見張り兵の増兵、並びに『通信兵』を東西南北に配置し、漆黒の竜を発見した場合は速やかに帝都に伝えるように」
「はっ!今すぐに配置致します!」
今度は軍務卿がアルベルトの指示を聞いて会議室を出てゆく。ちなみに通信兵とは、固有スキル『通信』を会得している者である。
通信のスキルは遠く離れた所に居る、同じく通信のスキルを持つ者と会話出来るスキルで、通信出来る距離はおよそ三十キロ先まで可能である。
この通信兵、平時の時は帝国一の閑職なのだが、今回のように有事の際には最前線へと送られる為、給料は驚くほど高い。そして『通信』のスキルを会得する者が極端に少ない事も、高給の一因となっている。
「他の者達は帝都民に危険を促せ。万が一の場合、地下室がある家は地下室に避難、無い者達は皇宮を開放するので、皇宮へ避難しろとな。いいか、決して混乱させぬようにだ。帝都が壊滅しても、民さえ生きていれば再び再建出来る。それを忘れるな」
『ははぁーーーッ!!!』
そのまま残りの元老院達も会議室を後にする。残されたのは皇帝アルベルトとグランドマスターのマディアスの二人だけである。
「民さえ生きていれば再建出来る………やはり貴方は名君ですね」
「そんな事よりマディアス……漆黒の竜、どう思う?」
「十中八九……いや、十中が十、『黒き竜』で間違いないでしょうね」
「………そうか」
黒き竜。かつて古の時代より、白き竜と共にこの世界の王者として君臨していた双竜の一対。
他の生物を寄せ付けない圧倒的な力で王者に君臨していたが、寿命が迫り、力が弱まった時に死霊王によって殺された。そしてその魂は死霊王に束縛され、死してなお死霊王の傀儡としてこの世界に存在している。
古代の力ある竜は、死してもその肉体はすぐには滅びずに、数百年、時には数千年かけて徐々に肉体が崩壊してゆく。だが黒き竜の身体には、死霊王の呪術が施されており、崩壊する月日を極端に遅らせているのだ。なので現在でもその身体が維持され続けている。
「黒き竜………まさか生きている間に再び相見えようとは……思ってもいなかったぞ……」
そう呟きながら、アルベルトは拳を握り締めたのだった。
「ご報告致します!西地区中規模都市ラズラントに、突如として巨大な漆黒の竜が現れました!竜は街を破壊し、迎撃に向かった冒険者は全滅!街は壊滅状態です!」
ガタッと大きな音を鳴らして立ち上がる皇帝アルベルト。その表情は驚愕に染まっている。
「漆黒の……竜だとッ!!?」
ワナワナと震える皇帝アルベルト。普段、皇帝のそんな様子など見た事が無い貴族達は騒然とする。
「その竜の特徴は!?大きさは!?」
「はっ!とにかく巨大な竜でした!その鋭い眼光、しかし瞳の色は鱗よりも更に深い闇のような色でございました!!」
領主の命を受け、命からがら街を飛び出した兵士が目にした特徴を伝える。辿り着いた街で何度も馬を乗り換え、ほとんど不眠不休で帝都に辿り着いた兵士。その兵士からもたらされた情報は、皇帝アルベルトの心を地の底へと落とした。
「闇よりも深い瞳………何故……今頃になって奴が………」
そのまま玉座へと腰を落とすアルベルト。それを見た謁見の間に集まったいた貴族達が、大慌てでアルベルトへと駆け寄る。
「へ、陛下!気をしっかり!」
「その竜にお心当たりがあるのですか!?」
だが貴族達の言葉はアルベルトの耳に届いていない。今アルベルトの脳内に浮かんでいるのは、かつて経験した凄惨な戦いの記憶だけ。
「誰か……グランドマスターを……マディアスを呼んでくれ……」
アルベルトが力無く呟いた言葉を聞き、貴族達が顔を見合わせる。そして次の瞬間には数名の貴族が、自ら謁見の間を後にして駆け出した。
「して……奴は何処へ向かったのだ……?」
眼前で頭を下げている兵士にそう訊ねると、兵士は顔を下げたまま答えた。
「申し訳ありません!私も命からがら街を抜け出した身であり、かの竜がその後どちらへ向かったかまでは把握してございません!」
少し考えれば分かる答えが返って来た事に、アルベルトは思わず苦笑してしまう。それはそうだ、街を襲う竜の存在を知らせる為に早馬を飛ばした者が、竜のその後を知る筈など無い。
いつもなら当然そんな事にも考えが回るのだが、どうやら自分でも思った以上に混乱しているらしいと、深い息を吐き出した。
「それもそうよな。すまん、くだらない質問をした」
「い、いえ!決してそのような………」
「遠路ご苦労であった。充分に身体の疲れを癒やすが良い」
「はっ!勿体無いお言葉でございます!!」
兵士が去り、改めて一息つくアルベルトと、そんなアルベルトを心配そうに見つめる貴族達。そして、誰もが今、この帝国に危機が迫っている事を何となくだが認識していた。
アルベルトのこの狼狽ぶりと、わざわざ冒険者ギルドのトップであるグランドマスターを呼び出した事を鑑みても、とてもただ事とは思えない。
結局、アルベルトから詳しい説明も無いまま、この場は解散となった。そしてアルベルトと国の重鎮達は会議室へと移動し、マディアスの到着を待つのだった。
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皇宮の会議室には、皇帝アルベルトを筆頭にグランドマスターであるマディアスと、国の重鎮たる元老院の者達が円卓を囲んでいた。
「陛下!その漆黒の竜にお心当たりがあるのですか!?」
元老院が一人、軍務卿が声を張り上げる。武人の家柄に生まれ、帝国の全兵士を束ねる、まさに軍隊のトップに立つ強面の男である。
「心当たりか……確信は無いがおそらくと言った所だ。だが、もしも私の知っている竜だとしたら………」
誰もがアルベルトの言葉の続きに注目する。知っている竜だとしたら………
「この帝都に居る全ての冒険者が束になってかかろうと……勝てる相手では無い」
「な……んと……」
思わず絶句する軍務卿と、その他の元老院達。マディアスもアルベルトの言葉を聞いて、ゆっくりと瞼を閉じる。
一瞬にして重苦しい空気が漂う会議室。もしもアルベルトの言葉が事実だとしたら、一体どうすれば良いと言うのか。
そんなのがこの帝都に現れでもしたら………帝都はどうなってしまうのか。
その時、元老院の一人である財務卿がポツリと口を開く。そうだ、この帝国には最強のパーティがいるのだという事を思い出したのだ。
「ツ……ツヴァイフェッターなら……」
一斉に財務卿の方へと視線を送る元老院達。そして追従するように、口々にその名を発する。
「そ、そうだ!あのツヴァイフェッターならば!」
「うむ!数々の街の危機を救って来た”英雄”バルムンク殿を擁するツヴァイフェッターならば必ず撃退出来る!」
「”剣聖”ミルファ殿もおりますぞ!」
一気に場が賑やかになる。そう、誰もがツヴァイフェッターの強さを一変足りとも疑ってはいない。あの帝国最強のパーティに倒せないモンスターなど存在しないと、信じて疑わないのだ。
それはアルベルトとて例外では無い。とは言え、もちろん絶対に勝てるなどと楽観視している訳では当然無い。だが今現在、もしも勝てる可能性があるとしたら、それはツヴァイフェッターだけだと思っている。
「マディアス、ツヴァイフェッターは現在帝都に居るのか?」
「いいえ陛下、どうやら数日前には帝都を出発して南へと向かったらしいですよ。まあ、彼等が西以外に向かったとなると、おそらく六ツ星モンスターの討伐かと」
南地区の遺跡に六ツ星モンスターが現れたとの情報をツヴァイフェッターが得たのは、この帝都での事だ。なのでグランドマスターであるマディアスももちろん、その情報は把握していた。
「ならば今すぐ戻って欲しい旨を伝えてくれ。危急の事ゆえ帝都防衛に専念して欲しいと」
「かしこまりました」
アルベルトの言葉を隣で受けた執事が、急いで会議室を出てゆく。それを見ながら、アルベルトが次の指示を出す。
「これより帝都は厳戒態勢に移行する。帝都管内最前線の見張り兵の増兵、並びに『通信兵』を東西南北に配置し、漆黒の竜を発見した場合は速やかに帝都に伝えるように」
「はっ!今すぐに配置致します!」
今度は軍務卿がアルベルトの指示を聞いて会議室を出てゆく。ちなみに通信兵とは、固有スキル『通信』を会得している者である。
通信のスキルは遠く離れた所に居る、同じく通信のスキルを持つ者と会話出来るスキルで、通信出来る距離はおよそ三十キロ先まで可能である。
この通信兵、平時の時は帝国一の閑職なのだが、今回のように有事の際には最前線へと送られる為、給料は驚くほど高い。そして『通信』のスキルを会得する者が極端に少ない事も、高給の一因となっている。
「他の者達は帝都民に危険を促せ。万が一の場合、地下室がある家は地下室に避難、無い者達は皇宮を開放するので、皇宮へ避難しろとな。いいか、決して混乱させぬようにだ。帝都が壊滅しても、民さえ生きていれば再び再建出来る。それを忘れるな」
『ははぁーーーッ!!!』
そのまま残りの元老院達も会議室を後にする。残されたのは皇帝アルベルトとグランドマスターのマディアスの二人だけである。
「民さえ生きていれば再建出来る………やはり貴方は名君ですね」
「そんな事よりマディアス……漆黒の竜、どう思う?」
「十中八九……いや、十中が十、『黒き竜』で間違いないでしょうね」
「………そうか」
黒き竜。かつて古の時代より、白き竜と共にこの世界の王者として君臨していた双竜の一対。
他の生物を寄せ付けない圧倒的な力で王者に君臨していたが、寿命が迫り、力が弱まった時に死霊王によって殺された。そしてその魂は死霊王に束縛され、死してなお死霊王の傀儡としてこの世界に存在している。
古代の力ある竜は、死してもその肉体はすぐには滅びずに、数百年、時には数千年かけて徐々に肉体が崩壊してゆく。だが黒き竜の身体には、死霊王の呪術が施されており、崩壊する月日を極端に遅らせているのだ。なので現在でもその身体が維持され続けている。
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