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最終章
279.呪霊
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必死に剣を振るった。必死に槍を突き出した。
必死に盾で防いだ。必死に魔法を撃ち続けた。
必死に皆を癒やした。必死に声を掛け合った。
そして気づいた時には、百体を超える死霊モンスターが全て居なくなっていた。そう、全て倒したのである。
「はぁはぁはぁ………」
「くっ……うっ……」
誰もが満身創痍だった。武器職はSPを使い果たし、魔法職はMPが枯渇寸前だ。だが、誰一人として欠けてはいない。
「はぁはぁ……や、やったな……!」
「はぁはぁはぁ、やったね……」
エタンセル、グロワール、クラージュ、三組のAランクパーティが見事に、自分達の役割を全うした瞬間だった。
「はは……こんなに頑張ったのっていつぶりだ……」
「分かんない……多分Cランクの時にランクアップモンスター倒した時とかかも………」
三組共に構成メンバーは五人。元々帝都を拠点にしていたのはエタンセルのみで、グロワールとクラージュは違う街から帝都へと移り住んで来たパーティだ。
しかし冒険者になった時期はほぼ同じという事で、三組とも以前から仲は良く、互いに切磋琢磨しながらランクを上げていった。
まだCランクBランクの時は、自分達のメンバーが体調不良や用事で欠員した時などに、他の二組のパーティから助っ人を借りたりもしていた、
Aランクに上がってからは、まだBランクながら実力は本物と、帝都内でも評判だったレイナとアルダーを助っ人として迎える事が主になり、互いのパーティに助っ人として行く機会はほとんど無くなった。
「はぁ……でも久しぶりだったよな……みんなで一緒に戦うの」
「うん……何だか懐かしかった」
数年ぶりに一緒に戦ったが、あの頃のように上手く連携が取れていた。それは如何に久しぶりとはいえ、強くなったとはいえ、皆の本質があの頃と何も変わっていなかったからに他ならない。
戦闘での癖も性格も、自分達の記憶のままだったからこそ、こんなにも上手く連携が取れたのだと、床に倒れながら誰もが口元を緩める。
しかしそんな時、エタンセルのリーダーである剣士が、剣を杖代わりにして立ち上がる。満身創痍の身体は全身が軋むように痛み、膝には力が入らずにガクガクと笑う。
それでも、それでもだ、前に進まなければならない。こんな所で床に突っ伏して、昔を懐かしんでいる暇など一瞬足りとも無い。
ツヴァイフェッターもプリュフォールも、そしてクローバーも、自分達とは比べ物にならない程の強敵と戦っている筈なのだ。たとえ戦力にならにくても、ほんの一瞬、一度でも弾除けにでもなる事が出来るのなら、この身体にもまだ使い道はある。
「……………」
「……………」
必死に立ち上がるその姿を見た他のメンバー達も、軋む身体に鞭を打ちながら無言で立ち上がる。剣士は剣で、槍術士は槍で、魔道士は杖で身体を支えながら、途中で崩れ落ちそうになりながらも、懸命に立ち上がる。
こうしている間にもクローバーが、ツヴァイフェッターが、プリュフォールが、そしてレイナとアルダーが危機に瀕しているかもしれないのだ。全身が痛いくらい何だと言うのか。
そして一人、また一人と前へ向かって歩み出す。魔法鞄からスキルポーション、マジックポーションを取り出し、それをメンバーに渡すと誰もが喉を鳴らして飲み込む。それだけでもかなり身体が楽になり、遅々としていた足取りも少しずつ軽くなる。すると誰からとも無く駆け出し、最後には全員で部屋の出口を駆け抜ける。
「はぁはぁ……待ってろよみんな……!」
「今行くから……!」
三組のパーティが、心を一つにして前へと駆ける。
■■■
「呪霊千年」
禍々しいオーラを発した死霊王の術がクローバーを襲う。その死霊王の術に対して、未来は真っ直ぐに剣を振るう。
「飛翔斬!!」
かつては死霊王の術になすすべ無くかき消された飛ぶ斬撃【飛翔斬】だが、今放った威力は、もはや初めてカルズバール迷宮で放った威力とは桁違いだ。
ドシュウゥゥーーーッ!!
ぶつかり合う【呪霊千年】と【飛翔斬】。以前は一瞬でかき消された飛ぶ斬撃は、襲い来る禍々しいオーラと空中でぶつかりながら、均衡を保っている。
やがて、どちらも威力を殺された【呪霊千年】と【飛翔斬】は、空中で塵のように霧散してしまう。未来が相殺に成功した瞬間だった。
「よっしゃ!!」
「クックックッ、ナル程、少シハ腕ヲ上ゲタ様ダガ、我ノ術ハコノ程度デハ無イゾ」
再び腕を上げる死霊王。そして次の瞬間には二撃目を撃ち放つ。
「呪霊三千年」
それは明らかに先ほどよりも強力な一撃。無数の怨霊が更に禍々しいオーラを放ちながら、再びクローバーを襲う。
「飛翔斬!!」
未来も再び【飛翔斬】を放って相殺を試みる。だが、術はかなり弱まらせる事が出来たが、相殺には至らずにかき消される。
「ミク!?」
「消されたわよ!?」
そのままクローバーに襲い掛かる禍々しい黒いオーラだが、最初から相殺出来るとは思っていなかった未来は、既に剣を振るっていた。
「飛翔……斬!!」
【飛翔斬】の連撃。一撃目で威力を弱めた死霊王の術に対して、すかさずの二撃目。それは再び空中でぶつかり合い、やがて先ほどと同じように互いが空中で霧散する。
「ホウ、コレモ相殺スルカ」
正直に言って、未来の力を過小評価していた死霊王だが、まだ余裕を崩さない。それは死霊王がまだまだ本気では無いからであり、それを裏付けるように今度は両腕を上げた。
「クックックッ、ナラバ此レハドウスル?」
先ほどまでとは比べ物にならない程の巨大なオーラが、死霊王の頭上に形成される。
「うげっ!!」
まさに無数ではなく無限の怨霊が、全てを呪い殺そうと蠢いている。聞こえて来る無限の怨嗟の声は容赦なく精神を攻撃し、このまま聞いていると気が狂いそうになる。
「コレモ防イデミルガ良イ。呪霊五千年」
無情にも撃ち放たれる死霊王の【呪霊五千年】。その強大な術を前にして、未来が珍しく焦りの表情を浮かべる。
「ヤバいヤバいヤバい!!」
あの術は【飛翔斬】では相殺出来ない。ならばどうすれば良いのかと考えなければならないのだが、そんな猶予は無い。
最悪、自分と愛莉だけならアルテナの加護で助かるかもしれないが、他の四人はそうはいかない。そうだ、サフィーとエストの補助魔法なら、防御壁で何とか防げるかもしれないと思い至った所で、当の本人であるサフィーが未来の前へと歩み出た。
「サフィー!?」
「ったく……ミクにばっかり頼ってらんないのよぉ!!」
サフィーが右手を前へ突き出すと同時に、全方の空中に巨大な魔法陣が現れる。
それは未来達がまだ誰も見た事が無い、上級魔法の魔法陣。
(大丈夫よ……あたしなら出来る)
サフィーにとっても実戦での上級魔法はこれが初めて。上級魔法は初級や中級の魔法に比べて、発動がかなり難しい。しかもエクストラスキル『魔法陣召喚』で使用となると、その難易度は更に跳ね上がる。
(リーシャが信じてくれたんだから……絶対に成功する!)
サフィーの召喚した巨大な魔法陣に、死霊王の術が迫る。その瞬間、魔法陣は光溢れんばかりの輝きを放ち、死霊王の術に襲い掛かる。
「光連鎖爆発!!」
それは光と炎が織りなし大爆発を発生させる上級魔法【光連鎖爆発】。通常でも高威力なのに加え、使用しているのはレベル110の魔道士サフィー。
更にサフィーはパッシブスキル『魔力上昇』で、その魔力はもはや誰とも比べられない程に強大に膨れ上がっている。そんなサフィーが放つ上級魔法は、未来でも相殺を諦めた死霊王の渾身の術を見事に相殺する。
相殺と魔法の威力で濛々と立ち込める爆音と煙。それを見届けたサフィーは嬉しそうに、隣に立つリーシャの方を向く。
ーーその刹那、煙を切り裂きながら、紫色に輝く禍々しい矢が現れた。
「怨々呪矢」
それは相手の心臓を射るまで延々と追撃する呪いの矢。死霊王の手から撃ち放たれた呪いの矢が、サフィーの心臓目掛けて飛翔する。
「………え?」
禍々しい気配に気づいた時には、矢はサフィーの前方数メートルの位置。もはや魔法で迎撃しようにも、魔法を発動する前に心臓に突き刺さる。
「サーーー」
何か聞こえたと思った時には、サフィーの身体が後方に飛ばされていた。サフィーの瞳に映るのは、まるでスローモーションのようにゆっくりとした光景。
その光景の中に写り込むのは、サフィーにとって最愛の人。かなり焦った表情を浮かべている彼女は、次の瞬間には安心したように破顔した。
(リ………)
「リーシャァァァァーーーーーーッ!!!!」
死霊王の間に、つんざくようなサフィーの甲高い声が響いた。
必死に盾で防いだ。必死に魔法を撃ち続けた。
必死に皆を癒やした。必死に声を掛け合った。
そして気づいた時には、百体を超える死霊モンスターが全て居なくなっていた。そう、全て倒したのである。
「はぁはぁはぁ………」
「くっ……うっ……」
誰もが満身創痍だった。武器職はSPを使い果たし、魔法職はMPが枯渇寸前だ。だが、誰一人として欠けてはいない。
「はぁはぁ……や、やったな……!」
「はぁはぁはぁ、やったね……」
エタンセル、グロワール、クラージュ、三組のAランクパーティが見事に、自分達の役割を全うした瞬間だった。
「はは……こんなに頑張ったのっていつぶりだ……」
「分かんない……多分Cランクの時にランクアップモンスター倒した時とかかも………」
三組共に構成メンバーは五人。元々帝都を拠点にしていたのはエタンセルのみで、グロワールとクラージュは違う街から帝都へと移り住んで来たパーティだ。
しかし冒険者になった時期はほぼ同じという事で、三組とも以前から仲は良く、互いに切磋琢磨しながらランクを上げていった。
まだCランクBランクの時は、自分達のメンバーが体調不良や用事で欠員した時などに、他の二組のパーティから助っ人を借りたりもしていた、
Aランクに上がってからは、まだBランクながら実力は本物と、帝都内でも評判だったレイナとアルダーを助っ人として迎える事が主になり、互いのパーティに助っ人として行く機会はほとんど無くなった。
「はぁ……でも久しぶりだったよな……みんなで一緒に戦うの」
「うん……何だか懐かしかった」
数年ぶりに一緒に戦ったが、あの頃のように上手く連携が取れていた。それは如何に久しぶりとはいえ、強くなったとはいえ、皆の本質があの頃と何も変わっていなかったからに他ならない。
戦闘での癖も性格も、自分達の記憶のままだったからこそ、こんなにも上手く連携が取れたのだと、床に倒れながら誰もが口元を緩める。
しかしそんな時、エタンセルのリーダーである剣士が、剣を杖代わりにして立ち上がる。満身創痍の身体は全身が軋むように痛み、膝には力が入らずにガクガクと笑う。
それでも、それでもだ、前に進まなければならない。こんな所で床に突っ伏して、昔を懐かしんでいる暇など一瞬足りとも無い。
ツヴァイフェッターもプリュフォールも、そしてクローバーも、自分達とは比べ物にならない程の強敵と戦っている筈なのだ。たとえ戦力にならにくても、ほんの一瞬、一度でも弾除けにでもなる事が出来るのなら、この身体にもまだ使い道はある。
「……………」
「……………」
必死に立ち上がるその姿を見た他のメンバー達も、軋む身体に鞭を打ちながら無言で立ち上がる。剣士は剣で、槍術士は槍で、魔道士は杖で身体を支えながら、途中で崩れ落ちそうになりながらも、懸命に立ち上がる。
こうしている間にもクローバーが、ツヴァイフェッターが、プリュフォールが、そしてレイナとアルダーが危機に瀕しているかもしれないのだ。全身が痛いくらい何だと言うのか。
そして一人、また一人と前へ向かって歩み出す。魔法鞄からスキルポーション、マジックポーションを取り出し、それをメンバーに渡すと誰もが喉を鳴らして飲み込む。それだけでもかなり身体が楽になり、遅々としていた足取りも少しずつ軽くなる。すると誰からとも無く駆け出し、最後には全員で部屋の出口を駆け抜ける。
「はぁはぁ……待ってろよみんな……!」
「今行くから……!」
三組のパーティが、心を一つにして前へと駆ける。
■■■
「呪霊千年」
禍々しいオーラを発した死霊王の術がクローバーを襲う。その死霊王の術に対して、未来は真っ直ぐに剣を振るう。
「飛翔斬!!」
かつては死霊王の術になすすべ無くかき消された飛ぶ斬撃【飛翔斬】だが、今放った威力は、もはや初めてカルズバール迷宮で放った威力とは桁違いだ。
ドシュウゥゥーーーッ!!
ぶつかり合う【呪霊千年】と【飛翔斬】。以前は一瞬でかき消された飛ぶ斬撃は、襲い来る禍々しいオーラと空中でぶつかりながら、均衡を保っている。
やがて、どちらも威力を殺された【呪霊千年】と【飛翔斬】は、空中で塵のように霧散してしまう。未来が相殺に成功した瞬間だった。
「よっしゃ!!」
「クックックッ、ナル程、少シハ腕ヲ上ゲタ様ダガ、我ノ術ハコノ程度デハ無イゾ」
再び腕を上げる死霊王。そして次の瞬間には二撃目を撃ち放つ。
「呪霊三千年」
それは明らかに先ほどよりも強力な一撃。無数の怨霊が更に禍々しいオーラを放ちながら、再びクローバーを襲う。
「飛翔斬!!」
未来も再び【飛翔斬】を放って相殺を試みる。だが、術はかなり弱まらせる事が出来たが、相殺には至らずにかき消される。
「ミク!?」
「消されたわよ!?」
そのままクローバーに襲い掛かる禍々しい黒いオーラだが、最初から相殺出来るとは思っていなかった未来は、既に剣を振るっていた。
「飛翔……斬!!」
【飛翔斬】の連撃。一撃目で威力を弱めた死霊王の術に対して、すかさずの二撃目。それは再び空中でぶつかり合い、やがて先ほどと同じように互いが空中で霧散する。
「ホウ、コレモ相殺スルカ」
正直に言って、未来の力を過小評価していた死霊王だが、まだ余裕を崩さない。それは死霊王がまだまだ本気では無いからであり、それを裏付けるように今度は両腕を上げた。
「クックックッ、ナラバ此レハドウスル?」
先ほどまでとは比べ物にならない程の巨大なオーラが、死霊王の頭上に形成される。
「うげっ!!」
まさに無数ではなく無限の怨霊が、全てを呪い殺そうと蠢いている。聞こえて来る無限の怨嗟の声は容赦なく精神を攻撃し、このまま聞いていると気が狂いそうになる。
「コレモ防イデミルガ良イ。呪霊五千年」
無情にも撃ち放たれる死霊王の【呪霊五千年】。その強大な術を前にして、未来が珍しく焦りの表情を浮かべる。
「ヤバいヤバいヤバい!!」
あの術は【飛翔斬】では相殺出来ない。ならばどうすれば良いのかと考えなければならないのだが、そんな猶予は無い。
最悪、自分と愛莉だけならアルテナの加護で助かるかもしれないが、他の四人はそうはいかない。そうだ、サフィーとエストの補助魔法なら、防御壁で何とか防げるかもしれないと思い至った所で、当の本人であるサフィーが未来の前へと歩み出た。
「サフィー!?」
「ったく……ミクにばっかり頼ってらんないのよぉ!!」
サフィーが右手を前へ突き出すと同時に、全方の空中に巨大な魔法陣が現れる。
それは未来達がまだ誰も見た事が無い、上級魔法の魔法陣。
(大丈夫よ……あたしなら出来る)
サフィーにとっても実戦での上級魔法はこれが初めて。上級魔法は初級や中級の魔法に比べて、発動がかなり難しい。しかもエクストラスキル『魔法陣召喚』で使用となると、その難易度は更に跳ね上がる。
(リーシャが信じてくれたんだから……絶対に成功する!)
サフィーの召喚した巨大な魔法陣に、死霊王の術が迫る。その瞬間、魔法陣は光溢れんばかりの輝きを放ち、死霊王の術に襲い掛かる。
「光連鎖爆発!!」
それは光と炎が織りなし大爆発を発生させる上級魔法【光連鎖爆発】。通常でも高威力なのに加え、使用しているのはレベル110の魔道士サフィー。
更にサフィーはパッシブスキル『魔力上昇』で、その魔力はもはや誰とも比べられない程に強大に膨れ上がっている。そんなサフィーが放つ上級魔法は、未来でも相殺を諦めた死霊王の渾身の術を見事に相殺する。
相殺と魔法の威力で濛々と立ち込める爆音と煙。それを見届けたサフィーは嬉しそうに、隣に立つリーシャの方を向く。
ーーその刹那、煙を切り裂きながら、紫色に輝く禍々しい矢が現れた。
「怨々呪矢」
それは相手の心臓を射るまで延々と追撃する呪いの矢。死霊王の手から撃ち放たれた呪いの矢が、サフィーの心臓目掛けて飛翔する。
「………え?」
禍々しい気配に気づいた時には、矢はサフィーの前方数メートルの位置。もはや魔法で迎撃しようにも、魔法を発動する前に心臓に突き刺さる。
「サーーー」
何か聞こえたと思った時には、サフィーの身体が後方に飛ばされていた。サフィーの瞳に映るのは、まるでスローモーションのようにゆっくりとした光景。
その光景の中に写り込むのは、サフィーにとって最愛の人。かなり焦った表情を浮かべている彼女は、次の瞬間には安心したように破顔した。
(リ………)
「リーシャァァァァーーーーーーッ!!!!」
死霊王の間に、つんざくようなサフィーの甲高い声が響いた。
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