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最終章
282.大精霊
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巨大な黒い渦から現れたのは、これで三度目となる黒い竜。
帝都近郊で戦った黒き竜、先ほど上の階で待ち構えていた、黒き竜を模した魔竜。そして現在クローバーの目の前に現れたのはーーーーー
『邪竜(モンスター識別不可)Lv120』
愛莉の鑑定眼に映る邪竜という名前と、120というレベル。
「マサカコレヲ使ウ事ニナルトハナ」
『アルテナの加護』で攻撃を何度も無効化されてしまうのであれば、加護が及ばない別の攻撃手段を使うしかない。『アルテナの加護』はあくまで死霊王の攻撃を無効化する訳であって、他の全てのモンスターの攻撃を無効化出来る訳ではない。よって、この邪竜の攻撃も加護で無効化は出来ない。
そしてこの邪竜は、限りなく黒き竜に近い力を身につける事に成功した、死霊王にとっての現在の最高傑作。魔竜をプロトタイプだとしたら、この邪竜は更に改良を加えた個体。流石に竜族特有の『竜魔法』は使えないが、その他の攻撃だけでも十分クローバーの脅威となるだろう。
邪竜を相手にしながら、我とも戦わなくてはならない。そうすれば幾らでも隙は出来る、後はその隙を狙って各個撃破してゆけば良いーーーーーというのが死霊王の作戦だ。
(アレと死霊王を同時に相手にするのは……)
もちろん愛莉には死霊王の思惑が分かっている。だからこそ、自分でも無茶だと思う作戦を皆に述べた。
「リーシャとサフィー、かなりキツイと思うけど二人だけであの邪竜の相手お願い出来る?」
我ながら酷な事を言っている自覚はある。だが、おそらくこの作戦が一番死霊王に対して有効だという事も理解している。
そんな愛莉の作戦を聞いて、当のリーシャとサフィーは口端を緩める。そしてこの場に似つかわしくない弾むような声で答えた。
「ふふ、もちろんよ~。今こそ召喚士の力を見せる時ね!」
「ふふふ……やってやろうじゃない!伊達に上級魔法会得した訳じゃないわ!」
リーシャもサフィーも自信に満ち溢れている。特にサフィーは、先ほど死霊王の超強力な攻撃【呪霊五千年】を見事に相殺した事で不安は消し飛んだらしく、いつものように自信満々である。
「未来とリズは死霊王に攻撃。エストは二組を見ながら、臨機応変に回復と補助魔法お願い」
「りょ!リズっち気合い入ってる!?」
「もちろん!」
「わたしも了解!」
「あとエストにお願いなんだけど、リーシャの召喚は物凄くMP使うから、もしリーシャのMPが枯渇したら例の『MP譲渡』でリーシャにMPを分けてあげてほしい」
MP譲渡とは、黒き竜との戦いでエストがリズに自分のMPを分け与えたエストの固有スキルである。
しかしその譲渡の方法が口移し……つまり相手とのキスであり、恋人であるリズの前でリーシャとキスする事を、当のリズはどう思っているのかと、不安そうにリズに視線を向けた。
すると、リズは迷う事なくコクリと頷く。この場面、この状況、恋人がどうだとか言っていられる状況では無い事ぐらい、リズも理解しているのだ。
「あら~、エストにキスして貰えるなんて役得だわ~。サフィーが嫉妬しないかしら」
「別に今さら……エッチの時にみんな散々してたじゃない……」
そう、今ではお互い自分のパートナーとしかしないが、リズがクローバーに加入する前まではエストを交えてしていたのだ。
その際にリーシャもサフィーも、もちろん未来と愛莉も、エストとは舌を絡め合う濃厚なキスを何度もしている。なのでサフィーの言う通り、確かに今さらだった。
「この戦いは長引けば長引く程わたし達が不利になる。みんな、相手を五分で倒すつもりで戦って」
死霊王と邪悪相手に五分とは、今まで愛莉が言って来た中で一番無茶な発言だった。もちろん半分は比喩であり、つまりそれぐらい短期決戦に持ち込まないと勝てないという事で、皆にもその考えは伝わっている。
「そうなのね~。それじゃあ遠慮なく最初から全力で魔力使わせて貰うわね。来て、キュウちゃん!ライちゃん!」
リーシャが両腕を上へ上げると、二つの召喚陣が出現。そして召喚陣を通って二体の召喚獣、風鼬と雷鳥が現れた。
「エクストラスキル、召喚獣神化!」
リーシャのエクストラスキル『召喚獣神化』を二体の召喚獣に施す。すると風鼬は風獅子に、雷鳥は雷凰へとそれぞれ姿を変える。更にーーーーー
『リーシャよ、貴女に力を貸しましょう』
現れたのは膨大なマナの化身である大精霊。見る者によってその姿を全く変える不思議な存在であり、リーシャには年上の綺麗な女性に見えているし、サフィーには綺麗な獣の姿に見えている。
未来には大きな光の球に、愛莉には如何にもファンタジーに出てきそうな精霊然とした姿、エストには羽の生えた綺麗な女性、リズの目には凛々しい女性騎士の姿に見えている。そして死霊王にはーーーーー
「コノ膨大ナ魔力……イヤ、マナソノモノカ。貴様、マナノ化身……精霊ダナ」
白く輝く霊鳥の姿に見えている。その白い光は『アルテナの加護』の光のようで、見ているだけで忌々しく感じる。
『数千年前から突如感じるようになった邪悪な気配。どうやら貴方のようですね』
「我ノ名ハリッチ。又ノ名ハ死霊王ナリ。精霊ガ何故人間如キニ肩入レスルノダ」
『私は大精霊。精霊とは古来より精霊契約の出来る人間に力を貸す存在。此処に居るリーシャはその精霊使いなのです』
とは言え、長い歴史を紐解いてみても大精霊が人間に力を貸すのはリーシャが初めてだ。ここでもまた一つ、死霊王の誤算が生まれていた。
『さあ、今こそ力を。更なる力を存分に発揮しなさい』
大精霊はそう言うと、こつ然とその姿を消す。しかし次の瞬間には、二体の召喚獣に膨大なマナが溢れ出す。そのマナの影響で、二体の召喚獣は更にその姿を神化させた。そして現れたのはーーーーー
『僕は風神なり』
『私は雷神なり』
風獅子が風神に、雷凰が雷神へと姿を変える。その姿は猛々しさの中にも風格と威厳を兼ね揃えており、とても召喚獣とは思えない程に神々しくさえ映る。そんな風神と雷神が、死霊王が使役した邪竜への攻撃を開始する。
『風羅万象』
『紫雷億来』
二体の召喚獣が攻撃を放った瞬間、凄まじい威力の風と無数の紫雷が邪竜を襲う。その威力は想像を絶する程で、邪竜の強固な身体を物凄い勢いで削ってゆく。その威力は『魔力上昇』で魔力が上がったサフィーの上級魔法以上の威力。
思えば、サフィーと二人で駆け出しの頃は、攻撃手段が無い事でいつもサフィーにばかりに負担を掛けていた事に、密かに心を痛めていた。
カルズバール迷宮では下の階に降りるにつれ、火力不足でパーティの足手まといになっていると真剣に悩んだりもした。
しかし今や、その破壊力はクローバーの中で一番であり、殲滅力もリーシャの召喚獣以上の攻撃は無い。
この数ヶ月で、一番化けたのはサフィーでは無く、実はリーシャだったのかもしれない。皆はその凄まじい攻撃を見つめながら同じ事を考えていた。
「すっご……リーシャすっご……」
「ええ……あれなら二人に任せておいても平気そう」
リズが言うように、あの分だとリーシャとサフィーの二人で問題無さそうだ。いざという時はエストが傷もリーシャのMPも回復してくれるし、サフィーは元々膨大な魔力量なので枯渇する心配はほぼ無いだろう。となればーーーー
「行こうリズっち!あたし達が決めなくちゃ!」
「うん!頼りにしてるわミク!」
そして駆け出す未来とリズ。全てを終わらせる戦いに、少女達が挑む。
帝都近郊で戦った黒き竜、先ほど上の階で待ち構えていた、黒き竜を模した魔竜。そして現在クローバーの目の前に現れたのはーーーーー
『邪竜(モンスター識別不可)Lv120』
愛莉の鑑定眼に映る邪竜という名前と、120というレベル。
「マサカコレヲ使ウ事ニナルトハナ」
『アルテナの加護』で攻撃を何度も無効化されてしまうのであれば、加護が及ばない別の攻撃手段を使うしかない。『アルテナの加護』はあくまで死霊王の攻撃を無効化する訳であって、他の全てのモンスターの攻撃を無効化出来る訳ではない。よって、この邪竜の攻撃も加護で無効化は出来ない。
そしてこの邪竜は、限りなく黒き竜に近い力を身につける事に成功した、死霊王にとっての現在の最高傑作。魔竜をプロトタイプだとしたら、この邪竜は更に改良を加えた個体。流石に竜族特有の『竜魔法』は使えないが、その他の攻撃だけでも十分クローバーの脅威となるだろう。
邪竜を相手にしながら、我とも戦わなくてはならない。そうすれば幾らでも隙は出来る、後はその隙を狙って各個撃破してゆけば良いーーーーーというのが死霊王の作戦だ。
(アレと死霊王を同時に相手にするのは……)
もちろん愛莉には死霊王の思惑が分かっている。だからこそ、自分でも無茶だと思う作戦を皆に述べた。
「リーシャとサフィー、かなりキツイと思うけど二人だけであの邪竜の相手お願い出来る?」
我ながら酷な事を言っている自覚はある。だが、おそらくこの作戦が一番死霊王に対して有効だという事も理解している。
そんな愛莉の作戦を聞いて、当のリーシャとサフィーは口端を緩める。そしてこの場に似つかわしくない弾むような声で答えた。
「ふふ、もちろんよ~。今こそ召喚士の力を見せる時ね!」
「ふふふ……やってやろうじゃない!伊達に上級魔法会得した訳じゃないわ!」
リーシャもサフィーも自信に満ち溢れている。特にサフィーは、先ほど死霊王の超強力な攻撃【呪霊五千年】を見事に相殺した事で不安は消し飛んだらしく、いつものように自信満々である。
「未来とリズは死霊王に攻撃。エストは二組を見ながら、臨機応変に回復と補助魔法お願い」
「りょ!リズっち気合い入ってる!?」
「もちろん!」
「わたしも了解!」
「あとエストにお願いなんだけど、リーシャの召喚は物凄くMP使うから、もしリーシャのMPが枯渇したら例の『MP譲渡』でリーシャにMPを分けてあげてほしい」
MP譲渡とは、黒き竜との戦いでエストがリズに自分のMPを分け与えたエストの固有スキルである。
しかしその譲渡の方法が口移し……つまり相手とのキスであり、恋人であるリズの前でリーシャとキスする事を、当のリズはどう思っているのかと、不安そうにリズに視線を向けた。
すると、リズは迷う事なくコクリと頷く。この場面、この状況、恋人がどうだとか言っていられる状況では無い事ぐらい、リズも理解しているのだ。
「あら~、エストにキスして貰えるなんて役得だわ~。サフィーが嫉妬しないかしら」
「別に今さら……エッチの時にみんな散々してたじゃない……」
そう、今ではお互い自分のパートナーとしかしないが、リズがクローバーに加入する前まではエストを交えてしていたのだ。
その際にリーシャもサフィーも、もちろん未来と愛莉も、エストとは舌を絡め合う濃厚なキスを何度もしている。なのでサフィーの言う通り、確かに今さらだった。
「この戦いは長引けば長引く程わたし達が不利になる。みんな、相手を五分で倒すつもりで戦って」
死霊王と邪悪相手に五分とは、今まで愛莉が言って来た中で一番無茶な発言だった。もちろん半分は比喩であり、つまりそれぐらい短期決戦に持ち込まないと勝てないという事で、皆にもその考えは伝わっている。
「そうなのね~。それじゃあ遠慮なく最初から全力で魔力使わせて貰うわね。来て、キュウちゃん!ライちゃん!」
リーシャが両腕を上へ上げると、二つの召喚陣が出現。そして召喚陣を通って二体の召喚獣、風鼬と雷鳥が現れた。
「エクストラスキル、召喚獣神化!」
リーシャのエクストラスキル『召喚獣神化』を二体の召喚獣に施す。すると風鼬は風獅子に、雷鳥は雷凰へとそれぞれ姿を変える。更にーーーーー
『リーシャよ、貴女に力を貸しましょう』
現れたのは膨大なマナの化身である大精霊。見る者によってその姿を全く変える不思議な存在であり、リーシャには年上の綺麗な女性に見えているし、サフィーには綺麗な獣の姿に見えている。
未来には大きな光の球に、愛莉には如何にもファンタジーに出てきそうな精霊然とした姿、エストには羽の生えた綺麗な女性、リズの目には凛々しい女性騎士の姿に見えている。そして死霊王にはーーーーー
「コノ膨大ナ魔力……イヤ、マナソノモノカ。貴様、マナノ化身……精霊ダナ」
白く輝く霊鳥の姿に見えている。その白い光は『アルテナの加護』の光のようで、見ているだけで忌々しく感じる。
『数千年前から突如感じるようになった邪悪な気配。どうやら貴方のようですね』
「我ノ名ハリッチ。又ノ名ハ死霊王ナリ。精霊ガ何故人間如キニ肩入レスルノダ」
『私は大精霊。精霊とは古来より精霊契約の出来る人間に力を貸す存在。此処に居るリーシャはその精霊使いなのです』
とは言え、長い歴史を紐解いてみても大精霊が人間に力を貸すのはリーシャが初めてだ。ここでもまた一つ、死霊王の誤算が生まれていた。
『さあ、今こそ力を。更なる力を存分に発揮しなさい』
大精霊はそう言うと、こつ然とその姿を消す。しかし次の瞬間には、二体の召喚獣に膨大なマナが溢れ出す。そのマナの影響で、二体の召喚獣は更にその姿を神化させた。そして現れたのはーーーーー
『僕は風神なり』
『私は雷神なり』
風獅子が風神に、雷凰が雷神へと姿を変える。その姿は猛々しさの中にも風格と威厳を兼ね揃えており、とても召喚獣とは思えない程に神々しくさえ映る。そんな風神と雷神が、死霊王が使役した邪竜への攻撃を開始する。
『風羅万象』
『紫雷億来』
二体の召喚獣が攻撃を放った瞬間、凄まじい威力の風と無数の紫雷が邪竜を襲う。その威力は想像を絶する程で、邪竜の強固な身体を物凄い勢いで削ってゆく。その威力は『魔力上昇』で魔力が上がったサフィーの上級魔法以上の威力。
思えば、サフィーと二人で駆け出しの頃は、攻撃手段が無い事でいつもサフィーにばかりに負担を掛けていた事に、密かに心を痛めていた。
カルズバール迷宮では下の階に降りるにつれ、火力不足でパーティの足手まといになっていると真剣に悩んだりもした。
しかし今や、その破壊力はクローバーの中で一番であり、殲滅力もリーシャの召喚獣以上の攻撃は無い。
この数ヶ月で、一番化けたのはサフィーでは無く、実はリーシャだったのかもしれない。皆はその凄まじい攻撃を見つめながら同じ事を考えていた。
「すっご……リーシャすっご……」
「ええ……あれなら二人に任せておいても平気そう」
リズが言うように、あの分だとリーシャとサフィーの二人で問題無さそうだ。いざという時はエストが傷もリーシャのMPも回復してくれるし、サフィーは元々膨大な魔力量なので枯渇する心配はほぼ無いだろう。となればーーーー
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