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15.東の巫女 15※
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行き場を失くしてずっと窮屈だったエトワールの陰茎は、エトワール自身がズボンとパンツを脱いだ事でようやく解放された。
ビクンッビクンッ!!
かつて、これほどまでに硬くなった事があっただろうか?
かつて、これほどまでに裸の女性を前にして興奮した事があっただろうか?
自分の記憶の中で一番興奮したのは、13歳の誕生日の日にメイドから初めて”実践教育”を受けた時。しかしあの時は興奮も大きかったが、それよりも上手く出来るのか?という不安と緊張の方が大きかったように思える。
あれから5年、もはや幾度となく女性を抱いて来たエトワールに、今更そういった緊張や不安などは皆無だ。つまり現在感じているこの興奮は、今現在の自分の中で唯一の感情であり、そしてその大きさは過去に類を見ない。
二度の絶頂で、心も身体も放心気味のミリリア。その白くて細い両足を優しく広げると、すっかり開いた小陰唇の奥では、綺麗な桃色の膣壁が愛液に濡れて輝いている。
その光景に一度ごくりと唾を飲み込んだエトワールは、今までの人生で最大にまで膨張し硬くなった亀頭を、ゆっくりと膣口へと充てがった。
「はぁ…はぁ……………え………?」
だがその瞬間、放心状態だったミリリアの身体がビクッと震えた。そして自分の下半身へと視線を送ると、エトワールが自分のアソコに何かを当てている光景が目に映った。
ーーその意味を理解し、反射的に逃げようとするミリリア。
嫌………やっぱりこんなの嫌ッ!
お願い、それだけは………それだけはロアの為に取っておきたい。
初めてだけは……それだけはロアに………初めての相手だけはロアがいいです。
他の事なら何でもします。何だって………どんなに恥ずかしい事だってします。だから……お願いします神様。それだけはどうかーーーーーーーーーーーーーー
「はぁはぁ………」
ミリリアの膣口に亀頭を充てがいながら、改めてミリリアに視線を送るエトワール。するとその視界には、その綺麗な瞳から大量の涙を流し、ふるふると震えているミリリアが映り込んで来た。
胸の奥の方が、チクリと痛んだ気がした。いや、きっと痛んだのだろう。
明らかに拒否的な表情を浮かべるミリリア。とても悲しそうな表情のミリリア。まるで懇願するような表情のミリリア。
そんなミリリアの表情を見て、ああ、きっと彼女は私には全く好意を抱いていないに違いない。そしてもしかすると、既に想い人がいるのかもしれないと、エトワールは思う。
貴族たるもの、庶民の心など分からないと思われがちだが、貴族だろうと庶民だろうと、同じ人間だ。ようは他人の境遇を自分に置き換えて考えられるか否かで、対応は激変する。
残念な事に、大半の貴族は庶民が体験する苦しみを自身に置き換えて考える事が出来ない。それは彼、彼女らが、貴族として生まれたという『勝ち組』で、そんな貴族達にとって庶民は貴族達にとっては、所謂『負け組』だからだ。
だが、エトワールは違った。次期総領主として、自分自身が総領主の代になった時に悪政を敷かないよう、常日頃から庶民の言動を知る努力をして来た。
時間がある時は街へ繰り出し、積極的に庶民と交流を交わして来た。そんな交流の中でエトワールは、古い旧態の貴族とは違った感情を己に宿すようになった。
だがーーーーーーーーーーーー
「はぁはぁ……ミリリア………もう、我慢出来ない」
それでも、ミリリアの本心を分かっていても、もはやこの衝動は止められない。それはエトワールの理性を持ってしても抗えない’’性欲”。貴族の、それも最上級の貴族たる『超勝ち組』がもたらす仄暗い優越感。
心の底から民心に寄り添う姿勢を見せていたエトワールだが、次期総領主として育てられてきた王者の一面が、この瞬間に首をもたげた。
くちゅ、くちゅ
しとどに濡れそぼったミリリアの膣口に、最大に怒張し硬くなった亀頭を擦りつける。このまま腰を落としてゆけば、この美少女の中に入って行く事が出来る。
「はぁはぁはぁ」
「ううっ……や……め………くだ…さ………」
涙で濡らした瞳、紅潮する頬、震える身体、絶望的な表情。
本気で嫌なのだろう。それはミリリアの表情、仕草から痛い程に伝わって来る。
今まで、自分に対してこんな表情をする女性など一人も居なかった。貴族令嬢達は誰もが望んで自分の元に抱かれに来たので、その表情はいつだって誰だって、年上だって年下だって至福の表情だった。
だからこそ、目の前のミリリアを見てエトワールの中に罪悪感が浮かぶ。これは決して紳士的な行動ではない。今自分は、目の前の一人の少女を深く悲しませ、絶望の縁へと追い込もうとしている。いや、既に追い込んでしまっている。
「はぁはぁ……少しずつ挿れていくから……」
だが、そんな罪悪感すらも、この瞬間には忘却の彼方へ。エトワールの”理性”が、次世代の総領主として培って来た”本質”が、己自身の”性欲”に負けた瞬間。
ーーミリリアの小さな膣口を押し広げながら、少しずつ薄赤色の亀頭が侵入を開始する。
逃げたい。今すぐエトワールを跳ね除けて、この場から逃げ出したい。なのに身体は一切言う事を聞かず、固まったまま全く動かない。
(いや……嫌………助けて………助けてロア……!)
心の中で何度も祈る。何度も何度も愛する相手を思い浮かべながら、この状況を拒絶出来ずに動かない身体に絶望しながら、それでも深く深く祈る。
ちゅく、みちっ……
「やめ……や……ぁ………」
だが、そんな乙女の祈りなど無に等しく、当然だがこの場にミリリアの白馬の王子が現れる事は無い。
「はぁはぁ、少し入ったよ………くっ、君のが私のを押し返そうと……」
かつて無いほどの狭さと弾力。決して小さく無いエトワールの男性自身を、まだ誰も侵入した事のないミリリアの狭い膣口が、まるで最後の抵抗をしているかのように異物を押し返そうとする。
「うっ……あっ………」
だが、そもそも『英雄』相手に何一つの抵抗も許されない『巫女』なのだ。それは本当に最後の悪あがきのようなもので、それも長くは続かない。
「はっ……はっ……あっ……や……ぁぁ……ッ」
ミリリアの膣内へと、徐々に進んでゆくエトワールの陰茎。狭い膣内、ヌルヌルとした膣壁を少しずつ拡げながら、それでも最奥を目指す。
「ふっ……うっ……うぅ………」
股の奥、さらには腹部に感じる圧迫感。それは今、エトワールの男性器が自分の身体の中に入って来ているという事実。
ーーロアではない別の男性に、処女を捧げてしまったという事実。
「ひっ……ぐ………う、うぅ………」
この日、この夜、何度目だろう涙が再び溢れて来て止まらない。本来ならロアに捧げる筈だった処女を、こんな形で失ってしまった。
抵抗どころか、明確な拒絶の反応さえ許されないまま、まるでこうなるのが運命だったのだと言わんばかりに、エトワールの陰茎を受け入れてしまった。
悔しくて、悲しくて、ロアに申し訳無くて、誰を恨めば良いのかも分からない状況の中、ただただ涙だけが溢れて来る。事あるごとに涙が溢れ出る。
やがて、最大に怒張したエトワールの陰茎が、ミリリアの膣内に根本まで入り込む。一際硬くなった亀頭の先端に当たるのは、ミリリアの子宮口。エトワールの男性自身がミリリアの最奥に到達した瞬間だった。
「はぁはぁ……一番奥まで入ったよミリリア………」
ぶるりとエトワールの全身が震える。今まで数多くの女性と繋がって来たが、これ程の快感は経験した事がない。
まだ挿れただけなのに、気を抜くと射精してしまいそうな程の快感が全身に押し寄せる。だが次の瞬間ーーーーーー
「うっ……これは………」
エトワールの身体の『英雄』の印が青白く光り、そしてミリリアの身体の『巫女』の印が淡い緑色の光を放った。
その瞬間、エトワールの身体に信じられない程の力が込み上げる。全身は高熱を帯びたように熱くなり、しかしそれもほんの一瞬の事で熱はすぐに治まる。後に身体に残ったのは、何処までも漲る力。とても自分の身体とは思えない程の強大な力が、全身に渦巻いているのが分かる。
「これが……英雄の真の力………」
大陸東の小さな街の小さな家、その狭い一室で『英雄』の資格を持つ侯爵家、エトワール・フォン・アデニュアールと、『巫女』の資格を持つ17歳の美少女ミリリアが、”真の英雄”と”真の巫女”に覚醒した瞬間だったーーーーー
ビクンッビクンッ!!
かつて、これほどまでに硬くなった事があっただろうか?
かつて、これほどまでに裸の女性を前にして興奮した事があっただろうか?
自分の記憶の中で一番興奮したのは、13歳の誕生日の日にメイドから初めて”実践教育”を受けた時。しかしあの時は興奮も大きかったが、それよりも上手く出来るのか?という不安と緊張の方が大きかったように思える。
あれから5年、もはや幾度となく女性を抱いて来たエトワールに、今更そういった緊張や不安などは皆無だ。つまり現在感じているこの興奮は、今現在の自分の中で唯一の感情であり、そしてその大きさは過去に類を見ない。
二度の絶頂で、心も身体も放心気味のミリリア。その白くて細い両足を優しく広げると、すっかり開いた小陰唇の奥では、綺麗な桃色の膣壁が愛液に濡れて輝いている。
その光景に一度ごくりと唾を飲み込んだエトワールは、今までの人生で最大にまで膨張し硬くなった亀頭を、ゆっくりと膣口へと充てがった。
「はぁ…はぁ……………え………?」
だがその瞬間、放心状態だったミリリアの身体がビクッと震えた。そして自分の下半身へと視線を送ると、エトワールが自分のアソコに何かを当てている光景が目に映った。
ーーその意味を理解し、反射的に逃げようとするミリリア。
嫌………やっぱりこんなの嫌ッ!
お願い、それだけは………それだけはロアの為に取っておきたい。
初めてだけは……それだけはロアに………初めての相手だけはロアがいいです。
他の事なら何でもします。何だって………どんなに恥ずかしい事だってします。だから……お願いします神様。それだけはどうかーーーーーーーーーーーーーー
「はぁはぁ………」
ミリリアの膣口に亀頭を充てがいながら、改めてミリリアに視線を送るエトワール。するとその視界には、その綺麗な瞳から大量の涙を流し、ふるふると震えているミリリアが映り込んで来た。
胸の奥の方が、チクリと痛んだ気がした。いや、きっと痛んだのだろう。
明らかに拒否的な表情を浮かべるミリリア。とても悲しそうな表情のミリリア。まるで懇願するような表情のミリリア。
そんなミリリアの表情を見て、ああ、きっと彼女は私には全く好意を抱いていないに違いない。そしてもしかすると、既に想い人がいるのかもしれないと、エトワールは思う。
貴族たるもの、庶民の心など分からないと思われがちだが、貴族だろうと庶民だろうと、同じ人間だ。ようは他人の境遇を自分に置き換えて考えられるか否かで、対応は激変する。
残念な事に、大半の貴族は庶民が体験する苦しみを自身に置き換えて考える事が出来ない。それは彼、彼女らが、貴族として生まれたという『勝ち組』で、そんな貴族達にとって庶民は貴族達にとっては、所謂『負け組』だからだ。
だが、エトワールは違った。次期総領主として、自分自身が総領主の代になった時に悪政を敷かないよう、常日頃から庶民の言動を知る努力をして来た。
時間がある時は街へ繰り出し、積極的に庶民と交流を交わして来た。そんな交流の中でエトワールは、古い旧態の貴族とは違った感情を己に宿すようになった。
だがーーーーーーーーーーーー
「はぁはぁ……ミリリア………もう、我慢出来ない」
それでも、ミリリアの本心を分かっていても、もはやこの衝動は止められない。それはエトワールの理性を持ってしても抗えない’’性欲”。貴族の、それも最上級の貴族たる『超勝ち組』がもたらす仄暗い優越感。
心の底から民心に寄り添う姿勢を見せていたエトワールだが、次期総領主として育てられてきた王者の一面が、この瞬間に首をもたげた。
くちゅ、くちゅ
しとどに濡れそぼったミリリアの膣口に、最大に怒張し硬くなった亀頭を擦りつける。このまま腰を落としてゆけば、この美少女の中に入って行く事が出来る。
「はぁはぁはぁ」
「ううっ……や……め………くだ…さ………」
涙で濡らした瞳、紅潮する頬、震える身体、絶望的な表情。
本気で嫌なのだろう。それはミリリアの表情、仕草から痛い程に伝わって来る。
今まで、自分に対してこんな表情をする女性など一人も居なかった。貴族令嬢達は誰もが望んで自分の元に抱かれに来たので、その表情はいつだって誰だって、年上だって年下だって至福の表情だった。
だからこそ、目の前のミリリアを見てエトワールの中に罪悪感が浮かぶ。これは決して紳士的な行動ではない。今自分は、目の前の一人の少女を深く悲しませ、絶望の縁へと追い込もうとしている。いや、既に追い込んでしまっている。
「はぁはぁ……少しずつ挿れていくから……」
だが、そんな罪悪感すらも、この瞬間には忘却の彼方へ。エトワールの”理性”が、次世代の総領主として培って来た”本質”が、己自身の”性欲”に負けた瞬間。
ーーミリリアの小さな膣口を押し広げながら、少しずつ薄赤色の亀頭が侵入を開始する。
逃げたい。今すぐエトワールを跳ね除けて、この場から逃げ出したい。なのに身体は一切言う事を聞かず、固まったまま全く動かない。
(いや……嫌………助けて………助けてロア……!)
心の中で何度も祈る。何度も何度も愛する相手を思い浮かべながら、この状況を拒絶出来ずに動かない身体に絶望しながら、それでも深く深く祈る。
ちゅく、みちっ……
「やめ……や……ぁ………」
だが、そんな乙女の祈りなど無に等しく、当然だがこの場にミリリアの白馬の王子が現れる事は無い。
「はぁはぁ、少し入ったよ………くっ、君のが私のを押し返そうと……」
かつて無いほどの狭さと弾力。決して小さく無いエトワールの男性自身を、まだ誰も侵入した事のないミリリアの狭い膣口が、まるで最後の抵抗をしているかのように異物を押し返そうとする。
「うっ……あっ………」
だが、そもそも『英雄』相手に何一つの抵抗も許されない『巫女』なのだ。それは本当に最後の悪あがきのようなもので、それも長くは続かない。
「はっ……はっ……あっ……や……ぁぁ……ッ」
ミリリアの膣内へと、徐々に進んでゆくエトワールの陰茎。狭い膣内、ヌルヌルとした膣壁を少しずつ拡げながら、それでも最奥を目指す。
「ふっ……うっ……うぅ………」
股の奥、さらには腹部に感じる圧迫感。それは今、エトワールの男性器が自分の身体の中に入って来ているという事実。
ーーロアではない別の男性に、処女を捧げてしまったという事実。
「ひっ……ぐ………う、うぅ………」
この日、この夜、何度目だろう涙が再び溢れて来て止まらない。本来ならロアに捧げる筈だった処女を、こんな形で失ってしまった。
抵抗どころか、明確な拒絶の反応さえ許されないまま、まるでこうなるのが運命だったのだと言わんばかりに、エトワールの陰茎を受け入れてしまった。
悔しくて、悲しくて、ロアに申し訳無くて、誰を恨めば良いのかも分からない状況の中、ただただ涙だけが溢れて来る。事あるごとに涙が溢れ出る。
やがて、最大に怒張したエトワールの陰茎が、ミリリアの膣内に根本まで入り込む。一際硬くなった亀頭の先端に当たるのは、ミリリアの子宮口。エトワールの男性自身がミリリアの最奥に到達した瞬間だった。
「はぁはぁ……一番奥まで入ったよミリリア………」
ぶるりとエトワールの全身が震える。今まで数多くの女性と繋がって来たが、これ程の快感は経験した事がない。
まだ挿れただけなのに、気を抜くと射精してしまいそうな程の快感が全身に押し寄せる。だが次の瞬間ーーーーーー
「うっ……これは………」
エトワールの身体の『英雄』の印が青白く光り、そしてミリリアの身体の『巫女』の印が淡い緑色の光を放った。
その瞬間、エトワールの身体に信じられない程の力が込み上げる。全身は高熱を帯びたように熱くなり、しかしそれもほんの一瞬の事で熱はすぐに治まる。後に身体に残ったのは、何処までも漲る力。とても自分の身体とは思えない程の強大な力が、全身に渦巻いているのが分かる。
「これが……英雄の真の力………」
大陸東の小さな街の小さな家、その狭い一室で『英雄』の資格を持つ侯爵家、エトワール・フォン・アデニュアールと、『巫女』の資格を持つ17歳の美少女ミリリアが、”真の英雄”と”真の巫女”に覚醒した瞬間だったーーーーー
応援ありがとうございます!
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