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第7章 女騎士の決意
7-5 アン王女の宣託
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高まり昂ぶるゆきの官能に陶酔したジャッカルは、ゆきを四つ這いにして尻を突き出せ、最大長に勃起した自らのイチモツを女唇へと突き立てた。ひくつくアナルの下にギラギラと息づく花弁。わずかに尻を振る最後の抵抗も、ジャッカルの両腕で封じられ、もはや身動きひとつ出来ない。
カリ高のイチモツがゆきの女唇をこじ開け、その内部へ侵入していく。
「う、ううううっ、あ、ああああああっ」
侵入する男根の深度に合わせて、ゆきの呻き声が歓喜と声に変わっていった。あの高貴でプライド高く、誰に負けない強さを誇った女騎士ゆきが、自身の男根によがっていることにジャッカルもまた陶酔していく。
「これだ、これだ。これが為に私は全てを賭け、今ここあるのだ。ゆきよ、もっと、もっとだ、よがり狂って私のイチモツで昇天するのだ」
「ああああああああああああ」
ついにジャッカルの男根に貫かれ、そのすべてを根本まで飲み込んだゆきは、悦楽の最高潮の叫び声を上げて絶頂した。
ジャッカルの雄叫びとゆきの喘ぎ声に、欲情を催す者と、その逆に嫌悪感を滲ませる者とが同居した展望塔の上は、そのどちらであったとしても、それはジャッカルとゆきの交接に魅入られた存在であった。
心を踏みつけられるような屈辱感に耐えながらアン王女に近づくテツとトモの気配に気付く者は誰もいなかった。
今しかない。ゆきは例えどれほどの屈辱に踏みにじられようとも、必ず全てを跳ね返して立ち上がる。テツもトモもそれを信じた。
「アン王女」
トモの合図にアン王女が気づく。王女の監視者もまたジャッカルに貫かれる全裸のゆきの揺れる乳房に、リズムカルに打ちつけられる尻タブの音に、発情した女の呻き声に釘付けになっていた。
救出はアッという間だった。さあ、と王女を逃そうとする二人だったが、アン王女はそれを制すると、ゆきに夢中になっているジャッカルに向かってこう言い放った。
「ジャッカル、おやめなさい」
凛とした声。その声は、展望塔のみならず城中に響き渡るような、透明で威厳のある宣託だった。時が止まったような静寂が訪れる。ジャッカルとゆきの激しい息づかいだけが異質な音として認識された。
「ジャッカル。貴方はもう気づいているはずです。どれほどゆきを凌辱しようと、どれほどゆきを辱めようと、ゆきは貴方のものになどならない。それはこの国も同じ。貴方が力づくで奪った城も民も、誰一人貴方を崇めたりはしないということを、貴方はもう十分に分かっている」
ジャッカルは空な目に息を荒げながら答えた。
「ふざけるな、小娘。お前もその目で見ただろう。ゆきが俺の肉棒によがり狂う様を。みっともない声でひいひい鳴く姿を。もうこの女は俺無しじゃ生きていけない身体なんだよ。なあ、ゆきよ」
ジャッカルは再びイチモツをゆきに挿入しようと試みるが、哀しいかなそのイチモツは既に力無くうなだれていた。
「それがお前なのだ。そのだらしなくうなだれた性器こそが今のお前そのものなのだ。ジャッカル、諦めなさい。そして償うのです。私は最後まで貴方の罪に寄り添います」
ちくしょう。ちくしょう。何でこうなる。この展望塔に一体どれだけの俺の兵がいると思っているんだ。王座を奪ったこの俺が、何故こんなことを言われなければならないのだ。
「ふざけるなよ小娘、たった二人の援軍で調子に乗るもの大概にしろよ。この状況下でそんな大口を叩ける神経の太さには感心を通り越して恐れ入るが、元王女とは言えもう勘弁ならん。者ども、その女を捕まえてお前らの好きにしろ、犯そうが殺そうが、もう一切の遠慮はいらんぞ」
ジャッカルの最終指令が下った。
しかし。兵は誰一人動かなかった。誰が主君であるのか、誰に付き従うべきなのか。この展望塔にいる者は、皆分かってしまったのだ。
テツとトモはゆきの元に駆けつけた。そして、呆然と立ち尽くすジャッカルの目の前から難なくゆきを救出した。
「大丈夫か?」
尋ねたテツに、
「うん」
とひとつ頷いた後、ゆきはパチリと目を開くと、
「どうでもいいけど、二人とももう少し早く来られなかったの」
と言った。えっ?えっ?一体どこまでが正気でどこまでが本気だったのか。テツとトモは思わず顔を見合わせた。
テツが、こいつ、と笑い掛けた途端にゆきの身体が重くなる。ゆきは気絶していた。
(続く)
カリ高のイチモツがゆきの女唇をこじ開け、その内部へ侵入していく。
「う、ううううっ、あ、ああああああっ」
侵入する男根の深度に合わせて、ゆきの呻き声が歓喜と声に変わっていった。あの高貴でプライド高く、誰に負けない強さを誇った女騎士ゆきが、自身の男根によがっていることにジャッカルもまた陶酔していく。
「これだ、これだ。これが為に私は全てを賭け、今ここあるのだ。ゆきよ、もっと、もっとだ、よがり狂って私のイチモツで昇天するのだ」
「ああああああああああああ」
ついにジャッカルの男根に貫かれ、そのすべてを根本まで飲み込んだゆきは、悦楽の最高潮の叫び声を上げて絶頂した。
ジャッカルの雄叫びとゆきの喘ぎ声に、欲情を催す者と、その逆に嫌悪感を滲ませる者とが同居した展望塔の上は、そのどちらであったとしても、それはジャッカルとゆきの交接に魅入られた存在であった。
心を踏みつけられるような屈辱感に耐えながらアン王女に近づくテツとトモの気配に気付く者は誰もいなかった。
今しかない。ゆきは例えどれほどの屈辱に踏みにじられようとも、必ず全てを跳ね返して立ち上がる。テツもトモもそれを信じた。
「アン王女」
トモの合図にアン王女が気づく。王女の監視者もまたジャッカルに貫かれる全裸のゆきの揺れる乳房に、リズムカルに打ちつけられる尻タブの音に、発情した女の呻き声に釘付けになっていた。
救出はアッという間だった。さあ、と王女を逃そうとする二人だったが、アン王女はそれを制すると、ゆきに夢中になっているジャッカルに向かってこう言い放った。
「ジャッカル、おやめなさい」
凛とした声。その声は、展望塔のみならず城中に響き渡るような、透明で威厳のある宣託だった。時が止まったような静寂が訪れる。ジャッカルとゆきの激しい息づかいだけが異質な音として認識された。
「ジャッカル。貴方はもう気づいているはずです。どれほどゆきを凌辱しようと、どれほどゆきを辱めようと、ゆきは貴方のものになどならない。それはこの国も同じ。貴方が力づくで奪った城も民も、誰一人貴方を崇めたりはしないということを、貴方はもう十分に分かっている」
ジャッカルは空な目に息を荒げながら答えた。
「ふざけるな、小娘。お前もその目で見ただろう。ゆきが俺の肉棒によがり狂う様を。みっともない声でひいひい鳴く姿を。もうこの女は俺無しじゃ生きていけない身体なんだよ。なあ、ゆきよ」
ジャッカルは再びイチモツをゆきに挿入しようと試みるが、哀しいかなそのイチモツは既に力無くうなだれていた。
「それがお前なのだ。そのだらしなくうなだれた性器こそが今のお前そのものなのだ。ジャッカル、諦めなさい。そして償うのです。私は最後まで貴方の罪に寄り添います」
ちくしょう。ちくしょう。何でこうなる。この展望塔に一体どれだけの俺の兵がいると思っているんだ。王座を奪ったこの俺が、何故こんなことを言われなければならないのだ。
「ふざけるなよ小娘、たった二人の援軍で調子に乗るもの大概にしろよ。この状況下でそんな大口を叩ける神経の太さには感心を通り越して恐れ入るが、元王女とは言えもう勘弁ならん。者ども、その女を捕まえてお前らの好きにしろ、犯そうが殺そうが、もう一切の遠慮はいらんぞ」
ジャッカルの最終指令が下った。
しかし。兵は誰一人動かなかった。誰が主君であるのか、誰に付き従うべきなのか。この展望塔にいる者は、皆分かってしまったのだ。
テツとトモはゆきの元に駆けつけた。そして、呆然と立ち尽くすジャッカルの目の前から難なくゆきを救出した。
「大丈夫か?」
尋ねたテツに、
「うん」
とひとつ頷いた後、ゆきはパチリと目を開くと、
「どうでもいいけど、二人とももう少し早く来られなかったの」
と言った。えっ?えっ?一体どこまでが正気でどこまでが本気だったのか。テツとトモは思わず顔を見合わせた。
テツが、こいつ、と笑い掛けた途端にゆきの身体が重くなる。ゆきは気絶していた。
(続く)
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