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狂乱の森の魔女・長K
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お菓子の家から放り出されたSに取り付こうとするニロニロを、スニーフが尻尾を一振りして振り払った。
「どうもこいつらがいちゃ落ち着かねえな。さ、お嬢ちゃん、オイラの背中に乗りな」
スニーフはそう言うとSを背中に乗せて走り出した。わ、速い。Sは振り落とされそうになって慌ててスニーフの背中にしがみついた。
「どうだい、オイラの背中は!この森でオイラより速く走れる奴なんて一人もいやしない」
スニーフは上機嫌で歌い出だした。あ、すごくいい声。その歌に合わせて小鳥が囀り、花が咲いた。夕暮れで暗くなりかけた森がパッと明るくなったようだ。うわあー、きれいだ。Sはスーニフの肩越しに見える森の景色に見惚れ、今の自分の置かれている境遇のすべてを忘れてしまったかのように笑顔を見せた。ふふふ、というSの笑い声にスニーフが振り向く。
「お、笑ったね、お嬢ちゃん。やっぱり女の子は笑顔が一番だ。ほら、森の花も動物たちもお嬢ちゃんの笑顔で輝いている。そら、いくよ」
スニーフが力一杯高くジャンプした。空がぐんと近くなった。
森の奥深いところにある大きな木の上にスニーフの家はあった。何もない部屋の真ん中に大きなダブルベッドがドンと置いてある。Sはスニーフの背中で感じた束の間の幸福感の後に訪れた現実の不安に、急に心細くなった。ああ、ぼくはどうなってしまうのだろう。
「ああ、スニーフ。君はぼくをどうするつもりなんだい」
スニーフはSの帽子をとって頭を撫でる。
「可愛いベイビー。決まってるだろう。こんなに可愛いお嬢ちゃんを長に捧げるなんて勿体ないことはしないさ。オイラがここでたっぷり可愛がってあげるよ」
や、やっぱりそのつもりか。身構える間もなくスニーフはSを抱き上げるとベッドに放り投げ、すぐさま上から覆いかぶさった。あっ。Sはたちまち上着を剥がされ、その下に巻いていたさらしもスルスルと外されてしまった。うううっ、こんな大きいくせに何て器用なんだ。成長途上のにあるSの小振りながら白く形のいい乳房がスニーフの鼻先に露呈する。
「キレイだよ、お嬢ちゃん。なあに、心配することは何にもない。みんなやっていることさ。お嬢ちゃんが今まで誰にも許さなかったつぼみを、オイラによおく見せておくれ」
スニーフはSの乳房に鼻面で円を描くように刺激を与えると、長い舌でその先端のピンクの蕾を啄んだ。
「ああ、あん、あ、や、やめてくれ」
荒い息を吐きながらSはスニーフに懇願する。しかし、興奮の絶頂にあるスニーフには届かない。スニーフは容赦なくSの未開発の身体を弄った。
「やめるなんて出来ないさ。ベイビーの身体の一番乗りは誰にも渡さないぜ」
スニーフの尻尾の先が、Sのズボン裾からスルリと滑り込み、鼠蹊部周辺をチロチロと刺激しはじめた。右手は腰から背中を這い、左手はお尻を揉んでいる。Sの身体がビクンと反応する。
「うっ、うううん、ああぁ」
あられもない声が漏れた。口元から一筋の涎が溢れる。気持ちいい。スニーフの責めは、その大きな身体の割にいちいち動きが繊細で全く乱暴な感じがなかった。
ダメ。このままじゃいいようにされちゃう。何のために男の姿になってまで辛い旅をしてきたのだろうか。Sは必死に官能の波を振り切り、最後の希望を込めてスニーフに懇願した。
「待って、頼むから待ってくれ。約束する。ぼくの身体は全て君に捧げます。だから、だから少しだけぼくに時間をくれないだろうか」
Sの瞳から涙が溢れた。透明で温かな滴がスニーフの鼻を濡らす。ああ、何と美しい涙だろうか。スニーフはSの涙に打たれSの旅の理由を聞くことにした。
その頃、ニロニロたちはスニーフに奪われた美少女の話を長に伝えた。自分たちが掴まえたのにMに横取りされ、更にそれをスニーフが奪ったのだと。
「この森の迷い子はすべて私のもの。それを奪う奴は例え誰であろうと決して生かしてはおかない」
長Kは激怒した。そしてその怒りにまかせて、報告に来たニロニロをフライパンで炒めると、そのまま全部平らげてしまった。
「探すのだ。スニーフなど八つ裂きにして池のワニどもの餌にしてしまうが良い。そして生贄を私の元に連れてくるのだ。早くしろ、もう一刻たりとも待てんぞ」
長の狂乱ぶりに配下の者たちは震え上がり、早速スニーフ探索隊を組織した。スニーフの抹殺指令はMにも下された。スニーフとMの仲を知っている長は、だからこそMにスニーフを討たせようと考えたのだ。
「殺しあえ。愛する者同士で殺し合うのだ。それが一番の私を酔わせてくれる極上の酒になる。ふははははははっ……」
長の笑い声は、森の中で不気味に反響し、遠く妖精の森にも聞こえるほどであった。
(続く)
「どうもこいつらがいちゃ落ち着かねえな。さ、お嬢ちゃん、オイラの背中に乗りな」
スニーフはそう言うとSを背中に乗せて走り出した。わ、速い。Sは振り落とされそうになって慌ててスニーフの背中にしがみついた。
「どうだい、オイラの背中は!この森でオイラより速く走れる奴なんて一人もいやしない」
スニーフは上機嫌で歌い出だした。あ、すごくいい声。その歌に合わせて小鳥が囀り、花が咲いた。夕暮れで暗くなりかけた森がパッと明るくなったようだ。うわあー、きれいだ。Sはスーニフの肩越しに見える森の景色に見惚れ、今の自分の置かれている境遇のすべてを忘れてしまったかのように笑顔を見せた。ふふふ、というSの笑い声にスニーフが振り向く。
「お、笑ったね、お嬢ちゃん。やっぱり女の子は笑顔が一番だ。ほら、森の花も動物たちもお嬢ちゃんの笑顔で輝いている。そら、いくよ」
スニーフが力一杯高くジャンプした。空がぐんと近くなった。
森の奥深いところにある大きな木の上にスニーフの家はあった。何もない部屋の真ん中に大きなダブルベッドがドンと置いてある。Sはスニーフの背中で感じた束の間の幸福感の後に訪れた現実の不安に、急に心細くなった。ああ、ぼくはどうなってしまうのだろう。
「ああ、スニーフ。君はぼくをどうするつもりなんだい」
スニーフはSの帽子をとって頭を撫でる。
「可愛いベイビー。決まってるだろう。こんなに可愛いお嬢ちゃんを長に捧げるなんて勿体ないことはしないさ。オイラがここでたっぷり可愛がってあげるよ」
や、やっぱりそのつもりか。身構える間もなくスニーフはSを抱き上げるとベッドに放り投げ、すぐさま上から覆いかぶさった。あっ。Sはたちまち上着を剥がされ、その下に巻いていたさらしもスルスルと外されてしまった。うううっ、こんな大きいくせに何て器用なんだ。成長途上のにあるSの小振りながら白く形のいい乳房がスニーフの鼻先に露呈する。
「キレイだよ、お嬢ちゃん。なあに、心配することは何にもない。みんなやっていることさ。お嬢ちゃんが今まで誰にも許さなかったつぼみを、オイラによおく見せておくれ」
スニーフはSの乳房に鼻面で円を描くように刺激を与えると、長い舌でその先端のピンクの蕾を啄んだ。
「ああ、あん、あ、や、やめてくれ」
荒い息を吐きながらSはスニーフに懇願する。しかし、興奮の絶頂にあるスニーフには届かない。スニーフは容赦なくSの未開発の身体を弄った。
「やめるなんて出来ないさ。ベイビーの身体の一番乗りは誰にも渡さないぜ」
スニーフの尻尾の先が、Sのズボン裾からスルリと滑り込み、鼠蹊部周辺をチロチロと刺激しはじめた。右手は腰から背中を這い、左手はお尻を揉んでいる。Sの身体がビクンと反応する。
「うっ、うううん、ああぁ」
あられもない声が漏れた。口元から一筋の涎が溢れる。気持ちいい。スニーフの責めは、その大きな身体の割にいちいち動きが繊細で全く乱暴な感じがなかった。
ダメ。このままじゃいいようにされちゃう。何のために男の姿になってまで辛い旅をしてきたのだろうか。Sは必死に官能の波を振り切り、最後の希望を込めてスニーフに懇願した。
「待って、頼むから待ってくれ。約束する。ぼくの身体は全て君に捧げます。だから、だから少しだけぼくに時間をくれないだろうか」
Sの瞳から涙が溢れた。透明で温かな滴がスニーフの鼻を濡らす。ああ、何と美しい涙だろうか。スニーフはSの涙に打たれSの旅の理由を聞くことにした。
その頃、ニロニロたちはスニーフに奪われた美少女の話を長に伝えた。自分たちが掴まえたのにMに横取りされ、更にそれをスニーフが奪ったのだと。
「この森の迷い子はすべて私のもの。それを奪う奴は例え誰であろうと決して生かしてはおかない」
長Kは激怒した。そしてその怒りにまかせて、報告に来たニロニロをフライパンで炒めると、そのまま全部平らげてしまった。
「探すのだ。スニーフなど八つ裂きにして池のワニどもの餌にしてしまうが良い。そして生贄を私の元に連れてくるのだ。早くしろ、もう一刻たりとも待てんぞ」
長の狂乱ぶりに配下の者たちは震え上がり、早速スニーフ探索隊を組織した。スニーフの抹殺指令はMにも下された。スニーフとMの仲を知っている長は、だからこそMにスニーフを討たせようと考えたのだ。
「殺しあえ。愛する者同士で殺し合うのだ。それが一番の私を酔わせてくれる極上の酒になる。ふははははははっ……」
長の笑い声は、森の中で不気味に反響し、遠く妖精の森にも聞こえるほどであった。
(続く)
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