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鉱石編
116.ブルーマリンジュエル
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太陽にかざすとよくわかる。石ころの中に何かあるんだ。
周りを丁寧に壊すと、中から出てくるのは信じられないほど青くて綺麗な石。これが目的の品だ。
「一発で見つかってラッキー」
ルカが見つけたのは、ブルーマリンジュエル。
川辺に落ちている魔石で、青く透き通っているのが特徴だった。
けれどどうして石ころの中から石が出てきたのか。それはブルーマリンジュエルの特徴の一つ、周囲に存在する他の岩石成分を取り込むことで、川辺に転がる石ころと見分けがつかなくなるからだ。
「ほんと一発で見つかるなんて。流石に勘は鈍っていないか」
ルカはこの手の作業を千年前から何度もしてきた。流石にこの程度で鈍っていては困る。
それだけじゃない。
今回手にしたものは非常に純度が高く、かなりレアな部類。それこそ、一つ辺り大体2万はくだらないだろう。
「これだけいいものを納品するのは惜しいけど、もうすぐ時間だもんね」
時刻はちょうどお昼頃。
空を見上げると、太陽が真上にあった。それは時刻が12時を指す証拠だろう。
と言うことは、やって来る。
ウーアッアッアッアッアッッッッ!
「来た」
ほら来た。ちょうどになって飛んできた。
空を見上げると、優雅に飛んでいるワシの姿がある。昼時、この時間にやって来ることは決まっていた。しかしまさかここまで早いチームはそこまでない。
「おーい、こっちこっち」
ブルーマリンジュエルを使っておびき寄せる。光に反射して眩しいのかすぐに気づいてもらえた。
それにしても急降下されると怖い。
滑空して超高速でやって来ると、ルカの腕に停まった。
「お疲れ様です、ニッカ」
このワシには見覚えがある。ニッカが飼っている鳥にそっくりだ。
それもそのはず本物で、まさか千年近く生きるなんて思わなかった。流石はフェニックスとの交配種。
「はいこれ。ルカ班は、条件クリアです」
これで補習の件は無くなった。
それにおまけがついてくるはずで、ブルーマリンジュエル並みの魔術師では見つけることができない。二級レベルは必要とする。
ワシの首から下げられた袋の中に魔石を詰め、ルカはワシを空に飛ばした。
これであとは明日まで耐えればいい。でもその前にやることがある。
ルカは釣竿を取り出した。これからやるのは食料集めだ。
「せめて2、3匹は釣って帰らないと。さぼってたって言われかねない」
ルカは根気よく魚が来るのを待った。
当然狙った場所に魚はいて、無心なルカに対して魚は正直。餌につられて見事にはまり、簡単に釣りあげられてしまった。まあ、ステルスしていたからだけどね。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
時刻は夕方。
ルカは大量の食材を持って帰ってきた。するとそこは、最初見たときの殺風景具合とは裏腹に、進化していた。
ルカはその光景を目の当たりにし、困惑してしまった。
「あっ、遅いわよルカ……ってなによ、その後ろのイノシシ!」
「これは食材だけど、これはなに?」
「何って、寝床だよー」
「寝床って言うか、何だろう。下宿先の厨房みたいな……この懐かしみのある雰囲気」
「あははー。面白いけど、わかりにくい例えだねー」
ライラックが笑った。
そこにあるのは即席とは思えない立派な木造の建造物。剥き出しに放っているとはいえ、テントとしては十分すぎる。
しかも二階建てになっていて、地味に凝っていた。最初の設計図とは全く異なるんだ。
「それに釜床もある。お米ないのに」
「でもお鍋はできますよ」
確かに鍋の予定ではいた。
もう日暮れ時だ。今からでも作り始めないと間に合わない。余計なことを考える前に、即時作業に戻るしかない。
コホンと咳き込み、ルカは準備を始めた。
手には石を研いで作った包丁。その隣ではもう一人、シルヴィアは鍋を掛けてみるので、ここにいるのはダリアだ。
「ルカさん、私もお手伝いします」
「ありがと。じゃあイノシシのは……」
「わかりました。捌いちゃいますね」
「ほえっ?」
ダリアは剣を錬成。すると見事な手捌きで、瞬く間に卸してしまった。
あまりに速すぎて瞬きの連続だ。
周りを丁寧に壊すと、中から出てくるのは信じられないほど青くて綺麗な石。これが目的の品だ。
「一発で見つかってラッキー」
ルカが見つけたのは、ブルーマリンジュエル。
川辺に落ちている魔石で、青く透き通っているのが特徴だった。
けれどどうして石ころの中から石が出てきたのか。それはブルーマリンジュエルの特徴の一つ、周囲に存在する他の岩石成分を取り込むことで、川辺に転がる石ころと見分けがつかなくなるからだ。
「ほんと一発で見つかるなんて。流石に勘は鈍っていないか」
ルカはこの手の作業を千年前から何度もしてきた。流石にこの程度で鈍っていては困る。
それだけじゃない。
今回手にしたものは非常に純度が高く、かなりレアな部類。それこそ、一つ辺り大体2万はくだらないだろう。
「これだけいいものを納品するのは惜しいけど、もうすぐ時間だもんね」
時刻はちょうどお昼頃。
空を見上げると、太陽が真上にあった。それは時刻が12時を指す証拠だろう。
と言うことは、やって来る。
ウーアッアッアッアッアッッッッ!
「来た」
ほら来た。ちょうどになって飛んできた。
空を見上げると、優雅に飛んでいるワシの姿がある。昼時、この時間にやって来ることは決まっていた。しかしまさかここまで早いチームはそこまでない。
「おーい、こっちこっち」
ブルーマリンジュエルを使っておびき寄せる。光に反射して眩しいのかすぐに気づいてもらえた。
それにしても急降下されると怖い。
滑空して超高速でやって来ると、ルカの腕に停まった。
「お疲れ様です、ニッカ」
このワシには見覚えがある。ニッカが飼っている鳥にそっくりだ。
それもそのはず本物で、まさか千年近く生きるなんて思わなかった。流石はフェニックスとの交配種。
「はいこれ。ルカ班は、条件クリアです」
これで補習の件は無くなった。
それにおまけがついてくるはずで、ブルーマリンジュエル並みの魔術師では見つけることができない。二級レベルは必要とする。
ワシの首から下げられた袋の中に魔石を詰め、ルカはワシを空に飛ばした。
これであとは明日まで耐えればいい。でもその前にやることがある。
ルカは釣竿を取り出した。これからやるのは食料集めだ。
「せめて2、3匹は釣って帰らないと。さぼってたって言われかねない」
ルカは根気よく魚が来るのを待った。
当然狙った場所に魚はいて、無心なルカに対して魚は正直。餌につられて見事にはまり、簡単に釣りあげられてしまった。まあ、ステルスしていたからだけどね。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
時刻は夕方。
ルカは大量の食材を持って帰ってきた。するとそこは、最初見たときの殺風景具合とは裏腹に、進化していた。
ルカはその光景を目の当たりにし、困惑してしまった。
「あっ、遅いわよルカ……ってなによ、その後ろのイノシシ!」
「これは食材だけど、これはなに?」
「何って、寝床だよー」
「寝床って言うか、何だろう。下宿先の厨房みたいな……この懐かしみのある雰囲気」
「あははー。面白いけど、わかりにくい例えだねー」
ライラックが笑った。
そこにあるのは即席とは思えない立派な木造の建造物。剥き出しに放っているとはいえ、テントとしては十分すぎる。
しかも二階建てになっていて、地味に凝っていた。最初の設計図とは全く異なるんだ。
「それに釜床もある。お米ないのに」
「でもお鍋はできますよ」
確かに鍋の予定ではいた。
もう日暮れ時だ。今からでも作り始めないと間に合わない。余計なことを考える前に、即時作業に戻るしかない。
コホンと咳き込み、ルカは準備を始めた。
手には石を研いで作った包丁。その隣ではもう一人、シルヴィアは鍋を掛けてみるので、ここにいるのはダリアだ。
「ルカさん、私もお手伝いします」
「ありがと。じゃあイノシシのは……」
「わかりました。捌いちゃいますね」
「ほえっ?」
ダリアは剣を錬成。すると見事な手捌きで、瞬く間に卸してしまった。
あまりに速すぎて瞬きの連続だ。
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